1991年冬の月9『東京ラブストーリー』を紹介します。
FODで2020年度版の「東ラブ」1話を見てみたら、織田裕二のカンチが恋しくなってしまって、1991年版を一気見してしまった…
医者でも御曹司でもない、何の特技もないサラリーマンなのに、織田裕二が演じると目が離せなくなる。なんでだろう~
カンチとリカの会話の掛け合いが楽しくて、脚本家を調べたら坂元裕二さんだった。織田裕二主演の「ラストクリスマス」(感想はこちら)も書いてる人だよね。納得だわ
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・キャスト
・1話:出会いと再会
・2話:愛ってやつは
・3話:二人の始まり
・4話:君の翼になる
・5話:いつも思い出して
・6話:赤い糸に結ばれて
・7話:愛は待たない
・8話:この恋を信じたい
・9話:行かないで
・10話:約束
・最終話:さよなら
・あとがき
キャスト
★永尾完治:織田裕二
ハートスポーツ勤務の23歳。さとみが好き
★赤名リカ:鈴木保奈美
ハートスポーツ勤務の帰国子女。声が高くて元気
★三上:江口洋介
研修医。カンチの同級生。女癖が悪い
★さとみ:有森也実
保育士。カンチの同級生。三上くんが好き
1話:出会いと再会
愛媛から上京した永尾完治(織田裕二)はハートスポーツの営業部に配属される。事業部で働くリカ(鈴木保奈美)は、完治のことを「カンチ」と呼び、2人はなんとなく気が合った。
高校の同窓会の日、カンチが片想いしていたさとみ(有森也実)や、さとみが片想いしている三上くん(江口洋介)が出席する。
なんと三上くんが街で偶然知り合ったリカを連れてきていた。
チャラい三上くんに軽蔑するさとみ。カンチはさとみを気に掛ける。
「小さな親切、大きな下心!」
カンチにズケズケ言うリカかわいいな~
その後、カンチはさとみを誘ってデートの約束をするが、三上も参加し、なんだかんだで三上とさとみが2人っきりに。
そして三上はさとみにキスをする。
ちょうどその場面をカンチとリカが目撃。主題歌が流れ出して、なんともドラマティック!
落ち込むカンチをリカは励ます。なんだか別れがたくて、せーので一緒に後ろ向こうと提案。でもリカは前を向いたまま、、、
「ずっちーな~」
出たー!!
「カンチ!好き!」
飛びついてほっぺにキスをする。可愛すぎてこれは振り回されるわ…
カンチとリカの掛け合いが楽しい。テンポがいいよ。
それにしても4人のメンバーが強いね。キラキラしている。
鈴木保奈美の太い眉毛に短い前髪が可愛いな。
2話:愛ってやつは
翌日、何もなかったかのように振舞うリカに、戸惑うカンチ。あぁ可愛い…
リカは三上がさとみを愛していることに気付いていた。でも三上は本心を隠してチャラく生きる方が楽みたい。
一方、さとみは2番目に好きなカンチにお付き合いの返事をしようと呼び出す(ずっちーな~)。しかしカンチはリカとの食事の約束をしていた。
当然のごとく、さとみを優先してしまう。
2人は昔話に花が咲き、さとみがいじめられていた時にカンチが助けてくれた話をすると、実は三上くんが助けてくれていたことが発覚。
動揺するさとみの気持ちを察したカンチは、友達のままでいようと言って立ち去った。
さとみが家へ帰ると、三上がいた。
「永尾くんに、振られちゃった…」
涙を流しながら報告する。はぁ?
一方、リカはデートのキャンセルのメッセージに気付かず、喫茶店で待ちぼうけ。カンチは土砂降りの中、走って向かう。元気なリカがそこにいた。
「もう、ダメ…ここまで。電池切れちゃったみたい…」
続きが気になる~
お互い気遣いあって上手くいかないね
3話:二人の始まり
翌日のリカは何もなかったかのように元気。機嫌が直っててホッとするカンチ。カラ元気なのに気付かないのよねぇ…
さとみと三上
カンチは、さとみが好きなのは三上だと指摘し、本当に失恋が決定する。そんなカンチを励ますリカ。涙ぐましいね。
三上はカンチからお説教されて、やっと決心がついたみたい。
アドレス帳を燃やし、2人はキスをする。よかったねぇ。絶対別れるなよ!
