公開日:

『彼女が死んじゃった』長瀬智也×深田恭子/あらすじネタバレ感想

2004年日テレの冬ドラマ『彼女が死んじゃった』を紹介します。

脚本は一色伸幸さん。

先日、長瀬君がジャニーズを退所するとのニュースが流れて思い出した。そういえば好きだったドラマ。動画配信は無いようなので、中古のDVDを購入しました。

出会った日に夜を共にした女性(木村佳乃)が自殺してしまった。主人公のハジメ(長瀬智也)はその女性の妹(深田恭子)と婚約者(香川照之)と3人で、死んだ理由を探る旅に出る物語。

特段大きな事件は起きないけれど、ロードムービーのようなゆったりとした時間の流れが心地よい。

題材が暗くて当時人気がなかったドラマだけど、不器用な3人が優しくて温かくて私は大好き。

最近、三浦春馬くんの件で、私は勝手に傷ついて落ち込んでいたの。このドラマのおかげで少し癒されたんだ。

キャスト

★安西ハジメ(26):長瀬智也
落ち目のダンサー。女の子をとっかえひっかえして無気力に毎日をやり過ごす

★石井玲子(21):深田恭子
ゆかりの妹。物静かで友だちが少ない。自由奔放な姉に劣等感をもつ

★吉川良夫(31):香川照之
寿司職人で、自称ゆかりの婚約者。真面目ですぐにうんちくを語るので、ハジメから豆知識さんと呼ばれる

★石井ゆかり(29):木村佳乃
謎の死をとげる(少女時代:夏帆)

 

1話:携帯巡りの旅スタート

遊び人のハジメ(長瀬智也)はひょんなことで出会ったゆかり(木村佳乃)と一夜を共にする。

数日後、ハジメの前にゆかりの妹・玲子(深田恭子)と婚約者の豆知識さん(香川照之)が現れる。ゆかりは自殺していた…

豆知識さんはゆかりの死の謎を解明するため、携帯電話に登録されている196人を1人ずつ訪ねるとか。ちなみにハジメはその1人目だった。

玲子が豆知識さんと同行することを知って、下心のあるハジメも参加したいと申し出る。

「安西ハジメ」の次は「アンポンタン」

豆知識さんの車に乗り込んでan・pon・tanを訪れる。お店の壁にはゆかりがはっちゃけた様子の写真がたくさん貼ってあった。軽蔑する玲子。落ち込む豆知識さん

そんなとき、玲子の母から、ゆかりを殺した犯人が自首したと連絡が入る。

1話感想

長瀬君のウルフカットと冬のアメカジファッションがとってもかっこいい。美女を次々とものにするのも違和感ない。

スーパーの袋持った女の子に「持とうか?」って声かけて、ひょいっとお姫様抱っこして連れて帰るの。イケメン無罪ってやつだね。

姉が木村佳乃で妹が深キョンなんて、お母さんは相当な美人なんだろう。

 

2話:ゆかりの親友

自首したミナミカオリ(高岡早紀)は、ゆかりの携帯に登録してある人だった。アリバイがあったため釈放される。

落ち込むカオリにハジメは携帯巡りを誘い、4人目のイソザキコウチショにいる柳沢慎吾を訪ねる。

専業主婦のカオリは、やりたいことをやって周りから愛されるゆかりに嫉妬していた。

ハジメはカオリを励まそうと、いつもの船へ。キスをしてベッドに押し倒すと、、、

「ありがとうございます」

女として見てくれて嬉しかったらしい。ハジメの肩を借りて泣きじゃくる。

ハジメのおかげで正気を取り戻したカオリは、みんなを連れて自宅へ帰る。子どもたちがビデオテープを再生すると、体操のお兄さんが出てきた。ハジメだ!

