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Netflix『ベタール』インドのゾンビドラマ~全話ネタバレ感想


インド発のNetflixオリジナルドラマ「ベタール」を紹介します。

物語は、高速道路の建設予定地に住む村人を、兵士が無理やり立ち退かせようとするところからスタート。その村にある古いトンネルに、封印されていたゾンビが目を覚まします。

インドのドラマはあまり馴染みがないので、聞きなれない言語と見慣れない顔に違和感を持ちつつ、ゾンビものが大好きなので1話を視聴。

まず、兵士の村人への扱いがヒドいのなんの。人権無視の世界。これ、昔ばなしとかじゃなくて、現代のことだよね?さらに、やっと出てきたゾンビが、鉄砲を持ってる!!ゾンビが武器を使いこなしてるよ。なんやこれ…

色々と私の常識を超えてきて、あっけにとられたまま全4話を観終わりました。

 

1話:ゾンビの覚醒

立ち退き

ベタール山にあるニルジャ村は、高速道路建設のため、立ち退きを強いられていた。そこには昔、イギリス人が作ったトンネルがあり、何らかの理由で封鎖していた。

立ち退き説得のために派遣された兵士たち。言うことを聞かないとテロリストとみなすとか言ってる。勝手だわ~

竹やりと石で抵抗する村人を、武装した兵士がボコボコにしてる。こわー

そして、力技で村人を車に乗せた後、住居をブルドーザーで破壊しまくってる。ヒドいわー

呪いのトンネル

立ち退き作業が終わり、兵士たちはトンネルへ向かう。

入り口には、村の長老・ばば様たちがいた。

「トンネルを開けば、すべての者が呪い殺される」

ボロ切れで裸足の老人やら女たちに、兵士たちは銃口を向け、一触即発の状態。

突然、後ろで爆発が起こり、攻撃されたと勘違して、ばば様たちを撃ちまくる。ほんと極悪人だわ

その後、先発隊がトンネルの中に入ると、トラブル発生。

リーダーのシロイと新人のハクが様子を見に中へ入る。すると、コウモリみたいに天井に張り付くゾンビ発見。ぎゃーー!!驚きすぎてビクッとなったー。

後ろからめっちゃ追いかけてきてる。しかも武器を持ってるし。まさかのゾンビと銃撃戦だよ。道具を使える頭脳を持ったゾンビなのね。これ絶体絶命でしょ…

感想

村人に対する兵士の仕打ちがヒドすぎて、ゾンビが出てくる前に脱落してしまいそうだったわ。

兵士がゾンビに追われて、ざまぁと思った。もっとやったれー!ってゾンビを応援してしまう感じは、初めてかもしれない。

 

2話:兵舎

銃を持ったゾンビこわー。

お母さん撃たれたー!!

とりあえず、旧英国軍の兵舎に避難する兵士たち。この建物がまたバイオハザードみたいで怖いのなんの。

イケイケだったティアギ大佐はトンネルでPTSDになった模様。急に白髪頭になって、ぶつくさ呟いてる。どうしちゃったの…

仲間で意見が食い違って口論してると、ティアギ大佐が奇声を発しだした。ゾンビより怖いわ~

兵舎にはトンネルの秘密を知ってる村人もいて、シロイはゾンビのことを知る。噛まれた兵士は始末しないとゾンビに変異するって。

でも兵士たちは、テロリストの仕業だと思い込んでて、シロイの頭がイカれてしまったとか言ってる。

そんなとき、建設会社の社長の娘の部屋に、天井を這いつくばるゾンビ登場。さらにベッドの下からもゾンビ!ぎゃー

絶体絶命のところをシロイが助けてくれた。か弱い女の子はなかなか殺されない、ホラー映画あるあるだね。

ゾンビの存在を知らない兵士たちは、みんなで外へ行こうとしてる。

シロイは止めようと口論になってると、ゾンビ化した仲間が襲い掛かる。もー男たちがみんな髭生やして顔が似てるし、名前が難しくて、誰が誰だか見分けがつかない…

ちなみに、兵舎が外から襲われずに平和なのは、カカシみたいなのを燃やして境界線を引いているかららしい。でも雨が降ってきた。火が消えそう…やばい…

感想

重力無視のゾンビにはビビった。色んなゾンビがいるもんだね。

このドラマ、真夏に見たい感じ。

 

