Netflixオリジナルドラマの「Lupin/ルパン」パート2 全5話を紹介します。
怪盗ルパンに憧れるアサンが父親の無念を晴らそうとする物語。
ただいま息子が連れ去られて大変な状況。でもアサンなら絶対救い出すよね。っていう安心感が漂ってるのがいい。
アサン会いたかったよー。黒ヒョウみたいでかっこいい。
このドラマは残虐なシーンも無いし、ムダなエロシーンも無いし、リビングのTVでゆったり楽しめるところが好き。パリの街並みや観光地も堪能できて、需要をわかってらっしゃる。
・キャスト
・6話:ブルヌヴィルで監禁
・7話:パークハイアットで音声偽造
・8話:オルセー美術館の絵画
・9話:カタコンブの金髪婦人
・10話:シャトレ座での声明
・あとがき
※パート1ネタバレ感想はこちらのページ
キャスト
★アサン・ディオプ(オマール・シー)
セネガル出身のルパンマニア。25年前、父を自殺に追いやったペレグリニに復讐しようとする
★クレール(リュディヴィーヌ・サニエ)
アサンの元妻。アサンとはつかず離れずの関係
★ラウール
アサンの息子。母クレールと暮らす14歳。素直で親思いのとってもいい子
★ユベール・ペレグリニ
偽善家の金持ち。運転手のアサンの父に罪をかぶせ、多額の保険金をゲットした過去アリ
★ゲディラ警部
北アフリカ人の刑事。ルパン好きのおかげで事件の真相を突き止めるが、仲間から変人扱いされる。アサンから「ガニマール(ルパンを追う警部の名)」と呼ばれ、一目置かれる
6話:ブルヌヴィルで監禁
奇巌城にて、ペレグリニの手先のレオナールは、アサンの息子ラウールを連れ去る。途中、町に立ち寄ると、アサンが捜しにやってきた(こんなニアミスある?)
カーチェイスでなんとか逃れ、古い空き家に立てこもる。
またまたそこにアサンがやってきた(嗅覚がすごい)。真っ暗な館で2人は格闘し、アサンがレオナールを窓から放り投げる。
その後、アサンはラウールを捜し回るが見つからず。
レオナールは車のトランクにラウールを閉じ込めたまま、火をつける(ウソでしょ…)
まさかね…。ラウール死んでないよね。焼死なんてこのドラマっぽくないし、絶対縄をほどいて出てるよね。信じてる。
アサンの追跡はさすがにご都合主義すぎたけど、雰囲気を楽しむドラマだから別にいいよ。
レオナールが悪者なのにスカーフ巻いてて何気にお洒落でかっこいい。でも子供がトランクに入ってるのに火をつけたのはビビった。熱中症にならないようにジュースあげたり、ちょっと良い人なのかと思ったりしたんだけど…
なんで殺そうとしたんだろう。人質として生かしておけば、有利に交渉できただろうに。下っ端だからそこまで考えが及ばない感じなのかな。
7話:パークハイアットで音声偽造
トランクに閉じ込められたラウールは、駆け付けたゲディラ警部が助けてくれていた(ナイス!!)
