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B級ホラー映画『クリスティーン(1983)』ネタバレ感想

1983年にアメリカで公開された映画「クリスティーン」を紹介します。

監督はジョン・カーペンターで、原作はスティーブン・キング。

気弱な少年がクリスティーンという名のボロボロな車を買い取るところから物語がスタート。熱心に修理する少年の愛を受け取ったクリスティーンが暴走して、周りの人たちを恐怖に陥れます。

このクリスティーン演じる赤の1958年型プリムス・フューリーが美しいのなんの。

無人の車が人を襲うなんてあり得ない話なんだけど、なぜか感情移入してしまって、ゾンビ側のクリスティーンを応援してしまう不思議な映画となってます。

クリスティーンとの出会い

17歳の冴えないアーニーは、中古で売られているボロボロの赤い車・クリスティーンを老人から購入する。

これが本当にボロボロで、親友のデニスも止めるんだけど、ひとめ惚れで買うんだよね。

なんで買ったの?って聞いたら、

「初めて自分より不細工なものを見たからかも」

だって。ちょっと切ない。

アーニーは別に見た目が悪いわけじゃないけど、自信が無いんだろうね。学校でも相当ないじめられっ子だし。

てか不良グループがタチ悪すぎて、こんな学校通いたくない。そりゃ何か没頭するものを見つけないと、やってらんないわ。

 

蘇ったクリスティーン

クリスティーンの購入を母に反対されて、修理工場を間借りして修理スタート。

アーニーはなかなか良い腕をしているらしく、みるみるうちにキレイになっていった。それに従って、アーニー自身も積極的な人間にキャラ変して、メガネじゃなくコンタクトにしてる。

不良グループはイケイケなアーニーが気に食わない…。これはめんどくさいことになった。

 

嫉妬するクリスティーン

アーニーはリーを誘ってドライブインシアターへ

ワイパーの調子が悪くてアーニーが外に出ると、いきなりラジオが鳴り始めた。きゃーこれは何かが起きる危険フラグ。

と思ってたら、リーが食べ物をノドに詰まらせて窒息しそう。怖いー

なんとかしてドアを開けて、隣のおじさんに助けてもらったけど、二人の仲は険悪なムード

リーは不吉な車を捨ててほしいとお願いするが、そんなの言いがかりだと聞く耳を持たないアーニー(そりゃそうだ)

アーニーがリーを送った後、クリスティーンのエンジンをかけようとするんだけど、すんなりかからないの。

「心配いらないよ」

って言うと、エンジンがかかってラジオが鳴り始める。なんだかクリスティーンが嬉しそう。あぁもう女性にしか見えなくなってきた。

 

大けがのクリスティーン

アーニーのことが気に食わない不良たちは、夜中に修理工場に忍び込んで、クリスティーンをボコボコに!!

みんなハンマー持って、ヒドイのなんの。シートもナイフで切ってる。ウソでしょ。

するとラジオが鳴り始めたけど、ハンマーでたたき割ってる!きえー!やりすぎ。

翌朝、アーニーが修理工場へ行くと、ぐっちゃぐちゃになったクリスティーンが…。これは泣く。

「気の毒だ」と慰めるリーにも両親にもムカついて、アーニーは目がいっちゃってる。愛情込めて綺麗にしたんだもんね。

アーニーはクリスティーンに「一緒に頑張ろう」と優しく語りかけると、な、なんと、クリスティーンが勝手に元に戻り始めた。

この元に戻っていくシーンが凄いの。少しずつ凹まして1コマ毎に撮影して逆回ししてる?

それにしてもクリスティーンが健気で泣ける。

 

復讐するクリスティーン

不良仲間のムーチーが夜道を歩いていると、クリスティーンがオールディーズの曲を流しながら、こちらに向かってきたヨ。すんごい不気味

ライトがピカーンと光って、ムーチーを追いかけてきた。怖い!!

