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『愛なんていらねえよ、夏』渡部篤郎主演ドラマ~やはり傑作だった

ainatsu

2002年TBSの夏ドラマを紹介します。脚本は龍居由佳里さん。

ホストのレイジ(渡部篤郎)が盲目の令嬢(広末涼子)の兄になりすまして数十年ぶりに再会するところからスタート。「愛なんていらない」という2人が本物の愛を知る切ない物語。

当時、題名のおかしさからか人気が無かったドラマなんだけど、本当にもったいない。知らない人はとにかく観てもらいたい。これ、渡部篤郎の最高傑作だし、広末涼子も堤幸彦監督にとっても最高傑作だと勝手に思ってる。

壁ドンもキスシーンも無いけれど、(嘘の)兄妹が徐々に惹かれ合っていく心の揺れ具合が繊細に描かれていてキュンキュンが止まらない。

「愛なんていらねえよ、夏」
paravi【パラビ】で観る

オープニング

主題歌は池田綾子さんの「Life」

広末涼子と渡部篤郎のカメラ目線のドアップが交互に映るだけなんだけど、主題歌と相まってとてつもなく切ない。毎話毎話ここだけ何度も繰り返し見てしまう。

驚いたことに、渡部さんのアップのときだけ話数によって明るさが違うの。

最初暗くて話数が進むにつれてどんどん明るくなって渡部さんの表情が見えてくる。6、7、8話くらいが明るいかな。そして9話で真っ暗!驚きです。

控えめな演出がお洒落。

 

1話:不幸設定のお嬢様

歌舞伎町でホストをやっていたレイジ(渡部篤郎)が横領の罪で警察に捕まり、数か月後出所すると7憶3,000万という多額の借金が待っていた。

こんなスタイリッシュなホストいないでしょってくらい渡部篤郎がかっこいい。小顔で背が高くてスタイルがいいね。坊主頭なのお洒落。

一方、鎌倉に豪邸を構える令嬢・亜子あこ(広末涼子)は、弁護士を雇って生き別れた兄・礼慈れいじを探していた。

ひょんなことからレイジが兄だと勘違いされたのをいいことに、借金返済のために妹の財産目当てで亜子宅に乗り込む。レイジの手下・奈留(藤原竜也)が豪邸を目の前にして怯み、どうやって見ず知らずの女の子に兄として近づくのか方法を聞くと

「んー、臨機応変?」

ここ好きだー。詐欺師役が最高に合ってるわ。しかもかっこいいし。酷いんだけど憎めないのよね。

レイジが持っていたオルゴールの音を聞いて涙を流す亜子。突然現れた兄に不信感を抱き突き飛ばす

「愛なんていらない…」

一話にしてタイトル回収!!これからどうやって亜子の閉ざした心を開いていくのか、レイジのお手並み拝見って感じて、次回も期待が膨らむ。

 

2話:レイジの魅力にハマる

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盲目の令嬢・亜子(広末涼子)に拒絶されたレイジ(渡部篤郎)

<面白そうじゃない。第二幕、オープンザカーテン>

レイジの心の声いいね~

俄然やる気が出てきたレイジは嘘をつきまくって周りの人たちの心を掴んでいく。なんだかんだで亜子ちゃん宅に住まわせてもらうのね。ドラマ内のレイジも演技力がありすぎて、どこからどこまでが本当のことなのかわけがわからなくなるよ。篤郎すごい…

突然兄が現れてイライラな亜子ちゃん。とにかくわがままでずっとふくれっ面。でも可愛い。

レイジの発する言葉は優しいんだけど、亜子ちゃんが目が見えないことをいいことに、視線とか行動がクズすぎて怖い。てかこのときのレイジのシンプルな黒の上下がスタイル良すぎて素敵なんだわ。

ホームで電車を待つレイジと亜子。レイジは線路に亜子を突き飛ばそうとしたとき、亜子は振り返って

「お兄ちゃん…私を殺して」

殺そうと思ってた子にこんなこと言われたら逆に殺せなくなるね

龍居由佳里脚本
「星の金貨」
hulu【フールー】で観る

 

