Netflixオリジナルドラマ「オザークへようこそ」シーズン3を紹介します。
シーズン2の最後で、マーティが家族を連れてオザークを出て行こうとしたけど、妻のウェンディが「攻撃は最大の防御」とか言い出して残ることになった。シーズン3は勢いづいた妻がさらに暴走しそうな予感…
果たして夫のマーティは、地獄の無限ループから抜け出すことは出来るのでしょうか。
原題:Orzark
シーズン3:全10話
Netflixにて2020年3月から配信
アメリカ制作
・登場人物
・1話:ナバロ in シカゴ
・2話:2件目のカジノ店
・3話:証人保護プログラム
・4話:監禁
・5話:牧場が欲しい
・6話:ベンの事情
・7話:ルースの危機
・8話:問題児のベン
・9話:問題児のベン2
・最終話:新たな目標
・あとがき
※以下は別ページになります
シーズン:【1】【2】【3】【4-1】【4-2】
登場人物
バード家
★父 マーティ:ジェイソン・ベイトマン
ミズーリ・ベル・カジノの経営者
★母 ウェンディ:ローラ・リニー
事業の拡大をもくろむ
★長女 シャーロット
16歳
★長男 ジョナ
14歳
その他
★ルース・ラングモア
(ジュリア・ガーナー)
マーティの右腕。カジノ店で働く。20歳
★ワイアット・ラングモア
ルースのいとこ。18歳
★ダーリーン・スネル
牧師の息子ジークを養子として育てる
1話:ナバロ in シカゴ
シーズン2から半年が経ち、ミズーリ・ベル・カジノでは200名の従業員を雇い、順調に営業していた。
ルースはカルテルから受け取った金を洗浄しようと言うが、マーティは慎重になっていた。
ウェンディはメキシコでナバロ・カルテル抗争が激化しているのを知り、それを利用してカジノホテルを開こうと提案する。売上金をナバロの子供たちに分けると言って、協力を得る算段らしい。
「完全にイカれてると思う」
マーティは事業拡大に反対する。
その後、弁護士ヘレンから資金洗浄を迫られ、マーティは仕方なく始めることに。
ウェンディは勝手にヘレンに提案し、そしてシカゴでナバロにご対面。上手く説得できたようだ。
ワイアットは不法侵入で捕まり、警察署に居合わせたダーリーンが保釈金を払う。お礼に農場で働くことになる(やめときなってー)
ウェンディが暴走してる。これ絶対失敗するフラグでしょ。
赤ちゃん教室に参加したダーリーンが、「夫は半年前に亡くなって、息子は早産だから心配」とか言ってたの怖い。早産って牧師の嫁の腹を切り開いて赤ちゃん取り出したからだよね。夫も殺してるし。
髪型と姿勢は若々しいけど、顔がしわくちゃだから、そのギャップでさらに不気味さを増してる。
2話:2件目のカジノ店
臨時教師を首になったウェンディの弟ベンがやってきた(高校時代に銃の乱射事件を起こしたって人ね)。しばらくバード家でお世話になるとか。
ウェンディはヘレンと手を組み、合法的な資金源として、営業不振のカジノ船ビッグ・マディを買収する。
しかし事業拡大を望まないマーティが裏工作したせいで、契約取り消しとなる。
どうしても手に入れたいウェンディは、ルースの協力でスロット詐欺をしてビッグ・マディに大損害を出させ、結果、買収に成功する。
何も知らないルースは、マーティに怒られてしまう。
その後、買収が成功したことで、FBIの監視が入ることとなる。
ルースも言ってたけど、バード夫妻は2人でしっかり話し合ってから、事業計画を立てた方がいいよ。
弟のベンがかっこよくてキアヌ・リーヴスに似てると思って検索したら、ヒゲと髪型が似てるだけだった。
3話:証人保護プログラム
マーティのカジノ店に監査が入る。
ウェンディはカジノ船だけではなくホテルも買収する。ノリに乗ったウェンディは、次に赤子のジークを取り戻すことに決める。
マーティは暴走するウェンディに手を焼いていた。
カジノ店に常駐するミラー捜査官は、マーティの能力を買い、他のマネロンの捜査に協力してくれれば、証人保護プログラムを利用できると提案される。
マーティが同意した後、こわもての男らが現れ連れ去られてしまう。
ビッグ・マディのオーナー夫婦の扱いが適当すぎて気の毒だったわ。ほんとバード家に関わるとロクな事がない。
