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韓国ドラマ『不可殺』最終話ネタバレ感想~プルガサルの結末やいかに


韓国ドラマ「不可殺ー永遠を生きる者ー」最終回のあらすじと感想です。

井戸に落とされたファルが、元養父の血を飲んで復活して終わった15話。はたして因縁の山でサンウンとファルは生き残ることが出来るでしょうか。

そして1000年前の物語は明らかになるのでしょうか。

他回ネタバレ感想はこちら
1-4話 5-8話 9話 10話 11-12話 13-15話 最終話

 

1000年前の物語

昔々、プルガサルの男(ファル ※以下 プル氏)と女(サンウン ※以下 プル子)が井戸のある洞窟に暮らしていましたとさ。

ある日、プル子は村で幼い姉弟と出会い、珍しく優しい気持ちになった。

5年後

孤児の姉弟は村の女性(ヘソクおばさん)に育てられていた。

プル子は姉弟を鬼から守ったり、咳に効く薬草を届けたり、仲良くなって一緒に暮らすことに。

「私を捨てて人間を選んだ」

対で生きてきたプル氏はひとりぼっちになり、プル子のことが可愛さ余って憎さ百倍。憎悪をたぎらせております。このときのファルッシのビジュアルが好き。

10年後

成長した姉弟(シホ!、ドユン!)は、家督争いで弟を殺害するウルテを目撃する。こわやー

2人はウルテに見つかるが、プル子が助けてくれた。

その後、ウルテは将軍の父(元刑事)に、弟はプルガサルに襲われたとウソをつく。

将軍は部下(ハム刑事)たちを伴い、おばさん宅へやってきた。プル子がザックザックと刺されまくるが、でも死なない。

家に火をつけられ、もはやこれまでかなとき、

プル氏きたー!

激おこで人間を殺しまくり。プル子が目を覚ますと時すでに遅し。

呪いの起源

プル氏は激怒するプル子を連れて帰ろうとすると、将軍に串刺しにされる。さらに姉と弟も便乗して刺してきた。すごいよ。黒ひげ危機一髪みたいな感じ。

でも人間が刺しても死なないんだよね。激おこのプル氏は3人に呪いをかけた。

「私の血がついた腕は切り落とされ、その目は視力を失う。お前は決して生きている子を抱くことはできない」

怖い怖い怖い怖い!こわいよー!

それを見たプル子は、我が子のように育てた姉弟を助けようと、自分自身の胸を刺した。プルガサル2人の心臓を同時に刺せば死ねるらしい。

「お前が憎い!私は必ず戻る!」

プル氏怖いって。

ウルテのプルガサル化

生き残ったウルテは、強いプル氏に憧れていた。

「私もあなたのようになれますか?」

瀕死のプル氏はウルテの胸から魂を取り出し、灰となった。

なんなんだこれは…。ドラマティックすぎる…

その後

プル子はプル氏が人間になったとも知らず、帰りを待ち続けた。恋しいわけじゃなくて、殺そうと待ち伏せしてたわけね。切ないよー

 

現在 井戸のある洞窟にて

元刑事の血のおかげで復活したファルは、ウルテと戦う。やっぱりファルが弱いのよ。そこにサンウンが参戦するが、弱いよね。

サンウンが殺されそうになったとき、ファルはウルテの首に噛みついた。

ウルテの血を飲んで極悪プルガサルになってしまい、サンウンの目の前で自分の胸にナイフを突き刺した。

自分が生きてる限り呪いは解けないのがわかった。もともと帰る家族もなかったし、全ての始まりは自分のせいだった。これは悲しすぎる。泣くー

サンウンはファルを抱きしめる。

いつも私の事を見つけてくれたから、今度は私が見つけるよ。だって。もーどんだけ泣かせるんだ。

そしてファルは灰となって消え、ウルテも消えていった。

戦いの後

サンウンはシホとドユンのもとに帰る。しかし出血が酷くて息絶えてしまう(涙)

その後、シホとドユンはファルの家に住み続けた。赤ちゃんも無事生まれ、ドユンも結婚して所帯を持ち、10年、20年と過ぎて行った。

おばあさんになったシホは、2人の生まれ変わりを見つけたみたい。ファルの家の写真を送り、2人を引き合わせた。

ー完ー

せ つ な い ~ !!

