ネットフリックスオリジナルドラマ『金魚妻』を紹介します。

ビジネス夫婦を演じる主人公が、モラハラ夫から逃げて、金魚屋店主と恋に落ちる物語。

この夫がほんとべーやつで笑ってしまう。脚本家はどうかしてる。

社会人だよね？情緒不安定すぎない？

隙あらば余計なエロをぶっこんできてウンザリするので、主人公の物語以外は早送りで視聴して、ホラーなドラマとして割り切って見れば楽しかった。

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キャスト＆登場人物

★平賀さくら：篠原涼子
タワマン住人。元美容師。不妊症

★平賀卓弥：安藤政信
さくらの夫。サロン経営者

★春斗：岩田剛典
金魚屋「金魚のとよだ」の店主

外注妻（２話）

中村静香　久保田悠来

弁当妻（３話）

瀬戸さおり　藤森慎吾

伴走妻（４話）

石井杏奈　犬飼貴丈

頭痛妻（５，６話）

松本若菜　真島秀和

改装妻（７話）

長谷川京子　深水元基

 

１話：出会い

ドラマ冒頭から中年の男女（安藤政信、長谷川京子）の激しいラブシーン。誰得なんだ？

モラハラ夫

タワマンに住むサクラ（篠原涼子）は夫（安藤政信）とビジネス夫婦を演じていた。

満たされないサクラがたった１匹の金魚を飼い始めただけなのに、「当てつけか？」とか難癖つけてきて、金魚鉢を床に投げつけた。

カラスの破片飛び散って水浸しだし、リビングでなにやってくれてるの？頭おかしい。

サクラが「またお店に立ちたい」とか言っただけで

「調子に乗るなー！！！」

だよ。お前が調子に乗るなだわ。こんな男がサロンを切り盛りしてタワマン住めるほど成功できると思えないんですけど。

金魚屋の優男

サクラが偶然出会った男（岩田剛典）は、金魚屋の店主だった。

この見た目で絶対フリーのはずがないんだけど、なぜか中年のサクラに優しいのなんの。ただのボランティア精神なのか？金目当てなのか？

家を飛び出してきたサクラを拾って、一夜を共にしたよ。

あーあ。ここで我慢して１人でソファーとかで寝てくれたら、評価がぐーんと上がったのに、弱った女に手を出すなんて、こいつもクズ中のクズですわ。

 

２話：家出

サクラは金魚屋の家でしばらく寝泊まりする。シェルターとか入れずに人妻かくまうなんてどうかしてる。

そんなとき、買い物帰りの金魚屋店主（岩田剛典）がサクラの旦那（安藤政信）に呼び止められた。イケメン同士で棒気味の演技だから、サイコパス味がえぐい。

ゾワゾワした恐怖が続く…

その後、金魚屋にサクラの旦那に指示された営業がやってきた。無理やり中に入ろうとして暴力振るうし。この街は治安が悪い。

そして、他のタワマン住人の話が、サクラと接点がなさすぎて唐突すぎる。ネットフリックスだからエロをたくさん入れなきゃっていう使命でもあるのか？

 

３話：一時帰宅

タワマンに藤森も住んでたみたい。

後輩が嫁の愛妻弁当の焼き鮭にかぶりついて、「奥さん料理上手ですね！」っての、はぁ？！と思ったわ。誰が焼いても同じ味だし。せめて卵焼きにして。

脚本もおかしいけど演出もおかしい…

サクラはまだまだ居座って、金魚屋で仕事を手伝っていた。

そんなある日、金魚屋に旦那が

きたーー！！！

怖いよ～。おとなしく桜ピンポンパールという品種の金魚を購入して帰ってった。

その後、サクラは桜ピンポンパールのことが気になって、タワマンへ戻る。お店で覚えた豆知識を披露すると、旦那が激昂する。

毎日水替えなんて仕事が忙しくてできない。とか言って、そこ怒るとこ？！笑うわ。

 

４話：生い立ち

旦那のキレ芸が面白すぎて楽しみになってきた。イケメンのサイコパスって絵になるね。

そんでもって金魚屋店主の実家は大金持ちらしい。金魚屋はおじいちゃんのお店だったとか。

父は会社を経営していて、跡継ぎとして厳しく育てられたけど、向いていなかったんだって。

確かにボーッっとしてて向いてなさそう。

そんなとき、サクラの旦那が金魚屋店主の実家を訪れた。水槽の水も替えられないくらい仕事が忙しいって言ってなかったっけ？

そしてタワマンの住民の話は興味ないから、別のドラマでやってほしい。

 

