なんだか二人の距離が近くなってるね。
表紙はふくの格好をした唯ちゃんがとっても綺麗。着物が華やかでいいね。背表紙の若君は切ない感じ。月を見ているのかな?
アシガール⑤
著者:森本梢子
ココハナ 平成26年6月号から8月号、10月号から平成27年1月号に掲載
目次
1.第29戦~褒美は林 勝馬
2.第30戦~唯の嫉妬
3.第31戦~兄上の悪巧み
4.第32戦~若君の嫉妬
5.第33戦~夜のデート
6.第34戦~若君の生まれ変わり?!
7.第35戦~唯一無二の若君に逢いたい
8.5巻感想
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第29戦~褒美は林勝馬
唯は若君を助けた手柄で、殿から「林 勝馬」という名前を授かる。殿の「ひとさし舞え」の無茶ぶりでみんなの前でムーンウォークをする。
天野家で引き続き過ごすことになり、女と知らない小平太は朝から稽古に誘いに来る。隙を見て若君に会いに来た唯。
大変そうだから女子とばらして奥に入って暮らすか?と若君が提案する。
色々妄想を繰り広げて焦って帰る唯に、明日馬で遠乗りに行こうと誘う。
一方、若君から城に呼ばれてずっと待っている鐘ヶ江の姫は、文を何度も若君に送り付ける。小平太に促されて、今宵鐘ヶ江の姫のもとを訪れることにする。
そのことを陰で聞いていた唯はショックを受ける。
29戦感想
男として扱われる唯のことをニマつきながら終始見てる若君のドSっぷりったら…。
鐘ヶ江んとこ行く若君の立場もわかるけど、唯ちゃんこれはショックだよね~。
第30戦~唯の嫉妬
若君は鐘ヶ江の姫・ふきのもとを訪れる。逢えない日々を綴った文を渡され
「マジうぜぇ」とはこういうおりに用いるのではあるまいか
唯はお泊りした若君のことが気になり落ち込む。夜、声がする方に唯が歩いていくと若君が!二人で草陰に隠れていると、天野のおやじがおふくろ様に告ってフラれていた。
面白いものを見たと笑う若君。しかし唯は鐘ヶ江のことで頭がいっぱい。若君は昼間遠乗りの約束をすっぽかした唯を心配して来たとのこと。しかし唯は何かを隠している様子。とりあえず帰ると若君が切り出すと
「若君が鐘ヶ江の所に行くの嫌だー。嫌なのだーーー」
涙を流す唯。理由がわかって若君はホッとする。昨夜、鐘ヶ江の姫のもとを訪れたのは、人間違いだったことを伝えるためだったと、誤解を解く。
天野家の屋敷では何やら騒がしい様子。小垣から早馬が参ったとのこと。今日は永禄2年11月1日。また戦が始まるのか?!
30戦感想
なんて可愛いカップル。
こうやって少しずつ信頼関係を築いてゆくのね。
2人は永禄2年で羽木家が滅びることを知ってるんだよね。
戦が始まるかもって心配な表情の唯に、頭ポンポンで安心させる若君が素敵すぎる。
第31戦~兄上の悪巧み
高山がまた戦を仕掛ける準備をしているとの知らせが入る。若君が小垣へ出陣することを申し出る。兄上は若君の傷を心配して、自分が小垣へ出陣したいと言い出す。
若君を殺そうとした犯人は兄上だと知っている唯は、怪しく思う。
そんなとき若君のもとに誰かからの文が届く。
できるだけ
早くお会いを したいのだ
すごく大事な 話がござる
それは、若君が忙しくて会えないため、唯が書いた文であった。
今夜来てくれたら兄上の企みを話そうと考えていた唯は、坊主と出くわし腹パンをくらい気絶する。兄上の部屋に連れてこられて惚れ薬を飲まされる。
文の差出人がわかっている若君は唯がいるであろう天野家の離れを訪れる。
31戦感想
若君宛の文を紹介する場面の唯ちゃんがめちゃくちゃ可愛いの。
この絵大好き。
そして2度目の腹パン…。唯ちゃんの体が心配。
第32戦~若君の嫉妬
若君は天野の屋敷にいる子平太に唯の居所を尋ねる。そばにいた見張り番が、唯之助は酒に酔いつぶれて坊さんに担がれているところを見たとのこと。その坊さんは兄上が寺から連れてきた如古坊という者だった。
若君はあわててその場を去る。
兄上の部屋で眠り続けていた唯は、目が覚める。胸が苦しくて足に力が入らない。這って隣の部屋へ行くと、兄上がいた。頭がもうろうとしている唯は兄上のことを若君だと思い込み近づく。
唯が兄上の顔を見てうっとりしているところに、襖が開いて若君が現れる。兄上は若君の前で唯を抱き寄せる。
若君は唯を引き離し、自分の部下が迷惑をかけたと言って連れて出る。
激おこの若君に、訳が分からない唯。
しばらくして若君は、唯がお酒に弱いことを思い出し、如古坊のことを探る。
落ち込む唯のもとに現れた若君は、罠にかけられたことも知らずに腹を立ててすまぬと謝る。
「…どうやら わしも 嫌なのだ」
明日は満月。帰るのを見送るときに、ふくのような女姿を見たいとリクエストする。
32戦感想
若君が唯のことで焦ってる姿が萌えだわ。
若君ったらきちんと自分の非を認めるのね。素直に謝るところが素敵です。
こんなに嫉妬するなんて自分でも驚きなんだろうな~。
どんだけ唯が好きなんだ?!
