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Netflix『アンオーソドックス』あらすじ感想~超正統派夫からの逃亡

Unorthodox

新しく配信されたので試しに観てみたら、衝撃の世界が広がっていて引き込まれた。女性が観るにはツラすぎるね。泣かされた。

物語はNYの超正統派ユダヤ人街で育った18才の女の子が、同じコミュニティーの男性と結婚。自由のない生活に嫌気をさしてベルリンへ渡るお話。

てっきりファンタジーだと思っていたら、デボラ・フェルドマンという女性が書いた自伝が原作とのこと。”超正統派”という集団が実在するらしい。

超正統派(ユダヤ教)とは:
男性の見た目は、黒い帽子・黒いスーツ・長い髭・長いモミアゲが決まり。

ユダヤ教の教義を学ぶことを重要とされ、徴兵免除で仕事はせず、国の補助で生活をする。

女性は出産マシンと化して、7・8人子供を産むらしい。現在イスラエル国内では、急速に超正統派が増えて、国のお荷物になりかけてるとか…

1話:ベルリンへ逃亡

物語は、主人公のエスティが家を飛び出してからの出来事と、1年前に結婚した時の出来事が交互に描かれます。

家出するエスティ

NYの超正統派ユダヤ人街で暮らすエスティは、怪しまれないよう手ぶらで家を出る。

とにかく女性に自由がない世界だ。

そして、ある女性のもとへ。航空券とパスポートを受け取り、空港へ向かう。

夫のヤンキー

妻のエスティがいなくなり、ヤンキーは両親に消えたことを告げる。

ヤンキーの眼球がキチってて怖い…

いとこのモイシェ登場。どうやら一族の問題児らしく、エスティを連れ戻せば神のご加護があるとか思ってるらしい。やる気を出してて怖いわー

そんなとき産婦人科からの留守電で、エスティの妊娠が発覚。さらに捜索にやる気を出してる。やだな~

モイシェとヤンキーはエスティの身辺を探り、ドイツへ渡ったことを知る。

はぁ…そっとしておいてあげてほしい…

ベルリンにて

無事到着したエスティ。嬉しさで涙がこみ上げる。

コーヒーショップで偶然知り合った男性は、シャルハルム音楽院の生徒だった。仲良くなってグループで湖へ。

仲間に勧められて、エスティは靴を脱いで洋服のまま水中へ入る。カツラを取ると、丸坊主だった。これはかなり衝撃だ。

夜、泊るところがなく、音楽院へ忍び込む。

結婚前(1年前)

祖母とおばに育てられているエスティ。いい縁談があるとか。

結婚は本人たちの意思とは関係なく、決まってしまうんだね。てかお相手のヤンキーの目が怖すぎ…

ある日、エスティが帰宅すると実母が来ていた。

エスティの父は飲んだくれで、その昔、母はエスティを置いてドイツへ渡ったらしい。エスティはそのことをまだ恨んでる模様。

母親はもし逃げたくなったら使うようにと、ドイツ国籍を取得するための書類を渡す。

エスティは母とは違って温かい家庭を築くと宣言し、母親を拒絶する。

それにしても、どんなホラー映画より、ヤンキーの空気感が怖い…

 

2話:結婚前のあれこれ

1年前

エスティは子どもを作る方法を教えてもらう。

毎週金曜日は夜の営みを。生理中のことを”穢れ(けがれ)”と言い、夫とは一緒に寝てはいけないらしい。さらに生理が終わってから7日間ほどダメとか。

新鮮な関係を保つため、とかさも正当な理由をつけてるけど、要は排卵中しか隣で寝ちゃいけないってことね。胸が痛くて言葉が出ないわ…

さらに、結婚式の前に体を清める必要があるらしい。なんやこの世界…

結婚式

独特なお祝いの仕方で、男たちの集団が怖い…

でもエスティは嬉しそう。

結婚式の後に断髪式。バリカンで長い髪をそり落とす。ツルッツルの丸坊主。これは悲しすぎる…

現在、夫もベルリンへ

エスティを探すヤンキーとモイシェがベルリンに到着。怖いー

「エスティは危険にさらされてるから助けに行かなくては」という考えらしい。

はー怖い…

音楽院にて

エスティは音楽院で学費免除の特別プログラムがあることを知り、申し込む。そういえばピアノ習ってたもんね。

音楽院の生徒・ダージアと仲良くなり、夕食会に誘われる。話の流れで、エスティがピアノを披露することに。

それなりに弾けるけど、ピアニストになるには程遠い腕前だそう。空気が読めないヤエルにダメ出しされて、エスティは部屋を出ていく。

悲しみのエスティは公衆電話で祖母に電話する。電話を取った祖母は、何も言わず受話器を置いた。

うー泣くーー

街をウロウロすると、キチ夫に偶然会いそうで怖い。。

 

3話:逃亡の理由

1年前

結婚してから3日目、まだ上手くHが出来ていないらしい。

義母が家にやってきて

「昨夜も失敗したそうね。あの子が自信を失う前になんとかして」

男を王のように扱えとか…。ふーこれはめんどくさい。

ヤンキー的には母親に性生活の相談とか普通のことらしい。キモい…

結婚から数カ月後

性生活が上手くいかず、エスティは実家へ帰りたい。おばに話しても理解してもらえず、早く子どもを作るように、真面目にやれとか厳しい言葉。

それからさらに数カ月後ーー

結婚してもうすぐ1年たつけど、まだ上手く出来たことがないらしい。そんなことある?

