2020年NHK大河ドラマは『麒麟がくる』というタイトルで、主人公・明智光秀を長谷川博己さんが演じることが決まっています。
明智光秀ということは戦国時代が舞台ですね。有名な戦国武将たちが、まだ無名の若い時代から描いていくそうです。これは面白くなりそうです。
ただ、タイトルの意味がいまいちわからなかったので今回調べてみました。
(2020年1月19日追記
1話あらすじ感想はこちら)
『麒麟がくる』タイトルの意味
まず2020年の大河が「麒麟がくる」というタイトルだと初めて聞いたとき、「え?キリンが来る?」
こんなイメージがぱっと浮かんで「怖っ!」と思いました。でもそんなはずは無いのは明らかなので、NHKのホームページを見に行くと、やっぱり意味がありました。
企画意図の一文を読むと
「王が仁のある政治を行う時に必ず現れるという聖なる獣、麒麟(きりん)。」
聖なる獣…麒麟
うっすらと残る記憶をたどり、思い出しました。息子が小さいころ好きでよく読んでた本に載ってたことを。さっそく探してみるとありました。これです。
<出身国>中国
<出没場所>すぐれた人物が誕生する前に現れる
<特徴>牛と鹿の間に生まれた神獣で、鹿の体に馬の足、しっぽが牛で、頭には1本の角がある。オスが「麒(き)」でメスが「麟(りん)」とよばれる。穏やかな性格で、義理堅く、裏切り行為はしない。また、他者を決して傷つけず、踏みつけてしまわないように宙を歩き、命あるものを食べることもしない。
ヒーローが誕生する場所に現れるのですね。よくわかりました。これで「麒麟がくる」というタイトルがかっこいいイメージになりました。良かった。
さてさて、麒麟は誰の前に現れるのでしょうか。ドラマがとても楽しみになってきました。
あらすじ
応仁の乱後、世は乱れ、無秩序状態の中で、天下を統一し、乱世をおさめようとする戦国の英雄たちが登場しはじめる。
1540年代なかば、東西の要衝たる美濃の地に、一人の若き虎がいた。名は明智十兵衛光秀。一介の牢人である青年光秀の胸の奥にはまだ自分でも気づかぬ静かな炎が燃えていた。
当時、美濃を治める土岐氏一族は内紛にことかかなかった。周囲を尾張の織田、駿河の今川、越前の朝倉に囲まれ、常に攻め込まれる危険を抱えた美濃で、若き虎は戦に駆り出されては、敵を撃破、その勇猛果敢な働きと戦略的才能は、土岐家の筆頭家臣、斎藤利政の目にとまり、利政に抜擢されていく。その利政こそ、いずれ土岐家をのっとり、美濃を手中におさめる「斎藤道三」その人であった…。(NHKホームページより)
ドラマは1540年代、明智光秀が20代の青春時代から描かれるとのこと。明智光秀についての史料はほとんど残っていないので、ドラマ独自の観点から、新しい明智光秀像が誕生するのですね。これは楽しみです。
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