3話:最低なパパ

雨降りの外では、ゾンビが太鼓を叩いてる。

その昔、ジョン・ラインドック中佐が率いる部隊がトンネルを掘っていると、インドの反乱軍が生き埋めにしたとか。

中佐は黒魔術を使って、ベタールを呼び覚ました(え?なんのこと?)ずっと閉じ込められていて飢えているらしい。

正気に戻ったティアギ大佐

ティアギ大佐の背後に何かいるけど、娘しか見えないのね。パパの仕事に付き添ったせいで、この娘はほんと災難。

外にいる太鼓隊を射殺すると、なぜか背後霊は消えてった。ティアギ大佐が急に普通に戻って、指揮を執るとかしゃしゃり出てる。この女、口がめっちゃ悪いの。

娘はティアギ大佐の後ろにいた男は、ジョン・ラインドック中佐だという。もしかしたらディアギ大佐は操られてるかも…

ターゲットは生娘

ゾンビから狙われる娘ちゃん。ゾンビは生娘を生贄として欲しいらしい。きめーわ。

そんなとき、娘はトンネルの入り口を開けた父が悪いと責める。さらに、村人を皆殺しにした攻撃の合図は、父がやったことだと知ってるみたい。

娘に責められたパパは、娘をボッコボコに。これはヒドい。村人は娘を助け出し、外に出ようとすると、ゾンビが待ち構えていた。外にめっちゃいるー!

下劣なパパ

パパはティアギ大佐にお願いして、背後霊の中佐と話をさせてもらう(え?)裸一貫から成り上がって、汚い手も使ってきた。こんなことでつまづきたくないとか(ん??)

自分の娘をあげるから、その地位を譲ってくれだって!はぁ?!

パパは娘にすり寄るが、裏の顔を知る娘は、

「パパなんて大っ嫌い!」

よく言った!!

ゾンビ入館

そんなとき、ゾンビの鉄砲隊が兵舎を銃撃。木造の古い建物だから、もーほんとやばい。

兵士は雇い主(パパ)から騙されていたことに気付いて詰め寄ると、賄賂を渡そうとしてる。どんだけクズなの?

追い詰められたパパは、兵士を殺害し扉を開ける。ゾンビが大量に入ってきた!もーなにやってんの…

さらに、ゾンビに噛まれて杭で打ち付けてたママが起きてきた。娘ちゃんやべー

なんとかシロイが助けてくれたけど、ママボッコボコで切り刻まれてる。やだわー

感想

2話と3話続けて室内の話だったから、ちょっと飽きてきたかも。それにしてもパパがクズ人間過ぎてビックリ。

 

4話:最終対決

ゾンビに部屋を囲まれて、絶体絶命のピンチ。

な、なんと、シロイがいた部屋は武器庫だった。そんなとき、パパの部下が、メカに強いとか自己紹介。弾薬を調合する。

そして奥から古びた大砲を出してきたヨ。

見事ゾンビを皆殺し大成功。だんだんゾンビが可哀そうになってきた。

トンネルを目指す

目の前のゾンビはやっつけたけど、根を絶やさなければ解決しない。ということで、ラインドック中佐を葬るために、シロイたちはトンネルを目指す。

やっと外に出たよ~

「サンビ、ゲームだと思ってくれ」

これは斬新な励まし方。

何日か経ってるかと思ったら、一夜の出来事だったのね。州首相の警備隊が到着したら、速攻襲われてる。

最終対決

ばば様が利用していた儀式の場所に着いたみんな。布で人形を作ってそれを生贄にするとな。

すると中佐に取りつかれたティアギ大佐が襲ってきた。気が付くと、中佐がシロイの体を乗っ取って、娘にナイフを突きつけてる。え?

もーシロイさんどうしちゃったの…

シロイは以前、上からの指示で村人を大虐殺して、残った最後の少女まで殺してしまった。それがずっと心に残っていて、自分を追い詰めてる。

中佐はシロイの負い目を拭おうと、上からの命令に従っただけだと言う。今回も、また命令に従うよう促す。

でもすんでのところで、シロイは命令を聞かなかった。中佐をやっつけて大団円を迎えるかと思いきや、ゾンビに噛まれてしまった…えー

娘はシロイの指示通り、ボタンを押した。社(やしろ)は大爆発。シロイもパパも死んでしまった模様。

これでやっと平和が戻った…。と思いきや、社を破壊したせいで、ベタールの呪いが全土に広がってるっぽい。死者が蘇って人間を攻撃するとか。

世界中が大混乱状態で幕を閉じる…あれま…

感想

まさかシロイがゾンビに殺されてしまうとはね。そして、モブだと思ってた娘ちゃんと村の女とハクのいとこが残った。どう受け止めればいいんだろう…

 

あとがき

パパの性格が悪すぎて引いたわ。

ゾンビを応援してしまうドラマって斬新かもしれない。

中だるみもあったけど、中身の無いホラーものとして楽しめた。暑い夏にはもってこいだね。


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