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漫画「アシガール」12巻ネタバレ感想~結婚までの段取り

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今まで色々あったから、二人が結婚に向けて一歩ずつ進んでゆく姿が幸せで心が温まった。

表紙は満開の桜の木の下で唯と若君のツーショット。色合いがとっても優しくて幸せいっぱい。いつも唯か若君交互で表紙を飾っていたけど、ツーショットは初めてだよね。馬もいるからスリーショットか。

後ろがこれまた可愛くて、高校生の二人。こちらの乗り物は自転車なのね。戦国と対照的でいいわ。唯のホッペぷにっとしてるのが可愛い。

アシガール⑫
著者:森本梢子
ココハナ 平成30年6月号、9月号から平成31年3月号に掲載

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第76戦~娘さんを僕にください

唯が戦国へ戻ることを固く決意している姿を見た母親は、夫に相談する。この2年、娘の成長を感じ、またその相手の若君の人柄に触れ、反対する気持ちは湧いてこなかった。

唯と若君は、寺にある若君のお墓に来ていた。沈黙する若君に唯は、若君は私を連れて行くことは出来ない、と考えていると指摘する。

しかし若君は

「思うままやる。ただおのれの力を尽くすのみじゃ」

唯を連れて行こうと考えていた。その前に許しを得ねば、と唯のホッペをぷにっと挟み家へ帰る。

若君は唯の両親の前で、唯と永禄に戻ることを許して欲しいとお願いする。すると両親は

「唯をよろしくお願いします」

子どもの決意は止められない。それなら二人を応援しようと、涙なしに送り出すことにする。

満月の夜、唯の家族に見送られ、二人は戦国へ。相賀から逃げて2カ月が経っていた。出発しようとすると、吹雪を連れた悪丸が現れる。いつもの山越えメンバーで緑合を目指す。

76戦感想

若君ったら唯を一緒に戦国に連れて行こうと考えてくれていたなんて…好き…

 

唯の両親に結婚の許しを得る場面は泣けるよね。

親離れ子離れした瞬間と、新しい家族が出来た瞬間に立ち会えて嬉しいわ。

 

第77戦~アクティブな亜湖姫

亜湖姫は若君との婚約がなくなり、思いがけない成之の告白で黒羽城にとどまっていた。しばらくして城は敵に囲まれ、羽木家と共に山中に逃げることになった。緑合に着いてからは、羽木家の人々と協力するようになり充実した毎日を送っていた。

成之と顔を合わせる機会も増え、将来一緒になることを夢見る亜湖姫であった。

ある日、緑合に亜湖姫の兄・義次が訪ねてくる。織田方より亜湖姫の縁組の話が出ており、連れて帰る目的で来たとのこと。

その場にいた成之は何も発言せず、亜湖姫はなぜ自分たちのことを言わないのか尋ねる。成之は、亜湖姫が織田方に嫁いだ方が幸せになれると言う。

落ち込む亜湖姫はふと唯之助のことを思い出す。

「はあ?!自分で決めることじゃん!!」

77戦感想

成之は亜湖姫を大事に思うからこそ、そのような判断になってしまうのね。涙

 

第78戦~亜湖姫、結婚にこぎつける

寝ていた成之は物音で目が覚める。襖を開けると亜湖姫がいた。

「今宵、私と共に逃げて下さりませ!!」

慣れないことをして一生懸命な亜湖姫に心を打たれ、妻にすることを決意する。

その時、殿が現れる。声が大きくて全部聞こえていたとのこと。亜湖姫の兄上も二人の気持ちを知り、喜ぶ。

二人のことはすぐに城じゅうに知れ渡り、あとは若君と唯の帰りを待つのみとなった。

78戦感想

結婚となると男性側の責任がかなり大きくなるから、躊躇しちゃうよね。

既成事実を作って結婚にこぎつけた亜湖姫すごいよ。

女性側も時にはこういう推しも必要だわ。

 

第79戦~緑合に到着

唯・若君・悪丸は、山越えの途中で馬泥棒と間違われ、2日ほど無駄に山を彷徨い、現代から持ってきた食料は底をつく。

山に入ってから5日目に雨が降る。大木の下で雨宿りし、唯が寒さに震えていると、若君がバックハグで温めてくれる。一人で雨に濡れながら働く悪丸も呼び、3人で固まって温まる。

