2005年TBSの夏ドラマ「いま、会いにゆきます」を紹介します。
好きだった成宮くんのドラマを観てみようと思って再生したら、ストーリーをすっかり忘れていて、涙涙で大号泣ですよ。
梅雨の時期のお話で、雨がしとしと降る森が雰囲気あっていいね。
亡くなったはずの妻が突然現れ、戸惑いながらも一緒に暮らすファンタジーな物語。記憶を無くした他人行儀な妻を真っ直ぐに愛する夫。少しずつ心を通わせていく2人が切ないのなんの。
毎話毎話ボロボロに涙流せます。
<あらすじと感想>
・キャスト
・1話~ママが生き返った
・2話~たっくんの決意
・3話~父と息子の絆
・4話~ママに叱られたい
・5話~今の私を見てほしい
・6話~頑張りすぎるたっくん
・7話~ケーキ屋の夫婦
・8話~澪の不安
・9話~そろそろ梅雨明け
・10話~澪側の気持ち
・あとがき
キャスト
★秋穂 巧(成宮寛貴)
25才。妻を1年前に亡くし、6才の息子と2人暮らし。移動図書館で勤める
★秋穂 澪(ミムラ)
病死した1年後に、夫と息子の前に現れる
★秋穂 佑司(武井証)
小学1年生。父親のことを「たっくん」と呼ぶ。2人の寝ぐせとわちゃわちゃが可愛いの
★永瀬万里子(岡本綾)
巧の同僚かつ澪の中学時代の親友
★本郷尚美(余貴美子)
巧の主治医
1話:ママが生き返った
一年前にママ・澪(ミムラ)が亡くなり、たっくん(成宮寛貴)と息子のゆうじ(武井証)の二人暮らし。
生前のママが作った絵本通り、雨の日にママが現れた。しかし、ママは記憶がなくなっている模様。
「ひとまず帰ろう。難しいことは後回しだ」
パパのたっくんはチャンスを逃さない。見ず知らずの(見た目はママ)女性の手を引いて自宅に連れて帰る~。ゆうじも小学校をずる休み。よっぽど嬉しかったんだね。
澪は全く記憶がないけど、とりあえず家族ごっこ。
しかし、気軽にママ役を引き受けてしまったせいで、ゆうじを傷つけてしまう。澪は反省して姿を消す。
パパとゆうじは必死に探し回って、駅のホームにいるママを発見。澪はゆうじが描いた家族の絵を見てママをやってみようと決心がついたみたい。
「わたし、ここにいてもいいですか?」
涙が止まらない…
2話:たっくんの決意
ゆうじが傷つくことを恐れたたっくんは、梅雨明けを待たずに早めにママとサヨナラしようか迷っていた。かかりつけの尚美先生(余貴美子)は
「これはあなたの問題です」
たっくんに覚悟がないから不安になるんだと、素晴らしいアドバイス
澪が自宅で見つけたアルバム。母親(三田佳子)の写真をみて「綺麗な人」とつぶやくと
「君だって綺麗だよ」
ぎょー、寝てる息子のそばで愛の告白…。はーでも澪は記憶がないから、距離の近さに戸惑ってる感じ。これは切ないわ~
澪は母親になろうと努力していたが、いまいち頼ってもらえなくて不満な様子でギクシャク
しかし、ゆうじの作文には、最近の澪と出会ってからのことが書かれていた。
今のママをすでに受け入れていたゆうじ。母親になろうと努力している澪。二人の姿を目の当たりにしたたっくんは、今の時間を大切に過ごそうと決心がついたみたい。
自分が中学の時に澪に出会ったように、この先素晴らしい出会いが息子にもあるはずだから、ママと2度目の別れを経験したとしてもきっと大丈夫だってさ。すっきりした表情だ。
もうこれ泣くしかないやん…。てかたっくん男前…
3話:父と息子の絆
澪に対して愛しさが増すたっくん。他人行儀の澪にいちいち傷つきながらも、ゆうじの母親でいてくれたらそれでいいってさ。どんだけ良い人なん?
