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少女漫画『キャンディキャンディ』全巻ネタバレ感想

candycandy

子どもの頃、TVアニメの再放送でハマった「キャンディキャンディ」。ずっと頭の中に残っていたのだけど、原作が欲しいと思ったときは、著作権のいざこざで販売中止状態。さらにネット配信もされてないの。

最近、たまたま入った古本屋で原作マンガをゲットしました!

子どものときに見た感想は、キャンディ頑張れ!男性陣かっこいい、イライザむかつく、なんて純粋に物語の世界を楽しんでた。アラフォーになってこの作品に触れると、また違った感情が芽生えてくるね。

次から次へとキャンディをもてなす男性陣。なんて女性にとって都合のいい展開なんでしょ。キャンディを応援できなくなった自分は、心が汚れてしまったのか…

でも、物語自体とても面白いので、あらすじを載せたいと思います。

ちなみに、原作者の水木杏子と漫画家のいがらしくみこが、著作権の問題で争って、2001年以降は原作の再版もアニメの再放送も出来ない状態らしい。本当にもったいない。アニメをもう一度観たいなぁ

みなし子のキャンディ

アメリカ・ミシガン湖の南に位置する小さな村の山あいに、身寄りのない子たちを預かる教会「ポニーの家」があった。

その施設には、6歳になるそばかすだらけのいたずらっ子のキャンディがいた。彼女は赤ちゃんの頃、施設の前に捨てられていて、色がとても白かったので「キャンディス=ホワイト」と名付けられた。

ある日、姉妹のように育ったアニーが、お金持ちの家に養女としてもらわれていった。しばらくして、孤児院にいたことを忘れたいアニーは、手紙でサヨナラを告げる。

悲しみに暮れるキャンディの前に、一人のスカートを履いた王子様が現れる。スコットランドの民族衣装に身を包み、バグパイプを吹いてくれた。

6年後、使用人となる

キャンディは、お金持ちの娘の話し相手になるため、ポニーの家を出ることになった。

話し相手となるイライザはとても意地悪で、その兄のニールもさらに母も絵に描いたような意地悪なやつら。

キャンディはさっそくいじめられて、泣きながら走っていると、目の前に男の子が…。6年前に出会った王子様に似ていた彼はアンソニー。さらに、イケメンのアーチーと、発明好きなステアに出会う。どうやら3人ともキャンディに気がある模様。

ある日、イライザの引き立て役として、エルロイ大おばさまのパーティーに誘われる。以前出会った男子3名が正装して出迎え、おてんばなキャンディはモテモテ。イライザはイライラ。

馬番に降格

パーティーの主役になった罰として、屋根裏部屋から馬小屋に部屋を移動させられ、馬番と使用人見習いの身分となる(ヒドイ…)

イライザの意地悪で傷ついたキャンディは、船に乗ると濁流に飲み込まれ(!)、目が覚めたら、サングラスに髭モジャのおじさん・アルバートがいた。

翌日になりお別れの時、次会うときどうすればいい?

「南風のふく日、ビンに手紙を入れて川に流すんだ。そうすれば、そっとむかえにいく…そっとね」

「ステキ!」

ある日、イライザの仕業で泥棒に仕立て上げられ、夫人からメキシコ行きを命ぜられる。翌朝、迎えの馬車に乗り出発。

夜、キャンディがほろ酔いの御者に襲われそうになり、何者かに助けられる。

養女に昇格

翌日、キャンディがいなくなって心配の男子3人の前に、ドレスアップしたキャンディが現れる。ウイリアム大おじさまの計らいで、アードレー家の養女になったとな。スゲー

激おこのエルロイ大おばさまであったが、ウイリアム大おじさまの指示には逆らえず、キャンディはキャンディス=ホワイト=アードレー嬢となる。

アンソニーはキャンディが昔会った王子様に似てるから仲良くするのかと、嫉妬発言。

「あたし…アンソニーは、アンソニーだから…。アンソニーだからすきなの」

キャンディったら大胆…。めでたく両想いに

アードレー家一族できつね狩りの日。それぞれ馬に乗って山を駆ける。その時、アンソニーが落馬し、死亡する。早いよ…

キャンディは悲しみに暮れ、ひっそりとアードレー家を後にする。

施設に出戻り

キャンディはポニーの家に帰り、心の傷を癒していた。

そんな時、大問題発生。地主のカートライトさんが牧場を広げようとして、ポニーの家の立ち退きを迫っていた。キャンディはさっそくカートライト牧場に潜入。庭師のおじさんに、カートライトさんの悪口を好き勝手話していると、実はそのおじさんはカートライトだった。ドジっ子だなぁ

