「ブレイキング・バッド」シーズン5の1話から8話を紹介します。
オジキの協力でガスを葬ることに成功したウォルター。やっと安全を手に入れたけど、かなり散財していたし、またメスは作るんだろう。
次はどんな販売ルートを開拓して大金を稼ぐのでしょうか。
「ブレイキング・バッド」 | |
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原題:Breaking Bad |
・キャスト
・1話:監視カメラの記録
・2話:ガスの隠し口座
・3話:再始動
・4話:51歳の誕生日
・5話:列車強盗
・6話:地獄のディナー
・7話:終わりの始まり
・8話:引退
・シーズン5前半感想
キャスト
★ウォルター・ホワイト(50)
(ブライアン・クランストン)
ブルーメスの製造者。妻スカイラーと、脳性麻痺の高校生の息子、生後8か月の娘の4人家族
★ジェシー・ピンクマン
(アーロン・ポール)
ウォルターの相棒。自分のせいで弟を死なせてしまったシングルマザーに生活費を支援する
★ソウル・グッドマン
(ボブ・オデンカーク)
金次第で何でも引き受ける弁護士。ウォルターの相談役
★マイク
(ジョナサン・バンクス)
元警察官でガスの元手下。腕のいい殺し屋
1話:監視カメラの記録
ウォルターはガスとの戦いに勝利したのも束の間、ラボに設置された監視カメラのことを思い出す。
ガスの死で激おこのマイクを誘い、ジェシーと3人で映像が保存されているノートPCを回収することに。
しかしすでに市警に押収され、証拠品保管庫にあった。
警備が厳しくて持ち出すのは難しい…。そこでジェシーが「磁石」を提案する。
とっても懐かしいスクラップ工場のボスに、強力な磁石の装置を作ってもらう。
夜、装置を積んだトラックで敷地内に侵入し、保管庫がある建物に横づけする。
スイッチを入れると、保管庫にある鉄製品が壁に全部引き寄せられた。
どうやらこれでPCの破壊に成功したようだ。
磁石を思いついたのは、シーズン4で車にくっつけるタイプの爆弾をカバンに入れたウォルターが病院に来たときのことからひらめいたんだろう。ちゃんと伏線敷いてるところがいいね。
すっこ転んで死んだと思ったテッド生きてた!最初はスマートなビジネスマンだったのに、変わり果てた姿で涙。スカイラーを雇ったばっかりに…
2話:ガスの隠し口座
ジェシーがタバコに隠していたリシンは、ウォルターが持っていた。
行方を心配したジェシーから相談を受け、偽物を作ってロボット掃除機に仕込む。見つけてホッとしたジェシーは、先生に銃口を向けたことを反省していた。
その後、メス販売の再始動のため、経験豊富なマイクを誘うが断られてしまう。
そんなとき、市警によりガスの隠し口座が見つかり、マイクは孫娘の口座に送金されていたことを指摘される。
仲間のリディアが身を案じて他の仲間を殺したため、始末しようとするが命乞いされ、考えが変わる。
「メチルアミンを調達できるか?」
マイクはウォルターと手を組むことにしたみたい。
赤ちゃんが全然成長しないな~なんて思ってたけど、シーズン1から1年しか経ってないんだね。
リシンを持ってたり、1話でスズランの鉢を慌てて隠してたから、やっぱり少年に毒を盛ったのはウォルターだったってこと?信じられない。
3話:再始動
スカイラーはガスを殺した夫と暮らすことに戸惑っていた。
妹のマリーは精神不安定な姉を案じてウォルターに相談すると、テッドの事故が関係あると言い、浮気のこともバラしてしまう。
そんなとき、メス作りは再始動し、ウォルターとジェシーがブツを作り、マイクがビジネスを仕切ることに。
ラボの条件に合う場所が無く、害虫駆除をする住宅の中で作業することを思いつく。
そこでメスを作り、大金を得るが、ガスの元関係者への危険手当を支払うため、マイクは3人の取り分から引くと言う。
メス作りに関して神のような存在だと自負するウォルターは、マイクの態度に納得がいかなかった。
ウォルターがまた調子乗り出した。ガスが生きてた時に、マイクにボコられてしょぼんとなってたのにね。
自己保身のために妻を悪者にするのほんとムカつく。そんなやつのそばにいるスカイラーにもプライドが無くてイライラする。
4話:51歳の誕生日
51歳になったウォルターは、妻から子供たちをマリー宅へ預けたいと提案される。
ガスは死んだから安全だと説明するが、妻は修羅の道に堕ちた両親のもとに子供たちを置いておきたくないと言う。
ウォルターはスイッチが入り、妻の主張をことごとく論破する。スカイラーは無力な自分を認め、待つことしか方法が無いと言う。
