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「ブレイキングバッド」シーズン1あらすじ・ネタバレ感想など


最近いよいよ見るものがなくなって、過去作のレビューでもしようかと思いました。

「ブレイキング・バッド」シーズン1を紹介します。

冴えない中年の化学教師が、麻薬カルテルの世界に足を踏み入れてしまう物語。

安定の面白さだね。人物描写が上手で、悪い事してるのに応援してしまっている。

「ブレイキング・バッド」

原題:Breaking Bad
放送:2008年
話数:シーズン1 全7話
制作:アメリカ

 

キャスト

★ウォルター・ホワイト(50)
(ブライアン・クランストン)
ウィーン高校の化学教師

★スカイラー・ホワイト(39)
(アンナ・ガン)
ウォルターの妻。第2子妊娠中。弟は麻薬捜査官

★ジェシー・ピンクマン
(アーロン・ポール)
ウィーン高校の卒業生

 

1話:修羅の道に堕ちた化学教師

高校で化学を教えるウォルターは、末期の肺がんだと宣告される。

妊娠中の妻には言えないまま…

ある日、妻の弟の麻薬捜査に興味が湧いて同行させてもらう。

そこで元生徒のジェシーが逃亡するのを目撃し、アジトを突き止めて手を組もうと提案する。

購入した中古のキャンピングカーにて、服にニオイがつかないようブリーフ1枚になって調合を始める。

どうやら純度の高いクリスタル・メスが完成したようだ。

ジェシーは卸売りのエイトに売ろうとするが、怪しまれ、いとこのエミリオと共にキャンピングカーへやってきた。

ウォルターは命拾いするために、作り方を教えるふりをして、車内で神経ガスを発生させて閉じ込める。

え…死んだ?

神経ガス:リン化水素(PH3)

ウォルターが発生させたリン化水素は、赤リンと水蒸気でどんな化学反応なのか式を調べたんだけど、どうやらファンタジーみたい。

フライパンに入れた液体が水酸化ナトリウム水溶液なら化学式を見つけた。

4Pリン+ 3NaOH水酸化ナトリウム+3H2OPH3リン化水素+ 3NaH2PO2

リケオバなんで化学の先生設定が萌え。

 

2話:死体の処理

毒ガスで死んだと思われた2人のうち1人はまだ息があった。とりあえず2体ともジェシー家に連れて帰る。

生きているクレイジー・エイトの処理担当になったウォルターは、なかなか実行に移せず。さらに、様子のおかしさで妻に怪しまれる。

一方、死体処理担当のジェシーは、強力な酸(フッ化水素酸)で溶かせば跡形もなく消せる、とウォルターから提案されドン引きする。

とりあえずホームセンターでポリエチレンの容器を探すが、体が入る大きさのものはなかった。

意を決して2Fのバスタブへ死体を運び、酸を入れる。

するとバスタブが溶けて、天井が落ちてしまう。1Fの廊下は酸で溶け途中の骨や肉片びたしになってしまう。おえー!

フッ化水素酸

遺体処理に使ったフッ化水素は、体内のカルシウムイオンと結合してフッ化カルシウムを生じる反応を起こすから、骨を侵すらしい。

CaCO3炭酸カルシウム + 2HFフッ化水素CaF2フッ化カルシウム+CO2+H2O

それにしてもクレイジーエイトが気の毒すぎる。そうとう具合悪いだろうに、病院へ連れてってあげてほしい。

 

3話:正当な理由探し

2人は2時間かけて廊下を掃除する。ぎぼぢわるい…

ウォルターは地下のエイトを殺すかどうか迷っていた。食事を運ぶと、咳が酷くて倒れてしまう。

目が覚めたあと、割れた皿を片付けて、もう一度作り直す。

「生かすことが正しい」の証明問題

ウォルターはエイトに語り掛け、論理的に自分を説得できれば解放すると言う。

そこでエイトは本名や実家のことを素直に語る。

意外な接点があったりして、ほだされたウォルターは逃がそうと決めたみたい。首にかけたU字ロックの鍵を取りに行く。

なんとなくゴミ箱を開けて、割れた皿を繋ぎ合わせると、破片が足りなかった…

ショックに打ちひしがれるウォルターは、地下へ降りる。そしてU字ロックを引っ張り、男を殺害する。

怖いよ~。心理戦にドキドキした。

 

4話:思いやりの精神

ガン告知から1か月後、ウォルターは妻や身近な人にカミングアウトする。

妻はお金より治療を優先しようと模索するが、ウォルターは借金を残して天国へ行くのはイヤだと言う。

それを聞いた息子は、

「じゃあさっさと死ねばいい。あきらめて死ねよ」

切ない…

それにしても、夫は末期がんだし、息子は足が悪いし、赤ちゃんがもうすぐ生まれるし、しかも高齢出産だし、お金は無いし、あの妻はよく平常心を保ってられるなぁ…

一方、ジェシーは人生をやり直そうとして実家へ帰るが、うまくいかず…

そんなとき、1話で作ったクリスタル・メスが高品質だと巷で評判になる。ジェシーはまた手を組もうとウォルターを誘うが、断られてしまう。

漏電による発火

以前から街で目につくウザい男に、ウォルターがこっそり仕返しした。

男が車から離れたすきに、水浸しのスポンジをバッテリーの上に置いて、火が上がったよ。やばー

4話は重苦しくてしんどかったけど、最後にスカッとしたわ。まぁ大事件だけどね。

 

