「ブレイキング・バッド」シーズン4を紹介します。
ガスに用無しだと判断されたウォルターが、唯一の製造者になるため、ジェシーに助手を殺してもらって終わったシーズン3。
ガスが黙ってないだろうけど、どうなることやら…
「ブレイキング・バッド」 | |
原題:Breaking Bad |
・キャスト
・1話:ガスの選択
・2話:生き地獄
・3話:資金洗浄
・4話:ウソの収入源
・5話:ハイゼンベルクの正体
・6話:危険人物
・7話:罪悪感
・8話:血は血で洗う
・9話:シェフの交代
・10話:カルテルとの対決
・11話:20年越しの復讐
・12話:見事な作戦
・13話:敵の敵は味方
・シーズン4感想
キャスト
★ウォルター・ホワイト(50)
(ブライアン・クランストン)
元化学教師。ブルーメスの製造者。妻スカイラーと、脳性麻痺の15歳の息子、生後数か月の娘の4人家族。
★ジェシー・ピンクマン
(アーロン・ポール)
ウォルターの元生徒で今は相棒
★ソウル・グッドマン
(ボブ・オデンカーク)
金次第で何でも引き受ける弁護士。ウォルターやガスの資金洗浄係
★ガス/グスタボ・フリング
(ジャンカルロ・エスポジート)
チキン店のロス・ポジョスのオーナー。ウォルターの雇い主。地下の研究室を提供する。
★マイク
(ジョナサン・バンクス)
ガスの手下。腕のいい殺し屋
1話:ガスの選択
ジェシーはやっぱりゲイルを殺していた。これでウォルターたちが有利になると思いきや、
「作り手ならいる」
ラボでは監視役のビクターがテキパキ作業し始めた。何週間も作業をチラ見してたみたい。
そこに激おこのガスがやってきた。
ウォルターは必死で自分たちの行いを正当化し、品質に妥協するのはガスらしくないと言う。
ずっと無言だったガスは、突然、ビクターの首を斬った(!)
「では、仕事に戻れ」
命拾いしたウォルターとジェシーは、ポリバケツに男を入れて酸を投入して破棄する。懐かしい…
1話から盛りだくさん。怖かったー。
2話:生き地獄
ウォルターはガスから身を守るため、銃を購入する。自分がやられる前にやろうとしているみたい。
マイクにガスと会わせてほしいと頼み込むが、ボコボコにされてしまう。身分をわきまえろって感じ?
ジェシーは現実逃避で薬に逃げ、自宅でパーティー三昧。数日後、飽きた友人たちは解散し、虚しさだけが残った。
ジェシーの友達がおバカで可愛い。
3話:資金洗浄
スカイラーは資金洗浄のための投資先として、夫が勤めていた洗車場に目をつける。
買収金額が高額だったため、ソウルはネイルサロンを勧める。ウォルターはオーナーが自分の事をバカにしていたことを知って、洗車場購入に賛同する。
その後、洗車場周辺の水質汚染をでっち上げ、強気なスカイラーはオーナーから安値で契約を結ぶ。
そんなとき、ゲイルの部屋に残されたラボ・ノートが証拠品として押収される。警察が寝たきりのハンクに協力を求めてやってきた。あちゃー
ゲイルは研究者だから悪気無くぎっちりノートに製造方法を記してるだろうな。
4話:ウソの収入源
スカイラーはDEAのハンクに怪しまれないよう、夫がギャンブル依存症の更生中だと物語を考えていた。
ウォルターは嫌々打ち合わせに参加する。
その後、ハンクの自宅に一家で招待される。
なんと、ハンクはゲイルの事件の資料を持っていた。研究室の詳細が記されたラボノートもある。驚愕するウォルター。
一方、ジェシーは坊主になって、ヤク中で自暴自棄状態。マイクは足がつくのを心配して、ガスに相談し、ジェシーを連れ去った。
相変わらずドタバタが面白い。なんだかんだで上手く事が運ぶんだよね。嫁が考えたセリフにいちゃもんつけてたのに、「ひどくひどく」って2回言ってたの笑った。
5話:ハイゼンベルクの正体
ジェシーが行方不明となり、ウォルターは死を覚悟してチキン店へ。ガスには会えず、とりあえず1人でメス作りに取り掛かる。
その後、洗車場の買収が上手くいき、妻となし崩し的に夫婦仲が戻る。
ハンクがハイゼンベルクはゲイルだと言って崇めるもんだから、ウォルターは真犯人は生きているだろうと言ってしまう。
一方、ジェシーはマイクの資金回収の仕事に連れまわされていた。腰抜けだけど強盗から金を守ったことで自信をつける。
どうやらそれはガスが段取りしたものだった。
あらあら…ハンクに火をつけちゃった。毎回ウォルターの前でウォルターの話になるの笑う。
6話:危険人物
スカイラーは夫を心配し、危険が迫ってるなら警察へ行こうと言う。
「危険など迫っていない。私が危険人物なんだ」
その言葉を聞いた妻は、娘を連れて出て行ってしまう。
