「ブレイキング・バッド」シーズン3を紹介します。
シーズン2の最後で妻に秘密がバレてしまった。
「家族のために」という大義名分を謳って犯罪で金を稼ぐウォルターだけど、その目的の家族が崩壊してしまいそう…
果たしてウォルターはどんな選択をするのでしょうか。
「ブレイキング・バッド」 | |
原題:Breaking Bad |
・キャスト
・1話:別居
・2話:2人の暗殺者
・3話:こじれた夫婦関係
・4話:プライド
・5話:新しいラボ
・6話:キャンピングカーの最期
・7話:ハンクの苦悩
・8話:知らぬが仏
・9話:ガスの計画
・10話:ハエの回
・11話:共犯者
・12話:復讐
・13話:生き残るための選択
・シーズン3感想
キャスト
★ウォルター・ホワイト(50)
(ブライアン・クランストン)
高校の化学教師をしながら、裏ではハイゼンベルクを名乗り、高品質なクリスタル・メスを製造する。妻スカイラーと、脳性麻痺の15歳の息子、生後2か月の娘の4人家族
★ジェシー・ピンクマン
(アーロン・ポール)
ウォルターの相棒。薬物の過剰摂取で恋人だった可愛い大家さん(ジェーン)を亡くす
★ソウル・グッドマン
(ボブ・オデンカーク)
弁護士。ウォルターやガスの資金洗浄係
★ガス
(ジャンカルロ・エスポジート)
ポジョス(ファーストフード店)のオーナー兼 健全な麻薬の卸売り業者のトップ
1話:別居
ウォルターは妻スカイラーから信頼を無くし、自宅を追い出され、さらに離婚届を突き付けられる。
妻は夫が大金を所持していた理由として、麻薬の売人だからじゃないかと問う。
「私は製造者で売人ではない」
悪気のない夫にあきれる妻は、絶対に誰にも言わない代わりに、離婚を受け入れてほしいと懇願して去っていった。そりゃそうだ。
その後、ウォルターは闇の卸売りのガスに会い、生活を立て直したいと言ってさよならを告げる。
「私は犯罪者ではない」
はぁ?!何人か殺したのは無かったことになってる?ウォルターにイライラしすぎてダメだ。
シーズン3のスカイラーがコメンテーターのLiLiCoにすごい似てる。
2話:2人の暗殺者
ジェシーは更生プログラムで薬断ちに成功する。
ソウルに預けていた大金を受け取り、両親と交渉してもらい、叔母の家を買い取った。買い手が息子だと知った両親はビックリ。
一方、独りぼっちのウォルターは、妻の留守中に自宅へ侵入して、好き勝手過ごす。キメー
そんなとき、突然の老人ホームと思ったらオジキ登場!
トゥコのいとこの双子が訪れ、アルファベットを指さす。オジキのベルは「WHLTER WHITE」と回答する。
そして双子はウォルターの自宅へ。
最後のエンディングのベル笑うー。見るのやめようかと迷うくらいしんどいけど、オジキでほっこりしたわ。
3話:こじれた夫婦関係
ウォルターは夫婦関係修復に気を取られて、命を狙われていることに気付かなかった。
裏ではガスが動いて、暗殺は保留になったみたい。
妻スカイラーは関係を断ちたいけど、夫の正体を周りに明かせず、逆に頭のおかしな女だと思われてしまう。息子も父の味方だし、はーイライラする。
妻曰く、夫は肺がんでもうすぐ死んでいなくなれば解決することだから、わざわざ真実を話して息子を傷つけたくないとか。んー
ウォルターは大金を妻に見せて、受け取ってもらわないと今までの苦労が水の泡になると言う。
その後、出勤して夜帰宅した妻は言う。
「上司と寝た」
割れ鍋に綴じ蓋ってやつか。理性が働かない2人はお似合いの夫婦なんだろう。
スカイラーは夫にウソつかれて相当傷ついただろうに、同じことを息子にするんだね。
4話:プライド
翌朝、ウォルターが妻の会社に乗り込んで、ひと悶着を起こす。さらに弁護士ソウルに自宅を盗聴されていたことを知り、契約解除する。教壇でも挙動不審で、無期限の長期休暇を与えられる。
そんなとき、ジェシーがビジネスを再開したいと言い、自作のメスを見せる。
「これは私の製品だ!」
ウォルターは全否定し、取引相手へ紹介することを断った。
元締めのガスはそれを利用し、ジェシーと契約を結ぶ。メスの報酬の半分を、勝手にウォルターに渡した。また面倒なことになるなぁ…