5話:残された時間の使い方

ウォルターと妻は、学友で大成功した金持ちのパーティーへ参加する。ベージュの人たちの中に80年代衣装が笑える。

昔話に花が咲き、その流れで会社に誘われる。ウォルターが断ると、治療費の援助の申し出をされる。

どうやら妻がガンのことを伝えていたっぽい。

その後、妻は治療したがらない夫を説得するために、親族会議を開く。しかし延命のために副作用に悩まされながら死にたくないと言う。

翌朝、ウォルターは妻の気持ちを汲み取って、やはり治療をすると宣言する。

一方、ジェシーは自分でクリスタル・メスを作ろうとするが、納得のいくものは出来なかった。

その後ウォルターが現れる。

「作るか」

金持ちの支援を断って、自ら治療費を稼ぐことにしたみたい。

記憶の書き換え

ウォルターは今まで自分で決断したことが無いと家族会議で言ってたけど、2人殺したのは自分の意思だよね。

50歳にもなって「決断したことが無い」ってなんなの?夫がこんなこと言ったらはらわた煮えくりかえるわ。危険な高齢出産は妻のせい?貧乏なのは社会のせい?

病人だから言い返せないし、ずるいわ~

それよりも、クレイジー・エイトへの仕打ちがヒドすぎて、私はまだ立ち直れてない。そして死体はどうやって処理したんだ?

バイト代で材料費を購入したジェシーの友だちも可哀相だし。メインキャラの性格が悪くて怖い。

 

6話:まとめ売り

ウォルターはがん治療による副作用に悩まされながら、クリスタル・メスの製造に励む。

ジェシーは早く結果を出したいウォルターから、「メスは卸売りにまとめて買い取ってもらえ」と指示され、友達にトゥコを紹介してもらう。

さっそくアジトに案内され、交渉しようとするが、頭のおかしいトゥコにボコボコにされてしまう。やばー

その後、ウォルターはジェシーの友達から事情を聞き、メスを持ってトゥコのアジトへ出向く。坊主にしたウォルターが急に強そう。

案の定、トゥコはウォルター(ハイゼンベルク)をバカにする。

「一つだけ間違いがある。これはメスじゃない」

雷酸水銀(Hg(ONC)2

ウォルターがそう言って事務所を大爆破させたメス似の結晶は、雷酸水銀(雷汞らいこう)というもの。

水銀を濃硝酸に溶かし、アルコールで処理して得られるらしい。

爆風で窓が吹っ飛んだけど、みんなケガしなくてよかった。しかも有利な交渉も成立させてるし。

6話冒頭で「暴力は無しだ」って念押ししてたのは、逆に「有るよ」のフラグだったのね。

毎話ちゃんとオチがあって、一旦休憩を挟める感じ好き。

 

7話:代替レシピ

退院したジェシーは、ウォルターがトゥコと取引を成立させていたことに驚きつつ、さらなる供給を勝手に契約して激おこの模様。

どうやら原料の風邪薬を大量に仕入れるのは難しいらしい。

2度目の受け渡し

メスは2ポンドの約束だったが、用意できたのは半分以下だった。

トゥコは怒りながらも分量に見合った代金を支払うが、ウォルターは先行投資だといって、7万ドル要求する。

そのせいで次は4ポンド用意することになり、別の作り方を考えていた。

原材料の調達

ジェシーが受け取った買い物リストは難しく、足を洗う宣言をする。ウォルターは教師らしい無責任な励ましで、やる気スイッチを押す。

そのおかげで何とか調達するが、メチルアミンは南の化学薬品倉庫に厳重に保管されていて、プロの泥棒に頼むお金がなかった。

「なら自分たちで盗み出そう」

テルミット反応

分厚い鋼鉄製のドアを開けるため、3000度ほどの高熱を発生させるテルミット反応を利用するとか。

ウォルターは磁気で絵を描くおもちゃから砂鉄を取り出した。これにアルミニウム粉末を混ぜて火をつけると高熱でカギが溶ける(?)

Fe2O3砂鉄 + 2Alアルミニウム2Fe + Al2O3酸化アルミニウム

警備がおろそかなおかげで、素人の泥棒2人でもなんとか盗みだせた。

3度目の受け渡し

原料を大量に入手したおかげで、4ポンド以上のメスができた。

トゥコは青色のメスに驚くが、効き目は上々で、機嫌よく取り引きを終える。そんなとき、、

「誰が相手か忘れんなよ」

部下のやぶへび発言で、トゥコがキレてボコボコにしてしまった。あれまー

唖然とするウォルターとジェシーであった。

ー完ー

トゥコのキャラ笑う。ハイゼンベルクって呼んでるし。

ジェシーが呪われた家で、男2人をラズベリージャムにしてトイレに流したって言ってたから、U字ロックで絞め殺したあとに、ホームセンターへ行ったんだね。

 

シーズン1感想

まぁ次から次へとトラブルが起きること。

相当悪い世界なんだけど、陽気でおバカな人が多くて楽しい。

ジェシーが文句言いながらも、なし崩し的に手伝う流れ好き。素直だから吸収が早いよね。ビーカーとフラスコの違いを友人に教えてて感動した。

毎回、初めてやった実験がたった1回で成功するのには驚きだけど、人間ドラマだからそこは重要なことじゃないんだろう。

その神の手を持つウォルターが、真面目な見た目で図々しいから厄介。

残忍なことをやる動機を全て妻のせいにしてるところがズルい。平和のためだと言って戦争をおっぱじめる人と重なるけど、まぁそこは深く考えずにこの世界を楽しむことにするわ。


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