BS松竹東急にて7月1日から始まった「華の嵐」の再放送。毎日レビュー中です。
10話で暴漢に襲われた柳子さんを、天堂がスーパーマンのように現れて助けてくれた。徐々に距離が近づくも、まだいがみあってるんだよね。
もどかしいけどそこが楽しい。
・キャスト
・11話:輸血
・12話:退院
・13話:マザコン一也
・14話:柳子さんの決意
・15話:野良犬 VS 華族
・16話:結婚までの歩み
・17話:戦争の足音
・18話:別れのランデヴー
・19話:ブドウ園の危機
・20話:恋愛探偵柳子
キャスト
★朝倉柳子(20):高木美保
パリ生まれの日本育ち。朝倉家の跡取り娘。趣味はピアノと乗馬
★天堂一也(30):渡辺裕之
10歳で母と死に別れ、12歳で大陸へ密航し馬賊となる。そこで財を成して、現在、天堂物産の社長
11話:輸血
今日はお母様の誕生日パーティー。
「年ごとに、かぐわしさを増すお母さまに、みんなでもう一度乾杯しよう」
愛妻家のお殿さまがほんとステキなのよ。みんな着飾って華族ジョークで盛り上がったりしてる。
そんなとき、天堂が暴漢に刺されたとのニュースが舞い込んだ。
「まさか、君まで病院に行こうなんて思ってるわけじゃないだろうね?」
「当然だわ。誰が行くもんですか。クズです、あんな男」
強がってるけど、ほんとは心配でしょうがないんだよね。
病院にて
天堂が手術中、景清と鳥彦が駆けつけた。遅れて柳子お嬢さまも来たー!
淡いサーモンピンクのふわふわしたドレスが綺麗。
「血が足りません。どなたか輸血を…」
そうきましたか!O型の柳子さんが申し出たよ。漢だな~
手術台に寝かされた天堂の肌が黒すぎてビビりつつ、なんとか助かったみたいで良かった。柳子さんがホッとしてる。もう愛が生まれてる。
その後、帰宅すると激おこのお母さまが待ち構えていた。こわー
今まで面白おかしく見てたけど、だんだん切なくなってきた。
12話:退院
「あの男の中に今もその血が流れているかと思うと、わたくし恥ずかしくて死にたくなりますわ!」
お母さま言い過ぎ。良い事した柳子さんがめちゃくちゃ叱られてる。
お見舞い
天堂は無事目を覚まし、華族のお嬢さまがわざわざお見舞いに来てくれたというのに、相当機嫌が悪い。いつものポーカーフェイスはどうした?たぶん術後の傷が痛んで具合が悪いんだろう。
「野良犬を哀れんだわたくしが愚かでした」
あーあ。天堂が突っぱねるから、せっかく来てくれたのに帰ってしまった。
柳子さん、血をあげたせいで貧血気味になってるのに、お母さまからも天堂からも罵られて、踏んだり蹴ったり。そりゃひねくれますわ。
退院
退院した天堂が男爵に報告するため、朝倉家へやってきた。
男爵はやっぱり天堂の事が信用できないらしくて、事業から手を引いてもらうってさ。
天堂は柳子宛ての手紙を置いて帰ってった。
お父様もお母様も勘が鋭い。やっぱ華族以外は娘たちに近づいてほしくないんだろう。
13話:マザコン一也
あなたの血が私の中で妖しく騒ぐ
私の心を激しく揺らす
今こそあなたに真実、感謝を捧げたい
明日午後、葡萄園にてお待ちする
天堂一也
果たし状みたいでちょっと怖い。これは脈ありと取ればいいの?
手紙を受け取った琴子さん曰く、天堂さんがお姉さまに恋している顔だったらしい。こういう外野の声って大事。
柳子さんのベビーピンクのシルクのワンピース(家着)が可愛い。引きずるタイプだから自然と動きがおしとやかになるね。
お母さまに鳥彦との縁談をゴリ押しされて、天堂に断りの手紙を書こうとしたけど…ペンが進まない…
ブドウ園の小屋にて
柳子さんは意を決してブドウ園へ。
2人はスイッチが入り、愛を語り合う。急すぎて戸惑う。
「俺は何度も夢を見た。夢の中で、あなたはマリアだった」
演技がアレなもんで、陥れるためのウソなのか、本気で口説いてるのか、よくわからない…
そして柳子さんをお姫様だっこしてベッドへ。いや、ほんと、昨日まで罵り合ってたのに、急なのよ。
ラブラブなとき、天堂がおっ母の死に際を思い出した。
「ダメだ…ダメなんだ…」
どうやら天堂は本気だったみたい。
ここぞという時におっ母の顔を思い出すなんてサイテー。柳子さんはこんなマザコン男はやめておいた方が良いと思う。
翌日
それでも気になる柳子さんが、天堂の下宿先にやってきた。健気だ。
天堂は理由を問われ、おっ母の不幸話と男爵への恨み節を唱えた。
2人が結ばれた時はうっとりする予定だったのだけど、なんか違った。
男爵がおっ母を捨てなければ、自分も柳子さんも生まれてこなかったわけだから、逆に感謝するべきことじゃない?しかも捨てられたあとに、男を渡り歩いたとか、恥ずかしいから言うてやるなよ。
30歳にもなって母への執着が強くて引く。柳子さんからしたら「で?」って感じで、ほんと気の毒。
14話:柳子さんの決意
朝倉家にて
洋館でブロンズ色の羽織と着物を着こなす男爵がとても素敵。
天堂は男爵に悪事がバレたけど、開き直って母のことも暴露する。
でも男爵曰く、追い出したわけじゃなくて、自分から身を引いて姿を消したらしい。
そんな言葉は信じない天堂は宣戦布告して帰ってった。感じ悪っ!