その後、ウォルターは思い付きで息子に高級車を買い与える。
夜になり、家出したスカイラーが帰って来た。
ウォルターは言い過ぎたことを謝り、全ての行動は家族を守るためだと説明するが、それなら分不相応な高級車を返してこいと言われてしまう。
しかしそれをすると、また息子からサイテーな母親だと烙印を押されるかも。とウォルターが心配すると、、、
「私はそれでも家族を守る。家族を守ってる。と言う男からね」
身から出た錆だけど、息子にウソつき続けるのはしんどいだろうね。
7話:罪悪感
妻からこっぴどく叱られたウォルターは、無人の駐車場で高級車を乗り回して脱輪させてしまう。そしてその車に火をつけた。
もうめちゃくちゃ…
ガスから命を狙われているため、ガスを始末しようとするが、近づく手段が無かった。そこで、ジェシーに依頼し、食事に盛るリシンを渡す。
ジェシーは機会をうかがうが、なかなかタイミングが無く。ゲイルを殺したことの罪悪感に苛まれていた。
一方、ハンクは杖で歩けるまで回復し、ゲイル殺人事件について調査した結果を上司に報告する。
ゲイルはベジタリアンだったが、家にはチキンの店(ポジョス)のナプキンがあった。
「彼が黒幕かも」
ハンクはオーナーのグスタボ・フリング(ガス)に目をつけるが、上司らはバカげた推理だと言う。
わーすごい。ハンクは色々調べたね。ほぼ正解してる。
8話:血は血で洗う
ゲイルの部屋からガスの指紋が出て、警察は事情聴取を行う。しかし、DEAのマラソン大会のスポンサーであったり、当日のアリバイもあることで、シロだと判断する。
ハンクはウォルターに頼み、調査に同行してもらう。
ガスの過去
ガスがメキシコでチキン店を営んでいた頃、シェフと共にカルテルのボスに呼び出される。部下として元気な頃のオジキもいるね。
「お前らドラッグを売っているな。メタンフェタミンだ」
ガスは、売ったのではなくサンプルを渡したと言い、現在取り扱うコカインより、メスがいかに優れているかをセールストークする。
上手くまとまったかと思いきや、オジキがシェフの頭を撃ち抜いた。
「チキンだけ作り続けろ」
どうやら話が通じる相手ではなかったようだ…
こわー
昔、ガスはオジキとそんな関係があったのか。見入ってしまった。面白い。
メスを作る人を殺されたから、ガスはまた優秀な人物を探して化学者(ゲイル)を育てたんだね。長い道のりだこと。
9話:シェフの交代
ハンクはガスの車に取り付けたGPSからは証拠が見つけられず、さらに色々調べて養鶏場がある供給センターに目をつける。
それを知ったガス側が、拠点を移そうと作業していると、部下がスナイパーに撃たれてしまう。カルテルからの警告らしい。
その後、ガスがジェシーを家に招待する。
「お前はメスを作れるか?」
カルテルにメスの製法を教えることで全面戦争を避けられるみたい。
ちなみにウォルターはジェシーの車に取り付けたGPSで行動を把握していた。
ガスを殺す気が無いジェシーに、ウォルターは説教し、取っ組み合いのケンカとなる。
養鶏場で男が撃たれたの、突然すぎて声が出た。ぼーっと突っ立ってたジェシーをマイクが突き飛ばしたのナイス。2発目はこうするよねっていうお手本みたい。
10話:カルテルとの対決
スカイラーの元上司テッドが税金詐欺で捕まりそう。そこでスカイラーは、架空の親戚を設定して、テッドに遺産として大金を振り込んだ。
しかし欲深い彼は国税庁に罰金を払おうとしなかった。
メキシコにて
ジェシー、ガス、マイクはセスナに乗ってメキシコへ。
ジェシーは現地の化学者らから見下されつつ、純度の高いメスを作り、信頼を勝ち取る。
「お前はカルテルの一員だ」
すぐに帰れると思ったらなんか違う…
その後、カルテルのボス主催のパーティーにて、ガスがプレゼントしたテキーラで乾杯する。
どうやらそれに毒を仕込んでいた模様。ボスや側近たちは苦しみだし、死んでしまう。ガスはトイレで吐き戻したけど、そうとう具合が悪そう。
3人で逃げようとすると、マイクが撃たれてしまう。あちゃー
緊張感と面白さが続くな~。
ジェシーはアルコール依存症だからって毒を飲まずに済ませてくれたのは、ガスの優しさなのか?あそこで2人も具合が悪くなったら、現場から立ち去るのは厳しそうだしね。
11話:20年越しの復讐
ウォルターはハンクから頼まれて麻薬調査に同行する。
テッドの税金詐欺問題
テッドが言う事を聞かないため、スカイラーは男らを派遣する。
なんとか国税庁宛に小切手を書かせるが、テッドが走って逃げようとしてマットに足を引っかけて戸棚に激突する。え?死んだ?
