ドイツ発Netflixオリジナルドラマ『ダーク』シーズン1を紹介します。
物語は、原発近くの小さな町で、少年が失踪するところから始まります。
てっきりサスペンスものかと思いきや、タイムスリップしたりファンタジー要素もあって、時間軸と人間模様が入り乱れます。
4家族くらい出てきて、さらに4世代に渡って描くので、相関図が手元にないと難しい。
なかなかの難解ドラマですが、点と線が繋がったときの驚きがだんだん快感となります。いや~面白い。
※相関図あり
1話:秘密
2話:嘘 ※
3話:過去と現在 ※
4話:二重生活 ※
5話:真実
6話:世界は創られる
7話:岐路
8話:因果律 ※
9話:すべては今 ※
10話:アルファにしてオメガ
あとがき
1話:秘密
『過去 現在 未来の区別は幻想に過ぎない』A・アインシュタイン
2019年6月21日
画家の男が「11月4日午後10:13まで開けるな」という手紙を残して、首つり自殺をする。
2019年11月4日
原発近くの小さな町では、高校生のエリックが失踪してから2週間が経っていた。
5カ月前に父を亡くしたヨナスは、毎晩悪夢を見る。父の死んだ理由を知りたかった。
母・ハンナは警察官のウルリッヒと浮気をしていた。ウルリッヒの弟・マッツは12歳のとき失踪したらしい。
夜、高校の保護者会で母親たちが集まる。
子どもたちはエリックが森に残したドラッグを見つけに、探検に出かける。すると、洞窟からゾッとするような音が聞こえて、慌てて逃げる。気が付くと、マグヌスが一緒に連れてきていた弟のミッケルがいない…
翌朝
森でミッケルの遺体が見つかる。
父のウルリッヒが確認すると、ミッケルではなかった。
ミッケルが心配。どこかで生き延びていてほしい…
2話:嘘
登場人物が多くてわけわかめで、相関図を書いてみた。
ミッケルが消息を絶って9時間
ウルリッヒは洞窟の中を捜し、奥へ進むと原発への扉があった。捜査するために令状をとろうとするが、原発の所長・アレクサンダーに拒否される。
昨日見つかった少年の死体は、鼓膜が破れていた。身に着けていた洋服は80年代のもので、sonyのウォークマンを持っていた。
町では、行方不明者2名、身元不明1名となり、同一犯の可能性が高まる。
森のホテル・ヴィンデン
森のホテルに怪しい男が泊まりに来る。顔は泥だらけで体が傷だらけ、だけどめちゃくちゃイケメン。
犯人ではなさそうだけど、何者なんだろう…
そんなとき、ミッケル生きてたー!
洞窟から出てきたミッケル(よかた)。でもなんだか辺りの様子が違う…。ウソでしょ…
家に帰るとレトロなホンダのバイク
チャイムを鳴らすと、青年のウルリッヒ!!えーーー!!!!
落ちていた新聞には、1986年11月5日とあった。
マジっすか…
これは衝撃だわ。こんな感じでタイムスリップするのね。11歳のミッケルが誰も知らない土地でどうやって生きていくんだろう。心配でしょうがない。
1話で自殺したミハエルの遺書をお母さんが読んで、号泣していたのは、ミッケルのことが書いてあったのかな?
シャルロッテの夫が車で泣いてたのも、なんなんだろう…
3話:過去と現在
1986年11月5日
4週間前に12歳の少年・マッツが行方不明になっていた。
過去に来てしまったミッケルは、ママを捜しに学校へ。そういえばママのカタリーナは校長先生だもんね。でも80年代だからまだ学生か…これは途方に暮れる…
次にミッケルは警察署へ行く。そういえばパパのウルリッヒは警察官だったよね。でもまだ学生なのよ…(涙)
それにしてもあの悪ガキが、警察官と校長になるって、どんな心境の変化だろう…
ミッケルは今が1986年だと聞いて、過去に来てしまったと悟る。
警察官のエゴンが看護師・イネスを呼び、ミッケルの傷の手当てをしてもらう。この看護師は1話冒頭で死んだミハエルのお母さんだよね!この33年後に遺書を読んで、真実を知ったってこと?