５話：祝福されない恋

サクラの旦那が不倫スキャンダルの話を持ち込んだせいで、メンドクサイことになった。

まず、金魚屋に美人の元カノ（水上京香）登場。マーキングですね。

さらに妹が登場。顔は可愛いけど、性格がめちゃくちゃ悪い。

そしてついに父親（宅麻伸）が来店。昔のヤクザ風で役作りがおかしい。実家は何屋さん？

「いい歳をして、バカなことをしてしまいました」

サクラは頭を下げて、金魚屋をあとにする。

ちなみに７年前のサクラの腕のケガは、降りかかるガラスの破片から店主の妹をかばったせいだった。

妹は命の恩人にヒドいこと言いまくってたな。とりあえず謝った方がいいぞ。

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６話：雲隠れ

サクラは田舎でアパートを借り、美容室でアシスタントをしていた。

そこに旦那がやってきた。怖すぎ。

美容室の夫婦がめちゃくちゃ良い人で、かばってくれたんだけど、サクラはまた出て行くって。大変だなぁ…

夜、アパートに帰ったら、旦那が待ち伏せしてた。怖いって。

急に優しくすり寄って心入れ替えたかと思ったら、豹変するよね。もー疲れた。

一方、煮え切らない金魚屋店主は、サクラとの思い出を振り返り、決心したみたい。泣いても棒ってすごいかも。

 

７話：救出

サクラが夫に犯されそうになったそのとき、金魚屋店主が乗り込んできた。

無事、引き離せたね。店主は７年前のことを話し出す。サクラと知ってて出会ったんだとか。ほ～それで最初から優しかったんだね。

あの事故のせいでハサミを持てなくなってしまった。自分のせいだと謝った。そしてずっと一緒にいたいと言う。

その後、金魚屋の実家で顧問弁護士やってる元カノがやってきた。DV夫の法的措置をとって離婚する方法を教えてくれた。

急に社会派ドラマみたいになってる。

 

８話：イケメン無罪

サクラは夫に襲われる姿をカメラに収めていた。元カノがなかなかいい仕事してくれてる。

そして夫の申し出で、夫婦円満調停に出席する。

いつものパターンで夫が優しい。

ダメダメ！騙されちゃ。

「俺はサクラのことを本当に愛していた」

離婚するつもりだけど、直接気持ちを伝えたくて調停を申し立てたらしい。

も～ずるいわ～。大勢の前でイケメンの熱烈ラブコールなんて、許すしかないじゃん。

その後、夫はお店も上手くいかず、タワマンも引っ越したとか。えー大丈夫？私は完全に夫の味方になってしまっている。

サクラも夫が心配だよね。お店を存続するために動き出した。急に出来る女風。篠原涼子はこっちの方が似合う。

そしてサクラは金魚屋店主に別れを告げる。ちゃんと一発やってから去るのが、情緒もへったくれもなくてなんだかなぁ…

２年後！

バツイチのサクラは美容院をオープンした。元夫も頑張ってるようでなにより。金魚屋店主も頑張っているね。

花火大会の日、それぞれ別の場所で空を見上げた。

ー完ー

ん－これはなかなか良い終わり方。

男に寄りかかってばかりのサクラが、自ら動き出すのが良かった。

 

あとがき

もったいないなー

篠原涼子が出てるシーンはそれなりに楽しめたから、タワマン住民の話抜きで作れば、女性にも支持されたドラマになっただろうに。

隙あらばエロをぶっこんできて、「地上波で出来ないことをやってやったぜ」的な制作陣の勘違いドヤァのアピールに呆れた。

サクラの物語をもっとじっくり見たかった。

ステキだった旦那がモンスター化した経緯とか、ケガする前に美容師として働いてた頃の話とか。たくさん描けたと思うの。

安藤政信は上手くないけど、儚げな空気感で目が離せなくなる。岩ちゃんそっちのけで、いつの間にか虜になってしまっていた。

美容室一号店の前で撮った夫婦の写真がとても可愛かったから、この篠原涼子と安藤政信が、二人三脚で奮闘するホームドラマみたいなのを見てみたかったな。

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