それに対して尚美先生は、これから好きになってもらえばいいじゃん!って。そうだよ、成宮くんの外見なら余裕っしょ。
小学校では、同級生が金魚の水槽を割ったのに、ゆうじが濡れ衣を着せられる。しかもその子どもの親は、たっくんが仕事で迷惑をかけた相手だった。
誰も信じてくれなくて孤立するゆうじ。たっくんは仕事でいっぱいいっぱいで話を聞いてやれず、、、
でもやっぱり違うってことに気付いたたっくんは、息子を信じて相手の父親にきっぱり無実を主張。するとこの父親が急なキャラ変で円満解決。たっくん男を見せたね。かっこいいよ
「たくみさん、私もっとたくみさんのこと知りたいと思いました」
澪はたくみに恋に落ちたみたい。たっくんよかったじゃ~ん!
4話:ママに叱られたい
何やっても怒らないママ。ゆうじは昔のママみたいに怒られたいらしい。贅沢だなぁ
ママは押し入れで思い出の品をみつけた。その中にあった四つ葉のクローバー。それは中3の夏にたっくんが陸上部の試合で出かけるときに、澪があげたものだった。
学年一のモテ男を三浦春馬くんが演じてるの。かっこいいなぁ~。今はゴツゴツ骨っぽいけど、この頃は美少年って感じだね。たっくんはたっくんで、色黒で可愛らしいお顔。成宮くんみあるね。
大切な四つ葉のクローバーの葉が一枚取れてしまってガッカリするママを見て、ゆうじは大雨の中探しに出る。危ないよ~
案の定、遭難するゆうじ。ママが必死で探して救助する。結構深い水場で壁につかまってガタガタ震えてる。こんなの親だったら気が気じゃないわ…
まぁ助かって何よりだけども。これで澪に母親としての自覚が生まれたみたい
たっくんも言えなかった自分のこだわりをカミングアウトして、距離が近づいたね。澪だって本音を語ってくれて嬉しいよね。よかったよかった
5話:今の私を見てほしい
澪はたっくんの心に触れて、どんどん好きになっていた。「ママとパパお風呂一緒に入りなよ」とかゆうじに言われて気まずい二人。可愛いなぁ
本の整理をしていると、中学の国語の教科書が出てきて、隅にパラパラ漫画が描いてあった。澪がたっくんの教科書に間違えて描いたものらしい。だから大事にとってあったのね。
自転車に乗れない澪が1人で練習してこけて、男の子が現れて2人乗りするストーリー。中3の時、澪はモテ男くん(三浦春馬)の自転車の後ろに乗せてもらってたから、その男はパパではなさそうって話をする。
たっくんが昔の澪を愛おしそうに話すから、澪は過去の自分に嫉妬していた。かわいいなぁ。新しいものを身に着けた今の自分を見てほしくて、自転車の練習に励む澪。健気…
悩んでる様子の澪を励まそうと、たっくんは国語の教科書に、1人で自転車練習する姿や3人で喜ぶ姿のパラパラ漫画を描き足した。
たくみの思い出に今の自分を追加してもらって、嬉しい澪。過去より今が大事なんだと気付いてさらにたくみを好きになる~。ほっこりするわ~
たっくんの愛を受けて悩みがなくなった澪は、昔の話をもっと聴きたいとな
中学3年生
教室ではずっと隣の席なのに全く距離は縮まらないまま卒業式の日を迎えた。澪はたっくんにサイン帳の記入を依頼
<君の隣は居心地が良かったです>
たっくん意外と大胆…。澪もme too と答えて、これが近づくきっかけとなったみたい。爽やか~
現在
自転車の練習はやめて、たっくんの後ろに乗る澪。2人乗りが可愛い~。ゆうじも自転車でついてきてる。なんというほっこりストーリー
6話:頑張りすぎるたっくん
サイン帳のやりとりした後の話