ペレグリニはラウールを人質にして、アサンをおびき寄せる作戦をデュモン警視に持ち掛ける。
一方、警察に捕まったアサンは華麗に脱走し、盗んだゲディラ警部のスマホからペレグリニの作戦を知る。
ホテルにて
ペレグリニの主催の慈善パーティーにて、アサンはコックになりすまし潜入する(ヒゲ意味ねー)。なんやかんやで警察を襲い、素敵な黒ジャケットをゲット(かっこよ)
偽造音声でデュモン警視に指示を出し、ラウールを救い出す。
「パパ泥棒なの?」
核心を突く息子にアサンは素直に打ち明ける。その後、2人がクレールのもとに帰ると、警察が待ち構えていた。
「逃げて…」
夜のパリがとても素敵。そこにいるアサンがこれまたかっこいいよね。
そしてゆるゆるの警察官の失態がおもろい。ガソリンスタンドなんかに立ち寄るから~。ルパンマニアのゲディラ警部が、アサンの魅力にハマっていく流れ好き。
ラウールは思春期のわりにめちゃくちゃ良い子だよね。パパにもらったマントを逃げるときもずっとつけてるの可愛かった。
8話:オルセー美術館の絵画
ラウール誘拐事件は一件落着するが、アサンの気持ちは収まらない。ペレグリニの娘ジュリエットをターゲットにするとか。
アサンはあの手この手でジュリエットの気持ちを盗み、25年前の真実を知る母親に供述させるよう仕向ける。
そしてペレグリニは逮捕される。
ロケ地がいちいちお洒落。バイクでの夜のドライブ楽しそうだった。いいな~
9話:カタコンブの金髪婦人
捕まったペレグリニは友人の内務大臣の計らいで釈放となる。
レオナールはアサンが在宅中に侵入するが、ペレグリニの手先に殺されてしまう。アサンも犬のジャッキーズも気づかず、時すでに遅し。
指名手配されたアサンは骨董屋のフェレルと隠れ家の倉庫へ。警察が突き止め侵入すると、地下に続く階段があった。
先に進むとそこはカタコンブ(地下納骨堂)だった。
アサンたちは少年の頃にゲットした非公開の通路の地図をもとに、地上に出ることに成功する。
一方、ゲディラ警部は、アサンの押収品に隠されたメモリを発見し、25年前の事件の真相を知る。
捕まりそうで捕まらないのいいなぁ。ドキドキハラハラで楽しい。
少年期と交互に描いてくれてるけど、アサンはあの時のまま時間が止まってるんだろうね。父の事件を解決するまでは、前に進めないんだろうな。
早く立ち直って、自分の人生を歩んでほしい。
最後に受付の金髪女性に地図を返すのお洒落だった。しかもダイアモンド入ってるし。
そして「ペレグリニ」で吠えるワンちゃんが癒し。そういえば飼い主の女性は死んでしまったよね(涙)。あれもレオナールの仕業だったのか。
なにげにレオナール好きだったんだけど、あっけなく殺されてしまった。殺しばっかり担当して、報酬がよかったのか、弱みを握られていたのか、日陰の人生が楽だったのか、もはや真実は闇の中…
10話:シャトレ座での声明
アサンとフェレルは、資産管理者からペレグリニの金融取引情報をゲットする。
その後、2人は図書館にいたパンクファッションのイケメン男子を仲間に誘う。散髪してイメチェンしたら、ペレグリニの金融専門家クルーベだった!!えー!
財団の演奏会の日
クルーベは機材の搬入のふりをして、アサンが入った箱を運び込む。蝶ネクタイのアサンかっこよ。
演奏が始まると、特等席に座るペレグリニのもとに、アサンがやってきた。
「濡れ衣を着せるために雇った」
脅されたペレグリニは25年前の真実を語る。
その後、アサンは襲ってくる数々の敵と格闘しつつ、演奏がクライマックスを迎えて盛り上がる盛り上がる。
曲が終わり、ステージにアサン登場。観客に真実を語りだす。そして脱出のとき、消防設備士に扮したレゲエ風のアサン笑える。
フェレルは観客から寄付されたお金を財団の口座に送金したみたい。
そしてペレグリニとデュモン警視は逮捕される。
逃亡するアサンはセーヌ川のボートに乗り込み出発。これは爽快だ。元妻とラウールを思い出の橋に呼び出し、アサンは別れを告げる。
ー完ー
楽しい~!これぞエンタメって感じで、勧善懲悪でスカッとした。
歴史ある建物でクラシックの音楽にのせて、手に汗握る演出は楽しませてくれたね。目も耳も贅沢な気分になった。
次のシーズンに続けるためにモヤっとした終わり方じゃなく、一旦区切りをつけてくれたのは良かった。
悪者にも悲しい過去が。みたいな哀れみを誘う描写は無く、一貫して極悪人のペレグリニがナイスキャラでした。
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あとがき
アサンがかっこいい。なんでも着こなすよね。
ラストの家族との別れはちょっとウルッときたけど、やっと真犯人が捕まって、アサンの人生の第二章の幕が開けるような、スッキリした表情が印象的だった。
前向きな気分でドラマを見終われて、メルシーボークーの気持ちでいっぱい。
シリーズ化するにはもってこいの題材だから、この先長く楽しめそうで嬉しい。
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