キャンディはそんなことではめげずに、ポニーの家の子どもたちと牧場に乗り込み、天使の歌声を披露する。

カートライトはほだされて、ポニーの家の存続が決定。めでたしめでたし

お嬢様学校入学

ウイリアム大おじさまの指示でロンドンの寄宿舎に入ることになったキャンディ。

イギリスの学院には、アードレー家のステアとアーチー、意地悪なニールとイライザが勢揃い。さらに、来る途中のフェリーで会ったイケメン男子・テリィもいた。さらにさらに、アーチーに片想い中のアニーが転校してくる。世間は狭い

テリィは学院の問題児だったが、女子生徒にいじめられるキャンディのことを助ける。女には嫌われて、男にはモテモテ、少女漫画あるある

新しい恋

キャンディは、テリィが実はアメリカの人気舞台女優のエレノア=ベーカーの隠し子だという事を知る。

テリィの今の義母はブスで性格が悪く、さらに義理の兄弟たちもブサイク。父のグランチェスター公爵は見て見ぬふり。ただ一人イケメンのテリィは心が荒れる。

キャンディはテリィのことが気になりつつ、まだまだ死んだアンソニーのことを忘れられないでいた。(私も立ち直れないでいる)

テリィはもう一歩先に進むために、昔の彼を忘れさせようと荒療治を決行。キャンディを馬に乗せてトラウマを再体験させる。吊り橋効果でキャンディはテリィに惚れる。

お嬢様学校中退

テリィに惚れてるイライザは、キャンディとの仲を嫉妬していた。そこで、二人が逢引きしているように、罠を仕掛ける。

シスターに誤解され、キャンディは学生牢に入れられてしまう。テリィはキャンディの代わりに自分が退学すると訴える。

そのおかげでキャンディは解放されるが、テリィが学校を辞め、やりたいことがあるとアメリカへ旅立ったことを知る。

自分の道を歩くテリィやアルバートさんに触発されたキャンディは、学校を辞める。このときキャンディは15歳(!)だった

キャンディは持ち前のバイタリティーでイギリスからアメリカへ移動。スゲー

看護学校入学

キャンディの夢はナースになること。ポニーの家のポニー先生が働きながら学べる看護学校を紹介してくれるってさ。

さっそく入学。と、同時にナース見習いとして病院で働きだす。え?いいの?

金持ちでわがままな患者がいるとナースの間で噂になり、もしかしてウイリアム大おじさま?!ってことで、担当したいと名乗り出る。しかし、その男性は、ウイリアム=マクレガーという別人だった。

死にそうなマクレガーに、持ち前のバイタリティーで接するキャンディ。マクレガーは幸せな最期を迎える。

シカゴへ引っ越し

キャンディはシカゴにある病院に派遣される。シカゴにはアニー、アーチー、ステアがおり、アドレー家本宅があった。そこには、意地悪なイライザ、ニール、エルロイ大おばさまもいた。

ブロードウェイで俳優をしているテリィがいる劇団が、シカゴで公演するとのこと。アドレー家は招待されていたが、エルロイ大おばさまったら

「身分の卑しい娘の席などありません!」

ひえー。意地悪…。キャンディはなんとか忍び込んで、舞台裏から鑑賞する。二人は思いあってるのにすれ違いが続き、会えずじまい。

テリィが乗った汽車が出発したとき、キャンディが到着。なんとか笑顔を交わすことができた。

記憶喪失

ある日、アルバートさんが患者として運び込まれてくる。しかも、記憶喪失になってる模様。マジで?!

