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漫画『夢の雫、黄金の鳥籠』1~12巻ネタバレあらすじ感想

篠原千絵先生の漫画「夢の雫、黄金の鳥籠」を紹介します。コミックは2020年7月の時点で既刊14巻で、第1巻発売は2011年です。

物語は16世紀初頭、貧しい村に暮らす娘が奴隷商人に連れ去られ、イケメンバイヤーに買われるところから始まります。そのバイヤーは娘を素敵なレディーに仕上げ、オスマン帝国の皇帝に献上。そこには大勢の妾がいて、ドロドロした女の園でヒロインが頑張ります。

まず、ヒロインの運と努力で成り上がる物語が爽快で面白い。さらにヒロインを取り巻く男性陣がめちゃくちゃイケメンで能力あり。そんなの楽しいに決まってる。

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<あらすじと感想>
1巻:妾になったヒュッレム
2巻:昇格したヒュッレム
3巻:恋するヒュッレム
4巻:愛を知ったヒュッレム
5巻:手柄待ちのヒュッレム
6巻:お国のために戦う男たち
7巻:母になったヒュッレム
8巻:イブラヒムの結婚
9巻:目標が定まるヒュッレム
10巻:子沢山なヒュッレム
11巻:アルヴィーゼ再び
12巻:一途なイブラヒム

1巻:妾になったヒュッレム


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16世紀初頭 ルテニア

貧しい村で暮らすサーシャは、奴隷商人に売られて、イケメンバイヤーのマテウスに買われる。

マテウスにより知識と教養を身につけたサーシャは、「ヒュッレム(朗らかな声)」と名付けられる。

オスマン帝国の首都・イスタンブルにて

マテウスは実はイブラヒムという名で、ヒュッレムを皇帝陛下に献上する。

ちなみに皇帝陛下のスレイマンは、即位したばかりの25歳。さらに金髪ロン毛の超イケメンときた。しかも性格も悪そうじゃない。これはツイてる。

ヒュッレムはイブラヒムの面目を保つために、ハレムにて真面目にご奉公をする。運よくご主人様に気に入られ、毎日夜を共にすることに。

そんなとき、第一夫人のギュルバハルは、自分の地位を守るため、側室の妊婦を殺害する。

◆感想◆
女同士の戦い面白い。それにしてもヒュッレムはとんとん拍子だね。

 

2巻:昇格するヒュッレム


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ハレムでは側室の1人がいなくなっても、みんな知らんぷり。

そんなこんなでヒュッレムは皇帝の側室となる。

第一夫人のギュルバハルの手下に毒を盛られたり、皇帝の恩師ララから世界情勢を学んだり、充実した日々を送る。

さらにギュルバハルに誘われたお茶会にて、そそのかされそうになるが、ヒュッレムの機転でなんとか乗り切った。

遠くから見守るイブラヒムは、ヒュッレムの成長ぶりに感心していた。

イブラヒムの危機

皇帝に気に入られているイブラヒムは、臣下たちから煙たがられていた。

ベネチアの商人・アルヴィーゼと親しいため、スパイ容疑を疑われるが、「ハンガリーが反旗を翻した」とのたれ込みでイブラヒムの面目が保たれる。

出兵する理由が出来た皇帝は、ベオグラード遠征のため帝都イスタンブルを出発した。

◆感想◆
いよいよ政治が動き出したね。ヒュッレムの話より、イブラヒムと皇帝の関係の方が面白い。

 

3巻:恋するヒュッレム


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古都ベオグラードにて

オスマン軍はベオグラード城塞を包囲する。

そんなとき、アルヴィーゼが物資を届けにやってきた。

ちなみにアルヴィーゼは、皇帝の妹・ハディージェ皇女と結婚するために、出世を狙ってる模様。なんとかして活躍しようとしてる。

それを知ったイブラヒムは、自分も出世してヒュッレムを娶ることを想像する。

そんなこんなで、ついにベオグラードは陥落した。

イスタンブルに凱旋

戦に勝って町はお祭り騒ぎ。

皇帝は夜のお供に側室のヒュッレムを欲する。皇帝に抱かれながらヒュッレムはイブラヒムのことばかり考えていた。

◆感想◆
これはまたややこしくなりそうだなぁ
イブラヒム宛にヒュッレムが書いた詩が結構大胆だったよね。皇帝を月に、イブラヒムを星に見立てて、月を眺めると星がどうしても目に入ってしまうって。これ告白だよね。

