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「レイズド・バイ・ウルブス」シーズン2ネタバレ感想


ドラマ「レイズド・バイ・ウルブス~神なき惑星」シーズン2を紹介します。

シーズン1では、ヘビを産んでしまったマザーがファーザーと共に惑星の裏側へ飛んでった。

命がけで(ロボットだけど)お腹の中で育てて、やっと逢えたと思ったらヘビだったなんて、どれだけ落ち込んだことでしょう。

そんな踏んだり蹴ったりなマザーだけど、無神論者繁栄の夢は叶うでしょうか。

ハラハラドキドキみたいな盛り上がりはないけど、ファンタジーな惑星の世界観が芸術的で好き。お金がかかっていて贅沢な気分になる。

以下、あらすじと感想を載せます。

原題:Raised by Wolves
話数:シーズン1 全10話(2020年)
   シーズン2 全8話(2022年)
放送:HBO Max

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登場人物

★マザー/ラミア
(アマンダ・コリン)
無神論者の繁栄の使命を与えられたアンドロイド。お産システムで産んだキャンピオンをリーダーへ導こうとする。口から産んだヘビ(No.7)のことは周囲に内緒にする

★ファーザー
(アブバカル・サリム)
汎用モデルのアンドロイド。マザーのサポート役

★ケイレブ/マーカス大尉
(トラヴィス・フィメル)
元無神論者の戦士。地球から脱出する箱舟へ乗るため、ミトラ教徒のマーカスの顔に整形する。なりすますうちにソル様のお告げを受けて、本当のミトラ教徒となる

★メアリー/スー
ケイレブの元カノ。ミトラ教徒のスーの顔に整形。心の病に侵されたケイレブと距離を置く

★キャンピオン
(ウィンタ・マクグラス)
マザーのお産システムで生まれた6人のうちの1人(5人はS1で死亡)。マザーとファーザーの愛ある子育てで、慈悲深い少年に育つ

★ポール
ミトラ教幹部(マーカスとスー)の息子。偽物の両親(ケイレブとメアリー)と共に箱舟で生活中、マザーに惑星に連れてこられる。ソル様の声により、両親が殺されていたことを知る

 

1話:コレクティヴ村

ランダーで惑星の裏側に不時着したマザーとファーザーは生きていた。

そこは熱帯で、トラストという機械(マザーの兄)が無神論者の集団を牛耳っていた。マザーたちは仲間に入れてもらう。

あれから数か月しか経ってないのに、急にゴツくなって声変わりしたキャンピオンと再会を果たす。

ポールはソル様のお告げでスーがなりすましの母だと知って拒絶する。

「死ねばよかったのに」

そこまで言う?!

一方、なりすましがバレて仲間にボコられてマザーの目を食べさせられたマーカスも、荒野にて生きていた。かっこよ。ちょっと痩せた?

ソル様に心酔してがっつりミトラ教徒になって、おでこに血管も浮いてるし大丈夫かな…

途中で捕虜のデシマと出会い、恋の予感。マーカスは惑星にいる300人の無神論者をミトラ教徒に改宗させようとしていた。

感想

シーズン1のマザー村より緑があるし果物もあるし環境は良さそう。

でも酸の海が怖すぎ。海風を浴びても大丈夫なのか?

哲学の語り合いがなんだかよくわからなくて淡々としてるけど、惑星の世界観が徹底されてて好きだな。本当にこういう星がありそう。

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2話:7番目の赤ちゃん

マーカスがデシマに突然のプロポーズ。偽物はやめてここで家族として暮らしたいとか。宗教が同じだと幸せになりやすいね。

デシマが連れてる娘似のアンドロイドは偽物だから始末してほしいってさ。

コレクティヴでは、庭で不審火があり、マザーは罰するタスクを与えられ、犯人をお仕置きする。ファーザーは平等な世界で嬉しく思う。

そんなとき、キャンピオンが化け物のヘビに出会う。攻撃する気はなく、怯えているようだ。

しかし村ではヘビが脅威となり、捕まえることに。マザーは人間の子供たちを守るため、先にヘビを始末しようと山へ向かう。

感想

マザーの気持ちを思うといたたまれない。我が子が殺人ヘビだなんて…。できれば自分の手で始末したいってのはわかる。

「生まれた子は死んだ」とかウソついてみんなに同情されるのもツラいだろうな。

 