別々の高校へ進んだ2人。1年の夏休みにたっくんはやっとの思いで澪に電話して待ち合わせをした。
久しぶりの澪は大人っぽくて、浴衣姿にうっとりするたっくん。でも上手く褒められず撃沈。可愛いなぁ
現在
町の財政難で9時4時でしか働けないたっくんがクビになりそう。契約社員だったのね。
家族を守るために残業して疲労困憊。予想通り仕事中に倒れ、同僚の万里子(岡本綾)が歩いて送ってくれた。その様子を目撃してしまった澪。これはツライ…。
翌朝もなんだかよそよそしい澪を思い出して、居ても立っても居られなくて、たっくん早退してきた。
澪に誤解を解きたくてカミングアウト。強いストレスを感じると脳の中が乱れる病気らしい。あぁだから移動図書館の車の助手席には乗らずに、いつも自転車で追いかけてたのね…。なる~
澪は澪でもっと頼ってほしかったって。それぞれの思いをぶちまけて、絆が深まったみたい。2人は初めて手をつないだ。
はぁよかった…。さらに尚美先生が医者の権力を使って、たっくんのリストラ話を握りつぶしてくれた。すげー
7話:ケーキ屋の夫婦
澪の母(三田佳子)はたっくんに新しい女性が出来たと思ってるみたい。大事な娘を無くして1年しか経ってないのにって不満たらたら。
義母に嫌味を言われて落ち込むたっくん。愛する人を幸せにしてあげられなかったって自分を責めてる。うぅつらい。
ケーキ屋さんの奥さん(中井美穂)は待望の赤ちゃんを妊娠したとか。でもそれは想像妊娠だった。マスター(生瀬勝久)曰く、不妊治療でノイローゼ寸前な妻をつれてここに来たらしい。妻の心に気付いてやれなくて落ち込むマスター。
妻はそんなマスターの心を知って、こんな私でゴメンとか謝るの
「どんな人生でもな、お前と一緒じゃなきゃ意味がないんだよ」
号泣…
澪は自分の気持ちを手紙にしたためたっくんへ。今も幸せだし、きっと昔もずっと幸せだったってさ。夜、たっくんは雨空を見上げて
「澪の代わりに僕がアーカイブ星に戻ることはできないでしょうか?」
ふ~。どれだけ泣かせるの…
8話:澪の不安
たくみは発作で仕事を休み。心配で訪ねてきた万里子は、澪の姿を見て静かに帰る。この子予想外にいい子だよね。もっと引っ掻き回すと思ってた。
自分の顔を見た人がなんで驚いた顔をするのか、澪は不思議だった。不安や疑問を払拭するためにゆうじの案内で森の廃墟へ。
一方たっくんは、空が晴れて澪がアーカイブ星に帰ったと思い、焦って探しまくり。いつもの廃墟で澪を発見して、駆け寄って抱きしめた。
そして澪のリクエストで、たっくんは2人の思い出を語りだした。
たっくんは高3になり病を発症し、全力で走ることが出来なくなった。さらに学校へも行けなくなった。澪にはふさわしくない男だと思い、別れの手紙を書いた。
昔の話を聞いた澪は、手紙を受け取った時の自分を想像した。不思議なことに不安は消えていて、たっくんに抱きしめられた澪はただただ幸せだった。そして2人はキスをした。息子が見てるよー
さらにその夜、2人はひとつになった。たっくんよかったね~
9話:そろそろ梅雨明け
絵本をみつけた澪。物語が今までの出来事と同じで驚き、雨の季節が終わるとアーカイブ星に帰るという結末を知る。
そして絵本に載っていたタイムカプセルを森へ取りに行き、自分の日記を発見。すでに死んでいることに気付く。
澪はショックを受けつつも知らないふりして、昔の話の続きが聴きたいと甘える。
回想シーンが成宮寛貴になってる!19才を演じる成宮くんがめちゃくちゃイケメンなんですけど…
