朝倉家を統制していた男爵がいなくなり、みんな主張しまくりで大変なことになってしまった。
せっかく両想いになった天堂はスパイ学校へ入学するし、いとこの津川が朝倉家の跡を継ぐらしいし、嵐の中戦う柳子はどのような運命をたどるのでしょうか。
・キャスト
・31話:あれから1年後
・32話:1年ぶりの再会
・33話:正坊ーー!!
・34話:2人だけの結婚式
・35話:天堂ーー!!
・36話:終戦
・37話:身の振り方
・38話:柳子の決意
・39話:夜叉夫人
・40話:天堂再び
キャスト
★朝倉柳子(22):高木美保
華族の娘。海軍で働く。平民の天堂が好き
★天堂一也(32):渡辺裕之
大陸での実績を買われてスパイ学校へ推薦入学する
★朝倉圭吾:長塚京三
朝倉夫人の兄・津川男爵の次男
31話:あれから1年後
昭和18年2月
2月と言えばお父さま(&鳥彦)の一周忌…
それなのに朝倉家では、圭吾が爵位の継承を認められ、お祝いのパーティーを開く。
そんなことに興味が無い柳子はとりあえずやりすごし、天堂の部屋に飾る花束を持ってなすびへ。地味な服も可愛らしい。
綺麗なお姉さんが来て、正坊がすごく嬉しそう。
柳子が帰った後、裏口から天堂が入ってきた。
スパイ活動で近くに来たから寄ったらしい。とにかく仕事が大変だとおタカにアピールして去っていった。
お母さまの野望
お母さまは男爵になった圭吾に、娘の柳子をもらってほしいとお願いする。
圭吾は”いとこ”だからと戸惑いつつ、まんざらでもないみたい。綺麗だしね。
その後、帰宅した柳子は、お母さまから圭吾との結婚を提案されて、プンプン怒ってる。
するとおタカさんから電話があり、天堂が無事でいることを聞く。めちゃくちゃ嬉しそう。このテンションの違いが気の毒になってきた。
いとこ同士だと血が濃くなるから、子孫を残すならやめておいた方がいいんじゃないかな…
32話:1年ぶりの再会
おタカさんは、夫が亡くなったし、戦争もあれだし、家はそのままにして実家へ帰るとか。柳子にカギを渡して、天堂の部屋の掃除を頼む。
圭吾の片想い
明日は柳子の23歳の誕生日。
圭吾がプレゼントやパーティーのことを考えてくれてるのに、柳子は全く興味がない。「誰が」やってくれるかが大事なんだよね。
琴子から邪険にしすぎだと注意されて、酔っ払いの圭吾の部屋を訪れる。すると急に本音を語りだした。
柳ちゃんのこと生まれる前から好きで、アイドルみたいな存在だったとか。で、鳥彦を紹介したけど、ツーショットを見たら、
「いったい何をしてるんだ津川圭吾!」
え!怖っ!自分を責めたんだね。確かに告白のタイミングが遅せーんだわ。天堂に出会う前から好き好き言ってれば、もっと違ったと思う。
1年ぶりの再会
柳子がなすびでのんびり過ごしていると、天堂きたーー!
憲兵隊に追われてるからって、急に後ろから柳子の口を手で塞いで怖いって。
天堂は柳子をテーブルに押し倒し、キスをする。憲兵隊大丈夫?
1年ぶりだから2人の熱がすごいね。なすびでイチャイチャしているところに、圭吾がやってきた。邪魔すぎ。
「この男は君の父親をさんざん苦しめたあげくに死に追いやった張本人だぞ!うん?」
最後のうん?おもろい。
困惑顔の柳ちゃんの腕を引っ張ったり、10万円貸してくれた恩人に殴りかかったりして、圭吾はサイコパス?
この三角関係めんどくさー。津川はもっと大人な男かと思ってたんだよね。華族のボンボンというメリット以外に、良さが無い。
33話:正坊ーー!!
「私は頭から泥水を浴びせられたような気持ちがしました」
帰宅した圭吾がお母さまに密会をチクってる。
そこに柳子と天堂が帰って来た。
結婚の挨拶みたいに並んで座る2人の前で、お母さまの顔がめちゃくちゃ怒ってる。
「天堂さん、あなた柳子さんを幸せにできますか?」
お金を貸したこと言えばいいのに。朝倉家の命を救って、すでに幸せにしてると思うよ。
それなのにお母さまは、富士乃は身分をわきまえたから、お前も身を引けだとさ。
なすびにて
おタカさんが骨壺を持ってる…。ウソでしょ…
正坊が川に落ちて死んでしまったとか。都会っ子だから田舎で馴染めずに、おじちゃんのことを恋しがってたって(涙)
そこに憲兵が現れ、天堂は戻っていった。
次のスパイ任務は、ターゲットが部類の女好きだから、朝倉柳子を使ってハニートラップをかけさせろだって。なんなんそれ?
