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Netflix『呪われた宿命/Mortel』シーズン1ネタバレ感想


フランス発Netflixオリジナルドラマの「呪われた宿命」を紹介します。もうすぐシーズン2が配信になるということで、シーズン1を観てみたよ。

原題はフランス語で「Mortel」。意味は「死すべき状況、致命的」とからしい。もうちょっとカッコいい邦題つけてあげてほしかった。

物語は、悪ガキの男子高校生の前に謎の男が現れ、内気な同級生と手を組んで、行方不明の兄を捜すお話。主役のソフィアンがなかなかカッコ可愛い。

ヘンテコファンタジーな部分は置いておくとして。悩める若者たちの日常が丁寧に描かれていた。

キャスト

ソフィアン・カダ(カール・マラパ)
素行不良の16歳。行方不明の兄を捜す

ヴィクトール(ネモ・シフマン)
ソフィアンと同級生。精神不安定で友達がいない

ルイザ(マノン・ブレシュ)
ソフィアンと同級生。絵が好き。霊媒師の祖母と2人暮らし

オベ(コレンティン・フィラ)
人間界にとどまる精霊

 

1話:ブードゥーの儀式

悪ガキのソフィアンは、行方不明の兄を捜していた。

ある日、赤いグラサンの男が現れる。「兄を助けたいなら、死んでも驚かれない人を連れてこい」と言われ、クラスのいじめられっ子のヴィクトールを誘う。

謎の男・オベは死体を運ぶ仕事をしてるとか。死神?

ソフィアンはヴィクトールを殺すよう指示されるができず、さらに自殺も出来なかった。

それでも兄を助けたいソフィアンは、オベを利用して兄を殺した犯人をみつけようと、2人は指を切って血の誓いをする。

その後、授業中、ウザい先生に絡まれたソフィアンは念を送る。

<あんたが頭をぶつければいい…>

すると先生はホワイトボードに頭をぶつけまくる(!!)

感想

怖い怖い怖い怖い!最後のなにー?やりすぎでしょ。

生徒の日常はリアルなのに、突然死神が出てきてファンタジーな世界にめちゃくちゃ戸惑ってる。

そして死神役の人が死神っぽくなさすぎだよね。この先が不安だわ~

ソフィアンはほっそり背が高くてかっこいいね。服装が「池袋ウエストゲートパーク」の長瀬くんみたい。

 

2話:相棒

血の誓いでソフィアンは人を操る力が宿り、ヴィクトールは人の心が読めるようになっていた。2人が近くにいるときだけ、力を発揮できるとか。

ソフィアンたちは、ルイザから兄の事を聞き出そうと、ウスマン宅のパーティーに参加する。

イケてないビクトールは、羽目を外してしまい、机を破壊。周りの人たちに怒られて、なんだか力がみなぎり炎を発生させる。

火の手が一気に広がり大火事ですよ。

気絶したビクトールは死神に起こされ、ソフィアンを連れて逃げる。

爆発がすごいよ。ウスマン邸がぁぁぁぁ…

感想

めちゃくちゃですわ。すごいな。

机を壊されてパパに怒られる。って主催者が困ってたけど、それどころじゃないね。家が全焼してしまうなんて。お気の毒すぎる。

レゲエのおっさんは死神じゃなくて、精霊なのね。へ~

 

3話:冤罪

翌朝、ルイザは公園のベンチで目覚め、昨日のことを思い出せないでいた。

学校では、ルイザとソフィアンがパーティーで寝たとうわさになっていた。さらにルイザが下着姿になる動画が公開される。

ソフィアンとヴィクトールはレイプ魔の冤罪をかけられ、停学となる。

その後2人は、兄の昔の仲間のロドリグが動画を撮影した犯人だと突き止める。

追い詰められたロドリグは、生徒指導室に駆け込み、自ら机に頭を打ち付ける。

感想

だから最後が怖いってば。もー

精霊がめちゃくちゃダサいのに、エンディングはお洒落。なんなんだこれは…

おばさん先生の「ソッフィア~ン、プリ~」が好き。先生はずっと英語で授業を進めてるけど、生徒は理解してるの?