朝倉家の危機を感じ取った津川のお兄さま(長塚京三)が、叔父さまの仕事を手伝いたいってさ。面白くなってきたー!
柳子お嬢さまの決意
天堂に惚れた柳子さんが、もう一度気持ちを確かめに来た。
天堂ったらほんと意地っ張りな男で、柳子さんが「過去より未来に目を向けよう」と言ってもイヤだって言うし、「父を説得するから」と言ってもダメだって言うし。
しまいには「そんなに俺が欲しいなら父を捨てろ」とか言い出して、はぁ?天堂何様よ。
「できません」
よくいった!柳子さん漢だわ~
その後、帰宅して、リビングにいるみんなに報告する。
「鳥彦さまのお気持ち、喜んでお受けいたします」
おめでとー。柳子さんはベストな選択をしたと思う。結婚はドキドキよりも安心できる相手の方がいいよね。人畜無害な感じだし。
天堂は復讐をすることで、母の恥ずかしい過去が明らかになって、不名誉になってることに気付かないのかな?最近あった事件と重なってしまって、天堂がほんとムリになってきた。
15話:野良犬 VS 華族
結婚を決意した柳子さんが清々しい表情をされてる。いつの日も綺麗だな~。そしてお母さまが上機嫌。
津川のお兄さまは天堂物産に出向いて、自分が事業を引き継いだ宣言をする。
茶色の冬の生地のスーツにキャメル色のマフラーをインして、奥に真っ赤なスカーフが見えてる。スラっと背が高くて素敵。
「いわば戦いだね。私たち華族と…野良犬…でしたっけ?」
都会的で強そう。
結納の日
男爵がおっ母の墓参りにやってきた。
「なんのための墓参りだ!」
それを見つけた天堂が文句ばっかり言って感じ悪いったらありゃしない。男爵は娘がもうすぐ結婚するから近づくなよって注意しに来たんだね。
その後、朝倉家にて、黒地のお着物に豪華な帯で、極道の女風の髪型の柳子さんが色っぽい。
伊能家の執事から結納の品々を受け取って、両家の縁が結ばれる。
婚約したことを知った天堂は、心の中で葛藤していた。めんどくせー
だんだん鳥彦もかっこよく見えてきた。柳子さんの隣にいる男性はみんな素敵に見える。
16話:結婚までの歩み
柳子さんは雨に打たれ、雑念を洗い流していた。
一方、天堂は下宿屋の軒先で酩酊状態。だめだこりゃ…。そして介抱するおタカさんを襲う。
「何するんだよ!いいかげんにおしよ!?見損なっちゃいけないよ」
めっちゃ説教されてるの笑う。天堂は反省しな。
そして吹っ切れた(はずの)柳子さんがどんどん綺麗になってゆく。
「もう大丈夫?」
「はい。嵐は過ぎ去りましたわ」
鳥彦の頑張り
毒にも薬にもならない鳥彦だけど、本人なりに頑張ってる。天堂物産へ出向いて宣戦布告するなんて、男だね。
夜のデートでは、肩にヒラヒラがついたピンク色のゴージャスなドレスの柳子さんが美しすぎる。鳥彦を上目遣いに見上げるのが可愛いのなんの。
「柳子さん、好きだ、愛してる」
鳥彦は柳子さんの薬指に婚約指輪をはめ、キスをする。
意外と濃厚なキスでびっくり。鳥彦やるな~
おタカさんはふくよかだから、襟元がゆったりとした着付けがとても似合う。色白でもち肌だよね。
17話:戦争の足音
戦争の足音が近づき、お母さまは男の子を生まなくて良かったってホッとしてる。
殿さまは戦争反対らしい。勝っても負けても改革が起きて”華族”というおいしい立場が危うくなりそうだもんね。
クリスマスパーティーを終えたあと、4月の結婚式のための準備が着々と進む。
そんなとき、鳥彦が従軍記者として南方へ行くことになった。1月3日に発つらしい。
「柳子より、仕事の方が大事だというのか?」
まさか男爵の口からこんな言葉が出るとは…
鳥彦は日本男児としての責任を果たしたいと熱く語る。さらに、戦争反対ならブドウ作りの夢なんて追ってないで、軍部と戦うべきだったとか言って、新聞記者だから突っ込むよね~
すると、男爵が娘との婚約は解消すると言い出した。そりゃそうだ。
「わたくしは鳥彦さまについていくと心を決めています」
柳子さんかっけー。でもこれ天堂を忘れるための強がりだよね。まぁそれでも鳥彦の熱弁は素敵だったよ。
ホテルにて
柳子さんが今夜は帰らない宣言をして、2人はホテルへ。キスしてベッドで愛を育むとき、不穏なBGMがずーっと流れていて怖いって!
