ネットフリックスオリジナル映画「わが拳に復讐を」のあらすじと感想です。
ドラマ「五行の刺客」シーズン1のあと、芸人のキンタローに激似のヒロインが殺されていた。この映画は、その兄と幼なじみ2人が犯人に復讐する物語。
なぜこんなダサい題名にしたのだろう。「五行の刺客2」とかじゃダメだったのか?
前作はイコ・ウワイスの無駄遣いが過ぎたドラマだったけど、その反省を踏まえて魅力炸裂な映画を作ってくれたんだろうと期待していた。
ん-なんか違う…
「わが拳に復讐を」
原題:Fistful of Vengeance
1時間36分 2022年アメリカ制作
Netflixオリジナル映画
・シーズン1のおさらい
・現在
・クーとパン博士の目的
・五行の刺客の気
・神がいる場所へ
・最終対決
・結末
・あとがき
シーズン1のおさらい
今から1年前、アジア系の幼なじみ4人がサンフランシスコに住んでいた。
カイ・ジン:イコ・ウワイス
フードトラックのシェフ。突然、五行の刺客となる
ジェニー・ワー:リー・ジュン・リー
レストランのオーナー。カイの元カノ。トミーの妹
トミー・ワー:ローレンス・カオ
シャブ中。妹に金の無心をするダメ男
ルー・シン:ルイス・タン
腕っぷしが強いカーディーラーのギャング
あらすじ
ある日、五行の刺客の伝承者インインがカイの前に現れた。五行(「木」「火」「土」「金」「水」)の将たちが近々サンフランシスコに集まるから、全員やっつけろと使命を与えた。
カイは仲間の協力もあり、五行の将たちを倒すことに成功。
シャブ中だったトミーは立ち直り、金髪の美人刑事のCGは去っていった。亡くなった三合会(チャイナタウンのギャンググループ)ボスの手下だったザンは、バンコクにいるとか…
現在
1カ月前にジェニーが殺され、仲良し3人組は犯人捜しでバンコクへ。
どうやらクー・アンチーとかいう女のボスが、五行の刺客を捜している途中にジェニーを殺したらしい。アーメン
トミーの友人プリーヤと、黒人の女刑事も加わって、クーがいるホテルへ潜入する。しかし逆に追われる立場になってしまう。
血みどろの肉片とか転がってて、銃撃戦も始まったり、素手で戦っていた「五行の刺客」とは趣が違う感じ。
ホテルから外へでて、商店街で大暴れ。お店の人たち後片付け大迷惑だろうな。
そしてチャオプラヤ川で船で追いかけっこ。
古い住居が並ぶ下町を抜けると、近代的な高層ビル群が現れ、さらに緑深いジャングルへ。異国情緒あふれる景色でいいね。旅行で訪れたくなる。
着いた先は不自然な顔の女プリーヤの地元だった。
クーとパン博士の目的
今回、情報を提供してくれたパン博士は、悪者のクーと陰と陽の対で成り立っているとか。はい?
2つの護符にカイの気を込めれば合わさりあって、世界を作り直すことができるんだって。ん?
要約すると、「現実の世界を神が壊そうとしてる」ってことらしい。
なんだか大それたお話ですこと。
それを実現するためにカイの気が必要ってことね。
五行の刺客の気
そんなとき、プリーヤの頭の中に、クーとパンが現れ、洪水で死んだ家族と会わせてくれた。もっと会いたいなら「五行の刺客の気」を取ってこいとな。自分でやれよ。
プリーヤはさっそく仲間を裏切り、トミーが持つ護符のネックレスをパクッて、眠るカイの額にあてた。
あらあら‥
そうこうしているうちに、クーが手配した闇の男たちが乗り込んできた。
バトルが始まり、自然と調和した古めかしくて素敵なシャーマンの家がめちゃくちゃ。てか床板が薄すぎない?
シーズン1でもあったけど、床をドンと踏むと釘が浮き上がって、それをバットのように腕で打って、相手の手を壁に固定するの、すごくない?
闇の男たちを全員やっつけてから出発すればいいのに、自分たちだけ車に乗り込んで逃げたよ。プリーヤが問題児を連れて帰ったばっかりに、シャーマン気の毒すぎる。
神がいる場所へ
その後、神のアジトへ向かい戦いを挑む。
ルーは普通の人間なのにめちゃくちゃ強い。カイはザンをやっつけ、トミーたちはクーをやっつけた。
そしてパン博士が登場。この人、タカアンドトシのトシに似てる。
パンは簡単にカイの気を吸い取って、2つの護符を合わせた。すると宙に浮かび上がりキリスト風に変身。
「私は盤古。最初の人間だ」
盤古(ばんこ):中国神話の神で、天地開闢の創世神とされる
なんなん?この世界観…。ついていけない…
最終対決
ルーがパンに操られ、カイを襲いだした。
このアクションシーンがすごくもったいない。速度をいじくってたりして重力を感じない映像になってて、強さが伝わってこない。
余計なことしなくていいのになぁ…
その後、パンとカイは地下の空洞にのめり込み、ロープにぶら下がったままカイがパンをやっつける。
ファンタジー要素いらないわ~
結末
前作と同様、何もなかったかのように日常が戻り、仲良し5人組はビーチでバーベキューをしていた。
ムッキムキのカイがバク宙してる。負けじとムッキムキのルーが椅子の上からバク宙を披露。トミーが飛ぶふりするの可愛い。
女刑事のTバックのデカ尻にビビるけど、堂々としていてかっこいい。
みんな濃いけどなぜか爽やかなんだよね。
5人が浅瀬でわちゃわちゃ戯れてる。妹の無念も晴らせたし、この世の破壊も止められたし、めでたしめでたし
あとがき
何人殺した?って感じだけど、平然と楽しんでてすごいわ~
色々残念な点は多いけど、最後の楽しそうな5人を見てたら、なんでもいいやーって気になった。
またもやイコ・ウワイスの無駄遣いをしてしまったよね。ワイヤーアクションとかハンドパワーとかいらないから。
後半は中国ファンタジー時代劇みたいな仕上がりになってた。
ドラマ「五行の刺客」は駄作だと思っていたけど、これよりはちゃんとしていた気がする。
スカッとするようなアクション映画を期待していたんだけどな。キアヌの「ジョンウィック」でもまた見ようかしら。
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