どうやら断ったみたいで、罰として明日、満州へ行くことになったらしい。
朝まで時間があるからと、おタカさんと2人で正坊のお通夜を営んだ。
正坊のことで前半の物語が吹っ飛んでしまった。
物語の邪魔になるからといって、この退場のさせ方はひどいんじゃないかい?
34話:2人だけの結婚式
明朝発ってしまうから、おタカさんが気を利かせて柳子を呼んでくれた。2Fへはけるスピードがすごい。
柳子はカヅエに頼んで神父を手配していた。
今夜はやけに兵隊がうろついてるらしい。二手に分かれて教会を目指すことに。
教会にて
先に着いた天堂と柳子は、輸血のことを思い出したりしてる。
あのときは喧嘩ばっかりでギスギスしてたのに、すっかりいい思い出に変わってる。私は夢を見ていたのか?
てか神父まだー?
兵隊が外で見回りしてるってのに、2人はラブラブモード。
なっかなか神父が来ないっつんで天堂が様子を見に行く行かないで押し問答してるうちに、
神父きたーー!!
てかカヅエがいない。捕まった?大丈夫?
でも2人にはとにかく時間がないから、急いで神父の誓いの言葉で結婚する。
お姫様だっこで移動し、どこかの部屋で裸で抱き合ってる。ムッキムキですこと。けっこうラブシーン長くて、これお昼に流してたんだよね。すごいな~
「柳子」
「一也さん」
夫婦になったから苗字呼びじゃなくなってる。
そして天堂は汽車に乗って厳寒のソ連国境へ旅立った。
スパイが使う毒薬なんてあげていいの?
カヅエどこいったん?
神父帰れたんか?
それより正坊の弔いは?
疑問がありすぎて戸惑いが大きい。昼ドラクオリティってもんだね。
まぁでも一旦願いが叶って良かったね。おめでとー
35話:天堂ーー!!
あれから1か月後
朝倉家の食卓には雑炊が入ったお椀が1つずつ配られる。
お母さまは遠回しに嫌味ばっかり言って、柳子は負けずに言い返す。お父さまが生きていたころには考えられない、ギッスギスな空気感。
柳子が不吉な夢を見た朝、おタカは電報を受け取った。
…メイヨノセンシス
え、天堂、名誉の戦死だとさ。そこにニコニコの柳子がやってきた。
「天堂さん、お嬢さまのために戦地へ行ったんです…」
それ言うんだ。
涙の柳子は教会へ行き、天堂が落としていった毒薬を拾う。そして飲んでしまった…
白雪姫みたいに綺麗に眠る柳子が目を覚ました。手当が早くて助かったみたい。よかた
しぶとい圭吾
元気がない柳子に、圭吾が謝ってる。
天堂に負けを認めて、てか初めから勝負の相手じゃなかったかも、とか自虐を交えつつ、今まで苦しめてゴメンって正直に胸の内を語るんだよね。
最終的には「愛する気持ちは誰にも負けない」宣言で、結婚を諦めたわけじゃないらしい。
それはそれとして、柳子はお父さまの言葉を思い出して、立ち直ったみたい。早っ
白馬に乗って高原を駆けてる。天堂の思い出の場所が懐かしい…
急すぎてついていけない。どうせ生きてるんでしょ?まだ半分も物語残ってるし。
久々に乗馬してたね。出会いの頃は勘違い天堂が楽しかったな。
36話:終戦
昭和二十年 初冬
「日比谷倶楽部のレセプションに2度ばかり着ていっただけでございます」
農家を転々とまわり、服と食料を交換してもらう柳子。お母さまの誕生日パーティーを開くためにどうしてもお米が必要だと、プライドを捨てて頑張ってる。
華族制度の廃止
マッカーサーが定めた新憲法では、華族制度がなくなり、ただの平民となるらしい。
それを聞いた柳子は激怒する。
雨の中、外に出ると、お腹を空かせた少年らにタカられる。柳子の金切り声にビビって逃げてった。なんだかかわいそう。
世間はそんな大変な状況なのに、お母さまの誕生日パーティーは意地でも開きたいらしい。お嬢様だね。
誕生日パーティー
「お母さまのため」を名目に鶏の丸焼きやシャンパンを用意したけど、柳子は華族・朝倉家を葬るための儀式だととらえているみたい。
その後、圭吾は部屋に戻った柳子に、扉越しにプロポーズする。
「僕はこの体を張って、柳ちゃん、柳ちゃん。君の誇りを守り幸せにしてみせる」
柳ちゃんそれどころじゃないから、めちゃくちゃ険しい顔!
