ドラマ「ブレイキング・バッド」のその後を描いた映画「エルカミーノ:ブレイキング・バッド」を紹介します。
ウォルターがトッドらを皆殺しにして、穴に監禁されていたジェシー・ピンクマンが解放された。そのあとの物語。
映画の題名エルカミーノ(El Camino)とは、スペイン語で「道」の意味。トッドが乗ってたピックアップトラックのエルカミーノと掛かっているみたい。
原題:El Camino: A Breaking Bad Movie
監督/脚本:ヴィンス・ギリガン
主演:アーロン・ポール
2019年Netflixにて配信/2時間2分/アメリカ
・再スタートの地(S5の6話)
・監禁されている頃(S5の14話)
・S5の最終回の続き
・トッドのマンションにて
・逃亡の依頼
・逃亡の資金調達
・ウォルター登場
・アラスカへ出発
・映画感想
再スタートの地(S5の6話)
列車強盗でメチルアミンを大量に盗んだあと、トッドが目撃者の少年を殺してしまった。うんざりしたジェシーとマイクが足を洗おうとしていた頃。
2人はメチルアミンを売ってゲットしたお金で何をしよう、って話してる。
「あんただったらどこへ行く?」
「その年で出直すならアラスカだな。最後の未開拓地」
それでジェシーはアラスカへ行きたいって言ってたんだね。
監禁されている頃(S5の14話)
トッドが太っておじさんになってて「あなた誰?」状態。杉ちゃんに似てる。
叔父さんらみんな出かけたから頼みたいことがあると、ジェシーを外に出してくれた。
2人はエルカミーノに乗ってトッドのマンションへ。
部屋には家政婦の遺体があった。
ウォルターからゲットした大金を、辞典をくりぬいて中に詰め込んで隠していたのがバレたらしい。でも盗んだわけじゃなく、報告しただけなのに殺したんだってさ。
せめて(?)いい場所に埋めたいとのことで、絨毯でくるんで車に乗せる。そして乾いただだっ広い場所で埋める。
トッドの外見が変わり果てて、あの監禁されてた時に抜け出した話には見えず、時系列がごっちゃごちゃになってしまった。この話は必要だったのかなぁ…
S5の最終回の続き
監禁場所から解放されたジェシーは、エルカミーノに乗ってスキニーの家へ。バッチャーもいる。
まずは車を処分しようとスクラップ工場のジョーに来てもらう。
発信機が無いか確認していると、ちょうど盗難車回収システムが起動してしまう。警察がこちらに向かってるだろうと言って、慌てて帰ってった。
スキニーはジェシーを逃がすため、エルカミーノと家に残るってさ。
バッチャーがスキニーの車を国境近くに乗り捨てて、ジェシーはマリファナをやってスキニーの車で出て行ったことにするとのこと。
「昔からエルカミーノに乗りたかった」
良い子やん。てかおじさんだけど。
そしてジェシーはバッチャーの車で逃亡する。ラジオのニュースでウォルターの死を知る。
トッドのマンションにて
その足でトッドのマンションへ向かい、金を探す。
以前、トッドに自宅に連れてきてもらったとき、「叔父さんは現金は手元に置けっていうから」って話してた。
辞典にはもちろん無かったけど、家のどこかに隠しているだろう。色々探して、冷蔵庫の扉に大金を発見する。
ちょうどそのとき、2人のニセの警察官がやってきた。話し合って3人で山分けする。
そいつらはキャンディ溶接会社のスタッフだった。監禁されてた時に、ラボでのジェシーの鎖を繋ぐために溶接に来ていた業者らしい。
逃亡の依頼
シーズン5の11話で、ソウルに手配してもらった「人消し屋」にもう一度頼もうとして、掃除機店を発見して店主に依頼する。
前回の未払い分12万5千ドルと、今回の分の12万5千ドル必要だと言われてしまう。
ジェシーが25束出して12万5千ドルと言ってたから、1束5千ドルなんだね。
さらに袋から出すと、23束しかなかった。スキニーたちからもらった軍資金を思い出し、数えると8200ドルあった。
あと1800ドル足りず、断られてしまう。
ドルだとピンと来ないんだけど、今のレートで換算すると、25万ドルは日本円で3400万円!
逃亡資金調達
ジェシーは実家へ忍び込み、護身用の銃を盗む。そしてキャンディ溶接会社へ。
男らの前に出て、1800ドル欲しいと言う。
するとベルトに挟んだ古い銃をバカにされ、西部劇みたいに決闘しようということに。でもよーいドンの前にもう一方の銃でジェシーが撃った。ズルくない?
ジェシーいつの間にか銃の名手になってて、相手5人もいるのに優勢な状態。生きてる3人を集めて免許証を出させ、脅して逃がす。
そしてアジトから大金をゲットし、バーナーの火でガスボンベを温め、倉庫は大爆発。やりすぎでしょ。
ウォルター登場
映画もエンディングに近づき、ここでウォルター登場。
ジェシーと2人でファミレスで、これが終わったらどうする?って話してる。
最初、亡霊と話してると思っていたんだけど、ウォルターは咳がひどいし、駐車場にキャンピングカーが停まっている。シーズン1の頃の話かな。
「大学はどうだ?」
ウォルターはジェシーにはビジネスの才能があるから、経営学の学位を取ることをおすすめする。それをするにはまずは高校認定が必要だと言うけど、卒業証書はあるみたい。
ウォルターはジェシーの事を中卒だと思っていたらしい。
アラスカへ出発
ジェシーは人消し屋に金を払い、別人として生きる準備をしてもらう。
行き先はアラスカ
出発のとき、ブロックへの手紙を男に託す。ジェシーがいなければママは生きてたよね(悲)
助手席には幽霊のジェーンがいる。この子もジェシーと出会わなければ生きてたよね(悲)
宇宙に身を任せてきたけど、自分で決める方がよっぽど良い。って言ってる。そりゃそうだ。
彼女が立て続けに2人も亡くなるなんて、とんだ疫病神だけど、なんか孤独なヒーローぽく旅立って行った。
ー完ー
映画感想
私がジェシーに興味が無いせいか、伝わってくるものがなかった。
昔の虐待話見せられても、何も反撃できないし逃げられないの、本編見て知ってるからね。ツラくて早送りしてしまった。
もっとポップな感じの見たかったな。アラスカまでの珍道中とかさ。
アラスカ州のことあまり知らなかったけど、地図見たらどえらい場所にあるんだね。
ウォルターはビジネスセンスあるからそっちの方へ進めとか言ってたけど、スーツが似合わなすぎて、オレオレ詐欺の受け子みたいになりそう。
メス作るときの上下のカッパ着てカニ漁とかやっててほしいな。過酷なの似合うよね。てか美味しいサーモン食べたい。
次はベターコールソールを観ようかな。