 

4話:兄の実像

兄の知り合いだったロドリグやウスマンの記憶から、兄はヤバいことに関わっていたっぽいことが判明する。

ソフィアンにとって素敵だった兄は、実は裏の顔があったのかも…

能力を使いすぎて不調なヴィクトールは、ソフィアンに止めようと提案する。

学校でも家でも孤立するソフィアンはムカついて、生前、兄にプレゼントしたヘルメットを地面に叩きつける。

すると中にUSBが隠されていた。開くと、覆面の男が若者を使って精霊を呼び出す儀式をしていた。

感想

なんなんだこの世界は?戸惑うわ~

全然タイプの違うソフィアンとヴィクトールが、徐々に親友になっていくのいいね。

ファンタジー要素無しで、この2人の学園ドラマを見てみたかった。

精霊のオベが現れるたびに、世界観がぶっ壊されて台無し。

5話:すれ違い

どうやら兄は儀式が行われている家の事を告発しようとして、殺されたっぽい。

ルイザがブードゥーの儀式で家を特定し、現場へ向かう。するとソフィアンが捕まってしまう。

覆面の男に脅されたり、オベを召喚したり、この辺なにがなんだかわかりませ~ん。どうなってるの…

その後、お父さんが暴漢に襲われてケガだらけで帰ってきた。

ソフィアンは報復を恐れ、犯人捜しを止めようと提案。相棒だったヴィクトールと色々すれ違い、孤立してしまう。

自分の殻を破ったヴィクトールは、ルイザといい感じになるが、途中で幼少の頃のトラウマを思い出して上手くいかなかった(急になんなん?)

霊媒師のルイザの祖母は遠隔で呪いをかけ、オベを抹消しようとする。

感想

女の子たちのお尻のデカさが異次元。ぷりっぷりだね。

 

6話:精霊の運命

色々ありすぎて精神崩壊したヴィクトールは、どうしても犯人を見つけたいと言い出し、ソフィアンを説得。2人はもう一度立ち上がる。

入院中のロリーヌの意識に入り、エルビィが犯人だと判明する。

急にこれだれーー?!?!

ルイザの祖母に除霊してもらってた人だよね。こいつが兄を殺したってことか。

このエルビィを殺せば、オベが戻りたい世界に戻れて、その代わりに死の中間地点にいる兄を返してもらえるんだよね?

願いをかなえるべく、ヴィクトールがエルビィを窓から突き落とそうとする。しかしオベを葬り去りたいルイザが、間に入ってエルビィを突き落とした。

すかさずオベに呪文を唱える。

「この世にとどまれ!」

すると灰となって消えてった。

日常が戻り、ヴィクトールは入院するとか。その前にルイザと意識の中でイタして童貞を卒業する。

一方、ソフィアンのもとに兄が帰ってきた。

えーー!!

ー完ー

感想

お兄ちゃん帰って来たね。もーなにがなんだかよくわからないけど、良かった良かった。

精霊のくだりがわかりづらくて、物語が入ってこなかった。謎が解けたスッキリ感もないし。ほんとなんだったんだ?もうちょっと詳しく教えてほしい。

ソフィアンたちはハンドパワーを使わずに、アクションとか見せてほしかった。ただ念力を込めて踏ん張ってるだけでつまんないよね。

 

あとがき

前半面白かったんだけど、後半が長ったらしくて飽きてしまった。精霊とか出さずにファンタジー要素を消して、高校生が犯人を捜す物語で良かったんじゃないかな。

学園ドラマとしては面白かったんだよね。悩めるヴィクトールが心を開いていく過程が丁寧に描かれていた。10代の未熟な恋愛もあったり、甘酸っぱい青春を見せてくれたよね。

全然違うタイプのソフィアンとヴィクトールが魅力的だったな。

ただ、オベが出てくると台無しなんだよな~。誓いを結んだときしか出てこれないと思ったら、簡単にいろんなところで出てくるし。どういうシステムなんだ?


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