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『オザークへようこそ』シーズン4・パート1ネタバレ感想


Netflixオリジナルドラマ「オザークへようこそ」シーズン4の1~7話を紹介します。

ウェンディの弟ベンが色々やらかした末に帰らぬ人となってしまったシーズン3。マーティは落ち込む妻を励まそうとして、ナバロと直接手を組むことを提案した。

さてさてバード家は麻薬カルテルと手を切って、平和に暮らせる日がやってくるのでしょうか。

最終シーズンの前半となります。

原題:Orzark
シーズン4:全14話
Netflixにて2022年1月から配信
アメリカ制作

登場人物

バード家

★父 マーティ:ジェイソン・ベイトマン
ミズーリ・ベル・カジノの経営者。バード・ファミリー財団の代表

★母 ウェンディ:ローラ・リニー
政治活動が得意。双極性障害の弟ベン殺害の教唆犯

★長女 シャーロット
17歳。荒れた時期を乗り越えて、現在は理解ある娘

★長男 ジョナ
14歳。父譲りで頭が良い

その他

★ルース・ラングモア
(ジュリア・ガーナー)
20歳。仕えてきたマーティと決別し、ダーリーンと手を組む

★ワイアット・ラングモア
18歳。ルースのいとこ。ダーリーンの彼氏

★ダーリーン・スネル
ヘロイン栽培農家。牧師の息子ジークを養子として育てる未亡人

 

1話:ナバロ の洗浄

メキシコにて

弁護士ヘレンが目の前で殺され、バード夫妻は着替えてパーティーに参加する。

「君の影響力を利用して、俺を引退させてくれ」

ナバロは捕まらずにアメリカを自由に行き来したいと言う。

オザークにて

ルースがシーズン1の2話で働いていたモーテルを買い取った。ここで資金洗浄するらしい。懐かしいなぁ…

その後、バード夫妻が帰国。

声変わりしてゴツくなったジョナが、ベンおじさんを殺されて母を軽蔑してる。そりゃそうだ。

資金洗浄のためのソフトが無くて困ってるルースを手伝うってよ。ワイアットの弟デカすぎ!

そんなとき、ナバロの甥のハビがメキシコからやってきて、衝動的に保安官を殺してしまった。

「火葬場を持ってる。だろ?」

ハビはバード夫妻に協力を促した。

感想

ルースは高い声でファッキンファッキン言ってて可愛いね。ジョナが手伝う気持ちもわかる。

今さらになってベンおじさんの存在の大きさに気付いたわ。バード夫妻が真面目だから、頭のおかしいイケオジがいないと息抜きできない。ルースのパパやデルリオさんや地下のバディとか、みんな死んじゃったもんなぁ…

ラスボスのナバロにカリスマ性がないし、ダーリーンとワイアットがただただ気持ち悪いっす。

 

2話:ウェンディの野望

ジョナはルースと手を組み、自宅の地下で資金洗浄をすると言う。

「14歳で資金洗浄とはな」
「誇らしげな顔はやめて」

保安官の後ろ盾がなくなったダーリーンは、ブツの流通を任せていたフランクから、取引を中止される。

ルースは別の流通ルート開拓のため、金持ちのケリーに話を持ち掛ける。

ナバロ洗浄のための活動

マーティは産休中のマヤに近づき、妥協案を模索する。

一方、ウェンディは中西部の選挙を支配しようと動き出す。

落ち目の製薬会社に薬の原材料となるアヘンの原価をカットできるともちかけ、浮いた金を財団に寄付してもらうことに成功する。

ナバロもヘロインの流通に承諾したよ。その代わり、マヤ捜査官に直接会いたいと言い出した。

感想

シーズン3のジークはもう走り回ってるだろうけど、シーズン4のジークは全然映らないね。コロナ禍だから配慮してるのかな。

ドラマの雰囲気は難しそうだけど、理解しやすいストーリーなのが良い。海外ドラマで「この人誰だっけ?」とならないのは珍しいかも。1人ずつキャラが立ってて見た目も被ってる人がいない。

