「12人の死にたい子どもたち」を公開日の翌日に観てきました。
※以下ネタバレ無しの感想です
私は原作を知らないので、映画の予告を見た勝手な印象で、裏切りに次ぐ裏切りとか殺し合ったりでギスギスした映画を期待してたんだよね。
予想と全然違った。ズコー。
正直つまんなかった。
映画館で腕時計を見たのは初めてかもしれない。仕事終わりでそのまま行ったせいかもだけど、睡魔との闘いでした。
「40分の長回しで撮った」ってのを大々的に宣伝してるけど、これって自慢するポイントなの?私からすればただの手抜きじゃない?って思っちゃう。映画でひたすら同じ場所で12人が話し合っても面白くないんだよな~。1,800円払って録画した演劇なんて観たくないよ。
そして、2時間の映画で12人って多いよね。
1人ずつ掘り下げる時間がないから、「7人の死にたい子どもたち」とかでも良かったんじゃないかな?自殺を希望するに至った経緯が軽すぎて、感情移入出来なかった。
私が関心したのは、12人の子どもたちのコミニュケーション能力の高さ。初対面の人たちが12人集まって、いきなり身の上話をするって凄いよ。1つの題材についてあれだけ話し合えるなんて、上手く世の中渡って行けそうに思えるんだけど。ちゃんとセリフを言い終わるまで待ってあげてるのとか、良い子たちだよね。
ちょうどベッドもあるし、みんなでルームシェアとかして、恋愛すればいいのに!とか思ってしまった。せっかくのキラキラな若い子たち揃えたのに、じーっとしててもったいない。
あぁもったいない。
番宣を満喫
実は公開日に息子がまさかのインフルエンザで、不穏行動が心配で一日中外に出られませんでした(涙)。
そのおかげと言ってはなんだけど、「スッキリ」と「ヒルナンデス」に宣伝で出てきた出演者をリアルタイムで観ることが出来ました!女優3人(杉咲花・黒島結菜・橋本環奈)がとにかく可愛いの。自分の言葉でしゃべってて、笑顔がいっぱい。録画は永久保存版だな。
この映画に出てくれたおかげで、こんなに可愛い番宣を観ることができた!そう思うことにしようと固く心に誓った。
『堤幸彦監督』私的ランキングNo.1作品↓
結菜さんの名前に惹かれて、原作も読み映画館にも足を運びました。
あの複雑な原作を2時間余にするのはどうかな?との予想通りでした。子供たちのバックグラウンドやバックボーンが描けず、聞いている限り死にたい理由が”甘えや無知”からと思ってしまいました。廃病院という環境に時間を取らず、舞台劇のように子供たちに焦点を絞ったほうが良かったのではないかと。
結菜さんのメイコはもっと嫌みたっぷりにした方が良かったと感じましたが、泣く場面は原作には無かったと記憶していたので、監督の演出が思いがけない感じでした。シンジロウは病身とは見えないし、アンリは頭でっかちだし、リョウコは鼻持ちならないし等々ミスマッチも有りました。
私も淡々と見て終わったと思いました。
こんにちは!
メイコはもっと性格悪いと思っていたらそうでもなかったですよね。最後の結菜ちゃんのポロポロと涙を流すシーンがあったから、金返せ!とまでは言わずに映画館を出ることが出来た気がします。