不思議な回だったな。久々に引き込まれた。
マーティがかなり消極的になってるけど、このままでは終わらないよね。そうであってほしい。
4話:監禁
マーティはメキシコの麻薬王ナバロのもとで監禁される。
ウェンディとルースは、マーティがやっていた資金洗浄を代わりに行う。
ミラー捜査官はマーティが誘拐されたと疑い、ウェンディのもとを訪れるが、ウェンディは夫は出張へ出ていると言う。
その後、パナマの口座が凍結され、ナバロへ送金ができなかった。
メキシコにて、マーティはナバロのもとに呼ばれ、資金洗浄の腕を試される。成功するが、開放してもらえなかった。
そこでマーティはミラー捜査官を懐柔することを提案する。
やはりマーティ中心の話だと面白い。
地下のじいさんが亡くなって、代わりにベン叔父さんが来てくれたから家に安心感が戻って良かった。ベン自身問題を抱えてるみたいだけど、麻薬王と縁が切れない悩みを上回ることはないだろう。
5話:牧場が欲しい
マーティは解放され、自宅へ戻ってきた。
ウェンディはナバロから、競走馬の牧場を要求され、さっそく買収する。
次に赤子のジークの裁判では、ワイアットが証人として現れ、負けてしまう。
ワイアットはダーリーンに心を開き、体の関係を持つ。
マーティは以前ウェンディが言った「攻撃は最大の防御」に共鳴し、臆病になるウェンディと立場が逆転する。
そんなとき、買収した牧場の馬のタマを切られる事件が起きる。その馬主はナバロのライバルだった。
ワイアットがこう関わってくるとはね。シーズン1のウェンディがフクロネズミの死骸を投げ飛ばしたことまで証言して、懐かしかった。
そしてダーリーンの前科が無いことにビックリ。
ケシ畑から数人の骨が出てたし、デルリオは別のところに埋めたって言ってたし、薬に不純物まぜて何十人も死んだらしいし。あ、夫も毒殺したよね。それとジークの母もだっけか?
保安官はスネル家にどれだけの借金があるんだ?
6話:ベンの事情
方向性が異なるバード夫妻はいがみ合い、別居生活が始まる。
ベン叔父さんは双極性障害(躁うつ病)だとか。ルースと付き合うため薬を止めていたが、ウェンディ曰く、飲まないととんでもないことが起こるらしい。
ワイアットがダーリーンと寝ていることを知ったルースは、ワイアットを迎えに行くが拒絶され、ベンに慰めてもらう。
マーティは何者かに後をつけられ、今夜は自宅へ戻る。地下でベンとルースがやってる間に、1Fではバード家族が電気を消して怯えていた。
全力の夫婦喧嘩おもろー。
ワイアットとダーリーンの歳の差が気になるけど、ルースとベンの歳の差もたいがいだよね。放置子だし、悩みが重すぎるから、人生経験豊富な大人の包容力が必要なんだろう。
確かシーズン1でウェンディが、弟は高校時代に銃の乱射事件を起こしたって言ってたけど、よくそれで学校の臨時教師をやれたよね。州をまたぐとわからなかったりするのかな。
7話:ルースの危機
資金洗浄のお金の受け渡し場所で、大爆発が起きる。
コズブロークは手下が3人殺されて激おこの模様。そのうちの1人はFBIと繋がっていた。
息子のフランクジュニアはマーティが犯人だと思い込み、部下のルースをボコボコにしてしまう。
ミラー捜査官の懐柔は難しく、野心が強い上司をターゲットにすることに。
そんなとき、バード夫妻が担当するカウンセラーのスーさんが、秘密を知りすぎたせいでヘレンの部下に殺されてしまう。
歳の差カップルの2組がだんだん気持ち悪くなってきた。このドラマはおばさんか少女しかいない。
平和の象徴のスーさんが殺されてしまうなんて。
8話:問題児のベン
ウェンディは世間体のために慈善団体のバード・ファミリー財団を立ち上げる。
ギャングと手を切り問題は終わったと言うマーティに、納得がいかないベンはカンザスシティへ。しかし仕返しは出来ず、見知らぬ男をボコボコにしてしまう。
さらに財団のパーティーに乗り込み、マーティを殴る。
弁護士ヘレンのお仕置きで、ベンは問題行動医療センターに入れられてしまう。無期限の入院だとか。
ルースはベンと面会し、ここから出してほしいと懇願され、いとこのワイアットに相談。ワイアットはダーリーンにお願いし、ダーリーンが保安官に依頼。
ベンが出てきた(!!)