考えの違いで2人は口論になり、エスティは投げやりに体を捧げる。どうやらそのときのが着床したらしい。

現在

エスティの赤ちゃんは順調に育っている模様。医者から中絶する選択もある、なんて言われるけど、全くそんなことは考えていないみたい。これは驚き。

ホロコーストで失われた600万人を取り戻す、とか言ってる。好きでもない男の子供だけど、この辺はやっぱり考え方が普通の女性とは違うんだね。

そんなとき、モイシェがエスティの母の家に侵入して、エスティが音楽院に申請したオーディションの書類を発見。

居場所がバレた。これはやっかい

ある日、エスティは友人に誘われてクラブへ。モイシェもキター。何も知らないエスティは、楽しいひと時を過ごす。ロバートと良い感じに。

 

4話:エスティの決意

unorthodox2

ベルリンへ逃亡する直前

親族の集まりでエスティは気分が悪くなり途中退席する。どうやらつわりっぽい。

そんなことを知らないヤンキーは、置いて帰られて激おこ。もーこの男めんどくさい。

「離婚したい」

上手くHが出来ない事をエスティのせいにして責めて、妊娠できる他の女性と再婚しようと考えてるらしい。サイテー

やっと妊娠したのに伝えらえず、これは可哀そう…。この最低な出来事でベルリンへ行くことを決意したんだね。

祈りの儀式

なんだかんだで祈りの時間はしっかりやるヤンキーとモイシェ。

突然、モイシェは全裸になって川に飛び込む

<神よ!お助けください!>

どうかしてる…

とうとうエスティはモイシェと遭遇して捕まってしまう。モイシェは連れ戻すために、この土地で何の特技もないエスティに独りで暮らせない。故郷に帰るしかないと説く。

<戻らないなら自分でやれ>

帰郷か自殺か、モイシェは選択肢は2つしかないと言い、ピストルを置いて去っていった。はーツライ

母親と再会

エスティは母親のアパートを訪ね、救いを求める。

母親は、外の世界で生きられないと洗脳するのは、常套手段だという。

実は、母は旦那から逃げてエスティと2人で暮らしていたことがあるとのこと。しかし、エスティを取り上げられ、裁判でも負けてどうにもならなかったとか…

真実を知ってわだかまりが解けた模様。

オーディション当日

え?あのピアノを披露するの?と思ったら、歌で勝負するらしい。

曲はシューベルトの”音楽に寄せて”

この歌声がなんとも綺麗で、号泣ですよ。こんな特技があったのね。

歌い終わり、エスティは語る。自分が生まれ育った場所は、公共の場で女性の歌唱が禁止だった。男性の前で大声を出すことは下品とみなされるとか。

そういえば3話で、通りかかった教会で女の子たちが歌ってるのを見て泣いてたよね。それでか~

審査員の先生は、エスティの声はメゾソプラノだから、声に合った違う曲も聴きたいとリクエスト。

エスティはユダヤの曲を歌いだす。

落ち着いた歌声で聴かせるよね。色々な背景を見てきたから、涙が止まらないよ。

なんでこの子が主役なんだろうって思ってたけど、この歌声で選ばれたのかな。

オーディション後

ヤンキーも来てた。エスティは走って逃げたりするわけじゃないんだね。

周りに監視する人たちがいないから、素直な気持ちを語り合えてるっぽい。

でも遅いよね~

ヤンキーは音符のネックレスを買ってくれていた。

もうちょっと早くこれをしてればなぁ…遅いんだよ~

生まれ変わるからやり直してほしいってさ。

夫は激昂したりするのかと思ったら、いたって冷静にしかも熱く語るんだよね。最初の頃の恐怖が消えたわ。慣れってすごい。

ヤンキーは決意を表すためにハサミを取り出し、もみあげを切り落とす。

これって本人にとっては相当な出来事なんだろうね。

「もう遅いわ。ヤンキー」

だよね…

エスティは部屋を後にする。ーendー

最後、ヤンキーの情に流されて復縁してしまうんじゃないかとハラハラしたけど、エスティがきっぱり断ってくれてよかった。ホッとしたよ。

生活能力がないエスティにとって、ベルリンで子育てすることは茨の道だよね。でも幸せになるための苦労だから、もうそれは幸せを手に入れたも同然だ。未来のあるエンディングで良かった。

 

あとがき

超正統派の男たちが、なんでも神様のせいにするのズルいなと思った。

大の男が働かずにただ祈ってるだけなんて、もったいないよね。

ちょっと理解が出来ない世界だわ。

生理を「けがれ」と表現されるのはムカつきしかないけど、代々そうやってきた人たちにとっては、他宗教の人の声なんて聞こえないんだろうね。

考えてもどうにもならないことだけど、こんな人たちが同じ地球上に存在するということを知れたのは、有意義だったと思う。

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