 

4話:愛を知ったヒュッレム


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ハレムに入って1年が経ったヒュッレムは、相変わらず皇帝からのご寵愛を受けていた。しかし心はイブラヒムでいっぱい。

誘拐

そんなある日、サウナにいたヒュッレムは男たちにさらわれ、海に投げ出される。

絶体絶命の時に、イブラヒムが助けに来てくれた!

船に引き上げた裸のヒュッレムを、毛布にくるみ温めるイブラヒム。イケメン…

別邸に連れていき暖を取る。うつろなヒュッレムは、出会った時のことを話しだす。気持ちが高まったイブラヒムはヒュッレムにキスをする。2人は罪の意識を感じながらひとつになった。

ヒュッレムはそこで初めて「好き」という感情を知る。

鷹狩り

その後、軍事訓練として鷹狩りが行われる。アルヴィーゼはイブラヒムに、手柄を上げてヒュッレムを手に入れるようけしかける。

迷いのあるイブラヒムは気付いていた。もう後戻りできないと…

◆感想◆
海に落とされてイブラヒムが救出するシーンがとても綺麗だった。真っ暗な海ですげーよイブラヒム。その後の一夜もドキドキした。皇帝のときはそうでもないんだけど。切ない恋に盛り上がるね。

 

5話:手柄待ちのヒュッレム


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次の遠征先はロードス島に決まる。

出陣前のお召しにヒュッレムが選ばれる。後ろめたいヒュッレムは皇帝に抱かれて声をあげてしまう。以前とは違う反応に、皇帝は何か感付いているのかも…

そして扉の向こうにはイブラヒムがいた…

数日後の夜、イブラヒムがこっそりヒュッレムに会いに来た。

「待っていてほしい」

次の遠征で手柄をたてて、皇帝にヒュッレムとの結婚を許してもらうとのこと。ヒュッレムは待つことを約束し、2人はキスをした。

事件

スレイマン皇帝がロードス島へ向けて出陣した後、ハレムにいるヒュッレムの妊娠が発覚(!)

どちらの赤ちゃん…?!

困惑するヒュッレムの一方で、はらわた煮えくりかえりのギュルバハル。

夜、ヒュッレムは宦官(※)たちに襲われる。そんな絶体絶命のピンチに誰かが助けてくれた。誰だろう…

※宦官(かんがん):性器を切除した男性のことで、皇帝や后の世話係

気が付くと、多数の宦官の死体が横たわっていた。それにしても惨たらしい…

その死体が、翌朝にはギュルバハルの部屋にあった。どうやらヒュッレムの部屋から廊下を引きずって移動させた模様。(これはさすがにヒュッレムに引くわ~)

◆感想◆
ハレムに入って1年ほど毎晩のように皇帝から求められていたのに、イブラヒムのたった1回の交わりで妊娠するなんて(イブラヒムの子かは定かじゃないけど)すごい命中率だよね。

なんだかギュルバハルが可哀そうになってきた。市場で買われて第一夫人にまで成り上がって、皇帝の子を産んで、ひたすら自分の地位を守ってきたんだよね。けっこう頑張り屋さんじゃん。

影でコソコソ会ってるヒュッレムとイブラヒムが不誠実に見えて、ちょっと好感度ダウン。

 

6巻:お国のために戦う男たち


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1522年8月1日朝、スレイマン率いるオスマン軍は、ロードス島を包囲して砲撃を開始する。聖ヨハネ騎士団は籠城戦を決め込み、守備にまわる。

戦況を把握し分析するイブラヒムに、皇帝は早く決着をつける方法を探せと命令し、キスをする(!)