夜
ミッケルは病院を抜け出し、洞窟に戻る。奥に進むと、穴におちて、足を怪我してしまう。すると遠くから物音が聞こえてきた…
一方、ミッケルを捜すウルリッヒは、バールで洞窟の中の扉を開けようとしていた。すると遠くから子どもの声が聞こえてきた…
2人はそれぞれ歩き回るが、誰にも会えず、洞窟の入り口で座り込む…
1986年と2019年の同じ日に、親子は途方に暮れる…
切ない~
洞窟で必死に息子を探す父親のシーンが、楳図かずおの「漂流教室」を思い出した。息をするのを忘れるくらい見入ってしまった。
少年の運命を考えると、とにかくツラいですわ。
4話:二重生活
ペーターが怪しい
シャルロッテがミッケル失踪事件の捜査をしていると、夫・ペーターの車が監視カメラに写っているのを発見する。
シャルロッテはペーターの当日の行動について調べ始める。
娘のエリザベート
放課後、両親の迎えが来ず、エリザベートは一人で歩きだす。そして行方不明となる。
夜、自宅にエリザベートが歩いて帰ってきた(よかた)。懐中時計を”ノア”という男からもらったという。
蓋を開けると「シャルロッテへ」と刻んであった。
父のヘルゲ
老人ホームで生活する父・ヘルゲは強迫観念にとらわれていた…
「彼を止める。止めなければならない。ノアだ」
この人、1話の保護者会に乗り込んできた人だよね。
とっても肩がこる
こんな不気味な町は早く引っ越した方がいい
5話:真実
1986年
ミッケルは病室に戻るが、何も話さなかった。看護師・イネスの依頼で教会の司祭・ノアがミッケルに話しかける(ノアきたー!)
ハンナは父親の仕事の付き添いで行った病院にて、ミッケルと出会う。え?もしかして、ミハエルはミッケルだったとか?
そんなとき、カタリーナはウルリッヒにお願いして初体験を済ませる。その場面をハンナが目撃。
嫉妬したハンナは、ウルリッヒが女性を性的暴行していたと証言し、ウルリッヒが捕まってしまう。うそ~ん
2019年
エリザベートの同級生・ヤシン(9歳)が行方不明となる。
ハンナは浮気相手のウルリッヒと関係を続けたかったが、ウルリッヒは息子失踪でいっぱいいっぱい。関係を終わりにしたいと別れを告げられるが、ハンナは拒む。こわー
ウルリッヒが警察になった理由は、弟失踪でちゃんと捜査してもらえず、警察の間違いを正すためだったらしい。でも現実は33年前と同じで、無能な自分に落ち込んでいた。
真実
そんなとき、ヨナスのもとに荷物が届く。そこには父・ミハエルの遺書が入っていた。
ミッケルは森ではぐれた日、1986年へ行って、そこで大人になった。ミッケルはヨナスの父・ミハエルだった(!!!!)真実を知ったヨナスは涙を流す。
嘘でしょ?!ちょっと、開いた口が塞がらなかったわ…
まさかミッケルがミハエルだったとは…
いや~おもろいね
ただ、遺書がボロボロだったのが気になる。おばあちゃんは大事に箱に保管してたよね。あれからどうなって謎の男の手に渡ったんだろう…
6話:世界は創られる
ミッケルがいなくなってから4日目
中学校の壁に貼られた1987年のクラス写真にミッケルがいる!泣くわ~
ヨナスの探検
父の遺書により真実を知ったヨナス。父の遺した地図を頼りに洞窟を探検する。たどり着いた先の扉を開け、進んでゆくと、どうやら1986年に来たみたい(!)