澪はたっくんと話がしたくて職場を訪れた。大学生の澪(ミムラ)がかんわいい~。たっくんは澪の美しさに度肝抜かれて、自分にふさわしくないって突き放すのね…。あぁ切ないわ
現在の澪は、あと数日しかいられないことを知り、ゆうじに家事をいろいろと伝授する。
立つ鳥跡を濁さず的な澪に、たっくんは怪しみだす。しかし、残りの貴重な時間を楽しく過ごそうと、7月にクリスマスパーティーをしたいとヘンなことを言う澪の提案を受け入れ、サンタ役をこなした。
はーだめだ。涙流しすぎ…
最終話:澪側の気持ち
どうやら梅雨が上がったらしい。
たっくんは職場を抜け出し(!)、ゆうじは小学校を抜け出し(!)、ママと出会った廃墟へ。
それぞれ澪に別れの挨拶をして、澪はアーカイブ星に旅立った
澪が書いた日記によると
中1の頃からたっくんに恋をしていたんだね。この中学時代の振り返りがとても甘酸っぱくて切ない。今までたっくん側の気持ちしか明かされてなかったから、澪目線の気持ちを知れて嬉しい。
夏祭りのとき最初はピンク色の可愛らしい浴衣着てたのに、転んで泥んこになってお母さんのを着て行ったんだ。確かに年齢の割には落ち着いた柄だなと思ったわ。
9話の19才の振り返りで、澪が職場を訪ねてふられた後、やっぱり追いかけたんだね。そしたらバイクにぶつかって
<私は危篤状態になりました>
まじか…。気が付くと、記憶を全て失って森にいたとのこと。じゃぁあれは大学生の澪だったの?突然のミステリーでびっくりですわ。
19才の澪が8年後の未来に飛んで6週間を過ごしたのか。ほえ~そんなお話だったのね。あのキスも、あの夜も、指輪をはめてもらったのも、全部初めてのことだったのか。はえ~これは驚き…
6週間が終えて、危篤状態から復活した後、たっくんに会いに行ったのね。職場まで押しかけて別れを告げられたのに、あの後どうやって結婚まで持ち込んだのか気になってたのよ。未来を知ってるから自分で同じ道を選んだってことか。
私の幸せはあなたと生きること
だから、あなたに
いま、会いにゆきます
ここでタイトル回収!「いま、会いにゆきます」ってどういう意味だろって1話からずっと考えてたの。昔観たのにすっかり忘れてた…
会いに行く途中の電車の中で日記を書いたんだね。
ドラマの設定見ただけで哀しいエンディングしか想像できなくて、観るかどうか迷ったんだよね。まさかこんなにほっこりする終わり方だったなんてすごい。
たっくんもゆうじもなんだか男らしくなっててかっこいいよ。
あとがき
毎話号泣のうえに、最後はほっこり締めくくり。楽しかった~
記憶が無くなった大好きな妻に、距離を取って嫌われないように接するたっくんが健気で泣けたよね。成宮くんはいつもの色気を封印して、どんくさいたっくんになりきっていた。実直で一生懸命な性格のたっくんが好きだ。
そしてこの頃のミムラはとっても美しい。儚さと透明感が役柄に合っていた。
子役の男の子もめちゃくちゃ上手だよね。成宮くんもミムラも若いのに、3人が本当の家族に見えた。素晴らしい。家族のシーンが優しくて心が温まったなぁ。
絶対にありえない設定だけど、一人ずつの心情の変化が繊細に描かれているから、ドラマの世界に引き込まれたよ。雨のシーンが多くて撮影大変だったろうなぁとか思ったけど、森の緑がとても画面に映えて映像が綺麗だった。
今は秋だけど、梅雨の時期が来たときにまた観たいと思った。
泣ける懐かしドラマ感想↓
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