街でブルー・メスが出て、2度目のエルパソ行きを引き延ばしたハンクは、犯人捜しに躍起になっていた。
5話:新しいラボ
大金を押し付けられたウォルターは、ガスに「自分を引き戻す作戦」だと指摘する。
認めたガスはクリーニング工場を案内する。地下には原料や大型の実験器具がそろった研究室があった。
そこでメスの製造を依頼されるが、ウォルターは断った。
自宅では必死で抵抗していた妻が大人しくなり、心ここにあらず。気持ちを察して離婚届を記入し、新しい研究室でメスを作ることにしたみたい。
一方、ハンクはブルー・メスの製造場所がキャンピングカーだと突き止め、そこからコンボまでたどり着く。友人はジェシーだと知る。あちゃー
久々のコンボ登場で懐かしかった。あのキャンピングカーは実家のやつだったのか。全然お金が足りないのにどうやって用意したんだ?と思ってた。
ガスが「与え続けるのが男だ」とか言ってたけど、一方的な愛は女性にとって恐怖でしかない。
6話:キャンピングカーの最期
ウォルターは一人暮らしを始め、優秀な助手とクリーニング工場の実験室でメス作りに励む。
一方、ハンクの捜査は核心に近づき、それを知ったウォルターがキャンピングカーを処分しようとする。
ジェシーが止めようとすると、ハンクが後をつけて来た。
追い詰められたウォルターは、ソウルに助けをもとめる。ハンクの携帯にウソの呼び出しを入れて、その場を立ち去らせた。
そのすきにキャンピングカーを破壊し鉄くずにする。
ガスは双子の暗殺者に、ウォルターの命を狙うのではなく、トゥコを実際に射殺したDEA(麻薬捜査官)のハンクを狙うよう取り引きをする。
えー、ハンク大丈夫かな。いやだな。シーズン1のノー天気なハンク好きだったんだけど。キャラ変したよね。
7話:ハンクの苦悩
偽の呼び出し電話でダマされたハンクは、ジェシーをボコボコにする。
ハンクはトゥコの件から性格が変わってしまい、エルパソ行きで悪化し、抑制が効かなくなってしまっていた。
入院となったジェシーはハンクを告訴すると言う。
スカイラーから義弟を助けてほしいとお願いされたウォルターは、ジェシーを相棒として引き戻す作戦を思いつく。
ジェシーは疫病神のウォルターとは縁を切りたかったが、考え直してやっぱりやるってさ。
その後、ハンクは捜査官として失格だと自ら認め、停職処分でバッジと銃を返却する。するとハンクの前に、例の双子が現れる。
丸腰のハンクは撃たれながらも2人と格闘する。
え?死んでないよね?
ウォルターの周りの人たちがみんな不幸になっていってる。これ最後はどうやってまとめるんだろ。見続けるのツラいんだけど、気になってしょうがない。
双子の暗殺者にも可愛い少年時代があったんだよね。オジキも健康そうにしゃべってるし。
8話:知らぬが仏
ハンクは意識不明の重体だった。
犯人の1人は死亡し、もう1人は両足を失い重体だった。ウォルターが病室を覗くと、犯人からすごい形相で睨まれてる。そりゃそうだ。
義弟のお見舞いでメス製造がストップしてしまい、ガスにウソの報告をする。
その後、事件の支援者になったガスがDEAに差し入れを持ってきた。家族はガスに感謝する。
そんなとき、生き残った方の犯人が息を引き取った。
マイク(ガスの闇の部下)がやった?さらに双子の親分のアジトも襲撃されてる…
なんで嫁はずっとウォルターの味方なんだろう。イライラするわ。いつかウォルターに制裁が下ってほしい。
9話:ガスの計画
ハンクが意識を取り戻し、ウォルターはメス作りに戻る。
色々整理して、事件の目的がわかったウォルターは、ガスのアジトを訪れる。
ハンクが襲われる1分前に警告があったのは、密かな暗殺ではなく、派手な銃撃戦となるのを狙ったものだった。
アメリカとメキシコ両政府の警戒で、南からのメスの供給は遮断された。国境北で商品を生産している者は、市場を独占できる。
ウォルターはガスの手腕を誉めたてた。そして家族を守るため年契約を結ぶ。
一方、ハンクの高額なリハビリ代に頭を悩ませる妹に、スカイラーは援助を申し出る。
「ギャンブルで稼いだの」
金の出処を嘘八百並びたてた。
あの状況でケガしてハンクの治療費は自腹なの?停職処分中だと労災は下りないのかな。
10話:ハエの回