「それで、何を待ってるんだ?」
「ガンの再発よ」
そんなとき、リディアのもとにDEAの調査が入り、部下が捕まってしまう。原料運搬の協力者だったため、代わりにジェシーが担当する。
フォークリフトでドラム缶を降ろそうとすると、底に発信機が取り付けられていた。
スカイラーは目の前に大金があるんだから、子供たち連れて遠くへ逃げればいいのに。
男の物語だからしょうがないんだろうけど、女がみな無能設定で楽しくない。
5話:列車強盗
原料のドラム缶についた発信機は、リディアの自作自演ではなく、DEAが取り付けたものだった。マイクはそれでもリディアを始末した方がいいと言う。
「缶なんて小さいわ。もっと大量に手に入る方法がある」
リディアは命乞いのため、列車で輸送する大量のメチルアミンを盗めばいいと提案する。
男らはバカげた話だとあきれるが、やはり魅力的な標的のため、実行することに。
計画には害虫駆除業者のトッドも誘い、トラックを線路上で立ち往生させて、列車を止める。
その間にメチルアミンを抜き取り、水を足す。運転手らにはギリギリ気付かれずに、犯行を終えた。
そこにたまたま通りかかったバイクの少年が手を振ってきた。トッドが撃ち殺してしまう。
無慈悲だ。
トッドは協力してひと旗上げたい感じだし、完全犯罪の指示通りにやったんだろうけど。また面倒な男を仲間に入れてしまった…
6話:地獄のディナー
ウォルターたちは少年の遺体とバイクを持ち帰り、酸で溶かす。
話し合いにより、トッドは残留となる。
その後、マイクとジェシーは辞めたいと申し出る。
2人は山分けしたメチルアミンを売ろうとするが、業者に2/3ではなく全量なら買い取ると言われてしまう。どうやら取引相手はブルーメスを市場から消したいらしい。
「私は帝国を築きたい」
ジェシーはもう一度ウォルターを説得しようとするが、大それた夢を語られてしまう。そこに妻が帰ってきた。
夕食に誘われてテーブルにつき、冷え切った夫婦を見せつけられる。
ウォルターは自分にはこの仕事しか残っていないと説明し、こっそりメチルアミンを全量盗む。
あの夕食会に参加させらたジェシーがほんと気の毒だった。なかなか喉を通らなかっただろうな。
7話:終わりの始まり
ウォルターは全員が得をする方法があると言う。
取引相手に純度の高いメスを紹介し、手を組もうと提案する。紹介料として500万ドルを手に入れ、マイクはそれをもらって足を洗う。ジェシーの500万ドルはまた今度らしい。
ガスの元関係者の9人への支払いは、マイクが単独で続けると言う。
そんなとき、その9人についていた弁護士がDEAに寝返り、マイクが捕まりそう。
ウォルターはマイクに逃亡用のカバンを届け、9人の名前を教えてほしいと言う。しかし教えてもらえず、ムカついて今回の失敗を責めだした。
マイクはガスがいた頃は完璧だったと反論する。
「お前はその世界をぶっ壊した。ケチなプライドとエゴのために」
ウォルターはキレてガスを撃ってしまう。
マイクが最後にウォルターに放った言葉が的を得ていてナイスだった。なかなかウォルターに口で勝てる人がいないからね。
これでもうウォルターの独壇場になってしまった。またしんどい話が続くんだろうな…
8話:引退
「仕方なかった」
ウォルターはマイクの遺体をトッドと一緒に処理する。
その後、リディアから9人の名前を聞き出し、トッドにムショ上がりの叔父さんを紹介してもらう。3か所の拘置所で弁護士も含めて計10人を、同時間に殺害(!)してもらう。
そして邪魔する者はいなくなり、メス作りに没頭する。
3か月後
「いくら稼げば満足をするの?」
数えきれない大金を前にして、スカイラーは夫に問う。ウォルターはいよいよ辞める決意ができたみたい。
その後、自宅に遊びに来たハンクがトイレに入り、本を読もうとすると、中にメッセージを見つける。
もう1人のW.W.へ
共に働けて光栄です
G.B.より
灯台下暗しがバレてもーた。
ガスもマイクもいなくなったし、やっぱり最終対決は義弟か。
ハンクはずっとウソつかれてショックだろうな。
シーズン5感想
重い!最終シーズンしんどすぎ。
嫁とのあれこれもイライラだし、少年がまた犠牲になってしまった。
さらにマイクが素人のウォルターに撃たれてしまうなんて。今まで抜かりないマイクからは想像できない雑な死に方だった。
早急に物語を畳んでいる感じがして寂しい。
全員が不幸になる結末しか思いつかないけど、どうやって物語を閉じるのだろう。
楽しみでもあり怖くもあり、永遠に最後を見たくない気持ち。