もうすぐ結婚式だけど若君忙しくてなかなか一緒にいられないのね。でも離れていても若君の愛が炸裂していてキュンとするわ。
表紙の唯の着物の柄が華やかで可愛い。戦国時代の着物ってお端折りとかなくて、腰の位置に帯を巻くのね。苦しくなくってこっちの方が良いかも。でも胸のすぐ下に帯を巻いた方がスタイルは良く見えるのかな。
アシガール⑨
著者:森本梢子
ココハナ 平成29年1月号から7月号に掲載
目次
1.第56戦~兄上のプロポーズ
2.第57戦~閨房の心得
3.第58戦~新局面を迎える
4.第59戦~憐れみを受ける唯
5.第60戦~二の足を踏む兄上
6.第61戦~軍議に参加する許嫁
7.第62戦~脇差に込められた愛
8.9巻感想
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第56戦~兄上のプロポーズ
唯は字の練習中うたた寝して若君とのクリスマスデートの夢を見る。そんな時、亜湖姫がお別れの挨拶に来た。明日松丸に帰るとのこと。
亜湖姫が庭にいると兄上が現れる。婚礼をせずに実家へ帰るなんて可哀そうに、と嫌味を言う兄上に、平静を装っていた亜湖姫は意地悪だと大泣きして去っていく。
夜になり唯は若君のことで謝ろうと亜湖姫のもとを訪ねる。驚くことに亜湖姫は泣いていた。訳を聞くと兄上と何かあった模様。
すると部屋の外から兄上の声が聞こえてきた。傷つけたことを謝り、そして妻になって欲しいとプロポーズする。部屋にいた亜湖姫と唯は驚く。今まで自分で決断したことがない亜湖姫は戸惑う。
唯は昨夜の出来事を若君に報告する。二人のことを喜ぶ若君を見てホッとする。羽木家の将来を考えると大事なことだとキュッと表情を硬くする。唯は、すでに歴史を変えたからもう大丈夫だと励ますと、
「これからはわしが必ずお前を守る」
56戦感想
若君のニット帽姿の破壊力たるや。
唯を見下ろす伏し目がちの横顔が最高にかっこいいね。
兄上ったら実は亜湖姫のこと前々から狙ってたんだね。女性が不安定になってるときの告白って一番響くのよね。虎視眈々とそのタイミングを待っていた兄上も策士だわ~
第57戦~閨房の心得
婚儀まであと5日。じいは子作りについて唯に教えるようおふくろ様に依頼する。おふくろ様が唯を呼んで「閨房の心得」を教えようとすると、若君が現れる。若君は用事で出かける前に立ち寄ったとのこと。
唯はおふくろ様から初夜の交わりについて教わったあと歩いていると、兄上にばったり会う。兄上から、若君は野上衆と和睦を結びに行ったことを聞く。羽木家の将来を考えて、婚礼までに色々尽力しているとのこと。
心配する唯であったが、若君と小平太は酔っ払って帰ってくる。どうやら無事和睦が結ばれた模様。いつも忙しい若君に不満を持っていた唯は、若君の愛を感じとる。
夜中に若君のもとに高山宗熊からの手紙が届く。
57戦感想
親から閨房の心得を聞くなんて嫌だし、子に説明するのも嫌だわ~。
昔は普通だったの?
幸せになるために若君ったら陰で色々動いてくれてるのね。唯は愛されてるね~
第58戦~新局面を迎える
宗熊からの手紙には、父・宗鶴と織田の間で密約が交わされ、羽木家との和議を破ることになったと書かれていた。若君は兄上だけに話し、すぐに小垣へ発つ。
夜中に目が覚めた唯はおふくろ様から、若君が小垣へ発ったことを聞く。寝間着のまま急いで追いかける。
若君が馬で小垣を目指していると後ろに妖怪がついてくる。それは唯であった。
唯は若君に一緒に行きたいとお願いする。何も教えてくれないことに不満を持つ唯に、若君は今回の出来事を説明する。歴史は変えられないのかもしれないとゾッとする唯を見て、若君は皆の命を守るために出来ることをすると言う。唯には黒羽城に残り、羽木家のみんなが戦に出ないよう止めて欲しいとお願いする。
若君の気持ちを汲み、一人で黒羽城に戻る。
58戦感想
だいぶ先に出発した馬に追いつくなんて凄っ!