3話:夏祭りデート

レイジが「見えないと得して見えると損する事なんだ?」って奈留に質問して、自分自身で答えるの

「ねーよそんなの」

亜子ちゃんがいない場所でのレイジのクズっぷりがいいわ。

夏祭りデート

レイジは亜子ちゃんの心を掴むべく、2人で夏祭りへ。浴衣の亜子ちゃん可愛い。

背の高い渡部篤郎の頭ポンポンとかさ~眼福でしかないよ。ボールすくいで「わーお、ざんねん」とかぼそぼそずっと言ってて笑えるんですけど…

そんなとき、亜子ちゃんが夜店のど真ん中で置いてけぼりにされてしまう。レイジの演出みたい。ヒドイよ…

「楽しかった後の悲しみは、悲しみの連続より悲しいんだよ」

でも予想とは違って、亜子ちゃんたらレイジからもらった手紙を抱きしめて穏やかな表情をしてる。これは胸が痛い。

さらにお兄ちゃんのことをもっと知りたいと言い、レイジの顔を触らせてもらってる。なんだこのエロスは?レイジが顔を触れながら亜子をジーっと見つめてるの。押し倒すんじゃないかと心配になったわ

「見えなくて得する事ってあるんだね。こうやって触って温かさ感じられる」

最初の「目が見えなくて得する事は無い」って話の伏線回収。亜子ちゃんたらお兄ちゃんと出会えて小さな幸せを見つけられるようになったんだね。

 

4話:はじめてのおつかい

はーーーオープニングが切なすぎる…。だんだんレイジの表情がわかるように明るくなってきた。視線が男前だ。

楓ちゃんと買い物に出かける亜子(広末涼子)は、綺麗なワンピースを身にまとうが、レイジはいつもの服装の方が良いという。車で街まで送ってあげるんだね。

亜子:やめて!たばこ嫌いだって言ったでしょ!
奈留:お兄さん。わがままだからね
レイジ:そう。似たもの兄妹だから

プンプンしながら窓を開ける亜子ちゃん。でもなんだか嬉しそう。ここ好きだな

レイジの気持ちを気付かせるためか、ここで亜子ちゃんを狙う五十嵐さん(鈴木一真)投入。ちょっとジェラシー感じ始めちゃってるみたい…

数日後

めずらしく、亜子ちゃんが1人でお出かけ。人から同情されることが嫌だったのに、周りの人に助けられながら目的地までたどり着くのよね。

レイジと奈留(藤原竜也)は、亜子は五十嵐に渡すプレゼントを買いに来たって思ってるから、そこまでするほど好きなのか?!ってビックリしてるよね。

やっと選んだ男物の指輪に店員さんから、彼氏へのプレゼント?って聞かれて

「兄の誕生日なんです。あした」

ま、まじか…。みんなの前ではツンケン強がってるけど、健気なんだよねぇ。これはやりきれない。

そして亜子ちゃん帰り道に突然の頭痛に見舞われる。誕生日プレゼント落としちゃって、レイジに謝る亜子ちゃん。涙ポロポロ。

どんだけ切ないんだ…

 

5話:ハッピーバースデー

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はーー胸が苦しい。

亜子が落とした指輪をレイジは拾っていて、自室のベッドで寝転びながらポケットから指輪を出すの。こりゃ泣くわ~とか思ってたらそのままオープニング!切なすぎる。レイジのターンがかなり明るくなってるから表情が見えてかっこいい。

兄の誕生日

今日は本当の兄の誕生日なんだよね。

レイジの仲間の花屋の季理子が、シオリさんから誕生日プレゼントだと言ってバラの花束を持って登場。それを聞いた亜子は気になってイライラ。

「だれ?シオリさんて」

モテる男はつらいね~。亜子ちゃんをなだめるために、誕生日プレゼントの代わりに亜子が行きたい場所へ行こうってなって、いつもの喫茶店へ行くのね。他になかったんか?