 

3話:計画遂行

FBIのマヤ捜査官と麻薬カルテルNo1のナバロが対面する。まぁまとまりませんわ。

でもナバロはとりあえず、製薬会社との麻薬の取り引きを進めるみたい。

ジョナは母からの嫌がらせで、作業場をモーテルに移す。

そしてマーティ、ウェンディ、シャーロットはシカゴへ。

ルースはスネル農場のヘロイン売買を始め、ケリーから大金を得る。フランクへの返済に困っていたダーリーンは、機嫌を直す。

シカゴにて

製薬会社ショー・メディカルにて、ハビが持ってきたサンプルをテストする。

CEOのクレアはゲスなハビに不快感満載。

そんなとき、マーティはハビが仕切る銃の取引の情報をFBIに売ることを思いつき、ナバロに提案する。

マーティの計画が上手くいったようだ。

感想

ルースんちの庭がいい感じ。みんな傷つくととりあえずあの場所に癒しを求めに行くよね。ルースママがいる田舎のスナックみたい。

 

4話:すれ違い

バード・ファミリー財団とショー・メディカルの提携発表で、ウェンディはリハビリ施設の建設について演説する。さらに弟ベンが薬物依存症で行方不明だと作り話をする。

ケリーはカジノで遊びながら、ヘロインの過剰摂取で救急搬送されてしまう。

その後、ルースがダーリーンに報告すると、ケリーの運転手がゆすり発言をし、ダーリーンに撃たれてしまう。

「ロング・メドウに埋めるんだ。アルカリ溶液が要るよ」

ルースとワイアットは森に穴を掘り、遺体を埋めた。

退院したケリーは、ルースとの取引をやめてシカゴへ帰ると言う。

FBIの影を感じたハビは、マーティとの取引を一旦停止すると言う。

ルースが庭で落ち込んでいると、マーティがやってきた。

「君のブツを買いたい」

感想

そうきますかー。またルースと手を組むことになるとは、これは予想しなかった。

骨になったベンおじさんが見守ってるのシュール。生きてるときは迷惑なだけの男だったのに、死ぬと良い人風の思い出に変わるのはなぜだろう…

そして暴走するウェンディに気が遠くなってるマーティ笑った。ワンコみたいな従順で素直なルースは可愛いだろうな。

 

5話:薬の転売

ショー・メディカルはルースから預かったヘロインのサンプルを検査し、ゴーサインを出す。

しかしダーリーンがフランクジュニアにヘロインを売っていた。

そこでルースとマーティは、フランクジュニアが売りさばいた2組の購入者から高値で買い戻す。

それをショー・メディカルへ渡して一件落着。

そんなとき、ベンの捜索用ポスターが町中に貼られていた。ダーリーンの仕業だとわかり、ウェンディは悲劇のヒロインぶって感謝する。

さらにルースからヘロインを買い戻させてもらったことも感謝し、初耳のダーリーンは心臓に負担がかかり、座り込んでしまう。

感想

すごい…。ウェンディ演じるローラリニーの演技力がすごすぎる。新任の保安官に「今頃なぜ捜索願を?」と聞かれたときの返しと、最後のダーリーン褒め殺し作戦を何度も見返してしまった。怖いわ~

 