イブラヒムは大きな手柄を立ててヒュッレムを賜る夢は捨てていなかった(うそでしょ?!)

イブラヒムの作戦

とにかく手柄が欲しくてたまらないイブラヒムは、城壁内に自ら忍び込んでスパイ活動。

なんやかんやでオスマン軍は勝利をおさめ、聖ヨハネ騎士団はロードス島をあとにした。

◆感想◆
成り上がり精神のイブラヒムの心の声がいいね。

ヒュッレムは皇帝ご寵愛の側室だから、いくら手柄を上げたとしても、賜るのは難しそうだよね。イブラヒムなら皇帝のおさがりじゃなくて、もっと純粋な良い娘が見つかりそうだけど。ひと癖あるヒュッレムがいいんだろうね。

 

7巻:母になったヒュッレム


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スレイマン皇帝がロードス島を制覇する4カ月前のハレムにて、、、

ギュルバハルの側近や味方する人たちが次々に殺害されていた。

ちなみに犯人はヒュッレムの側近・シャフィークだった。シャフィークとメフメトは、実はイブラヒムに教育を受けた殺し屋だった(!)

イブラヒムの夢

そんなイブラヒムは、ヒュッレムと子どもと3人で田舎町で静かに暮らすことを夢見ていた。

イブラヒムの思惑とは裏腹に、皇帝から大宰相に任命される。真面目なイブラヒムは、大宰相として手柄をあげて、ヒュッレムを得ようとしていた。

ヒュッレムの出産

男児を産んだヒュッレムは、スレイマンの第二夫人となった。

第一夫人のギュルバハルは、息子のムスタファの地位を心配して焦っていた。

◆感想◆
イブラヒムは真面目だね~
それにしてもシャフィークにはビックリしたな。ただのおとなしい女の子だと思ってたら、まさかの暗殺者とか!大男たちをどうやって倒したんだろ。すごっ
ヒュッレムが産んだ男児は、将来イブラヒムそっくりな男に成長するんじゃなかろうか。成長と共にだんだん似てくる恐怖ってないよね。

 

8巻:イブラヒムの結婚


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商人のアルヴィーゼと、スレイマンの妹・ハディージェは愛し合う仲だったが、スレイマンはハディージェ皇女をイブラヒムと縁組することを発表する。

そのときハディージェ皇女は、アルヴィーゼとの子を妊娠していた…

2人は駆け落ちしようとするが、スレイマンに荷物を置いて行くよう促され、ハディージェ皇女は思いとどまって行かなかった。

イブラヒムの結婚

その後、イブラヒムはスレイマンから忠誠心を問われ、ハディージェ皇女との結婚を決意する。

無事、結婚式が終わり、イブラヒムはスレイマンの命令により、エジプトへ向かう。

エジプトでやりたい放題のアフメットを打つためだった。

◆感想◆
子育てがあまり出てこないから、ヒュッレムが出産したことを忘れてしまう。まぁ第2夫人ともなれば、お世話係が赤ちゃんを育てるんだろう。
まさかハディージェ皇女までも、旦那と違う男性の子を身籠ることになるとはね。こちらも男児を産んだら、アルヴィーゼとそっくりな男に成長するんだろうな。ここの女性陣は性に乱れてるよね。

 

9巻:目標が定まるヒュッレム

願いが夢に終わってしまったヒュッレムは、思いを新たにして、与えられたもので地に足をつけて生きていくことを決意する。

我が子・メフメトを守るためには、第1皇子のムスタファが邪魔だったが、ヒュッレムは誰も殺さずに権力を手に入れることを目指していた。

そんなとき、ヒュッレムは第2子を妊娠する。

ヒュッレムはハレムにて、皇帝から寵愛を一身に受ける寵妃(ハセキ)と呼ばれるようになる。ドヤ顔で風呂場に現れるヒュッレムであった。

◆感想◆
どうもヒュッレムのことを好きになれなくて、、、
たまったまhuluで「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム」を観てみたら、登場人物の名前が全く同じでビックリ。ストーリーは歴史をなぞらえていたんだね。知らなかった。
で、ここに出てくるヒュッレムが、マンガよりもドヤ顔で図々しい女なのよ。
ちなみに漫画では金髪ロングで爽やかイケメンのスレイマンが、ドラマでは髭モジャで坊主頭でめっさ彫の深い男前。カリスマ性があってなかなか素敵なの。


中央の男性がスレイマンで、右隣がヒュッレム。左奥から2番目の男性がイブラヒムだよ(!)