緑合に着いたのは7日目の朝だった。

羽木家のみんなは帰ってきた若君と唯を見つけ、歓喜に沸く。

79戦感想

3人で温め合ってるときの唯の三角形の黒い目が好き。

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第80戦~二度目の結婚式

御月家の叔父が、建築中の館が完成したら、婚礼のお披露目会を開こうと提案する。

数日後にその日がやってきた。

唯は白無垢に身を包み、戦国の実家の天野家のみんなに嫁入り前の挨拶を済ませた。羽木家の人々に祝福されながら2度目の結婚式を挙げる。

夜になり、閨で緊張して待つ唯のもとに若君が現れる。ためらう唯に若君は、出会った頃の思い出話を始める。そして、

「腹が決まったら参られよ。奥方様」

「はい!!」

お互いの匂いを愛しく感じながらひとつになった。

80戦感想

ずっと親目線で見守ってきたから照れるわ。

見ちゃいけないものを見てしまったような…。

でもやっと結ばれて最高に幸せな気分。

 

ちゃんと周りの許可を得て結婚式を挙げてその夜に初めて結ばれるって、若君の計画性とそれを遂行する能力に感服するわ。

 

唯ちゃんすばらしい旦那をゲットしたね。

第81戦~ハッピーエンド

現代にて、木村先生が羽木家にまつわる資料を持って唯の自宅を訪ねる。唯は結婚のため外国へ行ったと伝える。

木村先生が持ってきた資料には、若君の父・忠高が御月忠永と名乗り生き延びた様子がうかがえた。そして忠永の息子・清永は乱世を生き残り明治維新まで続いた名君であった。

御月家の家系図によると、若君と思われる清永は、唯との間に7人の子がいたことがわかる。唯の家族は想像して照れる。

一方戦国では、4度目の閨チャレンジに成功した唯が幸せに浸る。朝、目が覚めると若君は見回りに出たとのこと。唯は急いで着替えて若君を探しに出る。

遠くに若君を見つけた時、ふと自分がやってきた事の重大さに気付かされる。これが許されることなのか不安になりつつも、自分で選択した人生を全うする覚悟を決める。

そんな唯の表情を見た若君は、駆け寄る唯に両手を広げて待ち受ける。END

81戦感想

はーーーーーー幸せっ

家系図で二人が長生きしてくれたことがわかって嬉しいよ。

 

番外編その1~おふくろ様を落とせ

気のないおふくろ様を天野信近はどのように落としたのか「天野の兵法」の紹介

①外堀を埋める:梅谷村の村民たちを手懐けておふくろ様に信近を推してもらう

②馬を射る:三之助と孫四郎の世話をし、手懐ける

③押して引く:よく顔を見せていた信近が1か月ほど見かけなくなった。傷を負った小平太の代わりに戦に出ているとのこと。おふくろ様は心配になって天野家へお見舞いに行く。

④情に訴える:天野家に来たおふくろ様。じいと小平太が情に訴え、信近が帰るまでなんとか引き止める。

⑤チームワーク:じい・信近・子平太・三之助・孫四郎の5人の連携プレイで参りましたとさ

番外編その1感想

これはもうNOとは言えない状況だわね。

 

おふくろ様は、三之助や孫四郎を育てるために恋愛とかしてる場合じゃないって感じで断ってただけっぽいから、それがクリアになれば一気に事が進むね。

 

信近が一貫して唯之助に厳しくおふくろ様にデレるところ好き。

 

番外編その2~弟の印象

成之と若君が初めて会ったのは今から3年前。成之は、周りから愛され城の跡継ぎとして大事に育てられた弟のことが憎くてしょうがなかった。

しかし、近くで暮らすうちに跡継ぎの大変さを知り、弟の偉大さを感じるようになる。

そんな出来すぎた弟の愛する女子は、男のような恰好をした怪しい娘であった。実は変わった所もある弟に親近感がわいてくる。

戦場での弟は決して弱音を吐かず、兵をまとめ上げリーダーシップを発揮していた。いつしか自分に出来ることで役に立ちたいと思うようになっていた。

番外編その2感想

ひねくれて育った兄上さんもみんなの愛に触れて改心したのが良かった。

亜湖姫と幸せになってほしい。

 

番外編その3~二人の出会い

あらすじと感想はこちら↓

 

12巻感想

こんなハッピーエンドあるのかしらってくらい、最高に幸せな気分にさせてくれる終わり方だよね。はーよかったよかった。

森本先生のあとがきの温かいお言葉がこれまた泣ける。次からの「新婚編」全力で応援します!楽しみすぎる。


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