2巻は戦国に来た唯が若君に近づこうとして、とにかく頑張る回です。
漫画の表紙と裏表紙を写真に撮って並べてみてわかったけど、これ、一枚の絵になっていたんだね。可愛い。唯がプロポーズしてる。
アシガール②
著者:森本梢子
ココハナ 平成24年8月号から平成25年2月号に掲載
1.第8戦~戦の現実を知る
2.第9戦~猿楽一座のあやめさん
3.第10戦~姫に扮して閨に潜入
4.第11戦~二人の楽しいひととき
5.第12戦~戦国にて就職活動
6.第13戦~悪丸とかけくらべ
7.第14戦~ふくに逢いたい若君
8.2巻感想
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第8戦~戦の現実を知る
戦のメンバーになっていなかった唯はとりあえず黒羽城に行ってみて、じいの天野様に小荷駄隊に入れてもらう。
列の最後尾で鍋を背負って歩いていると、山の向こうから銃声が聞こえてきた。こんな悠長なことしてる場合じゃない、って鍋を置いて前方へ走る。たどり着いた先には死体がごろごろ。戦の現実を知った唯は気絶する。
唯の行動力がすごいね。
第9戦~猿楽一座のあやめさん
目が覚めると荷台の上にいた。戦は勝利して若君も無事であった。城へ戻る途中で若君は近くの寺に一泊するとのこと。
唯が戦の現実を知って落ち込んでいるところに、猿楽一座のあやめが登場。若君は今宵鐘ヶ江の娘と一緒に過ごすってさ。嫉妬に狂う唯にあやめは、鐘ヶ江の娘に成り代わって閨に潜入することを思いつく。
唯も若君も無事で良かった。
姫に成り代わって閨に潜入なんて、面白くなってきた~。
第10戦~姫に扮して閨に潜入
唯は姫の格好になって、鐘ヶ江の姫・ふきをでんでん丸で気絶させ、若君がいる閨へ案内される。扉が開くと縁側に若君がいた。外を眺める若君は振り返ろうとしない。
部下たちは外で大騒ぎしているのに、若君は背中が寂しそう。唯は感じたままそう伝えると若君は本心を語りだす。戦を経験した唯は若君の話に共感し、戦について熱弁する。
思ってもみない反応に驚いた若君は振り返り名前を聞く。慌てた唯は「ふく」と名乗る。
縁側で黄昏る若君の後ろ姿が素敵…。
どうやら若君が唯に興味を示してきたよ~。おかしな唯に微笑む若君。笑顔が爽やか!
第11戦~二人の楽しいひととき
若君から「近う参れ」と言われた唯は、ダッシュで駆け寄り若君の前に座る。戦について二人で語り合う。
若君からお酒を勧められ、唯は一気に飲み干す。初めての味に変顔を披露すると若君は大爆笑。和んだ空気のもと、周りを見渡すと枕が二つ並べて敷かれた布団を発見する。心の準備をしていなかった唯は急に焦りだす。
そんな唯の様子を見て、寝っ転がる若君。怖がってる女に何もしないと告げる。歌を詠もうという若君に、唯は「おーまきばーはーみーどーり~♪」と歌い出す。
可愛い唯に和んだ若君は「腹が決まったら参れ」と誘う。本気にした唯だが、どうやら若君にからかわれた模様。若君は眠っていた。唯はバレないよう部屋から出ていく。
寝たふりをしていた若君はふくが気になる様子。
ダッシュで駆け寄る唯が可愛い…。
確かにあの布団の敷き方はないわ~。目的が明確すぎて引くよね。
若君は優しいし、唯は可愛いし。どうしましょ。
抜けてる部分もあるけど、戦についてしっかりした考えを持っていたり、どういうおなごなのか知りたくなったのね。
「面白い…」ってもう恋に落ちてますやん。
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第12戦~戦国にて就職活動
閨から逃げ帰った唯。女としてお城に入るのではなく、戦のときに若君の近くにいたいとのこと。それなら若君の部下・天野小平太に仕えることが手っ取り早いと教えてもらう。
一方若君は、寺で会ったふくを気に入り、小平太に呼びよせるよう命じる。
唯は天野家に雇ってもらうべく、馬に乗った天野さまを走って追いかける。足の速さを認められ、かけくらべに出場することになる。
寺で会ったふくをすぐに呼び寄せるなんて、このスピード感はさすが戦国武将ですな。
どうにかして若君に近づきたい唯の自己アピールがすごいわ。
第13戦~悪丸とかけくらべ
羽木家の重臣・天野信茂と千原元次は、昔から顔を合わせると喧嘩ばかり。千原氏には悪丸という足の速い足軽がおり、天野氏は対抗心を燃やす。唯はかけくらべで悪丸に勝てば、天野家に雇ってもらう約束を取り付ける。
悪丸は黒人で体がデカく足が速そうだけど、唯の方が速かった。千原氏の家来が唯に罠を仕掛けるが、良い人の悪丸はズルをしなかった。
唯之助が勝ち、天野家に雇ってもらえることになる。千原家を首になった悪丸も天野様に雇ってもらうよう頼み込んで、一緒に梅谷村のおふくろ様の元へ帰る。
鼻血流しながらも唯ちゃん凄いよ。
働き口を見事ゲット!
しかも悪丸とかいう部下までできた。
周りを巻き込む能力に長けているね。
第14戦~ふくに逢いたい若君
城に呼んだ鐘ヶ江久政の娘は、ふくではなかった。あの夜の娘は何者だったのか、謎に包まれたまま、若君は落胆する。
唯の2度目の出陣は、天野の赤揃えを身に着け軍の先頭を歩く。振り向くと馬に乗った若君が見え、ウキウキで行軍を続けた。
羽木軍が千に対して高山軍が三千の厳しい戦いだと知った唯。21世紀の科学の力を利用して戦に勝利するために、脇差を抜いて一旦現代に帰る。
高山兵に囲まれた羽木軍。後のない状態の若君はふくの気配を感じて振り返る。
早くふくは唯之助だって知らせてあげたい。
もう両想いや~ん!こんな緊迫した時にふくのこと思い出すなんて!
2巻感想
コネもスキルも何もない10代の女の子が、やる気と根性だけでどんどんステップアップしていくのが爽快だわ。人脈を広げるための自己アピールが凄いよね。
ガサツなのに若君に迫られると女子の反応になるのも可愛いし。
若君は若君で、城の跡取りとして頑張ってる姿が素敵。今まで接してきたおなごは、相槌を打つだけか、一方的に喋るだけとかで、楽しい会話なんてしたこと無かったんだろうな~。良かったね。ふくが現れてくれて。緊迫した毎日にはふくのような癒しが必要だわ。
早くふくに逢わせてあげたい。
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