8巻は若君が公私ともに大活躍の巻ですね。唯はいつも通りずっと可愛い。
表紙の甲冑姿の若君が素敵。何かいい作戦でも思いついたのか?ニヤッと笑ってるね。一方、唯はお城で若君の帰りを待っているのね。カラフルな着物と髪型が可愛い。
アシガール⑧
著者:森本梢子
ココハナ 平成28年6月号から12月号に掲載
目次
1.第50戦~兄上のブラックジョーク
2.第51戦~奥での生活
3.第52戦~高山と和議
4.第53戦~若君無事帰還
5.第54戦~若君のプロポーズ
6.第55戦~若君と婚約
7.8巻感想
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第50戦~兄上のブラックジョーク
小垣へ入るための橋は高山の伏兵に狙われていた。戦の火蓋が切られ、しばらくすると兄上の隊が橋を渡ろうとしていた。
上から様子を見ていた若君は、兄上たちを助けようと馬にまたがり後ろから伏兵に突撃する。若君の姿を見た羽木軍が加勢し伏兵は散り散りに逃げる。
兄上と再会を果たした若君は、唯之助のことを尋ねる。
川を渡る途中で敵の弾に撃たれたが、なんとか川を渡り切り伏兵のことを我々に伝え…すぐに…。
兄上はその後の言葉に詰まる。最悪な状況を想像した若君は呆然とする。
実は兄上の意地悪な冗談で、唯は命に別状は無く手当てのため小垣城にいた。それを聞いた若君はホッとし、その場に残って作戦を練る。高山軍は伏兵と合わせると羽木軍の5倍以上の数であった。
一方、小垣城内にいる女子たちや唯は安全のため黒羽城へ逃げる。若君ご寵愛の娘が唯であることがわかってみな哀しむ。
夜が明けるとき高山軍と羽木軍のにらみ合いは続いていた。そのとき甲冑姿の若君が現れ、羽木軍の士気が上がる。
50戦感想
若君がちょっとかっこ良すぎるから、兄上さんたら意地悪したくなったんだね。
若君御寵愛の姫が唯だった。なんて、好きなアイドルが婚約発表!みたいな衝撃かしら…。
手が届かないのはわかっててもなんか悲しいよね。
第51戦~奥での生活
黒羽城本丸にて、唯が目覚める。おふくろ様から状況を説明してもらっていると、とても若くて綺麗な若君の母上が現れる。
唯は戦に出ようとするが、若君の母上から、若君に花を持たせるため女子として大人しく帰りを待つよう言い聞かされる。
唯の世話は藤尾が担当することになり、おふくろ様は天野家へ帰る。藤尾から、仏間に入って一日祈りを捧げることを言い渡される。
一方小垣では、高山軍が船をたくさん用意し川を渡る準備をしていた。予想以上の数の多さに、羽木は一旦兵を引くことを考える。そんな時、悪丸がまぼ兵を持ってくる。
仏間に入った唯は、髪を結われ姫の着物を着せられていた。廊下にいる女中にお水を頼むが、飲んでみると塩水だった。
51戦感想
性格の良さそうな母上で良かった。
藤尾が厄介そうだけど、唯ならなんとかしてくれそうって思える。
第52戦~高山と和議
唯は女の嫉妬にうんざりしていると、亜湖姫が訪ねてくる。戦の様子を教えてもらい、若君の無事を知る。
一方、羽木軍のもとに宗鶴が倒れたと知らせが入り、殿は一気に攻めようと言いだす。お互いの援軍が到着し兵の数はほぼ互角。もし戦に勝ったとしても味方にかなりの被害が予想される。若君は宗鶴がいない間に息子の宗熊と和議を結ぶことを提案する。
川の中央の船に和議の席が設けられ、宗熊と若君が対面する。若君の思いを聞き、宗熊は和議に応じる。
唯が部屋に一人でいると、女中たちの噂話が聞こえてくる。藤尾が仏間へ行くよう促すと、唯は着物の裾をめくり、廊下をダッシュ、側転しながら襖を蹴破って仏間に到着。周りの度肝を抜く。
52戦感想
若君と宗熊の二人から愛される唯って幸せ者だわね。
仏間の襖を蹴破る展開好き!
