壮多の服装がおかっぴきみたいなやつから着流しにワンランクアップしてる。かっこいいじゃん。そしてトリちゃんとお似合い。
役者の年齢と役柄がマッチしてるから、キラキラ眩しくて爽やか。
3話は急にサスペンスチックで切なかった。
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キャスト
★伊嶋壮多:永瀬廉
母の訃報を父に伝えるために長崎に来た青年。柳屋でお世話になりながら、森山から英語を学ぶ
★森山栄之助:小池徹平
オランダ語通訳。英語の先生
★都麗:久保田紗友
唐人と遊女のハーフ。芸子見習い
★未章:トラウデン都仁
オランダ人を父に持つ青年。出島の肉体労働者
英語の授業
壮多は初めて森山の英語の授業に参加する。
「己のことばを捨てよ」
父の手帳に記されていた言葉を、森山も発した。どうやら森山は壮多の父からオランダ語を学んだっぽい。
ちなみに壮多がオランダ語を話せるのは、江戸で奉公していたころ、宿の裏にあった蘭語の塾からもれる声を盗み聞きして習得したとか。
同じ教室の大田清十郎(浅香航大)が誰とでも距離が近くて暑苦しい。
オランダのシーボルト先生
今いる通詞たちが壮多の父に関して口をつぐむのは、オランダのシーボルト先生が関係しているみたい。
26年前、オランダ船でやってきた若きドイツ出身の医師が、日本についての詳細を持ち出そうとしたため、幕府に国外追放となったとか。
そういえば通詞の忠弥さんは出島で何十年も働いているから、何か知っているかも…
壮多は忠弥に父の事を尋ねるが、やっぱり言えない何かがあるみたい。意味深な忠弥さんのドアップ怖い。
美人のトリちゃん
トリは壮多にお父さんは生きてると言う。ええ子やね。
トリの名前は都に麗しいと書いてトォリー。「都」は唐語で「全部」という意味だそう。
「全部かわいい!」
壮多はピンとひらめいて、トリのお父さんは全部かわいいと思ってつけてくれたんだと言う。これは惚れてまう。
見つめ合う2人。
そんなとき、トリが忠弥さんからの言付けを思い出した。せっかくいいとろこだったのに、忠弥も余計なことするなぁ…
出島の忠弥
言付けは、「話があるから滝江橋で待ってる」とのこと。これは危険フラグ。
と思ったら、滝江橋で忠弥さんが殺されていた!早っ!
指名手配犯となった壮多は、未章の協力で出島に身を隠し、いつも忠弥と一緒にいたオランダ商館員のヤンセンの部屋に忍び込む。
すると酔っ払ったヤンセンたちが戻ってきた。
一緒にいるトリちゃんが襲われるのかと心配したけど、そんな物語ではないよね。ホッ
オランダ語でペラペラしゃべってるのを、ベッドの下に隠れる(!)壮多が聞き耳をたててる。忠弥さんは密貿易の手引きをしていたらしい。最初から怪しかったもんね。
なんとか部屋から抜け出した壮多とトリちゃんは、建物の陰に隠れて息をひそめる。
2人とも目鼻立ちがくっきりしてて、美人だね。とてもお似合い。
トリは忠弥さんに色々助けてもらったと言って涙を流す。あっけない死だったもんなぁ…
「泣くな」
壮多はトリの肩を抱いて慰める。
ちょいちょいキュンぶっこむよね。緩急あってなかなかいい塩梅ですこと。
時代劇で異性の肩を抱くなんてあまりない表現だけど、長崎だからこそアリなんだろうな。
強大な悪の組織
なかなか真実が明らかにならず、もったいぶる通詞たち。そんなに強大な悪の組織が絡んでいるのか?まぁ、武田鉄矢と石黒賢が存在感のないまま終わるわけがない。
家老の周田(武田鉄矢)は長崎奉行の覚弘(石黒賢)に、忠弥さん殺害事件は大したことじゃないと報告する。
周田はなんだかこの一件を早く終わらせたい理由があるみたい。
そして、壮多を犯人に仕立て上げたのは、大通詞(矢島健一)だった。
「なにうえこの一件を深く触らず手早く落着なされようと?」
「ま、そこはお互い触れずということで」
大人の世界だわ~
正義感の強い森山
やっぱり最後は森山よね。
壮多が役人に捕まって牢屋に入れられたところに、森山がやってきた。
昔、シーボルト先生に協力した通詞たちの立場が危うくなったとき、重鎮の一人が、身代わりを立てようと考えた。
周吾(壮多の父)は子どもが生まれて金が欲しくて一旦名乗り出るが、やはり息子に会わせる顔がないからと、身代わりにはならなかった。
名前の利用は自由にしていい代わりに、江戸に身を隠そうとしていたところ、「全部知った男を長崎の外へ出すな」という理由で殺されたらしい。うそでしょ…
「長崎が殺した!」
そっか。そうなのね。生きてると思っていたお父さんが、20年前に亡くなっていたなんて、これはショックだろうな。
でも行方不明のままだと、永遠に決着がつけられずに前に進めないもんね。ツラい報告だけど、森山グッジョブ。
壮多は何とか立ち直って、未来に向かって歩き出してほしい。
感想
永瀬廉くんのお芝居素敵でした。
でもなんだかんだで森山が全部持ってくんだよね。
オランダハーフのえま医師(浦浜アリサ)とラブが生まれそうなシーンが、ほっこり温まって好きだったな。それなのにあと1話しかないから、2人のことじっくり描けないじゃん。
もっと色んな人のサイドストーリーを見たかった。未章くんやトリのことももっと知りたかった。
最後、壮多が入る牢の床下から神頭(高嶋政宏)が現れたけど、全然嬉しくなかった。申し訳ないけど、神頭には全く興味がないのよ。未来ある若者の物語が見たいんですよ。大事な最終回に戻って来なくていいんだけどな…
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