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Netflix『LUPIN/ルパン』シーズン1ネタバレ感想


Netflixオリジナルドラマの「ルパン」を紹介します。

ルパンを黒人がやるの?と思って再生してみたら違いました。

主人公が少年時代に憧れた怪盗ルパンを真似て、父のぬれぎぬを晴らす物語。

何かのスパイ映画で聴いたことのあるようなBGMが良い感じで、ヒップホップ調のアレンジをしていたり、全体的にお洒落な仕上がりになってます。

そしてなにより主役のオマール・シーがかっこいい。巨人すぎて、変装しても体格でバレるんじゃ?という指摘は置いとくとして…

主人公の少年期と今を交互に描いて、人物を深く掘り下げてくれているので、物語にどっぷりハマりました。

キャスト

★アサン・ディオプ:オマール・シー
セネガル出身。バツイチ子持ちの一人暮らし。特技はスリで愛読書は「怪盗紳士ルパン」

★クレール:リュディヴィーヌ・サニエ
アサンの元妻。息子ラウールと暮らす

★ババカール・ディオプ
アサンの父。25年前に刑務所内で自殺

★デュモン捜査官
25年前に首飾り盗難事件を捜査

 

1話:王妃の首飾り

ルーブル美術館で清掃員をするアサン。

どうやら来週「王妃の首飾り」のオークションがあるらしく、アサンは悪い仲間に窃盗の話を持ち掛ける。

オークション当日

アサンは紫の素敵なスーツに身をまとい、IT社長を装って競売に参加。首飾りを競り落とす。

受け渡しの時、警備員に扮した仲間が裏切りアサンを襲う。仲間は首飾りを奪って逃走するが、途中で事故って捕まってしまう。

押収された首飾りは偽物だった。

どうやらアサンは襲われたときに、ゴミ箱に本物を投げ込んだ模様。後日、清掃員として館内に入り、ゴミ箱から首飾りを回収する。

<入るときは清掃員、出る時は億万長者>

あらカッコいい…

1995年

アサンの父ババカールは、ペレグリニ家の運転手となるが、首飾りの窃盗容疑で逮捕されてしまう。
アサンが面会へ行くと、ババカールは自室で首を吊っていた。
父はペレグリニ夫人からもらった小説「怪盗紳士ルパン」をアサンへの誕生日プレゼントとして用意していた。

感想

ルーブル美術館でのロケいいね。贅沢だ。
てっきり主人公がルパン役だと思っていたら、予想と違った。復讐の物語?
清掃員のアサンもIT社長のアサンも、体格良すぎてアサンにしか見えないと思うんだけど、みんなは別人に見えるんだよね。フランスにはあんな感じの人がたくさんいるのかしら?

 

2話:スペルミスの遺書

報道では、首飾りは父が盗んだ後、バラバラにして売られたとなっていたが、手にした首飾りは分解したあとがなかった。

父が犯人ではなかったのかも…

アサンはウーバーイーツ風を装って、ペレグリニの娘を呼び出し、真実を問いただす。警察官との茶番を終えて家に帰り、父の自白の手紙を読み返すと、スペルミスに気付く。

<真実はいつも図書館にある。私と同じ過ちを犯すな>

図書館:bibliotèques→正 bibliothèques
犯す:comet→正 commettre

アサンは内務省HPをハッキングして、父と同じ刑務所にいる”Cometコメ”という名の男を発見。そいつは図書館勤めだった。

そして面識のない新人受刑者と面会時に入れ替わり、刑務所に入る(すげ~)。不治の病で医務室で寝たきり状態のコメになんとか会い、父が託したLupinの本を発見。

文章に色が着いた単語を集めると、、、

私は無実だ。
罠にかけたのは、アンヌ・ペレグリニ

真実を知ったアサンは、シャワー室で首を吊って死亡したふりをして、遺体搬送中に脱獄成功!休憩時間に盗んだバスケゴールのネットで体を浮かせていたんだね。てか100kg以上体重ありそうだけど、よく上手くいったよね。

シャバに出たアサンは、ペレグリニ夫人のもとへ。彼女が父に自白調書にサインさせたらしいけど、デュモン捜査官にそそのかされたとか言ってる。

感想

ちょっとさ~。お父さんのトリックが難しすぎじゃない?25年経ったとはいえ、アサンもよく気付いたよね。
独房で厳しい監視がついてたらしいから、こんなまどろっこしいことするしかなかったのか。25年前の貧乏な黒人が冤罪を晴らすことって不可能に近いんだろうな。

首飾りの事件を追う警察官の中にいるルパンマニアが、かなり核心をついてるのに、仲間にバカにされてるの笑った。

3話:デュモン捜査官

アサンは市庁舎にてIT課の者になりすまし、会議中のデュモンを連れ出し監禁する。そして、当時のでたらめな捜査を責めて、尋問する。

しかし、デュモンはババカールが犯人だと主張を変えなかった。

「お前は騎士じゃないが野蛮人でもない。だから許す」

アサンは一旦諦めて市庁舎を後にすると、やっと警察がやってきた(ちょっと無能すぎない?)