アルバートは、自分自身の素性がわからず、他人と関わらずに一人で生きようと、病院を脱出。しかし、キャンディは、アルバートのことを兄のように慕っていて、今度は自分がお世話したいとアプローチ。

キャンディとアルバートは、シカゴの郊外にアパートを借りて同棲(!)する。

怪我の功名

舞台「ロミオとジュリエット」に出演することになったテリィ。相手役のスザナはテリィに気があり、キャンディに嫉妬。

ある日、舞台の練習中に、ライトが落下し、スザナはテリィをかばって右足を切断する大けがを負う。

スザナは怪我を理由に、テリィの気持ちをつなぎとめようとする。テリィは責任を強く感じ、気持ちが揺れる。

キャンディは二人の苦しみを知り、身を引く決意をする。

<なまりのように腕が重い。この重み…抜け出せないのか…>
※スザナをお姫様抱っこしたときのテリィのつぶやき

男はみなキャンディに惚れる

発明家のステアは志願兵になってフランスへ行った。

エルロイ大おばさまは、キャンディが養女として来てからロクな事がないと悪態をつく。

イライザの兄・ニールは、成長したキャンディにときめきを感じていた。キャンディの勤める病院に押し掛け、デートに誘うが拒絶される。そりゃそうだ…。さらに、独身男性と同棲しているふしだらな女だと触れ回り、キャンディは病院を解雇される。ヒドイ…

アルバートはアルバイト中に倒れ、目が覚めると記憶が全て戻っていた(うそ~ん)。しかし、キャンディのことを好きになり始め、もう少しこの暮らしを続けたくて、記憶のことは黙っておくことにする。

そんな時、サーカスのライオンが脱走し、キャンディに襲い掛かる。アルバートがかばい、目で訴える。ライオンは「トンゴ」といってアルバートの知り合いだった。え?

面倒な男たち

ニールはキャンディから避けられて、上手くいかずイライラ。キャンディに嘘をつき、呼び出すが、恋心は全く伝わらず拒絶される。不器用だなぁ

キャンディは大家からアルバートの素性を問い詰められ、不審に思う。その様子を知ったアルバートは、ひっそりとアパートを出て行く。

ステアが戦争で亡くなり、キャンディはエルロイ大おばさまからお葬式の参列を拒否される。ひどい…

キャンディのもとに、ロックスタウンから春のコートが届く。いいなぁ。送り主はアルバートだった。アルバートを探しにロックスタウンを訪れると、行方不明だったテリィを見つける。まじで?

テリィはキャンディと別れてから、酒におぼれ、仕事が上手くいっていなかった。キャンディの姿を見つけ、気を取り戻す。

丘の上の王子様

キャンディはエルロイ大おばさまから呼び出され、ニールと結婚するよう言い渡される。ニールはキャンディと結婚できないなら、志願兵になるとわがまま言ってるらしい。

納得できないキャンディは、ウイリアム大おじさまに会いに行く。顔を見せないおじさまに、キャンディは訴える

「わたしはニールが大嫌いです。どんな罰を受けてもいいです…どうか…どうか婚約を取り消してください」

そこまで言う…?

「話したいことはそれだけかい?キャンディ」

振り向いたウイリアム大おじさまは、なんと!アルバートさんだった!

ニールとの婚約式当日、アードレー家の一族の前で自己紹介

「みなさん、僕がウイリアム=アルバート=アードレーです」

ざわつく一族。え、誰も知らなかったの??

キャンディはアルバートの計らいで婚約破棄となり、ポニーの家の近くの病院で看護婦として就職する。いいなぁ

キャンディがポニーの丘に行くと、アルバート登場。なんと、6歳の時に出会った丘の上の王子様は、アルバートだった。めでたしめでたし

あとがき

こんなお話だったのね。

私は1巻のアンソニーがいる頃のストーリーが強く焼き付いていて、大好きだったから、死んでからの話が長く感じてしまった…。

スポンサーのアルバートは、理性のあるスポンサーのままでいてほしかった。出資してる相手に恋心抱いちゃうと、キモいのよ…

アンソニーには長生きしてもらって、キャンディと添い遂げてほしかった。品種改良して蕾が付いたばかりのバラに「スイートキャンディ」とか自分の名前つけてくれるんだよ。そんな紳士います??

これは私の好みの問題なんだけど、アンソニーが好きすぎて、不良イケメンのテリィにも自由人で金持ちのアルバートさんにもトキメキを持てなかったなぁ。

今回、全6巻(単行本は全9巻)を読んでみて、いがらしゆみこが描く絵の魅力にハマった。キャンディの髪型とか洋服とかドレスとか、女の子が好きな「かわいい」が全て詰まってるよね。あと、一輪ずつ手描きのバラの庭もすごく素敵で手が込んでる。

こんな素晴らしい漫画を再版できないなんて、本当にもったいない。

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