6話:プロポーズ

マヤ捜査官が仕切る摘発で、トラック爆破事件が起きる。FBIはナバロを疑っていたため、マーティはハビを誘導して自供させた。

そんなとき、ナバロはハビに組織を譲って引退すると言う。全責任を押し付けてFBIへ徳を積む算段らしい。

一方、息子を巻き込まれたフランクは、ダーリーンにクレームを入れると、銃をぶっ放される。

ワイアットがフランクの遺体を見て、ルースと一緒に町を出る決心をする。

デカくて笑える弟のスリーに、恋人への別れの言葉を指導してもらう。

いざ自宅に戻ると、ダーリーンが落ち込んでいた。ジークが社会福祉課に連れて行かれるらしい(ちなみにウェンディの仕業)。

「結婚してくれ」

「はい」

ワイアットは夫になる覚悟を決め、森にフランクを埋めた。

一方、ウェンディは息子ジョナの心を取り戻すため試行錯誤するが、空回りに終わる。

感想

おえー!気持ち悪い~。

でもワイアットは遠くへ逃げるより、良い選択をしたと思う。ダーリーンがそのうち死ぬだろうから、夫になれば土地も財産も自分のものになる。すごい大金持ちだよね。

純愛風に描かれていてキモいけど、ただの婆さんにはプロポーズしないだろうから、需要と供給がマッチしているんだろう。

ウェンディが夫との言い合いで最後に「は!」とか言うのおもろい。最近、全力の夫婦喧嘩がなかったから懐かしかった。

 

7話:天国と地獄

遠くへ逃げようとしていたルースは、ワイアットから結婚の報告を受ける。やめるよう説得するが、ワイアットは彼女を愛していると言う。

「式には出てもいい?」

泣きながら認めるルース泣ける…

その後、フランクジュニアに父の仇を取ることを諦めるよう話をつける。

ナバロとFBIの話し合い

FBIはナバロにあと5年間カルテルのボスを続けてもらいたいと言う。

組織を解体したところで、また新たな組織が生まれる。とかていのいい理由をつけて、ナバロをボスに置いたまま協力関係を結んだ方がメリットがあると考えたようだ。

計画を知らなかったマヤが上司にたてつくと、正義感を責められて、あらかわいそう…

ナバロはウェンディに説得され、5年の提案を受け入れた。

「バードさん、あなた方の役割はFBIが引き継ぎます」

バード夫妻はめでたく麻薬カルテルから足を洗う。おめでとー

衝動的な男・ハビ

契約が結ばれ、ナバロが空港へ向かうと、パトカーがやってきて捕まってしまう。

どうやらマヤの単独プレーみたい。世界中でニュースになってしまい、計画がとん挫する。

焦ったバード夫妻は、ハビとFBIの面談を取り持ち、協力関係を結ぶことに成功する。

その後、衝動的なハビは、商売敵のダーリーンを殺す。ついでにワイアットも。

ルースが結婚祝いを届けようと家を訪れると、ジークの激しい泣き声が響いていた。

ルースはバード家を訪れ、ジョナから犯人はハビだと聞く。

「ハビに手を出すな」

せっかくバード家は足を洗えそうだったのに、ルースがハビのもとへ向かった。

ー完ー

感想

ルースがいつも以上にギャンギャンうるさくてウンザリした。大声出せばいいってもんじゃない。

でもまぁ腹立つよね。愛情かけてあげたのに、大学へも行かず、老婆のヒモになって、挙句の果てに殺されてしまうなんて。バカな男だよ。

ルースはパパが亡くなったときの静かな感じが好きだったな。深い悲しみと怒りが伝わってきた。

そういえば以前、ダーリーンがワイアットに「ラングモアの呪い」を否定していたけど、やっぱり呪われてるかも。たとえそうであっても、でっかいスリーだけは絶対に生き残ってほしい。

 

シーズン4前半の感想

面白いな~。すごくイライラしてストレスな展開ばかりなのに、楽しく感じるのはなぜだろう。

英語で見るとみんな隙あらば「ファッキン」言ってて、聞き取るのが面白いんだよね。

日本語吹き替えだと、ウェンディがウザくてウザくて、これまた面白いし。

一粒で二度美味しいみたいなドラマだから、後半が配信されるまで、また両方をゆっくり楽しもうと思う。

1話冒頭のオデッセイ大クラッシュが最終回のオチになるのかな?と見せかけて、違う結末だったらいいな。

ウェンディが薬屋のCEOに、悪事は葬って善行を重ねまくれば堂々と生きていける。みたいなアメリカらしいトンデモ理論を言ってたよね。

バード家に反省は似合わないから、軽いノリでハッピーエンドを迎えてほしい。悲しいのはやめてよね。

※他感想はこちら↓
シーズン:【1】【2】【3】【4-1】【4-2】


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