7巻は若君が命がけで敵方に入って唯を助けに行くんだよね。いつも冷静なのに、好きな子のためなら無茶なことしちゃうところにキュンとくる。
表紙の唯之助がジャンヌダルクみたいでかっこいいわ。裏は兄上さん!
アシガール⑦
著者:森本梢子
ココハナ 平成27年10月号から平成28年4月号に掲載
目次
1.第43戦~助けに来てくれた若君
2.第44戦~命がけの救出作戦
3.第45戦~威厳で乗り切る若君
4.第46戦~山寺で初キッス
5.第47戦~アシガール出動
6.第48戦~唯ちゃんの頑張り
7.第49戦~若君ご寵愛の娘御は唯之助
8.7巻感想
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第43戦~助けに来てくれた若君
若君は一人で唯を助けようとして馬小屋に出向く。そこには悪丸がいた。おふくろ様に、唯から預かった物を渡すよう頼まれたとのこと。風呂敷を開くと尊が発明した道具が入っていた。
若君の思惑はおふくろ様に全て読まれていた。若君の策は、亜湖姫の兄に扮して長沢城に入ること。悪丸が若君のお供としてついていく。
唯の人質生活10日目。高山では毎日ごちそうを頂いて少し太った模様。そんな時、亜湖姫の兄上が会いにくるとの知らせが入る。正体がバレた時のことを想像して不安になる。
翌日、亜湖姫の兄上が長沢城に到着する。唯は亜湖姫として支度を整え殿の前へ出る。兄上に正体がバレないよう下を向いたまま近づくと、聴いたことのある声がする。顔を上げると若君がそこにいた。
43戦感想
さすがおふくろ様。ナイスアシストだわ。
唯の人質生活が面白いけど、実はこの状況ほんとにヤバいよね。
バレたら命がないし、バレなかったら宗熊と結婚させられるし。
どっちも嫌すぎる。
ヒロインが絶体絶命な時に助けに現れるのが若君!
これぞヒーロー。
烏帽子が似合ってる。
第44戦~命がけの救出作戦
亜湖姫の兄に扮して助けに来てくれた若君。宗鶴は、今夜宗熊との婚儀を行なおうと言い出す。
婚儀の前に二人で話し合いたいという若君の申し出は却下され、従うしかない状態。唯が支度のため部屋を出ていくときに
「では 後ほど」
と意味深な発言をする。
一方、若君の兄上は仏間に人影を感じ中を覗く。そこには泣きはらして疲れた様子の亜湖姫がいた。兄上は若君が高山にいる唯之助を助けに行ったことを知る。
若君のことを想うならなぜ止めなかったのかと亜湖姫に問いただす。亜湖姫は、若君の決意を見たら邪魔することは出来ないと言う。
兄上は唯之助のために動く若君や亜湖姫に呆れてしまう。
そんなとき、殿に若君が高山に唯之助を助けに向かったことがバレる。兄上と小平太は、高山の様子を伺うため小垣へ向かう。
婚礼の準備で着替えを促された唯は抵抗する。その時、前が何も見えなくなり、若君が金のけむり玉を使ったことに気付く。若君が助けに来るのをじっとその場で待っていると、宗熊の声が!
床をサリサリサリサリ探りながら近づいてくる。
44戦感想
「後ほど」のカメラ目線がイケメンすぎるんですけど…。
サリサリサリサリの中、唯が三角座りで怯えてる最後の絵がツボ。
第45戦~威厳で乗り切る若君
何も見えない唯は、近づいてきた宗熊にグーパンチをかまそうとすると、腕をつかまれ
「唯、わしじゃ」
喜んで抱きつこうとすると暗視眼鏡にごっちんこ。若君におんぶをしてもらい、部屋から脱出する。
若君が唯をおんぶして煙の区画から出ると、門番の者に怪しまれる。若君は威厳を示し門番の者たちを従わせる。悪丸も連れ、大手門から出してもらう。
しばらくたって正体がバレ、追手が来る。唯は若君の馬に乗せてもらい二人乗りで逃げるがスピードが遅い。降りて手綱と悪丸を引っ張って走る。
小垣へ帰る安全な道は山を越えるしかない。若君は帰りのことも考えず勇気だけで乗り込んだ自分を責める。一方、唯は若君と一緒で嬉しそう。そんな唯を見て若君は和む。
45戦感想
若君のポニーテールにふんふん顔を埋める唯に共感。
そして宗熊の様子に笑う若君が大物でかっこいい。
でもこれって実は、唯のことを気に入ってる宗熊にちょっとムカついてて、ざまーみろ的な笑いなんじゃないだろうか?