「とんちとんちとんちで、ラッキ~♪」

こんなかっこいい体操のお兄さんいます?!2年前にやっていたとか。

結婚指輪を捨ててしまったため、旦那とカオリはゴミ置き場で指輪探し。諦めかけた時、指輪が転がってきた。ゆかりが届けてくれたのかも…。雨降って地固まるの夫婦であった。

2話感想

淡々としてるけど見入ってしまう。なんだか心がほっこり温まる感じ。

それにしても、どんな美女を隣にしても似合ってしまう長瀬君ってすごい。車の中で見つめ合うハジメとカオリにドキドキしたわ。

 

3話:ゆかりの元同僚

ゆかりはイトヤマトオル(相島一之)が主催する自己啓発セミナーに通っていたとか。豆知識さんが話を聞くと、、、

「墓を暴くな」

遺書を残さなかったのは知られたくないからだ、と言われてしまう。

一方、玲子はいかがわしいお店で働くイトウサチ(本上まなみ)のもとへ。

サチの話を聞きながら、酔っぱらった玲子は心にたまったうっぷんを吐き出す。ここ1年ほど連絡を取っておらず、ハジメに金魚を届けてほしいというメールが最後だった。

「姉は、強盗殺人です」

泥酔した玲子をおんぶしてお店を出てきたハジメ。ひとりぼっちのサチは訪ねてきてくれて嬉しいと泣く。

その後、ハジメは玲子をおんぶしたままラブホテルへ。なぜか昼間なのに満室だった。初七日が終わってないから、ゆかりの仕業かも…なんて思い巡らすハジメであった。

そんなとき、豆知識さんはゆかりの婚約者じゃなかった。11年間ずっと片想いしていたとか。以前ゆかりが作ったキムチ雑炊を解凍して、ひと口ずつ味わう豆知識さんであった。

3話感想

なんだかとっても切ない。考えたところで、もうその人はいないわけで…

モテない君の香川照之がいいね。

そして、でっかい長瀬くんにおぶわれる丸っこい深キョンが可愛い。怒っても泣いても何しても可愛い。今も昔もずっと可愛い。すごい

 

4話:ゆかりのサークル仲間

loveeros6

自転車屋のイノウエゼンキチ(石倉三郎)は、半年前、夜中の2時にゆかりに店を開けさせられて自転車を売った。その後、サイクリングの仲間として仲良くしていたとか。

そのメンバーのリョウホウエイ(チューヤン)は、中国に妻がいるのに、ゆかりと良い仲だった。

不倫する姉にウンザリする玲子。実はおととしのクリスマスに、大好きな先輩を自宅に誘ったが、姉に奪われたとのこと。

それで「姉は強盗殺人」ね。

その後、リョウさんはゆかりの携帯に電話する。

「ユカリサン?ワスレマセン、アノヨル」

実はあの夜、2人は自転車で海へ行っただけだった。

「夜の海はどこでもドア」

不倫ではなくホームシックなリョウさんを励ますためだったと知った玲子は、ゆかりのふりをして、中国へ帰るリョウさんを励ました。

みんなの心に生きるゆかりに嫉妬して、落ち込む玲子。ハジメは泣きじゃくる玲子に適当な励ましで愛の告白をしてキスをする。

4話感想

途中まですごいほっこりエピソードだったのに、最後の最後でハジメの薄情な励まし方!真面目には生きられない何かがあるんだろうね。

 

5話:ゆかりの元カレ

ゆかりの携帯にバンドマンのワタベマモル(岡田浩暉)から電話が入り、3人はライブハウスへ。

3年前に付き合っていたとか。

その頃ゆかりは詩を書いて、マモルを応援していたが、ラップでデビューすることが決まり、ゆかりは去っていった。

別れてから2年ほど連絡を取っていなかったが、5日前にゆかりから詩が届いた。そのお礼で電話したんだね。

再起をはかるマモルは、セットリストを変更して、ゆかりが作詞した曲を歌いだす。

  「5:55」

特別な時間 重ね合ったね キャビンの中
江の島あたり 波に漂い キスしたね

あなたを見ていると 私を見るようで

あなたはあたしなの?
届かない夢ばかりだ ふたりは

遠い はるか遠い道
熱海の夜 にじむ涙

あなた あたし 包めれば 

強く強くなれるよ ふたりで

・・・

「遊び…だったろ…?」

歌詞にはハジメとの思い出が綴られていた。

そういえあの夜、特別な時間(2月5日5:55)だと携帯をみせてくれたね。

初七日があと1時間くらいで終わる。ハジメは急いで初めて会ったラブホテルへ向かう。ゆかりの気配を感じて歩み寄ると、鏡には自分の姿が映っているだけだった…

5話感想

せつない~!