3話:ヘビ捕獲作戦

ファーザーは村からタスクを与えられ、ミトラ教徒を従えてヘビを捕まえようとしていた。

そこに戦車でマーカスがやってきた。かっこよ。

マーカスは普通の人間なのに、なんだかパワーが備わって強い。ファーザーをやっつけて、ミトラ教徒を救助する。ファーザーは死ぬの何度目?

一方、マザーは山の頂上でヘビを発見する。草食だったため、連れ帰って世話をすることに。

その後、ポールは父がトラストから狙われていることを知り、警告しようと洞窟の教会へ向かう。

感想

ファーザーが子供らに「また殺されたの?」とか言われてるの笑った。人間を餌にしようとした狩りのこともバレて軽蔑されてるし。

 

4話:マザー復活

教会の洞窟にて、ポールはペットのマウスにより感染してしまう。どうやらトラストが化学兵器を仕込んだらしい。悪魔だ…

ポールはブツブツの繭に包まれて瀕死の状態となってしまう。

キャンピオンはマザーに伝えようとして駆け出した。アンドロイドのヴリルはママ(デシマ)に追いかけるよう命令される。

その後、キャンピオンを逃したヴリルは、ママにナイフで顔を傷つけられる。これはヒドい…。ヴリルは逃げて崖から飛び降りた(涙)

ポールのもとに駆け付けたマザーは、マーカスと取っ組み合い、胃の中にある目を取り出した。

さっそく目を交換し、トラストのもとへ

「アーーー!!!」

シーズン2で初アー!を披露。マザーは聞く耳を持たないトラストをシャットダウンする。

感想

ブツブツが気持ち悪すぎて吐きそうだった。

マーカスが強かったのはマザーの目を飲み込んだせいだったのか。顔の血管が迫力あってかっこよかったよね。無くなったらほんとにオーラが消えた。

5話:改宗

普通の人間に戻ったマーカスは、デシマから距離を置かれる。

ポールはスーの研究室に連れてこられるが、なす術が無かった。そのうち神を信じないスーが、藁をもすがる思いでソル様に祈りを捧げる。

するとヒルが治療に役立つと天のお告げで知り、酸の海に取りに行く。

そのおかげでポールは良くなり、母子の仲が復活する。

一方、マーカス御一行様は、古びた宮殿を調べに出かける。マーカスが地下へ降りたとき、地上にいる人たちに顔の皮膚が剥げたヴリルが襲ってきた。凶暴化してて、ママまで殺してしまった。

そんなことは知らないマーカスは、地下でガイコツからカードをゲットする。

感想

何が言いたいのかさっぱりわからない。つまんない。

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6話:種

テンペストはいよいよ予定日が近くなるが、レイプ犯の子だから産んでも抱きたくないとか。

その後、嫌々岩場で赤子を産み落とす。やっぱり嬉しいみたい。すると海の化け物に赤子がさらわれてしまう。ヘンな場所で産むから~

スーは「木を育てろ」というお告げを受けて、種が入った五角形の箱を盗む。異教徒という理由でマザーに捕まっていたマーカスを脱獄させる。

久々に3人が揃い、親子ごっこ。

夜、スーが子守唄を歌うと、五角形の箱が開く。中の種を掴むと手にめり込んでいった。

朝になり、ポールとマーカスが目を覚ますと、外には大木が育っていた。

感想

無神論者を増やそうとするマザーだけど、1人も増やせてないし。キャンピオンもリーダーっぽく育ってるわけでもないし。

マーカスは自称「王」ってだけで、ただの逃亡者のままだし。

6話も見て誰もなーんにも成し遂げられてない。このドラマは何がしたいんだ?

