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「ベター・コール・ソウル」シーズン5ネタバレ感想


Netflixオリジナルドラマ「ベター・コール・ソウル」シーズン5を紹介します。

ジミーが1年間の休止期間を挟んで、やっと弁護士活動が再開できそうな感じで終わったシーズン4。しかもソウル・グッドマンと名乗るみたい。

マイクはガスの仕事を手伝ってるし。オジキはベルを鳴らしてるし。

いよいよ「ブレイキング・バッド」に近づいてきた。

「ベター・コール・ソウル」

原題:Better Call Saul
制作:アメリカ AMC
S1  全10話 2015年
S2  全10話 2016年
S3  全10話 2017年
S4  全10話 2018年
S5  全10話 2020年
S6  全13話 2022年

キャスト

★ソウル・グッドマン
(ボブ・オデンカーク)
本名はジェイムズ・マッギル。弁護士のキムと同棲中

★マイク/マイケル・エルマントラウト
(ジョナサン・バンクス)
殉職した息子の嫁と孫の近くに住んで支援する

★ガス/グスタボ・フリング
(ジャンカルロ・エスポジート)
チキン店のロス・ポジョスのオーナー。エラディオのもとでヤクの流通を担う

★ナチョ/イグナシオ・ヴァルガ
(マイケル・マンド)
サラマンカファミリーの一員。実家は真面目な車のシート張替え業者

 

1話:再出発

ジミーは不出来な弟ジミー弁護士を卒業して、ソウル・グッドマンと名乗り再出発する。

ガスはラロに疑いを晴らすため、クリーニング工場の地下へ案内する。そこで冷却システムを持つ生産ラインを造っていると言う。

さらに、現場監督のヴェルナーがブツを盗んで逃亡し、質の悪いブツで補填したせいで客から苦情が出たと説明する。

ラロは信じなかったが、ガスは稼ぎが良いせいで、ドンファンから大目に見られていた。

ガスはラロが米国にいる間は地下の作業は中断することに決め、作業員たちを国へ帰す。

彼らは現場監督が殺されたことをわかっていた。

感想

ラロが「奴の彼氏を撃ち殺したから恨まれてるはず」とか言ってた。

ブレイキング・バッドのS4の8話のことだね。ガスが育てたメスの製造者をヘクターがあっけなく殺した。あの時はほんとに下っ端だったけど、今ではサラマンカと対等に渡り合えるようになってるのが感慨深い。

復讐心がガスのやる気スイッチになっているんだろう。

 

2話:ナチョの頑張り

ナチョはガスから、ラロの行動を監視するよう脅される。何度もスパイをさせられてウンザリしてる。

「ならば信頼を勝ち取れ」

サラマンカファミリーは、エラディオから供給されるブツをガス側と分けて、それを卸売りに託していた。

その一つのアジトが警察に目をつけられ、売人のドミンゴ(クレイジーエイト)が捕まってしまう。アジトにはブツが置いたままになっていたため、ナチョが危険を冒して取りに戻る。信頼を勝ち取るため頑張ってる。

その後、ナチョは弁護士業にまい進するジミーの前に現れる。

「乗れ」

感想

クレイジーエイトって名はラロがつけたあだ名だったのか。

ブレイキング・バッドのS1の1話に出てくる卸売りの男だよね。すごい印象的な殺され方で記憶に残ってる。バイクのU字ロックを目にするとあのシーンを思い出してしまって、いまだにダメだ…

 

3話:ハンク!

ナチョはジミーをラロに引き合わせる。

ラロはS1の2話でのトゥコとのあれこれを知って、弁が立つジミーに仕事を頼む。

仕方なく引き受けたジミーは、クレイジーエイトに面会し、供述を暗記させる。

その後、DEAのハンクとゴメスが聴取にやってきた!そこにジミーも参加して、ドミンゴの供述で逮捕をもたらしたら釈放することを約束してもらう。

そんなとき、ナチョの自宅に父親がやってきた。知り合いから店の買収を提案されたけど、それはお前が金を出したんだろうと言う。

ナチョは父の命が心配だから引退してほしいんだよね。

「自首して罪に向き合え!」

父は絶対に逃げないと言い、帰っていった。かっこいい。でも男気が通じない世界だからなぁ…

感想

ハンク~!元気そうでなにより。てか過去だけど。

いよいよジミーがカルテルに関わりだした。

ラロが考えた供述は、ガス側が不利になる証言ってことか。面倒なことになった。

 

4話:仕返し

キムはメサベルデのコールセンターの建設で、立ち退きが上手くいっていなかった。ジミーは相談を受け、立ち退き拒否する男の代理人となる。

そんなとき、ジミーはハワードから今さらパートナー弁護士に誘われる。

夜、ハワードの豪邸の門扉に近づき、ボーリング球を投げ入れ車を破壊する(え?)

