トラでお金儲けをする人たちのドキュメンタリー番組「タイガーキング」を紹介します。
最初、陽気で頭のおかしいタイガーキングと、動物愛護のキチ女のバトルのお話だと思って楽しく観てたら、いやいやどうして。
トップを取りたい男たちの嫉妬がうずめきまくって、騙し合い敵に寝返ったりで、アメリカで一番有名な動物園の園長の座を奪いあう物語だった。
これ本当にあった話だよね?何度も自問自答したわ…
<あらすじ感想>
・1話:ジョーの紹介
・2話:洗脳された従業員たち
・3話:キャロルの夫が行方不明
・4話:証拠隠滅
・5話:選挙活動
・6話:ジョーの暴走
・7話:裁判
・8話:出演者の後日談
・あとがき
1話:ジョーの紹介
オクラホマで世界最大のトラの動物園を営むジョー・エキゾチック。とにかく猛獣が大好きで、200頭以上飼ってる。1999年に何もないところから建設を始めて少しずつ広げてきたとのこと。
世話が大変そうだけど、園内は清潔できちんと管理されている模様。
従業員はみんな歯がボロボロ。はみ出し者を雇うのが彼のスタイルらしい。
テレビで動物園の様子を生放送したり、ネット配信していたから、当時の映像がたくさんあるんだね。
「ここは俺の町だ。俺は町長で検察官で警察で死刑執行人だ」
とか言ってる。めちゃくちゃイカれてるけど、なんだか魅力的な男だ。
そんなジョーに、動物愛護のキャロルが敵対視してる。
キャロル・バスキン
トラの保護に尽力する女・キャロル。彼女の夫は「妻はトラのマザーテレサ」だと言ってる。うそ~ん
ジョーのトラの飼い方が気に食わないらしく(というか嫉妬?)、動物を虐待していると人々に思い込ませて、ジョーを追い込む作戦だそうな。
動物の保護をと言いながら、キャロルも動物を利用してお金を稼いでる。
粘着質そうなキャロルに目をつけられて、ちょっとこれはジョーに同情するわ…
2019年 オクラホマ州の刑務所にて
ジョーは檻の中だった。なにがあったの?
2話:洗脳された従業員たち
ドク・アントルの紹介
ジョーの師匠・ドクはトラ動物園の園長。妻はなんと、複数人(9人くらい?)いるとか…
10代でやってきた実習生を仕込んで妻にしてるらしい。キモい…
女性たちみんな幸せそうな笑顔で、休みなしで働かされても不満は無いらしい…
「仕事ではなくライフスタイルだ」
絶対的な立場を利用した洗脳だね。
インタビューに答えてるのは、洗脳から解けた女性なのかな。ある日、ショーに出られなくなったトラを殺処分している(かもしれない)ことを知って、目が覚めたらしい。
ジョーの夫紹介
マッチョなチンピラタイプのジョン。歯抜けすぎ。でもなんだか幸せそう。
もう1人の夫はトラビス。身長が2mでなかなか爽やか。珍しく歯が綺麗に揃ってる。
ジョーの夫たちもなんだか幸せそう。
こちらも絶対的な立場を利用した洗脳だね。まぁ需要と供給がマッチしていて、お互い様なのかな。
一方、キャロルは
こちらも、ボランティアと称して、スタッフをこき使ってる。
ソーシャルメディアを有効に使って、若者を洗脳しているらしい。
3話:キャロルの夫が行方不明
出会いはキャロルが20歳でドンが42歳のとき。キャロルは最初の夫と喧嘩して外を歩いていると、ドンにナンパされたらしい。
その時、ドンは既婚で子どもがいたが、離婚をしてキャロルと再婚。
実は、ドンは億万長者で動物コレクターだった。結婚当初は、トラを繁殖させて売買していたとか。キャロルにもそんな過去があったのね。
しかし、そのうち夫婦仲も上手くいかなくなってくる。キャロルに暴力を振るわれ、ドンは財産を奪われずに離婚する方法を探っていた。
ある日、ドンが行方不明
周りはキャロルを疑うが、証拠がなんにも出てこない。ほんとになーんにも。
怖いわ~
敵対するジョーが、キャロルに激似の女優を使って、ミュージックビデオを作成。ドンの体の肉をトラのエサにしてる。やば~
結果、莫大な財産がキャロルの手に。完全犯罪(?)が成立。
キャロルこわー
4話:証拠隠滅
ジョーはキャロルのサイトが検索の一番上に出てくるのが羨ましくて、同じ名前を付けたサイトを立ち上げる。バカなの?
