お盆の週ですね。てっきりこの週は「道」で公平たちの戦争をがっつり描くのかと思っていたのだけれど、違うみたい。
<第19週のあらすじと感想>
・第91話~ボケは季語
・第92話~女たちの派閥抗争
・第93話~テレビ局に対する不満
・第94話~雑に扱われる元大スターたち
・第95話~暴力でかたをつける
第91話~ボケは季語
新入居者の九重めぐみ(松原智恵子)は認知症の疑いがあり、理事長の名倉(名高達夫)の診察を受ける。
そんな時、お嬢(浅丘ルリ子)とマヤ(加賀まりこ)が怒った様子で菊村(石坂浩二)の部屋を訪れる。乃木坂テレビの開局60周年記念番組について相談が無かったからだ。
二人は絶対に出演しないと宣言すると、脚本の執筆に集中したい菊村は二人を追い出す。
91話感想
松原智恵子さんってあまり知らなかったけど、上品で声がかわいらしいね。
噺家役の笹野高史が「『ボケ』は季語だ」って断言するの清々しかった。
第92話~女たちの派閥抗争
菊村がお嬢とマヤに一喝した件は、すぐに噂となって広まった。マロ(ミッキーカーチス)は、お嬢とマヤの”主流派”と、桂木夫人(大空真弓)らの”新興勢力”の派閥抗争が郷に起きていると言い出す。
いつの間にか、開局60周年記念番組のオファーに桂木夫人らが出演することが決まり、郷の平和が無くなってしまうと”主流派”の住民たちは憤慨する。
秀さん(藤竜也)は、郷の内部事情を無視して勝手に動き回るテレビ局のスタッフを叱る。しかし、一度引き受けた話だからと、郷のみんなを説得すると宣言する。
92話感想
白シャツにジーパンにロマンスグレーの秀さんかっこいいね。お嬢様風の松原智恵子とお似合い。
第93話~テレビ局に対する不満
乃木坂テレビの番組に出演が決まってから3日後、番組のスタッフが打ち合わせにやってくる。
そこで出された番組の脚本を読んだ菊村は、昔の映像をもとに笑いの種にしようとしている番組構成に憤慨する。そして、みんなが傷つくような番組には出ない方がいいと、出演に反対する。
しかし、出演したい一派は、せっかくいい話を却下され、菊村に対して敵意を向ける。
93話感想
倉本聰さんはよっぽどフジテレビのことを恨んでいるのか?
「明るくなければテレビじゃない」って言葉、実際10年ほど前にフジテレビが「楽しくなければテレビじゃない」ってキャッチフレーズにしてたよね。
菊村は、そんなこと誰が決めたんだ?って怒ってたけど、私もそう思うわ。テレビのどんちゃん騒ぎ好きじゃない。
そして、大好きな番組ほど録画して、静かな時間に一人で観たいのよね。視聴率至上主義で製作する番組ってその時のノリだけで、何も記憶に残らないし、繰り返し観たいと思わない。
でもスポンサーが製作費を出してるから、視聴率を気にした番組作りになってしまうのは仕方ないのかなぁ
第94話~雑に扱われる元大スターたち
菊村の忠告を無視して、桂木夫人たちは乃木坂テレビの番組に出演することとなる。
収録日、たまたま東京に行く予定だった菊村の部屋に、お嬢とマヤが訪れて、テレビ局まで一緒に行こうと誘われる。収録をこっそりのぞこうという魂胆だそうな。
テレビ局では、大部屋に郷のメンバーが詰め込まれる。雑に扱われ、みな不満気な様子。
大将こと豊臣家康(木下ほうか)が到着し、番組スタッフ総出で出迎える。豊臣家康の控室には、九重めぐみが入り込んでいて、スタッフから追い出される。
「バァさん!ここでなにしてんだよ!」
さらに、ニラギョーザ(誰?これ)が到着し、豊臣軍団は整列して挨拶する。その後、ニラギョーザの控室に、スタッフにがっちりガードされたアイドルがお忍びで会いに来る(なんじゃこりゃ)
昔のテレビ局とは変わり果ててしまった様子を目の当たりにして、郷のメンバーは静まり返る。九重めぐみは若いスタッフに邪険に扱われたため、専務の鬼ちゃんを呼べと怒る。
「鬼ちゃんて誰ですか?」
94話感想
気になるところが多すぎて、何から突っ込めばいいんだろう
豊臣家康とか豊臣軍団とかニラギョーザとか、何なのいったい…。
しかもお忍びでアイドルまで来るし。
やりたい放題のお笑い芸人に、相当不満があるようだね。
それにしても、衣裳部屋のスタッフの態度にはムカついたわ。
スタッフっぽい顔の役者、上手く選んだよね。
第95話~暴力でかたをつける
収録前に菊村・お嬢・マヤがテレビ局に到着する。
収録が始まると、お笑いスターたちは郷のメンバーに無礼な態度をとる。女性陣は我慢ならず収録の途中でスタジオを後にする。
男性陣は立ち上がり、お笑い芸人たちに殴りかかる。任侠映画よろしく鮮やかに若者たちをやっつけた。
モニターで見ていたお嬢とマヤは手を叩いて喜んだ。
その後、菊村は人形展に足を運ぶ。飾られている人形を見て、シノやおリンちゃん、公平、青っ洟、「道」に出てくる登場人物がそこにいるような気がした。
95話感想
お笑い芸人の態度には本気でイライラしてしまったわ
秀さんはかっこいいねー
前作でも暴力で解決する場面あって、少し世間がざわついたような…
『やすらぎの刻~道』感想はこちら↓
★1~10週(1~50話)
★11~20週(51~100話)
★21~30週(101~149話)
★31~40週(150~198話)
★41週~(199話~)