その後、なぜか三上がカンチに電話して、さとみと寝たことを報告。ライバル心?
カンチとリカ
会社でトラブルを起こすリカ。実はカンチをかばってのことだった。
元気がないリカに、励ます方法を知らないというカンチ。
「僕は、君が、好きだ」
リカは嘘でもいいから言ってほしいとお願いすると、カンチは気持ちがこもっていない嘘バレバレの告白をする。すると、、、
「ねぇ、セックスしよう」
ここで名台詞が出てくるんだ~
世間ではここだけ切り取られて面白おかしく言われてるけど、前後を知ってるとめちゃくちゃ切ない。
カンチがさとみのことしか眼中にないから、捨て身の発言だったのね。
リカに「ウソつき~!」って言われた後に振り返った織田裕二の表情が絶妙だった。やっぱ良いわ織田裕二。
4話:君の翼になる
リカとカンチは一夜を共にする。
翌日、ギクシャクするカンチに、リカは「東京の女の子は気にしない」と説明。切ないな…
カンチはリカのことを軽い女だと思ったっぽい…
さらに、さとみの前でイチャイチャしたくないカンチ。
「冗談よせよ。俺とお前は何にも関係ないんだからさ」
ヒドい…
すれ違い
リカは強がって、あの晩むしゃくしゃしたから寝ただけだと言う。
カンチはその言葉を真に受ける。さらに仕事が上手くいったのは、契約先の男と寝たからだと酷いことを言ってしまう。
その後、真実を知ったカンチは謝ろうとするが、リカは出張へ出たまま。いつしかリカがいない生活に寂しさを覚える。
仲直り
出張から帰ってきたリカは、カンチのことを無視する。
そんなとき、カンチのデスクの下にクーラーボックスがあった。中には雪だるまが入っていた。
「ただいま。カンチ!」
いつものリカに、いつもの言い合い。2人はキスをして仲直りする。
途中どうなることかと思ったけど、良かった。でもリカのカラ元気は気になる…。結構ストレス溜まってそうだよね。
それにしても勘違いとすれ違いの連続だわね。
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5話:いつも思い出して
ラブラブなリカとカンチ。良かったね。2人のわちゃわちゃが楽しい。
ダブル旅行
温泉旅行楽しそう。夜、リカとカンチは雪の中、お散歩へ
「もう他の誰かじゃヤダよ」
2カップルは雨降って地固まる状態
カンチの誕生日
そんなとき、さとみは三上に女の影を感じ、カンチに相談する。はぁ?
リカは2人が会っているところを目撃してしまう。あちゃー
カンチが自宅に帰ると、リカが誕生日会の準備をしてくれていた。さとみと会っていたことを内緒にするカンチを見て、リカは家を飛び出す。
「カンチを好きになった私、ちょっと気に入ってるんだ」
リカはずっと私だけを見てほしいと言う。
前半ラブラブだったのに、なんでこうなっちゃうかな…
リカとカンチが付き合ってるの知ってるくせに、さとみって女は何なの?
6話:赤い糸に結ばれて
翌日、何もなかったかのような明るいリカ。毎度のことだね。可愛い
さとみが盲腸で入院
カンチとリカはお見舞いへ行くと、三上の医学部仲間の尚子(千堂あきほ)が現れる。どうやら結婚が決まったらしく、さとみに潔白を証明しにきたとか。
でもさとみは疑いの表情のまま…
その後、三上とカンチは2人で飲みに行く。さとみがいないとみんな明るい。
浮気不安症
実は尚子は親のために結婚することに悩んでいた。三上に気持ちをぶつけ、結婚したくないと寄りかかる。そんな2人の姿をさとみが目撃してしまう。あちゃー
(カンチか?カンチのとこ行くのか?)