あんな豪勢なパーティー開けるなら、少年たちに何かおすそ分けしてあげてほしい。華族様ってやつは…
37話:身の振り方
圭吾は華族とアメリカ軍との間で古美術商を始めようとしていた。
しかし上手くいくはずはなく、将校に粗相をして土下座するありさま。
一方、華族制度がなくなることを知った琴子は、柳子の反対を押し切って、進駐軍の通訳を始める。すごいじゃん!
そして柳子はずーっと浮かない顔。天堂は死んでしまったし、お母さまには華族制度の廃止を隠さなきゃいけないし、圭吾はほんっと頼りないし、とても孤独を感じていた。
天堂のお墓参りの帰り道、フツメンを天堂と見間違えて飛び出して、交通事故に遭ってしまう。
その後、車の運転手が家にやってきた。
リサイクル業で財を成した成金の男が柳子を当たり屋だとイチャモンつけてきて、玄関で押し問答となる。
「華族 華族ってデカい顔するんじゃない!」
「な…なんですって?!」
初耳のお母さまはショックで倒れてしまう。
朝倉家の居間のコタツがいい感じ。
お母さまはあの屋敷から一歩も外を出ないの?家事もしなくていいし、一日中なにをして過ごしてるんだろう…
38話:柳子の決意
翌朝、お母さまは殿さまのところへ行こうとする。
柳子が止めに入り、華族の誇りを守ってみせる宣言を聞いて、生きることにしたみたい。
その後、柳子はお兄さまの仕事を手伝いたいと言う。
「お兄さま、この朝倉男爵家の誇り高き栄光あるあの日々を、買い戻してください」
圭吾にはムリだと思うなぁ…
しかも飛躍して「それなら結婚しよう」とか言い出した。
何も成し遂げてないくせに、よく言うよね。
天堂の墓前にて
「わたくし、お兄さまと結婚します」
そう来ましたか!柳子の決意がかっこいいよ。
そして朝倉家にて圭吾との質素な結婚式を挙げる。
あっという間に結婚式でビックリ。難易度の高い角隠しだけど、めちゃくちゃ綺麗。さすがだわ。
そういえば圭吾側の家族は呼ばなくていいの?あちらも華族だから、大変な状況だろうな。
39話:夜叉夫人
昭和二十三年
結婚して3年が経ち、華族制度が崩壊しても、朝倉家は優雅な暮らしをしていた。実は圭吾にビジネスセンスがあったらしい。
ゲスい稼ぎ方で、巷ではマムシ男爵に夜叉夫人と呼ばれていた。
一方、琴子さんはそんな2人を毛嫌いして、自由恋愛を楽しんでいた。
「私はね、誰かさんと違って、好きでもない人と結婚するつもりはないわ」
ぐさっ。図星を突かれて圭吾が固まってる。
その後、おタカさんに琴子がふらちな場面を見られて、柳子が口止め料を持ってきた。
「お嬢さま、一体どうなすったんですよ」
ほんとそう。あの頃は素直で可愛かったのにねぇ。
クリスマスイブ
圭吾と柳子はお得意様を招いて盛大にパーティーを開く。
そんなとき、朝倉家の門扉には、て、てててててててて天堂!!!!!
<天堂一也は生きていたのだ>
派手な髪型の琴子さん綺麗。
生活レベルを落とさないように稼ぎまくっただけで、男爵の信念は何一つ受け継がれていない。こんなことでいいのか?
お母さまも贅沢ができればなんだってよかったってこと?
こんな朝倉家になって、男爵無念だろうな~
40話:天堂再び
5年ぶりに天堂が帰って来た。
圭吾はポーカーフェイスで柳子と結婚3周年だと報告する。
「本当か?バカな…」
柳子に会いたくて会いたくて、シベリアの捕虜収容所から脱走して死に物狂いで帰って来たとか。
自分がいかに苦労をしてきたのかアピールし、過去の良い思い出は忘れると言って去っていった。
泣き崩れる柳子に、圭吾は今夜のお客様のために冷静になれと注意する。
「取り乱して申し訳ありませんでした」
酔っ払い天堂
柳子に裏切られてやけっぱちな天堂は、クラブで女性に囲まれて豪遊していた。
そこに新キャラの黒沢年男登場。
静かに飲んでたのに邪魔されて、いつしか殴り合いのケンカー!2人とも落ち着いて。
最後の方、グダグダになってるの笑う。
そしてなんだか意気投合したっぽい。
5年も音沙汰なしならしょうがないでしょ。天堂は昔っから自分の気持ちばかり押し付けて、相手の状況とか考えないよね。
柳子は夫にも母にも弱音を吐けなくて生きづらいだろうな。琴子さんは全部お見通しって感じ。