若君は唯を心配させまいと黙って出て行ったのね。
知られたら絶対ついて行きたいって言い出しそうだし、危険な目に合わせたくないんだろうな。
第59戦~憐れみを受ける唯
若君がいないことに気付いた小平太は唯のもとを訪れる。小平太に告げずに出かけた理由は唯とのことが関係していると察し、静かに若君の帰りを待つことにする。
唯は、木登りをして降りれなくなった孫四郎を見つけ、着物の裾をたくし上げ木に登ろうとする。そのとき三之助が現れ注意される。そんなことばっかりするから若君に疎まれるんだと。
どうやらお城では、若君がマリッジブルーで家出したことになっていた。
みんなから憐みの目で見られる唯はひたすら若君の帰りを待つ。
一方若君は、小垣城近くの川の向こうにいる何万もの敵兵を目の当たりにする。
59戦感想
命が危ないかもしれない人をひたすら待ち続けるのって不安だろうな…
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第60戦~二の足を踏む兄上
黒羽城では亜湖姫が泣きながら唯のもとへくる。兄上からプロポーズの白紙撤回をお願いされたとのこと。
兄上の本音は亜湖姫を戦に巻き込みたくないだけであった。唯はそのことを亜湖姫に伝えるべきだと言う。裏で聞いていた亜湖姫は恥ずかしさのあまりショックを受ける。
夜、高山軍が領内に入ったと知らせがくる。天野のおやじや小平太は出陣の準備で登城する。唯は小垣へいる若君に会いたいのを抑えて、出陣を止めに行くが、全く勢いを止められなかった。
61戦感想
兄上さん、余計な気遣いいらねーから早く一緒になっちゃえYo!
この時代だもの、家臣だって命を投げ出しても羽木を守りたいよね
第61戦~軍議に参加する許嫁
黒羽城では出陣の準備が整った。そんな時、若君のお供をしていた久六が来る。決して逸って出陣しないように、という若君の伝言を伝える。
その言葉を聞いた殿や家臣たちは、若君がそのような弱腰なことを言うなんて信じられない模様。久六は若君の本心は唯が知っていると伝えると、殿の前に呼ばれる。
唯は、敵がどれだけヤバいのかみんなに説明する。城や家名より命が大事だという若君の思いを伝え、なんとか出陣を止める。
久六が若君を置いて一人で帰ってきたことを唯に謝る。そして若君から預かった物があると渡す。それはタイムマシンの起動スイッチであった。
61戦感想
家臣たちの「え?許嫁って…?」って唖然としてるところ好き
唯の役割が大きいね。信頼されてるんだわ
第62戦~脇差に込められた愛
若君の伝言は
「ゆるせ たのむ」
次の満月まで会えなかったら一人で帰れという意味だとわかる。脇差を受け取った唯は腹を立てるが、これで若君を現代に逃がすことできると思いつく。二度と会えなくても生きてさえいてくれればそれでいいと思うと同時に、若君も同じことを考えて脇差をよこしたことに気付き涙ぐむ。
満月まであと7日。それまでに戦を止めてみんなの命を守って若君に会いに行く。唯は決断する。
殿の前に出て、みんなで逃げようと提案するが、却下される。唯は若君が帰ってくるまでは足軽の唯之助に戻ると主張する。若君の初陣時に身につけた甲冑を着せてもらい、総大将補佐役となる。
そんな時、宗鶴から手紙が届く。城を開け渡し若君を人質に差し出せという内容だった。怒った唯は戦いに出る覚悟をする。
しかし眼下に広がったたいまつの明かり。普通に戦ったら全員死ぬ。尊が作った発明品でなんとかせねばと考える。
62戦感想
「愛してる」なんて言葉を言わなくても、若君の行動すべてが愛なのよね。
ちゃんとそれを理解して受け取る唯も愛にあふれているわ
唯の甲冑姿が可愛い。子どもが着ているみたい
9巻感想
もうすぐ結婚式ってところだったのにまた離れ離れ。一難去ってまた一難だね。
みんなのことを思って駆け回る若君が泣けるわ。そしてその若君から愛されてる唯が可愛くて可愛くて。農民の足軽からいつの間にか総大将補佐役まで出世するなんて凄いよ。
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