ベンとはなんだったんだ?一瞬でもかっこいいと思った私がバカだったわ。
そしてスーさんがあれっきりで、立ち直れないでいる。
9話:問題児のベン2
弁護士ヘレンの家に激おこのベンがやってきた。何も知らない娘のエリンに、ママはメキシコの麻薬カルテルの手下だと伝える(こわやー)
ルースはベンを連れてダーリーンの家で保護してもらう。
それなのにベンは抜け出してカジノにやってきた。ルースに謝りたかったらしい(も~)。危機的状況を理解できないベンに、ウェンディはなす術がなく、姉弟で逃避行する。
ついにウェンディは限界となり、見知らぬ街に弟を置き去りにする。
なんなんだこれは…
最終話:新たな目標
遺体となったベン(!)を義兄のマーティは自前の火葬場で焼く(!)
表向きはベンが自分で弁護士ヘレンに連絡したことになっていたが、どうやらウェンディが居場所を教えたっぽい。
疑うルースはマーティに絶縁状を叩きつける。ダーリーンはフランクジュニアのナニを撃って、ルースの仇を撃ち、仲間に誘う。
メキシコにて、ナバロの息子の洗礼式で銃撃事件が起こる。ナバロは安全な資産を3人の子供に分けたいとヘレンに相談する。ヘレンは不審なバード家と手を切るため、裏でカジノのライセンスを取得しようと動き出す。
一方、落ち込むウェンディにマーティは、ナバロと直接手を組んで安全を勝ち取ろうと言う。
カルテルが国内で起こした事件なら、メキシコでも捜査できるということを思い出し、7話の爆破事件の犯人がラグネス(ナバロの敵)だとFBIに訴える。さらに、ナバロにこの戦争を終わらせたら、ヘレンを切り離してほしいとお願いする。
その後、ナバロの息子の洗礼式のやり直しで、バード夫妻とヘレンがメキシコに招待される。飛行機を降りたとき、ヘレンは撃たれてしまう(えー!)
ー完ー
ってことは戦争を終わらせられた?
葬儀屋の火葬場が便利すぎ。マーティったら最初は装置の扱い方もわからなかったのに、なんのためらいもな慣れた手つきで作業してるよね。こっそり焼くの何度目だ?
ナバロが近所のおっちゃんみたいであまり怖くないのが残念。
バード夫妻が美男美女で都会的な雰囲気だから、2人並ぶと強そうなんだよね。そう思うとシーズン1のデルリオさんは華があったな。
あとがき
マーティが監禁される話が印象的だった。
字幕でドラマを見ると、耳から直接心に届かないせいかあっさりしてるんだけど、吹き替えだとウェンディのウザさが半端ない。ほんとムカつく言い方が上手いよね。
そんななかで、マーティは十分がんばってると思う。なんだかんだ言って愛があるし、やる気スイッチが妻次第で入る。
オザークには品のある美人キャラがいないから、妻ひと筋ってところが良い。
2人は考え方も感じ方も全然違うけど「子どもを守りたい」という共通の目的があるから、一緒にやっていけるんだろうな。子無しだったら速攻別れてるよね。
関係ないけど、ウェンディがずっとホンダのオデッセイ乗ってて、昔乗ってたからついつい注目してしまう。海外の田舎町でスライドドアのファミリーカーがダサ可愛い。
シーズン4で完結するみたいだけど、普通のハッピーエンドはもう無理だよね。
でも因果応報みたいな倫理観はこのドラマには必要ないから、どんな状況でも家族全員生き残って、バード家なりの幸せな結末を見せてほしい。