ラボで作業していたウォルターは一匹のハエを見つける。
翌朝、ジェシーがラボを訪れると、徹夜でハエと戦うウォルターがいた。汚染物質(ハエ)を除去するまで、メス作りに取り掛かれないと言う。
2人はどうにもこうにも捕まえられず、ウォルターは過去を振り返り語りだす。
家族に大金を残した良い夫として、丁度いいタイミングで死期を迎えたかった。それは妻にバレる前、たぶんジェーンが死んだ夜が完璧な日だったかもしれない。
あの夜、ジェシーに金を届けた後、立ち寄ったバーの隣にはジェーンの父親がいた。なんというめぐり合わせだろう…
あのとき外に出る前に逝けていれば完璧だったのに…
ウォルターはジェーンの死を謝るが、ジェシーは誰のせいでもないと言う。
バカバカしいけど見入ってしまった。ウォルターの哲学を知ってちょっと許す気になった。
でもジェーンを見殺しにしたことは言わずに、ジェシーから「誰のせいでもない」というお墨付きをもらって、ホッとしてるウォルターはいつもながらズルいよね。
11話:共犯者
ジェシーはラボで作ったメスを横流ししていた。グループセラピーに参加する女を誘い、売ろうとする。
なんと、その女の11歳の弟は、ジェシーの友人コンボを撃ち殺した犯人だった(シーズン2の11話)
スカイラーは義弟ハンクの治療費をウォルターから受け取るが、安全なものか知りたいと言い、ソウルに会わせてもらう。
資金洗浄の方法を聞いたスカイラーは、買収先はレーザータグ(レーザー銃で戦う遊び場)ではなく、4年間勤めた洗車場の方が周りに疑われずに済んで無難だと言う。
しかしソウルに反対される。スカイラーは自分で買うと言い出すが、ウォルターは共犯者になることを反対する。
そうやって妻も関わっていくのか。知らなかったとはいえ、すでにドラッグマネーを使ってたから、どうせやるなら賢く運用したいんだろう。
0と1は違うけど1と2は一緒みたいな感じ?
12話:復讐
ジェシーはコンボを殺した少年を指示していた男2人に復讐しようとする。そいつらはガスの部下で、ジェシーたちが作ったメスを売っていた。
ウォルターは復讐は無意味だと説得するが伝わらず。ジェシーを1か月ほど牢屋に入ってもらおうとしてソウルに依頼する。しかしマイクから中途半端は誰のためにもならないとアドバイスされる。
そこでガス立ち合いのもと、仲直りの場を設ける。
ジェシーは仕方なく男2人と握手を交わす。
その後、少年が遺体となって発見される。
ジェシーは再度復讐を決意したとき、呼び出した男2人は猛スピードで入ってきた車に轢かれてしまう。運転手はウォルターだった。
ひえー!そうきましたか。面白い!
それにしてもアルバカーキってどんな町なんだろ…
13話:生き残るための選択
ウォルターはジェシーを逃がし、遺体はマイクに片付けてもらう。
その後、激おこのガスに、ジェシーの事は忘れてメスを作り続けると約束する。
以前助手だったゲイルは、ウォルターが余命僅かで万が一のために作り方を覚えるよう、ガスから指示される。
ウォルターはそんなゲイルとメス作りに励む。
ジェシーはソウルの協力で、レーザータグに隠れていた。そこで再会したウォルターは、ゲイルが製法をマスターしたら自分は消されるだろうと言う。
「作り手が自分だけになれば有利になる」
だからって人は殺せない。と言うジェシーに、ウォルターが実行に移そうとするが、マイクに呼び出されてしまう。
どうやらゲイルを殺す前に先に消されるっぽい。
ウォルターは命乞いしてジェシーを引き渡すと言い、電話をかける。
「ジェシーやれ!急ぐんだ!」
ピンチな状況を察したジェシーは、ゲイルの家を訪れ、銃口を向けた。
ー完ー
うわ~すごい!ウォルターもはやこれまでかと思いきや、一気に立場が逆転した。脚本がほんと上手くできてる。
面白いな~
そして淡々と職務を遂行するマイクかっこいい。
シーズン3感想
前半まではウォルターがしつこくて気持ち悪い男でしかなくて、見るのがしんどくてしんどくてどうしようもなかったんだけど、ハエの回で軌道修正された感じ。
いつの間にかウォルターを受け入れてる自分がいた。私は諦めの向こう側へ行ってしまったのか?スカイラーもこんな心境だったのかな。