ほんと死人に口なしで、正解のない答えを探し続けて残された人は辛いね。

トゥービーコンティニュードの岡田さんの歌声が素敵だった。

DVDの特典映像に、ライブハウスで弾き語りする岡田さんのフルコーラスがあるの。無限リピートだよ。

主題歌もこういうバラードにして、TBSドラマみたいにここぞと言う時に流せば、もっと印象的なドラマになっただろうに。TOKIOのガチャガチャした主題歌はドラマの雰囲気と合ってない。

そしてゆかりがほんと意味わからん。

 

6話:ゆかりの上司

次はオカマバーで働くイブキモモエ(陣内孝則)

ゆかりはお店の常連だった。女になりたい男たちに囲まれて優越感に浸る女は、コンプレックスの塊だと言う。プライドを売るモモエに、玲子はプライドを持つことは大切だと言う。

「プライドを捨てられるのも、プライドなのよ。プロならね」

そんなとき、ハジメがミュージカルの主役に選ばれたと連絡が入る。現場を訪れると、主役のZeffのリハーサルだけの代役だと判明する。

そして次は照明デザイナーのイリエミカ(戸田恵子)

1年半前、ゆかりはイリエの弟子入りをする。蛍光灯を使ったアジアンテイストを提案したが、クライアントは無難なものを好んだ。

最終試験としてゆかりが担当した江ノ電のライトアップ。まだ走っているという事で、見に行くと、しょぼいライティングだった。

ゆかりの可能性を信じる豆知識さんはビルの屋上へ。すると電車の屋根には蛍光灯で「ETERNITY(永遠)」と文字が光っていた。

「ゆかりはプロじゃない。ただの自己満足だ」

ハジメはそう言い、Zeffの代役を断った。CD屋でとんち体操のCDを購入して、体操のお兄さんだと気付いた子どもたちの前で、全力で「とんち体操」を踊った。

6話感想

何のために陣内孝則が出てきたんだろうって思ったけど、最後プロとしてプライドを捨てたハジメを見せるためだったのね。なかなか良いストーリー展開だった。泣ける

チャリで必死に追いかける子どもたちが可愛かった。

長瀬くんが着てた茶色のもこもこの革ジャンがかっこいい。てか何着ても様になるね。

大人しい深キョンが可愛いし。

 

7話:ゆかりの妹

マコトは1人で美容師のウジタツヤ(パパイヤ鈴木)を訪れる。

2、3年前に来店したゆかりの試すような厳しい視線のおかげで、必死で勉強し直して仕事が楽しくなったと言う。

次に露店で手作りアクセサリーを売るウタガワマユ(遠藤久美子)を訪れる。1年前、ゆかりが突然、隣でお店で開きだした。

ある日、死ぬほどつまらない友だちを変身させるためのアクセサリーを作っていたとか。

ゆかりはマユになりすまして、マユの片想いの男性にメールを送っていた。デートの約束にこぎつけて、ゆかりもその男性が好きだったのに、マユを送り出してくれた。

絶対に自殺じゃない。姉さんは強い人だと言う。

その後、3人はゆかりの部屋へ行き、アクセサリーを探す。出てきたのは「Reiko」とかたどったイヤリングだった。

ひと言謝ってくれたら許したのに、もうそれは叶わない….。知らない事実をたくさん突き付けられ、落ち込む玲子。

ハジメは、ゆかりを探せば探すほど、自分のことを考えてしまうと言う。そして玲子を押し倒し、キスをする。

「ひとつだけ…わたし…お姉ちゃんの代わり?」
「顔も忘れた。死んだ女だ…」

携帯巡りをしても本当のことはわからない。3人は次で最後にしようと決める。

次に訪れたのはエナリハカセ。3Dホログラムに興味を持ったゆかりは、助手として働いていた。

ゆかりは尻軽でバカな女だ。ハジメはそう言い放つが、あと1日だけゆかりのことが知りたいと、次へ向かう。

7話感想

なんだかずーーっとツラいんですけど…。泣くわー

それにしても最後どういう風に着地するんだろう…

 

8話:ゆかりの被害者

今日は携帯巡りの最後の日。3人はオオサワヒデキ(工藤兄弟)を訪ねる。

双子の男性はキャッチセールスでゆかりに声をかけたが、逆に酷い目に遭って、ゆかりの死は罰が当たったんだと言う。

「惨めな女だ」

次はオグリマツゾウ(きたろう)。ミラノで和食屋を経営していたオグリは、4年前ゆかりをバイトで雇った。勉強してもゆかりは言葉を話せず、使い物にならなかった。

「ゆかりは冒険者じゃない。逃亡者なんだな」

最後に訪れたのは、ゴルフ場で指導するカツマタエイタロウ(橋本さとし)