20年越しの復讐
ジェシーはガスが事前に用意していた手術室に2人を運び、一命を取り留める。よかた。
病み上がりのガスはオジキがいる老人ホームへ。
「サラマンカの名前はあんたで終わりだ」
オジキの親族を殺したことを告げ、さらに孫を殺したジェシーを紹介する。すごい復讐劇だ。
ウォルターの危機
いよいよウォルターはガスから見捨てられ、別人として生きていくためにソウルに「人消し屋」を頼む。着手金を自宅へ取りに帰るが、現金が全然足りない。
「カネはどこだ!」
「テッドに渡したの…」
おもろ~!すごいな~このドキドキ感が続く感じ。
ウォルターにずっとムカついてたから、あんまり可哀相に思えないところも楽しめる1つかも。
12話:見事な作戦
ウォルターはDEAに匿名の通報をして、家族を保護してもらい、1人自宅に残る。
DEAはハンクの頼みでクリーニング工場にガサ入れしたり、核心に迫ってきてる。
ガスはウォルターのせいで計画がめちゃくちゃになって激おこ状態。ジェシーは先生を殺したら協力しないと宣言する。
そんなとき、ジェシーが世話していたシングルマザーの息子が病院に運ばれる。ガスを毒殺するために隠し持ってたリシンを誤って飲んだっぽい。
ジェシーは、毒の事を知っていた唯一の人物のウォルターに銃口を向ける。
戸惑うウォルターは、話を聞いて笑い出した。
「一日中待ってた。ガスが私を殺すために誰を送り込むか。お前だったのか」
ジェシーがウォルターを消してもいいと思える理由を作るため、ガスは子供を利用したんだと言う。
それを聞いたジェシーはガスに敵意を向けるが、ウォルターは計画的に実行しようと提案する。
最終回へ向けての盛り上がりがすごい。まさかセミナーで出会ったシングルマザーの息子がここで関わってくるとはね。
13話:敵の敵は味方
ウォルターはガスの車に爆弾を仕掛けるが、第六感で回避されて上手くいかなかった。
ジェシーにガスが警戒しない場所はないか聞くと、ガスの敵のヘクター(オジキ)の情報をゲットする。
そして老人ホームを訪れる。
「私より憎んでる男に復讐する機会をお前にやろう」
その後、ヘクターは介護士にボードで
<NEED DEA>と答え、ハンクに面会させてもらう。
そこで大事な証言をするかと思いきや
<SUCK MY…(クソ食らえ)>と答えるだけだった。
その出入りを察知したガスは、老人ホームを訪れる。
「哀れな姿を覚えておく」
ガスが毒入りの注射器を刺そうとすると、ヘクターがベルを鳴らす。それが起爆スイッチとなり、車いすに仕込んだ爆弾が大爆発する。すごー
勝者
「ガスは死んだ。仕事にかかろう」
ウォルターはジェシーとともにメスの材料の液体をぶちまけ、ラボに火をつけた。
ちなみにリシンを服毒したと思われた少年は、スズランの花の実を食べたせいだった。ホワイト家の庭に、買ったばかりのスズランの鉢が置いてある…どゆこと?
ー完ー
すごい!鮮やかだったー。ドキドキしたな。
オジキの目の演技が素晴らしいね。シーズン2で出てきたときは、まさか言葉を話せない車いすの老人が、ここまで関わってくるとは思わなかった。
いろいろ繋がって脚本が素晴らしい。
緊迫した状況の中で、爆弾入りのカバンがエレベーターのドアに引っ付いたり、オジキの文字盤でのやりとりとか、小ネタ挟んでくるの楽しい。
飽きさせないよね。すごいわ~
シーズン4感想
楽しかったー!
ウォルターに対してイライラする気持ちがすっかり無くなってしまって、シーズン4は見やすかった。今までで一番好きなシーズンかも。
殺しのプロじゃないウォルターとジェシーが、なんやかんや試行錯誤しながら、結果勝利する流れがアイデアあってほんと楽しいのよ。
DEAの人たちは、老人ホームの爆破事件と、クリーニング工場の火事で、さぞかし驚いていることでしょう。ハンクの予想が全部当たっていた。
ほんとウォルターの大勝利だね。
あと、ちょっと気になってるのは、スカイラーの元上司が、マットに足を引っかけて頭を激突させて死んだのは何だったんだろ?あれは夢だったのか?
日本のドラマみたいに死ぬ間際の長ったらしいお涙頂戴がなくて、サクサク進んで行くノリが気軽で良い。