「たばこ嫌い。だけど特別許す。誕生日だから」
「毎日誕生日だったらいいのにね」

ここのやりとり好きだな~。

お兄ちゃんだから何かと頭ポンポンするんだけど、それがキュンとくる。レイジからは手を繋いだり抱きしめたりしなくって、つかず離れずな距離がさらに切ないね。

亜子の検査結果が出て、お兄ちゃんにみんなには内緒にするから教えて欲しいと抱きついてお願いするの。あぁこんなお願いのされ方したら断われない。

「神様は残酷?違うよ。神様はいないだけ」
「強いんだな」
「お兄ちゃんの妹だもん」

このやり取りの後、病室を出ていく二人が「今から美味しいもの食べに行こう」とか話してて、ナチュラルな兄妹みたいな感じで可愛いの。

亜子は半年の命だって言われて、大事なピンボールも無くなったし、もう未来のことは諦めようと思っていた矢先、花壇からピンボールが見つかってしまう。

冷静を装っていた亜子は涙ながらにお兄ちゃんに抱きついて

「助けて!死ぬのなんてヤダ!怖い。怖いよ…」

はーーーー泣くーーーー。広末の演技いいね。

「愛なんていらねえよ、夏」
paravi【パラビ】で観る

 

6話:バイクデートに優しい嘘

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「そうだ。お兄ちゃんからお守りあげよう」

亜子を殺すために睡眠薬を奈留から手に入れていて、その薬をお守りだと嘘をつくのね。急に悪い顔で睨むレイジの顔がアップになってそのままオープニング!

もーこの演出鳥肌たつわ~。広末の透明感と渡部さんの目力が凄いよ…

季理子は姉・シオリがレイジの彼女だということを亜子に伝える。新郎(レイジ)の親族として出席する人がいて良かっただってさ。きっつーーー

海デート

亜子ちゃんたら死ぬ前に色々やりたくなって、バイクに乗りたいとさ。

バイクもこれまたお洒落で、レイジと似合うんだわ。余談ですが、このバイクとかグラサンとか指輪とかネックレスとか、渡部さんの自前のものらしいです。センスいいね。

レイジのバイクの後ろに乗せてもらって海に来た亜子は、昔お兄ちゃんと行った蛍の川に行きたいとわがまま。そして、五十嵐にプロポーズされたことを相談するのね。

「見てみたい?妹の花嫁姿。親族の席で一人で」
「かわいいだろうね」

そう言われて亜子ちゃんがっかりしてる。お兄ちゃんたら妹のわがまま聞いてあげて、蛍の川に連れてきてくれた。レイジは蛍がいっぱいいると嘘をつく。

「そうやってどうしてお兄ちゃんは私に優しい嘘をつくの?」

亜子は蛍がいる季節じゃないことを知っていた。シオリさんのこと、お兄ちゃんからはお店のお客さんだと聞いていたのに、実は季理子の姉でレイジの婚約者だったのがわかったものね。そりゃ悲しい。

その時レイジが一匹だけ蛍が飛んでいるのを見つけて、川に入って取ろうとするんだけど、もうびっしょびしょ。なんだ?この茶番は…。役者魂がすごい。結局捕まえられず、亜子ちゃんもういいってさ。

家に帰ると咲子激おこ。奈留や季理子も激おこ。みんなレイジと亜子の仲の良さにジェラシー

 

7話:灯台下暗し

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レイジ(渡部篤郎)は、過去に1通だけ亜子に届いた実兄・礼慈の手紙が気になっていた。亜子ちゃんを見つめるレイジが男前。

「ねぇ、レイジさんてどんな人?」

唐突な質問に焦るレイジ。どうやら手紙には歌舞伎町のホスト・レイジのことが書いてあった模様。亜子ちゃんレイジさんに会ってみたいってさ。いやいや、隣にいますからーーー!!

歌舞伎町にて

亜子ちゃんたらホストのレイジさんにどうしても会いたくて、一人で歌舞伎町へ。だから隣にいるって…。これ絶対トラブルになるパターン(汗)

案の定まんまと悪い奴らに連れて行かれそうになって、亜子ちゃんピンチなときに

レイジ来たーーー!!!

