13巻では、ヒュッレムが子供たちを守るため、勝手に慈善施設を設立してた。まぁ今に始まったことじゃないけど、ほんと自己中だよね。
イブラヒムは権力を持とうとするヒュッレムが気に食わなくて、次期皇帝にマヒデブランの息子・ムスタファを推すことになるし。
あんなに愛し合っていたのに、スレイマン皇帝を取り合うライバルみたいな関係になってるね。
以下、14巻のあらすじと感想です。
スレイマン皇帝はアルヴィーゼを呼び寄せ、オスマン帝国皇帝代理のハンガリー提督に任じた。
どうやら裏でイブラヒムが動いてくれたようだ。イブラヒムは妻のハディージェ皇女には指一本触れていないとか。アルヴィーゼに活躍してもらってハディージェ皇女を下賜しようとしていた。
寄進財団の元手
イブラヒムが次期皇帝にムスタファを推したせいで、後ろ盾を失ってしまったヒュッレム。対抗するために、寄進財団の拡大に力を注いでいた。
それを見たギュルバハルは、自分も寄進財団を設立しようと思いつく。
スレイマン皇帝に許可を求めると、ヒュッレムと同等のものを与えられた。しかし、お金が足りず、設立することは出来なかった。
実はヒュッレムは以前から、ハレムに居づらくなった妾を、地方の将軍や知事に嫁がせていた。その元妾たちが、今はヒュッレムの力となっていた。
舟遊びの会にて
ハレムに住む女性陣は何艘かの舟に乗り込み、舟遊びを楽しんだ。
近くを横切る軍船に見とれていると、ギュルバハルが乗った舟が大きく揺れて、妾が海に落ちてしまう。すると、軍船にいた水夫が飛び込んだ。
見ず知らずの男を乗せたくないと言うギュルバハルに代わり、ヒュッレムは自身が乗る舟に引き上げる。そしてヒュッレムの慈善病院へ運ぶ。
ちなみに救助してくれた水夫は、ただの水夫かと思いきや、、、な、なんと!ハイレッディン閣下だった。スレイマン皇帝の先代からオスマン海軍を束ねてきた名相とのこと。
このことで一目置かれたヒュッレムは、見事あしながおじさんをゲットするのであった。
ヒュッレムの作戦
しかし、それだけでは満足するヒュッレムではなかった。
ウィーン攻撃のため遠征に出ているスレイマンに書簡を出し、メフメトの割礼式の許可を求めた。
その後、ヒュッレムのもとに届いたスレイマンの手紙には、メフメトだけではなく、ムスタファの割礼式も同時に行うとあった。
ヒュッレムの計画をことごとく邪魔をするイブラヒムに、イラつくヒュッレムであった。
感想
ヒュッレムが第一子のメフメトを次期皇帝にしたい理由がイマイチわからない。下に2人も男児を産んだじゃん。
歳も近いし、100%スレイマンの子を推薦する方が無難だと思うんだけど、なぜそんなにメフメトにこだわるんだろう…
あと、ヒュッレムは恩を売るよね~。ちなみに、ハレムを追い出された問題児の妾に、金持ちの旦那を説得できるほど、有能な女性なんているのかしら?
貧しい村から売られた娘が、金持ちの男のところに嫁いで贅沢したら、慈善施設なんて興味ないんじゃないかな~なんて思うんだけど。私ったら性格歪みすぎ??