ナチョはラロの作戦で、刑務所にいるドミンゴがDEAに取引の日時と場所を暴露していると、ガスに報告する。

内通者がいることがバレないよう、ガスはいつも通りの取引を続ける。結果、DEAに下っ端3人が捕まり、100万ドルに近い金が押収されてしまう。

マイクは作業員とのあれこれ以来、酒におぼれ、以前痛めつけたチンピラから襲われ刺されてしまう。

感想

ハワードの豪邸がすごい。親の代から弁護士だから、ずっと裕福な暮らしをしてきたんだろう。ジミーもやっかむはずだ。

 

5話:メキシコのとある村

マイクは目を覚ますと、ガスの手配でメキシコに連れてこられていた。闇医者に傷を縫ってもらい村で休養を取る。

中庭に近代的な噴水がある。銘板には「マックスに捧ぐ」と刻まれてる。このマックスって、ガスが奨学金を出して育てたメスを作る化学者のことだよね。だいぶ前にヘクターに殺された。

ここはマックスの故郷?

ガス曰く、ここは追悼の場所らしい。そして岐路に立つマイクに協力を求める。

「戦争をしている。兵隊が必要だ」

マイクは意味のない戦争に参加したくないと言う。でもこれは「復讐」という名の戦いだそうだ。

感想

息子を殺されて復讐を果たしたマイクなら、わかってくれるってことか。なるほどね~。なんでもお見通しだな。

 

6話:トラベルワイヤー殺人事件

シーズン4の10話のトラベルワイヤーの店員さん、やっぱりラロに殺されてた(涙)

ガスの兵隊になったマイクは、警察に情報がいくよう細工し、ラロは逮捕される。

キムはメサベルデの立ち退き拒否問題で、ジミーと対決し敗れるが、個人的には満足いく内容ではあった。ジミーはキムが喜ぶと思っていたが、激おこで帰宅。

もう信用できないから、別れるか結婚するかどちらかにしてほしいと言う。

感想

はぁ?意味わからん。

でも意味があるんだろう。ジミーと結婚しても何もメリットないようい思うけどな。

 

7話:結婚

婚姻関係があると、夫が逮捕されても妻は証言しなくて済むとか。それで2人は結婚するらしい。へー

そんなジミーは逮捕されたラロの代理人となる。

ラロは裁判も取引も無しで、保釈を希望する。

さらに獄中からナチョに電話し、ポジョスを放火しろと言う。

ナチョはガスに相談し、2人で店をめちゃくちゃにして大爆発させた。

ラロの裁判では、ジミーは被害者家族に同情しつつ、ラロのニセの家族を紹介したり、保釈の重要性について訴える。

そして保釈が認められる。

「700万ドルか。払える」

感想

700万ドルは日本円で9億3千万円ほど!払えるの?!

店の爆破が本格的だった。やりすぎじゃない?

 

8話:サバイバルシート

ジミーはラロから保釈金を受け取りに行くよう依頼され、高額な報酬を提示して引き受ける。

キムに大反対されるが、大丈夫だと安心させる。

翌日

受け渡し場所にて、サラマンカの双子から大金を受け取り、帰り道で怪しい車に囲まれる。

大勢降りてきて絶体絶命な時、あとをつけていたマイクが助けてくれた。激しい銃撃戦ですこと。

2人が帰る途中、車が故障してしまい、崖から落とす。

1台敵の車が逃げたため、大金を担いで逆方向を歩き始める。

炎天下の中歩き続け、夜は野宿する。マイクはサバイバルシートを羽織り、ジミーは断った。

さらに翌日

水は底をつき、おしっこをペットボトルに詰める。

歩いても歩いても原野が続き、喉はカラカラ、荷物は重い。

マイクは投げやりになるジミーから「なぜ頑張れるのか」問われ、大事な人が待っているからだと答える。

そこに敵の車が遠くに現れる。

ジミーはキラキラのサバイバルシートを被り、運転手に見つかるよう歩き出す。

マイクは向かってくる車を狙撃した。

ジミーは仕方なくおしっこを飲み、2人でまた歩き始めた。

感想

いや~すごかった。引き込まれた。この回のために今まで長い長い序章を見ていたかのよう。

モンスターな兄の件がこんなにスッキリ回収するとは。

サバイバルシートを羽織って敵に向かう姿が、チャックが外の公衆電話まで必死の思いで出かけたときと重なって、涙が出た。

シーズン5にもなって思い出させてくれて、粋な事してくれるなぁ…

それと謎の結婚も、生きる目標を定めるために必要だったのか。まぁそれなら仕方ない。

 

9話:保身のための嘘

2人は携帯がつながる場所まで歩き続け、ガスの部下に迎えに来てもらう。

ジミーは1人で裁判所へ行き、保釈金を払う。

自宅へ帰り、途中で車が故障して1人で荒野を36時間歩き続けたとウソをつく。

キムは警察にも話せず、ジミーの居場所を知りたくて、ラロと面会したことを打ち明ける。

その後、プレゼントしたタンブラーに弾痕を見つける。ジミーの様子がずっとおかしいし、キムは身の振り方を考え事務所を辞める。

一方、保釈されたラロは、メキシコへ逃亡しようとするが、ジミーから聞いた車の故障付近へ戻る。崖下には、弾痕がある車を発見する。

ジミー宅にて

ラロが金を回収した時の話が聞きたいと言ってやってきた。

ジミーは何度も何度も1人で歩き続けた話をする。

そこにキムが割って入る。

「あなたの組織ってどうなってるわけ?」

ジミーに大金を託すなんておかしいと言い、信頼できる部下がいないのは問題だと指摘する。

さらに、組織を統制できてないくせに、ミッションを全てこなしたジミーを責めるのはお門違いだと言って追い払う。

感想

さすが弁護士だね。キムかっこよかった。

 

10話:暗殺計画

ハワードは、ジミーからボーリング球で車を破壊されたことや、ランチに娼婦を送り込まれたことなどをキムに打ち明け、異常だから離れた方が良いとアドバイスする。

キムは自分こそが理解者だと言い返す。

「ジミーをわかっていたのは、チャックだ…」

夫を侮辱されてムカついたキムは、ハワードにする次の仕返し案をジミーと練る。

サラマンカファミリー

キムにより気付きがあったラロは、ナチョをメキシコにいるエラディオに紹介する。サラマンカファミリーに加えようとしているみたい。

せっかくカルテルから足を洗うつもりで頑張ってたのに、成果を上げて裏目に出てしまうナチョであった。

暗殺計画

ガスはラロを暗殺しようとプロを雇う。

ラロの自宅で過ごすナチョは、決行の午前3時に外へ出る。すると部屋にいるはずのラロが庭でたそがれていた。

しばらく一緒に飲むことになる。

絶望的なナチョは、酒を取りに行くふりをしてキッチンでボヤ騒ぎを起こす。ラロを家に戻し、そのすきに逃げた。

ラロが使用人を注意していると、暗殺者登場。なんとかかわして、バスタブの底に掘られた隠しトンネルから庭へ出る。

その後、現場に戻り、暗殺者を脅して、任務を完了したと報告させる。

感想

もー暗殺者が段取り悪すぎなせいで、ナチョの立場が悪くなってしまったじゃないか!でも油ぶっかけられたのは可哀相だった。銃で死ぬ方がいいな。

ラロ邸が雰囲気あって素敵だった。センスいいね。

 

シーズン5感想

今までのシーズンの中で1番面白かった。

失敗すると仕返しが怖いから必死で任務を遂行して、するとその結果を買われて、さらに大きな仕事を任される。

ジミーもナチョも悪循環にハマってしまっている。

この蟻地獄から抜け出せないのか?

キムもジミーのそばで麻痺してきてる感じもあるし。

不幸を見たくないな…でもそうなんだろうな…イヤだな最終シーズン見るの。


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