これは惚れる。亜子の肩を大事そうに抱いて歩く姿が素敵なんだわ。タクシーに乗り込むときの亜子ちゃんの頭抑えてあげるのとか、萌えでしかないよ。

レイジは亜子の実兄の礼慈が出した手紙をなんとか回収して読むのよね。まさか自分のことを手紙に書いてくれていたなんて…。嬉しいけど苦しい。その妹を殺そうとしてるんだもの。

レイジがなかなか亜子を殺さないから、奈留が亜子になにか吹きこんだみたい

「お兄ちゃんは、だれ?」

亜子はレイジに疑いの目を向ける

 

8話:真実が見えた日

亜子に疑われるが、レイジはひたすらしらを切る。

「わかった。わかったから。お兄ちゃんはお兄ちゃんだって」

亜子ちゃんたらカプセルをつぶして中身が空っぽだと確認してからレイジの口に入れるんだね。ってことはレイジが実兄じゃないってわかってるけど、信じてるふりをしてあげるよってことか。

はーーー切ない表情。そしてオープニングへ突入。
泣くーーーー

亜子の前医がヤブだったのがわかって、レイジがボコる。そして家で咲子と五十嵐を問い詰める。キッチンから亜子が立ち聞きー!今までの嘘が全部バレちゃった。

これは坂口良子の独壇場だね。2時間のサスペンスドラマ観てるみたい。

真実を知ったのに兄妹ごっこ。第3ボタンまで開けたシャツがセクシー。手を掴んで向かい合って話してるだけなのに、このドキドキ感はなんなんだろう…

「やっと見えた。本当のこと」

<亜子、俺には俺が見えないよ>

ちょっと~。切ないシーンの連続なんですけど…

翌日

なんだか亜子ちゃんふっきれたみたい。初めての料理がんばっちゃって、一流シェフが作ったみたいにな出来栄え。大人8人分も作るなんてすげーよ。

手切れ金渡すからみんな出てってだって。最後の晩餐ね。

咲子、五十嵐、楓ちゃんにはそれぞれ文句を言ったのに、兄には何も言わないのか?と咲子が責めると

「お兄ちゃんを愛しているから」

みんなの前で愛の告白。亜子ちゃん大胆。夜お兄ちゃんに「本当のことが見えた」って言ってたのはこれだったのね。泣くーーーーー

 

9話:愛の告白合戦

食事を終えお別れ。そしてオープニングに突入。レイジのターンが全て真っ暗!亜子しか映らないの。泣くーーーーー

レイジはまたホストをして稼いでいた。亜子が買った指輪を金儲けのお守りとしてはめていた。

借金返済期日の前日

レイジは亜子宅を訪れる。亜子は突然現れたレイジにプンプン怒ってるけど、なんだか嬉しそう。

オーシャンビューのホテルへ連れ出し、ホストごっこ。白いスーツ似合うわぁ

そして二人のやりとり可愛い…。亜子ちゃんの表情が嬉しそうで嬉しそうで。それに反してレイジの切ない顔ったら…。泣くーーーーー

初めて会った時の印象を語り合って、レイジは心を見透かされているんじゃないかと思うようになってから、好きになったと告白。亜子は初めて会った時から好きだったって!1話のときはプンプン怒ってたけど、実は恋に落ちていたのね。

レイジはシオリの話を始める。初めて愛した女のシオリがバイク事故で死んでしまって、ショックでもう誰のことも愛せないと思ってたら、亜子に会ったってさ。

なんだこの愛の告白合戦は…。レイジがずっと闇に抱えていた気持ちを受け止めてくれる相手が現れて良かったね。精神的なつながりだけでこんなにドキドキするなんて、簡単にキスとかしないのもこれまた良いよ。

そのまま夜が更けて朝になり、レイジがソファーで目覚めると、亜子ちゃんバスルームで手首切って自殺。

んーーこの展開は嫌だ。

龍居由佳里脚本
「星の金貨」
hulu【フールー】で観る

 