城から出た三人がダッシュで逃げる展開好きだー。これぞ漫画って感じ。唯が馬と悪丸を引っ張る絵が楽しい。
真面目な若君には、唯みたいな楽天的な女の子が合ってるよね。
第46戦~山寺で初キッス
厳しい山越えの中、唯と悪丸は若君を取り合う。のんきな二人に若君はホッとする。
水だけで山を歩いて2日目、唯はいつもと様子が変わらない若君を不思議に思う。幼いころから痩せ我慢を父親から教えられてきたとのこと。唯は切なくなって若君をギュっとしたくなる。
悪丸が寺を見つけ、和尚の厚意で泊まらせてもらうことになる。
悪丸に蹴飛ばされ夜中に目覚める唯。外に出ると若君がいた。戦場ではいつも眠りが浅くなると言う若君を愛おしく感じる。
「ではこちらへ参れ」
「参りましょう!!」
高山の城で思った。明日はどうなるかわからない。こんな事なら早く腹決めればよかった。
「次にそういうチャンスがあったら、絶対逃さんぞ!!…と」
想像していなかった唯のリアクションに若君は驚いて笑う。ショックを受ける唯に謝ってお姫様抱っこ。ずっと待っていた答えだと言い、キスをする。
お姫様抱っこのまま部屋に戻る途中で和尚が来る。弟子の百念の姿が見えず、高山に密告へ行ったかもしれないとのこと。すぐに寺を発つこととなる。和尚の話に怯えている唯を見て若君は
「このままではまだ死ねぬのであろう?」
お茶目なこと言って励ます。
46戦感想
ここで初キッスなのね~!
でもこれ、お姫様抱っこしたままキスするって男性側は結構大変な技じゃなかろうか?
最高にラブラブな時に緊急事態発生。
焦る唯に若君の励まし方が優しくてね~。
はー好きっ。
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第47戦~アシガール出動
寺を出発した一行。和尚と奇念も加わり山を歩く。
遠くで銃声が聞こえ緊迫したムードのなか、和尚たちに労う言葉をかける明るい若君を見て、唯は惚れ直す。
山道を歩いていると奇念が山のふもとにいる軍勢を見つける。浅瀬を挟んで羽木軍と高山軍が対陣していた。さらに高山軍の後ろには山陰に隠れた伏兵もスタンバっていた。
負け戦は明らかで無駄に兵を死なせたくない若君は、高山の捕虜になると言い出す。
唯は、自分が高山の兵に紛れて羽木軍にまっすぐ走って知らせたいと提案するが、唯を危険な目に合わせたくない若君は却下する。わからんちんな若君に、悪丸に頼んででんでん丸をかましてもらう。
気絶した若君を置いて唯は出発する。
47戦感想
もし現代で出会ってたらっていう唯の妄想が可愛くて可愛くて。
体操服でキラキラお目目の唯が忠清先輩に「お弁当作って来まちた(ハート)」っていちゃつく二人に、後ろの奇念!と悪丸と和尚が笑える。
最後の唯の決意の表情がかっこいいわ。
泣ける~。
第48戦~唯ちゃんの頑張り
羽木軍に若君が長沢城から脱出して大手山山中にいるという知らせが入る。高山軍の出陣は若君を領内から出さないためのものだとわかり、若君を助けるために出撃することになる。
一方唯は傷だらけになりながらも高山の伏兵がいるところまでたどり着く。
足軽が好む小便ポイントで待ち構えでんでん丸で気絶させ具足を奪う。高山の足軽になりすました唯は、勝手に前方にいる兵のところへ行こうとすると止められる。威勢のいいことを言って周りを納得させ、川の方へ走り出す。
山中では悪丸におぶわれた若君が目を覚ます。若君を助けるためにでんでん丸以外のものを悪丸に託した唯のことを知って、若君は自分の無力さに腹を立てる。
高山軍の前方に来た唯は、戦が始まる前に一人で飛び出す。羽木の間者だとバレ、後ろから鉄砲隊に狙われる。
48戦感想
すごいよ唯ちゃん。たった一人でここまでたどり着くとは。
第49戦~若君ご寵愛の娘御は唯之助
羽木軍に一人で向かってくる高山兵は唯之助であった。川を走り渡る途中で鉄砲玉が唯の肩をかすり倒れ込む。
羽木軍の陣内に連れ帰ってもらった唯は、高山軍の後ろには三千の伏兵が潜んでいるため攻め込まないでと訴える。
若君がいる山から小垣へ入るための橋は高山の伏兵に狙われている。小平太が率いる本体が浅瀬から戦を仕掛け注意を引き、そのすきに兄上らが橋に回り込み若君が通る道を確保する策を考える。しかし兄上を信用できない唯は一緒に行くと言い出す。兄上と唯が言い合いしていると、唯は熱で倒れる。
木村様が唯之助の濡れた服を着替えさせろと家来に命令していると、兄上が唯之助は女であることをバラす。信じられない木村様たちに
「ただの女子ではないぞ。忠清様が命がけで取り戻しに行かれた女子じゃ」
49戦感想
唯ちゃん助かってよかった。しかもちゃんと作戦通り伝えられたし。すごい。
ほんとにみんな唯のこと男だと思っていたんだね。
女だと気付いた男性陣は羽木家の兄弟だけだったってとこも萌えるわ。
7巻感想
若君が助けに来てくれたおかげで唯ちゃんが助かったーっと思ったら、高山の追手に追われるし。そんで今度は唯が犠牲になって戦の真っただ中に入り込んで、火縄銃で撃たれるとか!少女漫画のヒロインだよね?!
ピンチと笑いとキュンキュンが次から次へと押し寄せてくるから楽しくてしょうがない。
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