吾峠呼世晴先生の『鬼滅の刃』21巻を紹介します。
16巻でお館様の作戦で産屋敷邸が大爆発して、鬼舞辻無惨は珠世から”人間に戻す薬”をぶち込まれた。
一進一退の状況の中、炭治郎たちは次々と現れる鬼をやっつけながら、鬼舞辻のもとへ向かってる。でもなかなかたどり着かないよね。
ちなみに上弦の鬼2・3・4・5・6は倒し済みで、1(壱)の黒死牟をやっと倒せたところで20巻が終わった。
さてさて、炭治郎たちはラスボスの鬼舞辻にたどり着き、退治することはできるでしょうか。
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<21巻のあらすじと感想>
・179話:兄を想い、弟を想い
・180話:回復
・181話:大災
・182話:激怒
・183話:せめぎ合い
・184話:戦線離脱
・185話:匂いのない世界
・186話:古の記憶
・187話:無垢なる人
179話:兄を想い、弟を想い
上弦の壱の黒死牟を倒すが、不死川実弥は意識を失いながら攻撃を続けていた。悲鳴嶼が止めに入り、弟の玄弥のところに連れていく。体が半分になった玄弥は、鬼を取り込んでいたおかげで、まだ意識はあった。
死亡した時透無一郎は、イチョウの葉が降る天国で、兄と再会し、涙を流す。
そんなとき、玄弥の体が崩れ始める。玄弥は兄の実弥に謝罪とお礼をして、塵となる。
◆感想◆
いつもながらに兄弟愛が炸裂です。無一郎が14歳ってことに驚いた。まだ子供じゃん。
ほんと大人は何してるんだろう…って思うけど、アザが出る超人は25歳までに死んじゃうんだよね。生き急ぐ人生なのか…
180話:回復
炭治郎と義勇は無残のもとへ急ぐ。
一方、他の鬼殺隊たちは、無惨が入る肉の塊の前に到着していた。すると中から無惨が飛び出してきて、全員殺されてしまう。
おかげで無惨の体力が回復。
産屋敷の跡継ぎ輝利哉の指令は後手後手になってしまう。
珠世がねじ込んだ”人間に戻す薬”は、無惨に効かなかった。珠世は握りつぶされてしまう。
◆感想◆
無惨のスタイルがめちゃくちゃ良い。
181話:大災
お館様の輝利哉は、采配をしくじったことに落ち込むが、妹から励まされ、仕切りなおす。
そして柱たちに1つに集まるよう指示を出す。
そんなとき、炭治郎と義勇のまえに無惨が現れる。
無惨は、家族を鬼に殺されたことは、災害に遭ったと思って諦めろと言う。過去にこだわる鬼殺隊を異常者の集まり呼ばわりをして、読者の思わんとするところをお説教してくれた。
◆感想◆
意外と簡単に無惨と対面してビックリ。
産屋敷家長男の輝利哉は8歳なんだね。8歳の男児に指令塔を任せるなんて、どうかしてる…
182話:激怒
炭治郎は怒りがこみ上げるが、首を斬り落としても死なない無惨を、太陽の下へ引きずり出す作戦で、時間稼ぎを考えていた。
無惨の側近で琵琶を持つ女・鳴女が、甘露寺と伊黒をやっつけたと思いきや、それは愈史郎が鳴女の視覚を操っていた。
愈史郎は珠世を殺した無惨に、堪忍袋の緒が切れる。
◆感想◆
愈史郎は珠世さんラブだったからね。そりゃ怒りますわ。
183話:せめぎ合い
愈史郎は鬼だけど鬼殺隊の味方だった。まず、琵琶女の脳内に潜入して、無惨に鬼殺隊が死んだと思わせ、その間に隊を集結させてみんなで一気に攻めようとしていた。
そんな愈史郎の作戦を感じ取った無惨は、鳴女の脳に入り込んだ愈史郎を追い出そうとする。そこに義勇と伊黒さんと甘露寺らが攻撃してきて、無惨は肉体も精神も大変な状況。
そして愈史郎は鳴女の頭を握りつぶす。
鳴女の死で崩壊を始める無限城
炭治郎は最後の力を振り絞り、刀をぶん投げると、無惨の頭に突き刺さった!
と同時に無限城が崩壊する。
◆感想◆
愈史郎が大活躍だね。鬼殺隊だけの力じゃ鬼を倒せないのが、ちょっと切ない。
184話:戦線離脱
愈史郎の念のおかげで、炭治郎たちを崩壊した城の外に出すことに成功。
しかし夜明けまでまだあと1時間半もある…
無惨は再生速度が速くて、斬っても斬っても意味がなかった。
そんなとき、片目を斬られていた炭治郎は、倒れて死んでいた。
◆感想◆
無惨は炭治郎は死んだと言っていたけど、生きてるよね?主役が死ぬはずないよね?
185話:匂いのない世界
産屋敷邸にいた禰豆子は、何かを感じ取り、飛び出していった。
先代のお館様の幻像は、禰豆子を好きにさせてあげてほしいと言う。
無惨の前に現れた久々の悲鳴嶼は、戦いに参加する。
隅っこで倒れる炭治郎は、鬼殺隊の村田に担がれて手当てを受ける。そんな炭治郎は三途の川を渡りかけて、匂いのない世界へトリップする。
◆感想◆
やっぱり最後は禰豆子だよね。すごく久しぶりですっかり忘れていたわ。
186話:古の記憶
匂いのない世界に来た炭治郎の前に、始まりの呼吸の剣士・縁壱さんが現れる。
幼少の頃、縁壱の母は耳の聞こえない息子に、耳飾りのお守りを与えた。兄はとても優しかった。母親が病死した後、家を出され、行き着いた山の中に、同じ年くらいの女の子・ウタがいた。縁壱はひとりぼっちのウタと二人で暮らし始める。
二人は大人になり夫婦になった。ある日、臨月のウタを置いて外出して戻ると、ウタは鬼に殺されていた。
そして縁壱は鬼狩りとなった。
それから間もなくして、縁壱は鬼の始祖と出会う。
◆感想◆
20巻の黒死牟により、縁壱の兄側から見た話しを聞いていたけど、縁壱から見た世界はこんな感じだったのね。
せっかく温かい家庭を築いてこれからってときに、奥さん殺されてしまったのか。そりゃ鬼が憎いわ。
187話:無垢なる人
縁壱と対峙する男は心臓が7つと脳が5つあった。
その男の攻撃にヒヤリとした瞬間、縁壱の剣技の型が完成する。首を斬られた男は、肉体が再生しないことに困惑していた。
縁壱がとどめを刺そうとした瞬間、男の肉体が弾け飛んだ。縁壱は散らばった肉片を斬ったが、斬られずに残った肉片で男は生き残った模様。
その男のそばにいた女性は悔しがっていた。縁壱は彼を倒すための手助けをお願いした。
ちなみにその男女は、鬼舞辻無惨と珠世だった。
そんなことが過去にあり、自分の不甲斐なさに落ち込む縁壱。近くにいた赤ちゃんをあやして涙する。
炭治郎は縁壱の波乱の人生を覗いて、少しでも心が救われることを願った。
◆感想◆
炭治郎は三途の川で色々見るねぇ。
それにしてもあと2巻でどうやって終わらせるんだろう。まだまだ戦いは続きそうだけど。
そういえば鬼舞辻が初登場したとき、人間の嫁と娘がいたよね。あれはなんだったんだろう…。ただのフェイクの家族?
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