若君は辛い話をするとき、唯の顔を見ずにいつも後ろ姿なのよね。切ない…。
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第33戦~夜のデート
若君は兄上の部屋を訪れる。小垣への先陣を自分にまかせてほしいと兄上にお願いする。戦の出陣はこれで最後にして、後の羽木家は兄上に譲りたいとのこと。平和な未来を見た若君は戦が無意味な行為だと感じていた。
あやめさんの協力で唯はおなごの格好になり、満月の夜に若君と会う。
馬に二人乗りでお話しながらお気に入りの丘を目指す。
「戻ってくる時は今度こそ腹を決めて参れよ」
若君は唯に文を渡す。唯は脇差を抜く。
「この世に わしの前に来てくれたこと 心より礼を申す
お前のことは 生涯忘れぬ」
33戦感想
若君はこの戦で死ぬ未来を知ってるのよね。
もし生き残れたら、唯と二人でどこかで暮らしていくつもりなのかな?
でも戦国の世ではそれも難しいような気がする。
夜のデートで馬を連れて登場する若君が爽やかっ。唯のおなご姿をみて笑っちゃうところなんて、これって照れ笑いだよね~。
唯を馬に乗せた若君の顔が嬉しそう。
バックハグしてるみたいでいいな。
若君は唯を平成へ帰す前提で話しているけど、唯は知らないから、何言ってんの~ってな感じ。
馬から唯を降ろす時の若君の切ない顔ったら。ううう。泣ける。
「今度は腹を決めて参れよ」って若君の精一杯のジョーク。泣きそうだから面白いこと言ってみたんだね。後ろ姿でもう行けって。
辛すぎる…。
第34戦~若君の生まれ変わり?!
また戦国に帰るつもりで平成に戻ってきた唯。尊は戦国に行く燃料はもうないと伝える。戦国を去る前に若君からもらった手紙が読めず、隣のじいに読んでもらう。
唯には平和な世で家族と一緒に暮らして欲しいとのこと。
失意のどん底の唯は、体調不良ということにして1カ月間休んでいた高校に登校した。隣の座席には、転校生の爽やか男子・高木くんがいた。何かと唯に話しかけるが、唯は興味なし。高木くんのタイプは足の速い子とのこと。
学校の帰りに黒羽城跡公園に立ち寄ると、高木くんも来た。引っ越ししてきた日からこの場所がすごく気に入って、毎日立ち寄っているとのこと。
唯は高木くんが若君の生まれ変わりかもしれないと考え始める。
34戦感想
ニューキャラ登場!
今風の茶髪のイケメンってところね。
第35戦~唯一無二の若君に逢いたい
若君の生まれ変わりかもしれない高木くんは、若君とは似ても似つかない恵比須っさんのような笑顔だった。
自宅に着くと可愛い子がいた。若君に先日助けてもらったので、お礼の品を渡して欲しいとのこと。
自分がいない平成で若君は何をやっていたんだ、と嫉妬で狂う唯に尊は、
「わしは唯ほど好もしい女子には会うたことがない」
と若君が言っていたことを伝える。戦国へ帰ることを諦めていた唯だが、その言葉を聞いてやる気を起こす。
そんなこんなで新しい年を迎えたある日、木村先生から松丸義秀から羽木忠高に宛てた手紙が見つかったことを教えてもらう。その手紙には、松丸亜湖との縁組再考の依頼が書かれていた。
日付は永禄3年4月。高山との戦に勝ち、生きながらえたことはわかったが、松丸亜湖に狙われる若君に唯は焦る。
35戦感想
この展開面白すぎ。
笑った顔がえべっさんって。
そして、若君に片想いの可愛い女の子出現。ここも好き。
ほんの一瞬の出来事で豪華なホールケーキ作ってくるなんて…。
本気すぎる。
5巻感想
いつも冷静な若君が、唯のことになると感情をむき出しになるのがいいわ。大好きで溢れてる。唯ちゃんはいつも通りドジで一生懸命だから応援したくなるし。面白い。
早く戦国へ戻してあげたい。
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