案の定、キャロルに著作権侵害で訴えられる。
ジョーは反訴をするが取り下げられ、諦めて大金を支払うことに。法廷に立つのは嫌なんだってさ。所有するトラックやバスやらも奪われてすっからかん。あらあら…
放火事件
ある日、ジョーの収録スタジオとワニの住み家が火事になる。リアリティー番組のために撮った映像がすべて燃えてしまう。
葬儀でシカゴにいたジョーは激おこ。懸賞金付きの犯人捜しをする。
しかし、なんとなくみんな気付き始める。放火犯はジョーなんじゃないかって(怖いよ~)。映像は裁判の証拠となり不利になるし、ワニの住み家を燃やしたのは、周りの同情を得るため。
その後、なんとか援助で建物は再建したけど、キャロル対策の費用がかさみ、充分なエサも用意できていない…
GW動物園がキャロルに奪われそう…
救世主現る
実業家のジェフ・ロー。相当な金持ちで遊び人らしい。女性を吊るためにトラの赤ちゃんを連れて歩いてるとか。おいおい
ジェフはピンチなジョーを援助した。さらにキャロルに奪われそうなGW動物園を、ジェフの名義にして再開することに。
でも実は、ジェフは良い人ではなかった…
結果、ジェフに動物園を盗まれてしまう。あちゃー
5話:選挙活動
もー何が本当なのかよくわからなくなってきた…
大統領に立候補
マジですか?トランプとクリントンが争ってるときに、立候補していたんだね。
1年半ほど選挙運動の本部長を務めてきたジョシュアが「最悪の経験をした」って語ってる。だろうね。
結果、落選
知事選に出馬
4年も待てないからって、知事選に出ることに。
そんなこんなでまたジョシュアが雇われる。
「彼より政治に詳しいことが私の価値だった」
「自由主義で立候補したけど、自由主義の意味を今も知らないだろう」
とかジョシュアの話がおもしろい。バカにしつつもジョーの魅力にお手上げな感じ。
ジョーの夫たち
夫のトラビスは重度の大麻常用者だった。ゲイではないトラビスをつなぎとめるために、ジョーはドラッグを与え続けた。
さらにもう一人の夫・ジョンもゲイではなかった。従業員の女と浮気して子どもが出来ちゃったとか…
ある日、ずっと頭のおかしいトラビスが、ジョシュアの目の前でピストル自殺した。ジョシュア災難すぎ…
その後、ジョーは激しく落ち込み、トラにも選挙にも興味が無くなってしまう。
そんなとき、ジョーに新しい彼氏・ディレオンが現れ再婚。トラビスの死から2カ月後(!)のことだった。早っ!
6話:ジョーの暴走
もう誰が味方で誰が敵なんだか、わけわからない…
オーナーのジェフ
GW動物園を乗っ取ったジェフは、以前ラスベガスのホテルに動物を連れ込んだことで捕まった模様。
ジェフは悪者に描かれてるけど、意外と動物園の切り盛りを頑張ってて良い奴じゃん。とか思ってた。実は、過去に最初の妻を殴って絞め殺した罪があるんだとか…こわー
保釈されてから、自分の金がジョーに勝手に使われてた事に気付く。さらに調べると、動物園の資金を州知事選の活動費に充てられていた。
ジェフはただジョーを救おうとしただけなのに、お金を盗むなんて!とジョーに激怒。そりゃそうだ。ジョーを動物園から追い出した。
南オクラホマあたりにて
ジョーは夫のディリオンと逃亡生活。
動物愛護を訴える者には勝てないとか悲し気に語ってる。
キャロル殺害計画
ジョーは選挙活動時に並行して、殺し屋を捜していた。本気でキャロルに死んでほしいらしい。
ジェフと共にGW動物園を救った実業家のジェームズも、重罪犯だとか。このとき警察から情報提供を言い寄られ、いざこざに巻き込まれたくないジェームズは、FBIのスパイになることを決める。
あーだから、怒鳴り合いしている場面とか音声とか全部残ってたんだね!
ジェームズは、ジェフの右腕のアレンが実行犯に選ばれたことをFBIに報告する。
このアレンって人の風貌が本当に殺人犯顔なの。実際に過去に、涙粒のタトゥーを入れる前に人を殺したらしい(え?)