10話:無償の愛

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亜子ちゃん生きてたー。

明日が借金返済の期日で、来週の頭が亜子ちゃんの手術日なのね。あと足りない7,000万を裏カジノで稼ごうとしているみたい。やめときなって~

亜子ちゃんはレイジの元カノのシオリについて新情報を聞いている途中に、急に激しい頭痛。そのまま手術へ

一方、レイジは裏カジノで勝負中。亜子ちゃんの緊急手術を知って病院へダッシュ。なぜか通りがかりのヤクザにボコボコにされて、やっと着いたら借金取り!もー行かせてあげてよ。

「愛してるんだよ!行かせてくれよ!生きてる間にあいつに会いたいんだよ!」

熱いね~。レイジの口から「愛」という言葉が出たから、それを1億で買ってくれるってさ。粋なことをするね。森本レオがひょうひょうとしていてとてもいい味出してる。ナイスキャスティング!

やっとの思いで病院の中に入ったら、手術は成功とのこと。そのとき奈留が現れて、ナイフでひと刺し。奈留よ…何してくれてんだ……早く先生呼びなよ。てかこのために白い上下のスーツ着せられてたんだね。

数日後

亜子ちゃん手術大成功で目が見えるようになる。焦点が合ってる亜子ちゃんの顔がめちゃくちゃ美人。目が見えない設定でぼんやりした瞳も可愛かったけど、ぱっちりお目目で別人になってる。演じ分けすごいね

洋服もイメチェンで真っ赤なニット。ヒールの靴履いてて大人っぽい。

一方、レイジ生きてたー!海外へ行くってさ。渡部篤郎と藤原竜也のスリムで背の高い男子のスーツ姿が、異次元にかっこいいよ。これも見納めか…

亜子ちゃんなんだかんだでレイジの居場所を突き止めて、めっちゃ広い空港でばったり。レイジは知らんぷりして立ち去るんだけど、亜子が呼び止めて

「いつも見つけてくれたから、今度は自分が見つけたかった」

亜子はそう思ってるけど、実際はレイジの方が先に見つけたよね。こんなところも泣けてくるわ。そして思い出のセリフがフラッシュバックで熱い抱擁。

主題歌きたーーーー

砂浜の流木に秋物のニットを着た二人が座ってカメラ目線で笑ってる。

なにこの演出…泣く

ただ二人並んで微笑んで座ってる。

ー完ー

 

あとがき

どんだけ泣かせるんだ

異性として好きっていうレベルじゃなく、人として存在そのものを愛しているみたいな関係で、エロいシーンは無いのにエロい空気感。絶妙な二人の距離がドキドキさせられたわ。

今の時代ならDNA鑑定ですんじゃう話なんだけど。昔だから成り立つ物語。簡単に連絡も取れないし、すれ違いがドラマティックにさせるよね。

そして、登場人物が全員クズなのに、なぜか嫌な気がしなくて最終的にみんな好きになってしまう、不思議なドラマだった。キャスティングが神っててみんな演技が上手。現実離れしたお話なのに感情移入してしまう。まさかゴルゴにまで愛着湧く日が来るとは…。

特に好きだったのは、口の軽いレイジが亜子に「かわいい」と褒めると、亜子ちゃんニコッと満面の笑みをするの。普段ムスッとしてるから、ギャップが可愛いのなんの。レイジはホストだから女性を喜ばせるテクが自然に出てきてるだけなんだろうけど、ほんとに嬉しそうな亜子の表情が胸に突き刺さるの。

17年の時を超えて感動が蘇った。観てよかった。主題歌もダウンロードしてしまったし。いつまでhuluで観れるかわからないから、DVD買おうか迷うほどハマり中です。

2019/5/1追記:調べると新品のDVDは買えない状態で、諦めてネットオフで中古のDVDを購入。驚くことに1~10話全部に渡部篤郎のコメンタリー付きでした。森本レオの演技論がウザかったり、しばらく沈黙が続いたり、、それよりなにより渡部さんが広末に語りかける声が優しいのなんの。耳がとろけるよ)

ainatsu-dvd

(2021/12/28追記:CSで杉浦幸主演の「このこ誰の子」を見ていたら、鎌倉の別荘に妊婦が身を寄せていた。1986年だけど外の門柱とか、中庭が見えるテラスとか、大きな暖炉とかそのまんま。なんか感動した)

「愛なんていらねえよ、夏」
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