 

最終話感想

もう号泣ですわ。

なんなのこの悲しい物語は。

ウルテがダークヒーローと思っていたら、ファルが諸悪の根源だったとはね。これは斬新な設定。

ファルはずっと被害者ヅラだったけど、真実を知ったときはさぞかし落ち込んだだろうな。息子の呪いを解こうと鬼退治に出かけたり、養父の腕を気遣ってあげたり、シホの無事な出産を祈ったりしてたのに…

それ全部自分のせいだったんだよ?

いやほんと生きる気力無くなりますって。

そしてサンウンも可哀相すぎた。

少女の頃に目の前で母と姉が殺されて、その後もキモいおっさんに追いかけまわされ続けて、初めて恋した男は妹の顔を見てにやけるばかりだし。

しかもダサい服ばかり着させられて、しまいには男に腹をえぐられて死んでしまうなんて、どんな人生だよ。

あまりに可哀相すぎるから、2人の生まれ変わりで、続編としてラブコメ作ってくんないかな?2人が笑ってるところを見たいのよ。

でもなーファルッシの見た目じゃ絶対美人の奥さんいるよね。シホ婆さんももうちょっと早く生まれ変わりを見つけてくれてればなぁ。

まぁそれは置いといて、

サンウンの女優さんは、最初イマイチだと思ってたんだけど、頑張ってて大好きになった。首根っこばっかり掴まれて大変だったろうな。

そして最後の叫び声が本物に聞こえて、手に汗握ったよ。600年間も自制してきたファルが、あのとき瞬時に血を飲む決断をしたのが自然だった。それくらい極限状態を表してくれたね。

15話観終わったときは、あと1話でどうすんの?とか心配だったけど、上手くまとめてきたね。すんばらしくて、あっぱれを贈りたい。

謎とか残してかっこつけるんじゃなくて、きちんと完結してくれたところが好きだ。

最終回見終わって、ほんと怖いし悲しいし、でもなんだか心が温かい気もするし、色んな感情が渦巻いて、私の中に傷跡を残したドラマになった。

 

キャスト&登場人物

最終回、1000年前なのに、まさかの全員登場で笑った。全話見続けたご褒美をもらった気分で嬉しくなったよ。

以下に登場人物を一覧にまとめてみました。

キャスト 1000年前 600年前 現在
イ・ジヌク 不可殺A 鬼退治隊長(タン・ファル) 不可殺B(ファル)
クォン・ナラ 不可殺B 不可殺B 双子の妹(サンウン)
イ・ジュン 将軍の長男(ウルテ) 不可殺A(ウルテ) 不可殺A(ウルテ)
チョン・ジニョン 将軍 ファルの養父(タン・タグ)。片腕のない将軍 元刑事
コン・スンヨン 孤児の姉 ファルの妻かつタグの娘(タン・ソル)。第2子流産 サンウンの妹(シホ)。妊娠中
キム・ウソク 孤児の弟 ファルの長男(アチャン)。全盲 高校生(ドユン)。角膜移植で開眼
パク・ミョンシン 孤児の姉弟の養母 祈祷師 ファルの養女(ヘソク)
チェ・ジェウン 将軍の部下 ファルの部下 元刑事の部下(ハム刑事)

色んなビジュアルのイ・ジヌクさんを堪能できて眼福だった。

特に1000年前のゆるふわヘアにヒゲもじゃの原始人ファッションが好き。時代ごとに個性があって、楽しませてくれたね。

急にファンになって過去作を見漁ってみたんだけど、私はファルッシが好きなんだわ~と実感した次第です。


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