ジェームズはFBIのスパイをやっていることをジェフに伝え(いいの?)、ジェフはアレンにFBIに目をつけられていることを伝える(情報が筒抜けですわ)
まぁこれ以上、ジョーの味方になっても良い事ないしね。
結果、ジョーの殺人計画は実行されず、アレンはキャロルを殺さずに済んだ。
7話:裁判
2019年、ジョーはオリの中にいた。
ジョーの逮捕によりGW動物園が捜査の対象となり、いろいろ押収される。キャロル殺人依頼だけでは根拠が薄いため、他の小さな罪をたくさん集め、それを1つの罪とすると重罪になるらしい。
やっぱり詐欺師だったジェフ
オーナーのジェフはGW動物園は捨てて、新しい土地でアメリカでトップの動物園を開こうとしていた。ジョーの友人の動物園長で猿好きなティムに協力をお願いし、工事開始。てか広大な土地を自分たちでやるのね。何日かかるの?すごい
ジェフの仲間だったデブのジェームスは、途中で騙されていたことに気付いたらしい。
すると笑いながら急にキャロル殺害依頼の真実を語りだす。え?えーー!!
あれは全部ジェフが計画したことだったとか…まじか!
手下のアレンを使って。電話の録音も全部演技。さすが詐欺師だね。感心するわ。
そんなことは知らず裁判は進む
GW動物園の元従業員が次々に悪い証言をして、ジョーを窮地に追いやった。自分も捕まりたくないしね。
金髪ロングの飼育主任のエリックが好きだったんんだけど、裁判に呼ばれたとき、すごい風貌が変わって落ちぶれた感。この人は本当に動物を愛していたよね。
ジョーへの判決は
”有罪”
かっこいい義足の元管理人「タイガーキングは刑務所のオリの中だ。皮肉だな…」この人も動物とジョーを愛していて、すごく良い人だったな。あと左腕をトラに噛まれた元スタッフの女性もだよね。
ジョーには信頼できる人も、大好きなトラもすぐそばにいたのに、自分から離れていってしまったんだね。
判決を聞いたキャロル夫妻はお祝いにシャンパンを開ける。この夫がまたしたたかなんだよなぁ。キャロルを盾にしてズルいわ~。
最終手段(まだあったの?!)
ジョーは自分だけ捕まることに納得がいかず、他のブリーダーの罪を暴く。そっち?!
実は、過去に関わった希少動物の売買の記録を倉庫に保管していた。すげーな。いつの間に準備してたの?
新夫のディリオンに頼み、PETA(捕獲動物法執行部)に提出した。ジョーがシャバにいるときは一番の敵だったのに。
関係のない一夫多妻のドク(まぁ関係はあるけど)は、遊べなくなったトラをガス室で殺していたことがばらされる。
ちなみに、ジェフの新動物園建設で手伝っていたティムは、途中で騙されていたことに気付き、ジョーに情報を渡す。気付くの遅いってば。
ドキュメンタリーまとめ
ジョーとキャロルの確執から始まったことが、逆に標的にされてしまった。無意味な裁判でかかったお金があれば、野生に生息するトラをどれだけ救えるか。
ジョーは懲役22年と宣告された
ドクは安楽死の申し立てに応じず、所有してたトラ1万頭はアメリカに捕らわれている
野生に生きるトラは4千頭以下しかいない
ー完ー
とんでもなく空虚な気持ちだ…。最後の一文にめちゃくちゃ驚いた。知らなかった…。これが実話ってもんだよね。
8話:出演者の後日談(追記2020/4/15)
全7話が配信された後、番組が大人気となり、8話が追加されたみたい。
司会の男性が、「今、世界はパンデミックの真っ最中だ」とか言ってるから、出来立てほやほやの映像なのね。
司会の男性が以下のメンバーにひたすら質問
・金髪ロングの飼育主任のエリック
・GW動物園オーナーのジェフ夫妻
・義足の管理人ジョン
・トラに腕を噛まれた女性飼育員
・選挙運動本部長のジョシュア
・歯抜けの元旦那ジョン
・TVプロデューサーのリック
ジョーは獄中だから、死人に口なし状態で、言いたい放題だね。そしてインタビュアーのドヤ顔とアメリカンジョークがウザい…
せっかく7話で綺麗に完結していたのに、この8話は蛇足だよね?
ジョーが見たいんだよ~。わかってねーな。現在のジョー・エキゾチックを見せてくれ。
映画化されるらしいけど、実在のジョーを超えるのはハードル高そう。(追記おわり)
あとがき
まさかこんな切ない気持ちで見終わるとは、予想もしなかった。ただたんにイカれた人たちの紹介VTRだと思って見てたから。
最終話まで見た後に、1話を見返すと、あの頃は綺麗に管理されていたよね。ちょっと行ってみたかった。トラは絵になるね。画面が映える。
でも見学だけなら簡単だけど、あんな大きなトラの世話を、休みなしでよく頑張ってやってたよね。1頭だけでも大変だろうに。すっごいわ~。愛がないとできないし、なかなかの力仕事だよね。
キャロルなんか無視すれば良かったのに。まぁ難しいか…。はーー上手くいかないもんだね。
しかも選挙にもでちゃうしなー。身から出た錆か…