唯ちゃんやってくれるわ~。
スカッとする。
第53戦~若君無事帰還
唯のおてんばぶりに手を焼く藤尾は、若君の母上に城を出すことをお願いする。和議が結ばれ明後日には戻ってくるので、母上は若君に気持ちを聞いてから考えると答える。
藤尾は唯に若君が当分の間城へ戻ってこないとウソをつく。小垣へ行きたいと言う唯に、明朝、恵北寺へ行って尼寺で修行してくるよう告げる。
唯は女中と談笑中、恵北寺へ行く話をすると、行くだけでも何日もかかる遠い場所だとわかる。藤尾は若君が生まれた時から世話をしてきたので、嫁になる者に対して特別厳しい目になってしまうとのこと。他の奥の女子たちも若君を大事に思っており、突然現れた唯のことが認められない模様。
翌朝、ぐっすり眠る唯のもとに藤尾が起こしにくる。若君が今朝暗いうちに一人で戻り、唯が目覚めるのを待っているとのこと。
唯は寝間着のまま走って若君のいる部屋の襖を開ける。そこには横になっている若君がいた。目覚めて起き上がる若君は唯の傷の心配をする。そんな若君に唯は、逆に心配かけてしまって一人で頑張る若君のことをずっと考えていたと伝える。
そんな二人の様子を見ていた藤尾たちを、若君は下がらせる。唯は若君に抱きつく。
この人の命、初めて会った時より何倍も何万倍も大切なものになってた
53戦感想
なぜだか私も奥の女子目線で見てしまう。
突然知らない女が現れたら認められないだろうな~。
落ち込むだろうな~。
唯ったら若君の命を愛しているなんて、いつの間にか「恋」が「愛」に変わっていたんだね。
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第54戦~若君のプロポーズ
若君は唯に現代の家族に会えなくてもいいのか尋ねる。唯は微塵の迷いもないことを宣言する。
「唯、この忠清の妻になれ」
「なります!!!」
若君は笑いながら唯を押し倒し、見つめ合ってキスをする。その時、襖のすぐ向こうにいる藤尾が声をかける。若君の母上が聞きたいことがあるとのこと。若君は急いで母上のもとへ行く。
父親を残して急いで一人で帰ってきた理由を尋ねられ、若君は言葉に詰まる。唯のことを指摘され図星を突かれた若君は本心を伝える。若君の思いを感じ取り、母上は殿への口添えを約束する。
唯のことを認めていなかった藤尾は、若君の意向をくみ唯の教育に取り掛かる。
若君は殿に唯と結婚したいことを申し出る。唯之助は男だと思っていた殿は結婚に反対する。
「昨日まで三男だった嫁など、断じて許さぬ!!」
54戦感想
すごーい!ステキなプロポーズ。
この命令形いいわ~。
第55戦~若君と婚約
唯は殿から結婚の許しを得られず落ち込む。そんな時、若君がやってきて、母上が殿を説得するから大丈夫だということを伝える。
殿は嫁にメロメロで、周りから側室を勧められても断ってきた。殿が嫁を一途に愛するように、若君も唯のことを想っている、これがもし破談になったらいつ結婚する気になるやら、とお方様は殿に話す。
殿は若君と唯の結婚を認め。来月の吉日に婚儀を挙げることになる。
唯は一旦天野家に帰る。若君の嫁になる自覚がない唯に、おふくろ様は若君の奥方になる重大さを説明する。若君との結婚が決まって浮かれていた唯は、ふと自分の目的について考える。
唯は若君に本心を伝えるため、庭に隠れて通りかかった若君を呼ぶ。
結婚したら立派な奥方になるよう努力するけど、
「戦のときは一緒に行きますから」
必死な唯の訴えに、若君は了承する。
55戦感想
若君の母上の性格が良いのは、殿に溺愛されてるせいだったのね。
ドラマの見過ぎで「奥方様=意地悪」みたいな偏見をもっていたけど、こういう人もいたのかもしれない…
ほっかむりの唯ちゃん可愛い。
でも戦に一緒に行っても足手まといになるのは目に見えてるけど…。
8巻感想
若君が唯との結婚に向けて色々動いてくれてるのが良いね。唯ちゃん愛されてるわ~。
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