10巻の終わりで離れ離れになって、もう一生会えないなんて…。って思うと辛かった。でも尊がなんとかしてくれると信じてたよ。
表紙の唯は髪が伸びて大人っぽくなってる。心なしか寂しそうな表情。
ちなみに漫画についてきた帯↓
今となってはこの帯は宝物。閨のシーンのこの瞬間を選ぶセンスが好きだな。
アシガール⑪
著者:森本梢子
ココハナ 平成30年2月号から8月号に掲載
1.第69戦~若君のお墓参り
2.第70戦~囚われの身の若君
3.第71戦~未来の尊の功績
4.第72戦~月の唯姫参上!
5.第73戦~月へ帰った二人
6.第74戦~二人の時間を堪能
7.第75戦~唯の思惑
8.11巻感想
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第69戦~若君のお墓参り
唯が現代へ戻ってきて4カ月が経った。尊は意気消沈の姉のことが心配だった。
ある日、木村先生は羽木家についての新情報が手に入ったと、唯に話しかける。
羽木家は滅亡したのではなく、名を変えて生き延びた人がいたことがわかり、さらに羽木忠清のお墓が見つかったとのこと。
別人のお墓だと信じる唯は、尊と共に翌日お寺を訪れる。
奇念が建てたそのお寺には、忠清の墓があった。
尊は寺の住職から、奇念の書付を見せてもらう。その時、尊に稲妻が走り、解決のヒントが浮かぶ。
尊の背が伸びて男っぽく成長してる。こんな弟いいな。
この回は唯が痛々しくて見てられなかった。
魂が抜けたような虚ろな目が胸に突き刺さる。
第70戦~囚われの身の若君
小垣城で捕らわれの身となった若君は、織田家武将・相賀一成の与りとなり、二カ月以上凍てつく戦場にいた。
しばらくして、忠高が相賀のもとを訪れる。三か月ぶりの父子の対面だった。相賀は若君を婿に迎えたいと忠高に申し入れる。
それを聞いたじいは、若君を戦に駆り出すための算段だと反対する。提案を却下された相賀一成はブチギレる。
羽木家の現状を考えると、若君が相賀の婿になることが最善の策だとわかりつつも、唯之介がなんとかしてくれるのではないかと、天野家の面々は僅かな期待を寄せる。
一方現代では、尊が実験室にこもり、先日思いついた作戦について整理していた。その作戦とは、未来の尊が発明したタイムマシンを今日この時に送り届ける、というものだった。
こちらはこちらで辛いね~。
若君が無表情で静かに佇んでる姿が、唯に出会う前に戻ったかのよう。
感情を押し殺してるのね。
この回もしんどい…。
でも最後になんだか明るい光が差したよ!
第71戦~未来の尊の功績
指定した日時に、未来の尊が発明した新しいタイムマシンの起動スイッチが届く。
仕様がわからず不安になるが、尊が作ったものだから悪いようになるはずがないと、戦国へ行くことを決意する。
夜になり、唯は足軽の格好に着替え、家族が見守る中、脇差を抜いた。
永禄四年二月の満月の夜ーー
羽木家では、生き抜くために野上領を出て、緑合を新天地として目指すこととなった。
山道を歩く一行の前に突然現れたのは、唯之介だった。
安全な場所ってどこだろう?
と思ってたら、なんとおふくろ様のいる場所だったのね。
本当に温かい気持ちになったよ。
そしてじいの「遅い!」に愛がこもってるね。
第72戦~月の唯姫参上!
山中にいた羽木家の人たちのいる場所に時空移動した唯は、若君の現状を教えてもらう。すると唯は、若君をさらって一緒に逃げる宣言をみなにして出発する。
黒羽城に着き、守りの多さにたじろいでいると、あやめさんが現れる。唯が相談すると、あやめさんが何かいいこと思いつく。
城の中では、若君と相賀の志津姫の婚礼の儀が始まっていた。祝いの舞と称してあやめさん率いる一笠座の踊り子たちが月光舞を披露する。
その時、なにやら奇妙な動きをする人物が前に出て
「わらわは月の唯姫じゃ。我が夫、忠清殿を迎えに参った!!」
やーん。ドラマティック!!
アシガール面白い
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第73戦~月へ帰った二人
若君と志津姫の婚儀の場に現れた唯は、舞を披露しながら若君をさらう。城の外に出た唯が若君に、二人一緒に移動できる起動スイッチを使って、敵の目の前で消えようと提案する。
あとを追って出てきた相賀の者たちに囲まれ、絶体絶命の状態。若君にお姫様抱っこされた唯が脇差を抜く。そして、若君が相賀に月に帰る宣言をしたとたん、二人の姿が消える。
相賀の者たちは、目の前で信じがたいことが起こり、説明がつかないため、若君は病死したことにしようと話し合う。
一方現代では、尊の実験室に唯と若君が現れる。
唯に会えた若君のなんとも嬉しそうな顔ったら…。
一生会えないと思っていたんだものね。
よかったよかった。
それにしても月に帰る宣言がおっとこまえすぎる。これは惚れる
第74戦~二人の時間を堪能
無事、現代に戻った唯と若君。唯は、自分の両親や弟が若君に慣れた様子で接する姿を見て感心する。
夜になりお風呂から上がると、縁側で若君が月を見上げていた。450年前のことに思いを馳せる若君を見て、もう離れ離れになるのは嫌だと唯は言う。
朝目が覚めて自室から飛び出すと、庭には素振りをする若君がいた。唯は若君との時間をここぞとばかりに楽しむ。
夕食時、唯の両親が戦国と現代を行ったり来たりしたい話をしていると、尊はタイムマシンはあと1度しか使えないと言い出す。
唯の家族に紛れる若君が婿そのもので、団らんしてる姿とか見れて嬉しいよ。
この回はココハナに載ったのと色々と違うの。
若君が学校に迎えに来てくれるシーンは、ココハナでは若君の周りにできた人だかりを押し分けて、撮影禁止!とか言ってるけど、本では友だちに若君を紹介してて和やかなムード。
2種類楽しめてお得感だわ。
第75戦~唯の思惑
二人が現代に帰ってきてから1カ月が経った。若君は現代で暮らしていくことを決意したかのような様子だった。
唯は若君に今までやりたかったことをお願いをする。学校までチャリでお迎えに来てもらったり、週末は必ずデートして、そして壁ドンを強要。尊はあきれ返る。
ある日、学校からの帰り道、二人の前に木村先生が現れる。調査の結果、永禄4年の後の羽木家の記録が全くないとのこと。
夜になり、唯は若君に二人で戦国へ帰ろうと提案する。唯を危険な目に合わせたくない若君は反対するが、羽木家の惣領としての立場を捨てて幸せにはなれない、と唯は言う。
最初から心は決まっていたとのこと。
真剣な唯の姿を見て、若君は観念する。
制服での二人のデートシーンがたくさん見れて嬉しい。
今まで辛い場面が多かったから、幸せいっぱいでご褒美って感じ。
お似合いだね。
11巻感想
一方的な考えを貫くんじゃなくて、二人でちゃんと話し合って決めるところが好きだな。
特に若君は唯のわがままを全て受け止めてあげて、優しいのなんの。愛だね。
二人の仲はもう盤石で、あとはどこで過ごすかが問題。
次が本当に最後の時空移動になるのかな?
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