通りかかりの車が止まり、助手席には若い頃のママ・ハンナが乗っていた(!!)
真実を知ったウルリッヒ
ウルリッヒは33年前のマッツ失踪事件を捜査していた。
事件のあった夜、父親のトロンテが、クラウディアと浮気していたことを知る。
あのとき最後にマッツを目撃した人は、クラウディアの娘・レジーナだった。
ウルリッヒは33年前にレイプ事件をレジーナにでっちあげられたと思っていた。腹いせに、森の木にレジーナを縛り付けた。ウルリッヒの弟・マッツがレジーナを助け、家まで送ってくれた後、マッツが行方不明になったとか。
ここで、でっちあげの犯人がレジーナじゃなくて、ハンナだったことが判明する。怖い…
さらに、1話の少年の死体がマッツだということに気付く。ほえ~
怖い怖い怖い怖い
ちょっと衝撃すぎて処理しきれないんですけど…
7話:岐路
まさかヨナスが過去へ行くとはね~
ヨナスの時間旅行
1986年に来たヨナスは翌朝、祖母のイネスがいる病院へ向かい、ミッケルを現代に連れて帰ろうとする。しかし、謎の男が現れ、連れて帰ると自分自身が生まれてこなくなる事を聞かされる。
自分より年下のミッケルが父親のはずがない。
ヨナスは戸惑うが、目の前では、ミッケルが未来の妻・ハンナと楽し気に話していた。運命を受け入れたヨナスは洞窟へ戻る。これは切ない…
現代に戻ったヨナス
男運が無いという母に、
「父さんは愛していたよ」
ヨナスは母を抱きしめる。母には何も告げず、父の遺書を燃やした。優しい子だね。
ウルリッヒの捜査
エゴンが書いた33年前の手帳や、ウルリッヒの母さんの証言により、ヘルゲが犯人だと確信を持つ。
夜、ウルリッヒは老人ホームを抜け出すヘルゲの後をつけ、洞窟に入る。
どうやらノアという男に命令され、ヘルゲが死体を時間移動させている模様。そうなのね…
謎解きの合間に家族愛もしっかり描かれているよね。みんな一生懸命生きていて応援したくなる。
8話:因果律
1953年
ウルリッヒは洞窟から外に出て、パジャマを着た老人を探し回っていると、未来の父・トロンテと祖母・アグネスと出会う。年号は1953年だった。わぉ
そして、ヘルゲが持っていた小説の著者・タンハウスの時計屋を訪れる。
そこに現れたヤーナとイネス(!)2人の少年の遺体が発見されたと話しているのを聞き、警察署へ向かう。ミッケルかも?!と思ったけど違ったっぽい。
その後、ドップラー家に行き、子どものヘルゲを見つける。逃げるヘルゲを追いかけ、石で顔を殴りつける(!)うそでしょ…
山小屋の中へ意識の無いヘルゲを運び、扉を閉めた。
1986年 時の研究者・タンハウス
タンハウスのもとに謎の男が現れる。
「私は未来から来た」
男は古びた機械を取り出し、直してほしいとお願いする。時間旅行の装置を使って、未来を正したいとのこと。何年から来たんだろう…
男が去った後、タンハウスが戸棚から出した箱には、古びた機械と同じ形をした、新品の装置が入っていた。
まさかウルリッヒが子どもを殺そうとするとはね。いくらなんでも引くわ~
9話:すべては今
1953年
ヘルゲが行方不明となり、父のベルントは警察に捜索願を出す。
アグネスの別れた亭主は「牧師」って言ってたけど、ノアのこと??