開放されたデュモンは自責の念に駆られるが、ペレグリニにチクろうとして留守電に入れる。それがなぜかアレクサみたいなシルセが録音していて、妻エレーヌの前で再生されてしまう。あちゃー

1995年

アサンは謎の支援者(ペレグリニ夫人)によって良いとこの学校に転入する。そこで骨董屋の親友と、別れた妻クレールと出会ったんだね。

首飾り盗難事件を捜査するデュモンは、ババカールが犯人ではなく、被害者のペレグリニを疑っていた。本人に問いただすが、妻エレーヌの話題を出されて脅されてしまう。

そこでデュモンはペレグリニ夫人に、ババカールが自白調書にサインしたら減刑すると、ウソの約束をする。そうしてデュモンは闇落ちしてしまう。

感想

デュモンはちゃんと真犯人を見つけていたんだね、家族を人質に取られてしまったら、どうしようもなかったのか。ん-難しいところだね。

デュモンの部下たちが無能で、ちょっとした息抜きとなっている。ルパンマニアの刑事がそろそろ活躍しそう。

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4話:優秀な記者

アサンはデュモンを脅し、数年前にペレグリニを追い詰めたジャーナリストのファビエンヌ・ベリオの情報を与える。

当時、悪事を暴いたファビエンヌは、優秀な弁護団にやられて落ちぶれていた。

25年前、ペレグリニが倒産しかけの会社を救うために、保険金目当てにアサンの父をハメた。

これを証明するために、アサンはファビエンヌを説得して手を組む。そして、彼女の昔の職場の資料室に保管していたペレグリニのスキャンダル映像をゲットし、Twitterに載せる。

ペレグリニは会見を開き、でたらめな情報だと断言する。そこでマイクを向けるファビエンヌが、核心を突いた質問を投げかけたせいで、目をつけられてしまう。

アサンは高齢者メイクを施し、Twitterの投稿者サルバトールの名で報道番組に出演する。

そこで映像を流してもらうが、大事な部分がカットされていた。

その後、アサンがファビエンヌの家を訪れると、首を吊っていた…

警察官のルパンマニアのゲディラは、上司のデュモンから捜査の担当を外されるが、首飾りの盗難事件の主犯格と、サルバトールが同一人物だと気付く。

感想

せつない~。面白くなってきた~

落ちぶれた記者のファビエンヌが、アサンによって輝きを取り戻す過程に引き込まれた。でも早々に殺されてしまうとは…。もしかしたら25年前の父の自殺も仕組まれたものだったかもしれないね。

5話:誕生日

事件に関連する人物の名が、ルパンの小説に出てくる名だと気付いたディゲラは、こっそり捜査を続けていた。

スマホの通知で、今日(12月11日)はモーリス・ルブラン(小説「怪盗紳士ルパン」の作者)の誕生日だと知る。

2006年

クレールは彼氏のアサンが盗みで収入を得ていることになんとなく気付いていた。別れを告げようとしていたが、妊娠を機に真面目になる宣言のアサンを信じて結婚したっぽい。

2020年12月11日

今日は息子ラウールの誕生日。ファビエンヌの死で落ち込むアサンに、骨董屋の親友はカツを入れる。

そしてアサンはラウールと元妻クレールを誘い、電車でルパンの聖地を訪れることに。

なんと、その電車には、ファビエンヌを殺したと思われる男が乗っていた。ペレグリニからアサン殺害の指示を受けてるっぽい。

アサンは男の存在に気付き、下車駅に警察を呼んで、誤認逮捕させる。

その後、何もなかったように、「奇巌城」の舞台となったエトルタの砂浜を歩く。するとラウールを見失ってしまう。

「ルパン?」

呼び止められたアサンが振り返ると、ルパンマニアのゲディラ刑事がいた。

ー完ー

えーーー!!ここで終わるのー?!?!

感想

アサンは一途だし弱い人には優しいし見た目がカッコいいから、クレールが別れられない気持ちはわかるなぁ。でも相当悪い事してるよね。盗んだ金で息子の誕生日プレゼントとか買うのとかもイヤだけど、でもカッコいいんだよな~

悩むね。

ペレグリニで反応するワンちゃん可愛い。ファビエンヌ亡き後、ちゃんと引き取って世話してあげてるんだね。アサンがいつも座ってる椅子が気になった。

あとがき

続きが観たい!早く来て!

あの時お父さんが、ルパンじゃなくホームズの小説を選んでればよかったのに。アサンは名探偵に成長して、犯罪を犯さず事件を解決できたと思うんだけど。なぜルパンを選んじゃったかな~

大好きな父から薦められて、しかもあんな最期だし、アサンはずっとルパンを心の拠り所にして生きてきたんだろうね。切ないわ。

IDカードの偽造やらハッキングやらディープフェイクまでもできて、特殊メイクの技術を持っていたり、バスケゴールのネットは普通の人にはなかなか取れないと思うの。

アサン有能すぎ。

普通の会社に納まるような男じゃないんだろうね。

正義とかいう倫理観は置いといて、金持ち連中や警察を出し抜くのは、見てて爽快だったな。もっとやったってー。

アサンのカジュアルなファッションにナイキのスニーカー姿やら、ビシッと決めたスーツ姿などなど、とてもかっこよかった。華やかですごい目立つだろうなぁ…

私のポケットにもあの大きなダイアモンドをこっそり入れてほしい。

過激なシーンも無く、お洒落で楽しいドラマだった。続きが楽しみだ。

※パート2あらすじ感想はこちらのページ

オマール・シー主演の感動ドラマ
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Netflix『LUPIN/ルパン』シーズン1ネタバレ感想」への2件のフィードバック

  1. ぺれんな

    あさんの変装は簡単なものだけど、堂々としてれば案外ばれないもんなんですね
    体格は一緒ですが、変にこそこそしないのがかっこいいです。
    例えば、1話目の美術館から出るときにうける身体検査の時です。あそこで普通ならドキドキしますが、
    逆に疑われて心外だといわんばかりに堂々としてました。
    やってることは怪盗ですが目的とやり方がかっこよくてつい、憧れてしまいます。(笑)

    返信
    1. やどっきー 投稿作成者

      ぺれんな様、コメントありがとうございます。
      堂々としたアサンかっこいいですよね!
      続きが楽しみです。

      返信

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