鳥彦が当て馬キャラだからって、この扱いはヒドい。もうちょっと甘い音楽流してくれてもいいのに。死亡フラグがすごいのよ。
天堂あんまり好きじゃないけど、出てこないとつまんないな。
18話:別れのランデヴー
鳥彦に求められた柳子さんは、途中で天堂を思い出し突き飛ばす。
その後、鳥彦は一人で舞い上がっていたことを反省する。ドンマイ。
たぶん柳子さんには想い人がいるだろう。数日後に南方へ出発なもんだから、決闘もできやしない。なんて言ってやさぐれてる。
柳子さんは誰も好きになったことはないと断言する。
「優しいんですね。僕は二度と帰らないかもしれない。だから僕の心を傷つけまいとして…」
「嫌いです。そんなことおっしゃる鳥彦さま。嫌いです!」
せつない~!
大晦日
おタカさんのもとに、5年ぶりに夫が帰って来た。
おタカさんたら正一にお父さんだと紹介しないのね。あわよくば天堂と一緒になろうとしていたから、余計なイメージつけたくないのかな。
年が明け、居酒屋に刑事が乗り込んできた。夫は手錠をかけられ連行されていった…
悪い男に惚れて、苦労するおタカと柳子であった。
鳥彦が婚約者に拒否されたまま戦地へ出発なんて、可哀相で可哀相で。柳子さんはもっと早く断るべきだったよね。罪な女だわ。
鳥彦、従軍記者がんばって!
19話:ブドウ園の危機
お正月、朝倉家では女性陣が着物姿でカルタ大会を開く。お母さまの百人一首を読む声がとても優しくて通りが良い。
そんなとき、鳥彦から出発が早まったとの電話が入る。会うと気持ちがざわつくから見送りはいらないって。
「でも、僕は、あなたを愛します」
「愛してます」じゃなくて「愛します」ってところがミソだね。鳥彦の決意が痛いほど伝わってきた。
その後、鳥彦は、帰るまで柳子さんを守ってほしいと津川にお願いする。涙出る…
ブドウ園の危機
反戦主義の朝倉男爵が軍に目をつけられて、ブドウ園を滑走路にする計画を立てられてしまった。
それを知った天堂が、朝倉家に新年の挨拶へやってきた。性格悪っ!
男爵は軍に土地は売らないと断言すると、天堂はバカにして挑発する。でも男爵は断固戦うってさ。
柳子さんは帰り際の天堂に、負け戦を仕掛けてくるなんて卑怯だと言う。二人は平行線で、一度でも好きになったことを後悔しあう。
でもなんだか危ない空気感。
「なにをしている?!さっさと出ていけ!」
津川が現れ野良犬を追い払った。鳥彦にも頼まれたしね。
恋愛だけじゃなく政治も入ってくる感じ面白い。
天堂が何もしなくても、朝倉家はもう厳しい状況だよね。お母さまがパニックになりそう。イヤだな~
20話:恋愛探偵柳子
男爵はシュミットというドイツのスパイと親交があったため、かなり立場が危うい状態だった。しかも軽い心筋梗塞で倒れてしまう。
天堂の母・富士乃について
柳子さんはお父さまに、天堂から聞いた富士乃という奉公人について問い詰める。
お父さまは娘にまでウソを吹聴する天堂に飽きれていた。そして、富士乃を愛していたし、捨てたわけじゃないと言う。
男爵は天堂の憎しみを受け止めることが富士乃への供養だと思って、天堂の無礼も大目に見てるみたい。心が広い。
富士乃の墓にて
柳子は父の気持ちを知ってほしくて、富士乃の墓を訪れ天堂と再会する。
「俺は言葉など信用しない」
うそ~ん。おっ母の直筆の日記があったというのに、内容が気に食わないからって燃やして、村人の噂話を鵜呑みにしたんじゃなかったっけ?あれは夢だったの?
執事の平沼が昔の女中のことを聞かれたとき、苦虫を嚙み潰したような表情だったのはなに?男爵の子を妊娠してたとか?
でも柳子と兄妹だと恋愛ドラマが成り立たないから、柳子が実は男爵の子じゃないとかなら面白いのに。
文才ありますね(^^)
凄く面白い!
あゆみさん、ありがとうございます!