カンチが自宅へ帰ると留守電が入っていた。
次にリカが帰ってきた。カンチ不在で自分が入れた留守電を確認すると、さとみの声が入っていた。
「永尾くんの言う通りにする…」
もういい加減にして…
リカは深呼吸し、カンチの小学校時代の写真を眺めた。
三上もさー。道端で女といちゃいちゃすんなよ。
さとみと2人でどこか遠くへ引っ越してくれないかな~
7話:愛は待たない
さとみの前にカンチが現れる。
「永尾くん、どうすればいい?」
はぁ??
リカのもとに帰ってきたカンチは、正直にあったことを話す(真面目)。リカはカンチの田舎に連れてってくれたら許してあげると言う(健気)
さとみの決意
さとみはリカを呼び出し、今まで甘えていたことを謝る(あざとい)
さらに、三上と別れることを宣言する。
リカの空回り
リカはカンチに明日愛媛へ行こうと無理を言う。翌朝、リカが迎えに来るが、カンチは面倒くさがって断ってしまう。
代わりにディズニーへ行こうとか、トンチンカンな提案をして、いまいちリカの気持ちをわかってない。
そんなとき、さとみは三上に別れを告げる。リカに促され、カンチはさとみを慰める。
「泣いちゃえよ。泣けばいいんだよ」
カンチはさとみを抱きしめる。はー
その後、リカが本当に愛媛へ行こうとしていたことを知ったカンチ。泣くー
いつも通り明るいリカをカンチは強く抱きしめる。
せ つ な い ~ !
もー愛媛へ行ったげなよー。リカは自分だけ思い出がなくて寂しいんだよ。カンチったらほんと空気読めないよね。
8話:この恋を信じたい
カンチの同級生の結婚式が東京であり、2次会の幹事を引き受けることに。当日、さとみも参加する。カンチはいつもより明るいさとみを心配する。もー勝手にして…
フリーになったさとみに、カンチは心が揺れ、リカとなんとなくギクシャクする。
その後、カンチから夜の予定を聞かれたリカ。忙しいと答えるとそれっきり。すると、さとみから、食事会に遅れる連絡がくる。
さとみは3人で行くつもりだったが、カンチは2人で会おうとしていた。リカは事実を知ってショックを受ける。これは酷すぎる…
ちょうどそのとき、リカのロサンゼルス支社行きが決まる。リカはカンチに言えないまま…
一方、カンチはさとみと2人っきりで楽しげ。彼女いるのにないわー
ロス行きの報告
ロス行きを知らなかったカンチは怒る。
「カンチ、私に黙ってることない?」
リカは家を飛び出し、元カレの部長(西岡徳馬)を呼び出す。
はぁ苦しい…しんどい…
9話:行かないで
部長とは喫茶店でコーヒーを飲んだだけとのこと。ほっ
カンチとリカは海外転勤の話になるが、カンチは行くことを止めなかった。
その後、転勤を迷うリカは三上に相談する。カンチが止めない理由は何か…
「カンチ 一途だもん」
ツラい…
一方、カンチはさとみの家で鍋を楽しみ、思い出話に花が咲く。もうカップルの会話だよね。カンチむかつく。
カンチとリカの話し合い
リカは大好きなカンチに止めてほしかった。でもカンチは、リカの人生を背負えないと言う。泣くー
結果、リカはロス行きを決める。
カンチは三上から、さとみのことがあるから責任が取れないんじゃないかと、図星を突かれる。自分の気持ちを全部リカに話すよう勧められる。
夜、カンチは話があるとリカを呼び出す。カンチが待ち合わせ場所に出かけようとしたとき、さとみ登場。
「行かないで」
今さら好きだとのたまうさとみ。カンチは行かなかった…
待ちぼうけのリカは一人で帰る。
はーー苦しい。ずっと苦しい。だんだんカンチが嫌いになってきた。
てか3回くらい主題歌流れたよね。
10話:約束