ゆかりとは不倫の仲だったが、ルールを破って迷惑をかけられたとか。死んでホッとしているとのこと。

ハジメはカツマタの携帯を取り上げ、ゆかりの写真とメールを全て削除した。

<これが、ゆかりにしてやれる最後のことだ…>

その後、ハジメは1人で船を出し、ゆかりとの出会いを思い出していた。

ハジメの携帯にゆかりは番号を登録していたが、検索しても出てこない。あれはウソだったのか?どうせ遊びだったのだろう…

ふと「555」の歌を思い出し題名で検索してみると、ゆかりの携帯と自宅の番号が表示された。ウソじゃなかった…

ハジメはゆかりの自殺の理由を探すことで、自分のことを思い出し始めていた。

エリートだと思っていた父が、実は重役専属の運転手だとわかり、酷いことを言ってしまった。

謝れないまま、5年前亡くなってしまった…

ゆかりに電話しなかった…

<一番大切なものに俺はいつも遅刻する>

8話感想

ほんとツラいですわ…。ゆかりが歌う「555」が染みるね。

すんごい暗くて、当時1週間ごとに1話ずつ見るのはキツかっただろうな。早く救われたい気分。

 

最終話:3人の答え

ハジメはゆかりの自宅に電話し、留守電に語りかける。

「俺はあなたが好きです…」

電話を切ったハジメは、らしくないことを言ってしまった自分自身に失笑する。実はゆかりの家には玲子がいて、ハジメの言葉を聞いていた…

玲子は意を決して、自転車でハジメのもとへ。告白するがふられてしまう。

その後、豆知識さんが行方不明になり、ハジメと玲子は探し回る。なんと、すし屋で平然と働いていた。

豆知識さんは、携帯に登録してある30人くらいに連絡をとっていた。理由がますますわからなくなり、諦めたとのこと。

あの夜、寝酒を飲んで気持ちよくなって屋上に出たら、足を滑らせた。

「それが答えです。理由は僕が決めるんです」

196人に聞けば、196の理由があって、それは全部本当のこと。

「お姉ちゃんはサメ。泳ぎ疲れたんです」

「俺はゆかりで、ゆかりは俺だ。夢を食い倒れた」

196分の3の答えを導き出し、3人は打ち上げパーティーを開催。ゆかりが買って当たっていた100万円を使って、ハジメが特大花火を打ち上げる。

もう会うことはないけれど忘れない…

1年後ーー

3人はそれぞれ自分の人生を一生懸命生きていた。-end-

9話感想

号泣したー。温かいエンディングだった。どうやって締めくくるのか心配だったけど、納得のいく結末で大満足。そして笑顔の3人を見れてよかった。

余談ですが、、、ハジメに告白したときの深キョンがアイメイクをしていなくて色っぽかった。あと、3人の打ち上げのシーンでは、こんなに笑ってる深キョンは初めて見た!ってくらいとびっきりの笑顔で、それを引き出したのは長瀬君の人柄なんだろうなとか思ったりした。

 

あとがき

とてもしっとりと心に響くお話だった。

周りをこんなに傷つける自死はやっぱりいけないと思うけど、それを考えられないくらいの状況だったんだと思うとさらにツラくなる。堂々巡りだね。

1話のTHE HIGH-LOWSの「日曜日よりの使者」をゆかりと口ずさんで意気投合するところは、とっても印象的だった。完全にファンタジーな出会いだけど、長瀬くんのビジュアルなら説得力がある。

深キョンは可愛いし、木村佳乃は美しいし、1人の女性を熱く愛する香川照之がほんといい味だしてた。

それにしても、回を追うごとにツラくなって、最終回の豆知識さんが答えを出すまで忍耐がいったわ。2時間の映画くらいでよかったのかもしれない。

でもま、私としては一分一秒でも長く、長瀬くんと深キョンを眺めていたいから、9話分も作ってくれてサンキューって感じ。

長瀬智也出演ドラマ感想
ラブとエロス
池袋ウエストゲートパーク

深田恭子出演ドラマ感想
First Love
ルパンの娘


コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください