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昼ドラ「華の嵐」41~50話ネタバレ感想


戦後、華族制度がなくなり、柳子は圭吾と二人三脚で朝倉家を維持してきた。

そこに死んだと思っていた天堂が、5年ぶりに帰ってきた。

またまためんどくさいことになりそう…

 

キャスト

★朝倉柳子(27):高木美保
愛しの天堂の戦死通知を受け取った後、いとこの圭吾と結婚

★天堂一也(37):渡辺裕之
シベリアの捕虜収容所から脱走して帰国

★朝倉圭吾:長塚京三
柳子の夫。古美術商などで荒稼ぎする

 

41話:思い出の教会にて

意気投合した飛田とびたの案内で立ち寄った飲み屋は「なすび」だった。

「天堂さん!!」

おタカは天堂に抱き着いて涙を流す。柳子も本当はこんな出迎えしたかったよねぇ…

トビさんは空襲で奥さんと娘さんを亡くしたとか。

一方、朝倉家では、圭吾が期待を膨らませて家族計画を話しているというのに、柳子は心ここにあらず。

<天堂が生きていた。なぜ、なぜ、なぜ…>

教会にて

その後、荒んだ心の天堂は教会を訪れる。

マリア像を拾い上げ、地面に叩きつけようとして振り上げる。急にレクイエムが流れ出して、悪の顔になるし、ここめちゃくちゃ怖い!

でも景清の最期の言葉を思い出して我に返った。ほっ

翌朝

教会でボーっと朝を迎えた天堂は、もう一度マリア像を拾い、今度は台に飾る。

そこに柳子が現れた。絶対ここにいると思ったんだね。

柳子は死んだ人を待ち続けるのは出来なかったと言う。過去は過去として、自分の選んだ道を歩く宣言をする。

「それがわたくしたちの運命なのです」

感想

どれだけ好きでもタイミングっつーものがあるよね。縁が無かったんだろう。

あの一瞬の悪の天堂めちゃくちゃ怖かった。昔の天堂ならここで闇落ちするところだけど、男爵の影響が大きいみたいでホッとした。

 

42話:親方の敵は俺の敵

「日本の再建のための捨て石になりてぇと思ってるのさ」

トビさんがとっても素敵な親方で、戦争で家族を亡くしたというのに、前を向いて歩いてる。

天堂は感化されて、働かせてほしいとお願いする。

将校クラブにて

朝倉産業はケンプトン大佐に賄賂を渡して、仕事を回してもらってるらしい。部下がエンケンさんだ。

次は進駐軍アパートの工事を請け負えるよう、工作しようとしてる。

そこに天堂とトビさんがやってきた。柳子とよそよそしい挨拶を交わして別テーブルへ。

飛田組の今度の仕事は朝倉産業がライバルになるとか。

「親方の敵は俺の敵」

だから知り合いでも別にかまわないと言う。同業者だから敵ではないと思うんだけど。天堂は短絡的だから敵か味方かの2パターンしかないんだよね。

朝倉家にて

大佐をディナーに招待して、準備万端なとき、工事が公開入札になったと連絡が入る。

圭吾は天堂が飛田をそそのかしたんだ、とかお得意の決めつけ。てか10万円返したんか?

だいぶ投資したからもう後には引けないっつんで、また金が必要らしい。

柳子は銀行筋で実力をつけた片岡様にお願いしようと言う。イヤな思い出より「金」が重要らしい。絶対勝ってやるってギラギラしてる。

感想

どうしちゃったの?そのテンションついていけない…

 

43話:飛田組 VS 朝倉産業

柳子は天堂を捜してなすびを訪れる。

トビさんを裏切って、進駐軍のアパート工事の見積書を個人的に譲ってほしいと言う。

「どうしてそんなになってしまったんだ?」

あきれた天堂は、男爵から教わったビジネスのやり方で、飛田組を繁栄させてみせると宣言する。

片岡再び

片岡には散々な目に遭わされたというのに、あのときと同じ料亭で座り位置も同じ。

何年も前のことだけど、先月見たから覚えてる。そういえば山下の出征祝いの日だったよね。山下は無事なのか?

片岡の片想いを利用して、自分の体も含めた朝倉産業全部を抵当に入れて、200万円貸してほしいとお願いする。

今回は何もなく了承してくれた。

大晦日

トビさんと天堂はケンプトン大佐に呼ばれ、公開入札が中止になったことを知らされる。

どうやら朝倉産業が飛田組以外の中小企業を買収したらしい。

2人は次の入札は必ず朝倉に勝とうと約束する。

「俺は俺の手で、あいつを昔どおりの女に戻してやりたいんだ」

復讐とか嫉妬とかじゃなく、柳子の目を覚まさせてやりたいらしい。天堂も大人になったね。

感想

圭吾がほんと小さい男で脇役を全うしていてつまんない。片岡に会うと言い出したときに、「金も大事だけど柳子の方がもっと大事だー」とか言って全力で止めてれば好感度アップしたんだけどな。

 

44話:傷ついた小鳩

「お母さま、そろそろお昼寝の時間ですわ」

いいな、こんな暮らし。お母さまは娘夫婦がゲスな商売で家を維持してることを知らないらしい。

24歳の琴子さんに責められて、柳子は片岡に金を返す仕事を与える。

予想通り襲われる琴子。片岡が本気すぎて引く。

帰り道、チンピラにからまれ、トビさんが助けてくれた。やさすぃ~

朝倉家にて

琴子の惨状を知った天堂は朝倉家を訪れる。

圭吾は琴子をかくまってるとか、またまた被害妄想で責め立てる。

「彼女は傷ついた小鳩のように、なすびの二階でその羽を休めているよ」

そう説明しても、恐喝だと受け取ってる。ほんとサイテー

天堂はそんなクズな男と生きる柳子に、目を覚ませと言う。

なすびにて

妹を迎えに来た柳子は頭を下げて、一緒に帰ろうと言う。

「しらじらしい」

片岡に体を捧げる約束でお金を借りたことがバレて、めちゃくちゃ軽蔑されてる。そりゃそうだ。

もう姉妹の絆は取り戻せなそう…

感想

天堂が良い人で戸惑う。こんなに影響を与えるなんて、男爵って偉大な人だったんだなぁ。

 

45話:誇りの定義

柳子は琴子が世話になってるおタカにお金を渡そうとする。

「ちょいとお嬢さん。冗談じゃないよ。一体何のつもりなんだい?」

かなり怒ってるけど、柳子には伝わらない。

そして天堂も「誇り」について熱く語るんだけど、これも伝わらない。

なすびにて、落ち込む琴子にトビさんと天堂が慰めてくれてる。琴子に逃げる場所があってよかった。

おタカが用意してくれた着物を着ると可愛いのなんの。自力で生きていくために、なすびで仕事をさせてもらう。

お店にトビさんがお客でやってきた。

「一本つけるって…?おちょうしって…?」

何も教わらずにカウンターに立つ琴子すげー。栓を取らずに日本酒注ごうとしてる。お嬢様でもそれくらいわかるでしょうに。

ここでトビさんがカウンターに入って手取り足取り教えてあげるんだよね。親方なのに威張ってなくて、気さくで優しい。

朝倉家にて

「ごきげんよう、みなさま」

「おかえりなさい。伊豆は暖かだったでしょう?」

トビさんたちから入札のことを聞いた琴子は、朝倉家に帰ってきた。お母さまは相変わらず何もしらない。

みなが寝静まった頃、琴子は書斎へ入って書類を漁る。

壁に飾られたお父さまの写真を見て、心の中で姉妹喧嘩を謝ってる。でも琴ちゃんのせいじゃないから。

感想

天堂とトビさんが代わる代わる慰めてくれる世界はどこですか?素敵だったな~

 

46話:琴ちゃんの就職先

朝倉家に帰ってきた琴ちゃん。緑のロングスカートのセットアップが上品で似合ってる。

書斎の引き出しから多摩川工事の見積書を発見して、金額を書き写す。

飛田組にて

天堂は朝倉の男爵に教えてもらった見積もりの立て方で、なかなか良い数字をだしたらしい。トビさんに褒められてる。

そこに琴ちゃんがメモを持って現れる。

「うれしいけど受け取れねえよ」

トビさんは正面からぶつかって勝負をしたいと言い、浅はかな事をして落ち込む琴子に、傷つかないよう諭してあげてる。やさすぃ~

なすびにて

琴子は飛田組の仕事を手伝いたいとお願いする。

家族と敵になってしまうけど、お姉さまたちは一度つまづかないとわからないから、飛田組を応援するとな。

「この飛田、命を懸けての大勝負だ!」

「よよっ!トビさんその意気その意気!」

キャラ濃いわ~。なすびがとても優しい空間で癒される。

翌日、飛田組は入札に勝った。勝利の祝杯をあげるけど、天堂は心の片隅で柳子のことが気がかりだった。

ふらっと教会を訪れると、怖い顔の柳子がいた。

感想

黒沢年男が上手に魅力的なトビさんを演じてくれるから、すっかり主役みたいになってる。

天堂と柳子のいざこざはお腹いっぱいだから、飛田組に就職した琴ちゃんのドタバタお仕事ドラマとか見たいな。

 

47話:求婚

教会にて

柳子は天堂が琴子を利用して見積もりを盗ませたと思い込んでるみたい。

自分が別の男と結婚したショックから、卑劣な方法で復讐しようとしてるんだ。とか、勝手な妄想で言いがかりつけてる。

天堂も昔はこうだったよね~

「一時的にでもあなたを愛し、結婚を誓った自分が、わたくしはたまらない」

え、そこまで言う?

さらに夫との子作りに励んでいることを報告して、その子を誇り高き人間に育てるとか。別に聞いてないし。

柳子が出て行ったあと、天堂はマリア像を思いっきり床に投げつけた!えーこわ~。苦手。

なすびにて

おタカが風邪をひいたみたい。

そこに教会から直行した天堂がやってきた。

いつもは尽くされるばかりだけど、こんな時は甲斐甲斐しく世話してあげるんだね。氷を買ってきて砕いてくれてる。

<タカは眠りの中で、天堂一也の厚い看護の音を聞いていた>

心地いいだろうねぇ

真夜中

目が覚めたおタカは、もう少し暖かくなったら、地元の村に咲く梅の花を見に行こうとデートに誘う。

「行って、2人で暮らそう」

え?こんな時にプロポーズ?

天堂はこの街に住むのがイヤだそうだ。柳子の顔を二度と見たくないとか。

だからって他の女にプロポーズはないでしょ。

感想

おタカにプライドがなくてなんだかな~。何しても許すし好きなままだから、天堂がやりたい放題。

もっと普通に生活する中でおタカの良さを実感して「遠回りしたけど結婚しよう」みたいな感じなら祝福できたのに。

大失恋してマリア像ぶっ壊した数時間後に、他の女にプロポーズとか、天堂のメンタル大丈夫?怖すぎ。

 

48話:じらしプレイ

朝、台所の包丁の音で目覚める天堂。

すっかりおタカへのプロポーズは成功したと思ってたのに、まさかの「NO」だった。

年上すぎて釣り合わないとか言って、説得しても聞く耳を持たず。

天堂が仕方なく結婚してあげるつもりだったのに、なぜか立場が逆転してる。

朝倉家では、お母さまが琴子のことを心配していた。

優雅な暮らしも大事だけど、家族みんなが仲良くないと幸せじゃない。とか言って、ほんと欲張りな女だこと。

なすびにて

琴ちゃんのエプロン姿かわいい。

仕事が楽しくてずっと飛田組で働きたいらしい。生き生きしてていいね。

天堂から恋の相談をされたトビさんは、おタカを説得する。それを知った琴子も大賛成してる。

でもなんだかウジウジしてるんだよね~

その後、琴子がお店に1人のときに、柳子が現れる。

自分が圭吾と結婚したことを逆恨みして、復讐しようとしていると思い込んでいたけど、他の女にプロポーズしたことを聞かされて動揺してる。

あらあら…

感想

好き好きアピールしてたくせに、おタカが頑固すぎてめんどくさいわ~。天堂が振られたみたいになってて、なんか可哀相だった。

 

49話:結婚式

女の対決

柳子が思い出の教会に立ち寄ると、おタカがやってきた。

おタカは天堂にプロポーズされたというのに、柳子とお似合いだとか、まだ柳子のことを愛してるとか言って、天堂を譲る宣言をする。

さらに夜叉夫人として一生懸命強がってることを指摘して、素直に生きられない人生に同情する。おタカ強い…

「わたくしになど気兼ねなさらないで、どうぞお幸せに」

柳子は精一杯の強がりを言って、帰ってった。

この一連のやり取りで、おタカは気持ちに踏ん切りがついたみたい。いやはや本当にあっぱれだ。

朝倉家にて

柳子は激しくピアノを奏でる。お母さまは心配になって、悩みを聞いてあげるふりをしてる。

「あなたの苦しみは私の苦しみ。あなたの悩みは私の悩み」

そう言われる柳子はポーカーフェイスで幸せぶる。お母さまが毒親すぎる。

柳子はこの呪縛から逃れられずに自分を閉じ込めて生きてて、本当に可哀相。

天堂とおタカの結婚式

飛田組にて、おタカも天堂も身寄りがないけど、スタッフに見守られて素敵な結婚式だね。

おタカの紫の着物が年相応でとても綺麗。めかしこむと天堂とお似合い。

そこになぜかチャイナドレスで着飾った柳子が現れ、白いバラの花束を渡してきた。やばー

「お受けしてください」

おタカの要望に応えて、天堂は静かに受け取った。なんだか2人の絆を見せつけられて、柳子の敗北感が漂ってる。でも勝ち気な表情で去ってった。

朝倉産業は、土地の高騰に目をつけて、不動産業に乗り出していた。柳子の案で、なすびの店を標的にしようとしてる。

感想

結婚相手におタカを選んだことは、柳子にとってめちゃくちゃショックだろうな。

だってずっと恋の応援してくれてた人だよ。近くで虎視眈々と狙ってたなんてホラーすぎる。

しかも天堂と出会う前から二人はひとつ屋根の下で暮らしてた。ってことは、実は裏でずっと付き合ってた?とか考えるじゃん。

ダイアナ妃を捨ててカミラと結婚したチャールズ皇太子を思い出した。若くて可愛い子を選ぶより、なんか複雑な気分になる。

 

50話:立ち退き

役立たずな圭吾が結婚のご祝儀を持ってなすびにやってきた。

「わかりやすくおっしゃってくださいまし」

ごちゃごちゃ言ってるけど、なすびは朝倉第一ビルの建設予定地だから立ち退いてほしいらしい。

天堂が承諾書を破り捨てると、エンケンが殴りかかろうとしてる。

とりあえず帰ってったあと、天堂はおタカに謝った。

おタカは夫婦だからどんなことがあってもついて行くって。さらに、夜叉になった柳子だけど、心の奥底は変わっていないと断言する。

柳子を持ち上げて自分に惚れ直させるおタカ強い。

立ち退き対象の土地には、エンケンに腕を折られた元社長が住んでる長屋も入っていた。地主の信濃屋に売らないでほしいと頼むことに。

琴ちゃんとトビさん

この2人がほのぼのしてとってもいい感じ。琴子は姉に話をつけに行くと言う。

「これは男と男の戦いだ。それにこれ以上、姉妹の争いはさせたくねぇ」

惚れてまうやろ~。1日も早く仲直りしな。だって。トビさんかっこいいな。

そそっかしい琴子がストーブにかけたヤカンのお湯で火傷して、手当してくれてる。年の差あるけどお似合い。

お母さまの気付き

破産した伯爵夫人がモネの絵を朝倉家に売りに来た。柳子が5万円で買い取ると、そこになぁ~んにも知らないお母さまが現れる。

お茶に誘うと嫌味だと受け取られるんだけど、お母さまは何のことやら?って感じ。

「累々たるしかばねの上に、せいぜい美しい花を咲かせることね」

すんごい恨まれてます。

こういう時だけ勘が鋭いお母さまは、きぬに琴子と連絡を取るよう指示を出す。

感想

天堂とおタカのラブラブ状態から、どうやって最終回に向かうんだろう。おタカを選んだ天堂の株がかなり上がったから、このまま添い遂げてほしい。

でも柳子と天堂の物語だからそんなわけにはいかないのかな。

ストーリーに邪魔だからって、正坊みたいに簡単に殺すのはやめてよね。


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