フェンスを乗り越えても、突き破って追ってくるし、狭い路地に入っても、ボディーをこすりながら追ってくる。最後、明らかに車幅より狭い場所にムーチーが入り込むんだけど、車の両側を削りながら前進してくるの。これぞホラーだ。ひえー

ムーチーは死んだっぽい…

数日後、残りの不良仲間が車を運転中、ハイビームにしたクリスティーンが追ってきた。ぴったりくっついて、これは相当なあおり運転だよね。

ドンリチャードがガソリンスタンドで降りると、乗り捨てた車にクリスティーンが激突した!こわー。一旦下がって、助走をつけてもう一度激突!やばー

ガソリンが下から吹き出しガソリンスタンドは大爆発。大火事ですわ。

すると、炎に包まれたクリスティーンが出てきたヨ。きゃーーー。ちゃんとバックで出てくる演出好き。あの状態で車が動いてるのが不思議だよね。

走って逃げるリチャードを、火がついたまま追いかけるクリスティーン。そのままひき殺してしまう…あちゃー

 

喜ぶクリスティーン

真っ黒に焼け焦げたクリスティーンが自力で工場に帰ってきた。ボロボロになりながらも、ちゃんといつもの場所に車庫入れするの。泣ける…

工場長が焦げた運転席のドアを開けて、乗ってみると…。音楽が流れ出すよね。はい、死亡フラグ~。シートが勝手に前に移動して、ハンドルと背もたれに挟まって圧死しちゃったよ…あらあら

工場長は修理の場所を無償で貸してくれた良い人だけど、アーニーの指定席に勝手に乗ってきたから、気に食わなかったんだろうね。

翌朝、修理工場に警察が集まっているところに、アーニーが現れる。クリスティーンがピカピカになってる!!

その後、アーニーはデニスを誘いクリスティーンでドライブへ。

「死を!この世界のクズどもに!」

とか言って、もうほんとアーニーどうしちゃったの…。運転中、クリスティーンのメーターがどんどん減っていって、若返っているみたい。アーニーがご機嫌だから、嬉しいんだね。

 

主役交代

なぜか後半、主役がアーニーからデニスに交代。ここがB級っぽさだよね。

デニスとリーはクリスティーンを壊そうと計画し、修理工場で待ち伏せ。リーは足手まといになりそうな予感がプンプン。

するとライトが光り、クリスティーンが現れる。さっそくリーを追いまくり。だから来るなって言ったじゃん。

デニスはブルドーザーに乗って対抗し、クリスティーンはボロボロになりながらも何度も襲い掛かる。

無人だと思ってたら、な、なんと、クマがすんごいアーニーが運転席に乗っていた!!しかもクリスティーンが復活して綺麗になってる。

リーを追いかけ壁に激突して、アーニーが吹っ飛ばされた。ガラスの破片がお腹に刺さってる。え?!死んじゃうの?!?!なんかゾンビみたいな扱いの最期だ。

アーニーが死んだから、クリスティーンも死んだ?と思ったら、また曲が流れ出して動き出した。

でもでっかいブルドーザーには勝てないよね(涙)。最終的にはブルドーザーに上に乗っかられて行ったり来たり。これはヒドい…。ヒーローとヒロイン気取りのデニスとリーがムカつくわ~。

 

結末

クリスティーンは圧縮されて四角い鉄の塊となった。

すると音楽が流れ出し、ギョッとしているところに、ラジオを担いだ作業員が通りかかった。

ガクーなんて思ってると、鉄の塊が揺れ出したよ ー完ー

最後の演出がお洒落~

そして「ぼぼぼぼぼぼぱや~ん♪」のエンディング曲がカッコいい。聞いたことがあると思ったら「ターミネーター2」でシュワちゃんがカッコよく登場するシーンに流れてたやつだね。「BAD TO THE BONE」という曲だそう

 

あとがき

クリスティーンには表情もセリフも無いけど、なぜだかだんだん感情移入していって、女性に見えてきた。悲しきモンスターな感じで、壊されても壊されても復活するクリスティーンが切ないね。

悪い事ばっかしてるのに応援してしまった。

オールディーズの曲が流れだしたら危険フラグが立つ演出、好きだったな。

炎に包まれた車が走ってるシーンが衝撃だった。ガソリン入ってると爆発しちゃうよね?前からけん引とかしてる?撮影の裏側とか見てみたいな。

私は車好きでもなんでもないんだけど、クリスティーンが本当に美しかった。日本の軽自動車の黄色いナンバーはダサくて嫌いだったんだけど、クリスティーンについてる黄色いナンバーがとても可愛かったんだよね。この映画で私の黄色ナンバーの印象が変わったわ。

久々に楽しい映画を観たな~。色々検索したら、クリスティーンのミニカーが売ってるのー!!!

本気で買おうか迷ってしまっている。


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