 

10巻:子沢山なヒュッレム


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ヒュッレムは女の子を出産する。

イブラヒムはヒュッレムが産んだ第一子・メフメトが、自分の子かもしれないと疑っているため、次期皇帝に推すことは出来ないと悩んでいた。

1年に及ぶエジプトでの任務を終えたイブラヒムは、イスタンブルに帰ってきた。

嫁のハディージェ皇女は、アルヴィーゼの子を産んでいた。イブラヒムは血統など気にしないと言う。

しかし、メフメトが駆け寄ってきたとき、触れることは出来なかった。ヒュッレムはそのことをイブラヒムに問い詰めると、イブラヒムはメフメトを後継に推せないと言う。

「もうひとり 確実にスレイマン様の血を継ぐ皇子を産んでください」

むちゃな要求をするイブラヒムであった。

その後、な、なんと!ヒュッレムは3人目の子供を出産する。ラッキーなことに男の子だった。

◆感想◆
イブラヒムはハディージェ皇女と結婚したのに、一度も寝室を訪れたことがないとか。これは逆に失礼だよね。
それにしてもヒュッレムが3人目を産むのがあっという間でビックリした。どれだけ月日が経ってるのだろう…

 

11巻:アルヴィーゼ再び


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ヒュッレムはメフメトが次期皇帝になるのを諦めて、次男のセリムを帝位につくことを目指していた。

そんなある日、ハディージェと駆け落ちを試みて失敗したアルヴィーゼが、イスタンブルに戻っていた。

アルヴィーゼはイブラヒムの自宅で、ハディージェと久々の再会を果たす。そして息子のアタと初めて対面する。

アルヴィーゼは次の戦で手柄をあげて迎えにくると、熱烈ラブコールを送る。戸惑いながらも受け入れるハディージェであった。

2人を会わせてはいけないと思っていたヒュッレムは、イブラヒムに抗議するが、気持ちは届かなかった…

◆感想◆
アルヴィーゼもしぶといというかしつこいというか…。あれから何年経ってると思ってんの?もう諦めようよ。

 

12巻:一途なイブラヒム


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皇帝やアルヴィーゼたちはただいま欧州に遠征中。

暇を持て余すヒュッレムは、ハディージェの提案でガラタを訪れる。そこはアルヴィーゼが暮らす街だった。

一般人を装って、ガラタを観光するヒュッレムたち。市場でボロボロになったオリガと出会う。オリガは昔、故郷の村から一緒に売られてきた幼なじみだった。

オリガの不幸っぷりを目の当たりにしたヒュッレムは、自分の幸運をしみじみと噛みしめる。

そして恩返しとして、寄進財団(ワフク)を設けて救貧院を建てることを思いつく。

母后でないと出来ない事であったが、寄進財団の長官の許可が下りれば出来るかも。しかも長官はイブラヒムときた!

遠征中のオスマン軍

イブラヒムはヒュッレムの手紙でその事を知るが、末っ子のセリム殿下が力をつける前に、ヒュッレムが母后並みの権力を持ってしまうと、都合が悪いらしい。

スレイマンの血を継ぐ皇子しか認めないと心に誓うイブラヒムは、許可しない模様…

◆感想◆
イブラヒムはスレイマン皇帝がほんと大好きだね。ヒュッレムを愛していると思ってたけど、スレイマンに寵愛されるヒュッレムに興味があったってことなんだろうね。心の結びつきだけで愛し合う2人に妬ける。

あらすじ感想は↓こちら
13巻 ★14巻


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