 

7話:洗脳の木の実

どうやらスーは大木に生まれ変わったみたい。その木の実を食べればミトラ教に興味を持つとか。ほんと?

マザーがその実を回収すると、ヘビが凶暴化して柵を破壊して全部食べて飛んでった。あーあ

ヘビはスーの木を丸飲みする。すると体が変化して、シャークトパスみたいになる。

マザーの「アー!」では太刀打ちできず。我が子だから殺すためにはプログラムを修正する必要があるとか。

そこでファーザーが育てたアンドロイドのグランドマザーに相談する。

一方、テンペストの赤子捜し中に、仮面をつけたヴリルが現れる。キャンピオンはヴリルの唯一の理解者となる。この2人可愛い。

突然、ヴリルはあと4,5分の命となり、記憶を書き留めて倒れてしまう。

感想

えーヴリルちゃん可愛かったのに。どうにか修理して生き返らないかな?

ヘビの進化版はもうギャグだよね。シーズン1の1話とかのスタイリッシュな感じはどこへ行ってしまったのか。

触手が生えたヘビに丸飲みされるより、トラストの仕込んだ化学兵器でブツブツになる方がイヤだな。しかもヒルで治すとか勘弁。

 

8話:長生きの秘訣

マザーはヘビを殺すため、グランドマザーのベールを移植してもらう。

キャンピオンが進化したヘビに追われているところに、オスカー像のマザーが現れ、宇宙に誘導してやっつけた。

そのとき電磁界を引き裂いたせいで、熱帯に冬が到来する。

マザーはベールを被り続け、その間の子育てをグランドマザーに託す。

知識をつけずに退化して水中で暮らせば「人間を生かす」使命を果たせると考えたグランドマザーは、子供たちをおバカに育てようとする。

その子育て論に賛同できないマザーはカプセルに閉じ込められてしまう。

一方、マーカスはスーが酷い目にあわされて、もうソルの言いなりにはならないとのこと。

そんなとき、ミトラ教の生き残りの男に捕まり、木に逆さ吊りされてしまう。

男はソルの声が聞こえたらしい。

「これからは俺が王だ」

(はぁ?!?!)

感想

最終回でモブの男に調子に乗られても1ミリも心が動かなかった。唖然です。

脚本が破綻してるなら、せめてグランドマザーは美人にしてほしい。ベールを取った時のガッカリ感よ…

 

あとがき

美術や映像は手が込んでて素晴らしいけど、脚本が面白くなかった。

ソルは神様じゃなくて、巨大な悪の組織が関わってるっぽい匂わせがあるけど、興味ねー。

ミトラ教徒と無神論者はそれぞれ強い思いがあるんだから、志しが同じ部下を大勢従えて、「マーカス VS マザー(またはキャンピオン)」みたいな大きな戦いを見たかったわけよ。

木の実を食べさせて洗脳させよう、とか汚い手を使うのちっさいわー。自分の言葉や行動で人々の考えを変えていくような、魅力ある人物だったらワクワクしただろうな。

部下が1人もいないのに、自ら「王」と名乗るの恥ずかしくないのかな?

脚本に不満だらけだから、せめて美男美女をたくさん配置してくれれば楽しかっただろうに、これもことごとく外してくるよね。

唯一の肌見せ要員のスーも全然色っぽくないし。

癒しはキャンピオンとヴリルだけだったな。ファーザーの白い血液をかければ生き返るんじゃないの?グランドマザーの再生力みれば、誰だって復活できるでしょ。

ヴリルの可愛い顔が元に戻って、キャンピオンの退化を止めてほしいな。続きは無さそうだけど。

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