そんなとき、ウルリッヒが警察に見つかり、捕まってしまう。
1986年
おじいさんのヘルゲが中年のヘルゲを監視してる。同じ人が2人存在することもあるってことか。
ヴィンデン原発の初の女性所長となったクラウディアは、組織の隠ぺいを暴こうと、秘密の洞窟にやってきた。奥にはドラム缶が並んでいて、33年前にいなくなった飼い犬のグレッチェン(!)が駆け寄ってきた。
ウルリッヒの偽レイプ事件は、レジーナが通報したかも、とかハンナが嘘をつく。激おこのカタリーナがレジーナをボコると、のちの夫・アレクサンダーが助ける。面影あるね。
アレクサンダーの本名はボリスといい、他人の戸籍を盗んだっぽい。レジーナの母・クラウディアのもとを訪ね、原発での仕事をもらう。
ごろつきだったアレクサンダーが、33年後は原発所長だもんね。成り上がったなぁ
2019年
ウルリッヒの浮気相手のハンナは、妻のカタリーナに嘘ばっかり。言い寄られて嫌々付き合ってたとか。ウルリッヒも自業自得だけど、ちょっと同情するわ…
どんな恨みがあるんだろうね。アレクサンダーが身元を偽ってることをネタに脅して、ウルリッヒを破滅させるよう依頼してる。こわー
そんなとき、1986年から帰ってきたばっかりのヨナスに、マルタは連絡が取れなくて怒っていた。ここで家系図をどうぞ
こりゃダメだー
はぁしんどい…ややこしい
10話:アルファにしてオメガ
ミッケル失踪当日(2019/11/4)
久々のペーター。山小屋にて突然目の前に、33年前失踪したマッツの遺体が現れる(!)マッツの父・トロンテを呼ぶ。
あの夜に、こんなことがあったのか…衝撃ですわ。ペーターの泣いてた理由はこれだったのか。
そんなとき、老婆のクラウディアが現れ、遺体を移動するよう指示される。
2019年11月12日
ヨナスが見るミッケルの亡霊が怖すぎるんですけど…
ヨナスは祖母・イネスに父親のことを聞く。すると、燃やしたはずの遺書を持っていた。
過去は過去のものとし、今を大事に生きろと言うイネス。ヨナスは頭が混乱し、元通りにするため洞窟へ向かった。
一方、警官のシャルロッテは1953年の事件を調べていた。新聞にはウルリッヒの写真が載っていた。こわー
1986年
2019年から来た年寄のヘルゲは、中年のヘルゲにお説教。しかし、ノアに洗脳されているため、言う事を聞かない…
ノアの次のターゲットは、ヨナスだった。
洞窟を抜けたヨナスは1986年に来ていた。ミッケルがいる病室を訪れると、ヘルゲに捕まってしまう。あちゃー
ヨナスが目を覚ますと、タイムマシンの試作部屋に閉じ込められていた。扉の外には謎の男が!
「僕は君だ」
えーー!!!謎の男はヨナスだった。自分に手紙を送ったんだって。
これは切ない…
髭モジャのヨナスは、時計屋で修理してもらった時空移動装置を持って洞窟へ。そしてスイッチを入れる。
そんなとき、ヤングヨナスの目の前に、怪我をした子どものヘルゲが現れる。なんやこれ?
その後、ヨナスは目を覚まし、外に出ると、武装した兵士たちに取り囲まれる。
「未来へようこそ」
!!!!!
そういえば髭モジャのヨナスの体が傷だらけだったよね。ヤングヨナスにこの後どんな運命が待っているんだろう。うちに同じくらいの息子がいるから、気が気じゃないんだよね。
あとがき
もーしんどい、疲れた、なんなんこれ…
ミッケルがいなくなって心配してた頃が懐かしいわ。
まさかこんな風に物語が広がっていくなんて、想像もしなかった。
被害者が全員男の子なんだよね。過去も未来も年齢は関係なく、男同士の対決を見てるみたいで、切なさを増すね。
最新の記事にコメントさせてもらいますm(_ _)m
The100のフィンウザイに大爆笑しました!まだシーズン2なので、続きのネタバレも拝見させていただきますm(_ _)m
りささん、コメントありがとうございます!
ほんとフィンはウザいですよね。
もうすぐ最終章のシーズン7が配信になるので楽しみでなりません。