カンチはさとみの気持ちに寄り添う。
三上はリカが心配で話を聞く。リカはこの恋を頑張ったと言う。
コンコン、カンチ
コンコン、何してるんだよ
コンコン、早くドア開けてよ
コンコンって
かわいい。心のドアをノックしたのに、カンチからの返事は無かったと。
その後、会社にてカンチは正式にリカに別れ話をしようとするが、リカはもうすぐロスへ行くから必要ないと作り笑い。絶対に別れないと言って立ち去った。
どうやらカンチにとってはこれで別れたことになったみたい(え?)さとみにリカと別れたことを報告し(はぁ?!)リカと出会ってからのことを思い出して涙する。
リカが行方不明
数日後、リカが行方不明となる。休暇届が出ていて、ロス行きも断ったとのこと。えー大丈夫かな…
カンチはリカの話を思い出し、愛媛へ向かう。卒業した小学校の柱に彫った「永尾完治」の隣に「赤名リカ」と彫ってあるのを見つける。急げー
でも色々探し回っても見つからず。諦めかけたその時、リカがいた。
「カンチ!」
カンチのリカを思い出して話す電話に号泣ですわ。聞いてる相手がさとみってところで萎えるけど…
ずーっと目頭が熱くて、胸が痛い。切ないわ~
最終話:さよなら
リカはカンチに生まれた町を案内してもらう。
カンチの表情を見て、決心がついたみたい。気持ちが変わったら、1時間後の電車に一緒に乗ろうと告げる。
「最後のお願い!」
カンチは物思いにふける。急に思い立って駅へ急ぐ。リカはすでにいなかった。
柵にはハンカチが結んであった。
バイバイ カンチ
約束の一つ前の電車に乗ったリカは、カンチと過ごした日々を思い出して号泣する。
その後、リカはロス支社へ。
それから三年後!!!
カンチが大人っぽくなってる。
リカはロス支社を半年で辞めて、それから音信不通とのこと。
三上と尚子の結婚式(!)に、カンチとさとみが参列する。この2人の並びにムカつく…
帰り道、リカとすれ違った
「やぁ!永尾くんじゃない。もしかして二人は…」
「あぁ、結婚したんだ」
がーーーーーん
嫌だ嫌だ嫌だ、そんなの嫌だーー!!しかもカンチ呼びじゃないのめちゃくちゃ切ないんですけど。
気を利かせてさとみ退場。2人はずっちーなの道でお別れする。せーので後ろを向いて歩きだす
「カンチ!!」
カンチが振り返ると、リカが大きく手を振っていた。
ー完ー
えーー悲しい!これで終わり?え?ほんとに?ウソでしょ?!ウソだよね?誰かウソだと言ってぇぇぇぇ!!
ハッピーエンドじゃないってことだけは覚えていたんだけど、こんな終わり方だったのね。悲しすぎる。
3年後のさとみとのツーショット見せられたのは、本当に気分が悪い。
ちょっとしばらく立ち直れそうにないよ…
あとがき
面白かったー!!
30年も前のドラマなのに色あせてない。細かい話は忘れていたので、予想以上に楽しめた。織田裕二がやっぱり上手い。
あと、リカがカーディガンをパンツにインしたり、オーバーサイズのジャケットを羽織ったり、10代のうちの娘と同じファッションでビックリした。流行は巡るんだなぁ…
有森也実さんはこのドラマ出演で世間から嫌われ者になったらしいけど、女が嫌いな女をとても上手く演じてた。
うるうるした瞳と不安定な声に何度イライラしたことか。お見事!ドラマの盛り上がりに大いに貢献してくれた。すごい。
ちなみに、このドラマの脚本家が13年後に書いた「ラストクリスマス」というドラマ。
主演が織田裕二で、ハートスポーツに勤めるサラリーマンなの。名前は健次だけど年齢が36歳。粋な事してくれるなぁ。さとみとはその後離婚して、13年後に出会った彼女と幸せになったと思うことにした。