BS松竹東急にてまた楽しそうな昼ドラが始まった。
原作が一条ゆかり先生で、脚本が中島丈博先生、さらに主役がヒカゲンのあっくんだなんて、面白くないはずがない。
ただ、大場久美子が後半のヒロインになるとかで、だいぶ心配ではあるけれど、恐る恐るレビューをしたいと思います。
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原作:一条ゆかり「砂の城」 |
・登場人物
・1話:出生の秘密
・2話:青い瞳の男の子
・3話:7歳の比羅夫
・4話:7歳の比羅夫
・5話:14歳の比羅夫
・6話:使用人の比羅夫
・7話:18歳の比羅夫 ←New!
※8話以降は放送後にアップします
他回ネタバレ感想はこちら
【1-10】【11-20】…
登場人物
★磐城 彩:南田洋子
老舗旅館・南山荘の大女将
★磐城雄一:佐藤仁哉
磐城家の養子。大旦那の死により旅館の跡を継ぐ
★磐城さや子:榊原るみ
雄一の嫁。実家に難あり
★瑞原北帆:峰岸徹
有名画家
1話:出生の秘密
昭和三十二年四月 茨城県・五浦
殺人事件が起こりそうな崖っぷちにて。
旅館の跡取り息子の雄一(佐藤仁哉)が業務拡大の夢を話してるとき、北帆先生(峰岸徹)がかじったリンゴが手から滑り落ちて荒波に飲み込まれて、すぐにオープニングが始まる演出怖すぎ。
しかも曲は甘酸っぱい青春風。
「立派な男の子を生むから安心してちょうだい」
雄一の嫁のさや子は臨月で、夫婦は仲睦まじい。でもこれは不幸の始まりなんだろう。
夜
なんと、玄関前に赤ん坊が捨てられていた。おちんちん確認してる。かわゆ~
雄一がとりあえず保護すると、さや子の陣痛が始まった。もうバッタバタで大変。
無事、女の子が生まれましたー!おめでとー!
翌朝
「双子なんでしょう?しかも男の子と女の子が生まれたらしいじゃないですか」
時間差で産声を聞いた北帆先生は、雄一にお祝いの言葉を述べる。
戸惑う雄一であったが、自分は養子で育ったため、役所へ連れて行くのを不憫に思ったみたい。捨て子男児を実子として育てるってよ。
まぁ養母の大女将(南田洋子)は反対するよね。
南田洋子さんの声が特徴あって良い。いじわる風だけど、言ってることは至極真っ当だし、着物が似合ってて凛としてて綺麗。
2話:青い瞳の男の子
「双子?私が双子を産んだっていうんですか?!」
雄一はすでに届けも出して、妻に兄妹として分け隔てなく接するよう諭してる。どうかしている…
でもお金には困ってなさそうだし、世話も従業員のおたねさんがやってくれるらしいし、夫がなにより希望してるし、妻には拒む理由が無い。
命名式
よって夫婦は双子として赤ちゃんをお披露目する。
男の子は「比羅夫」と命名。阿部比羅夫という7世紀ごろに活躍した武将から取ったそうな。かっこいいね。
実子の娘は「美百合」。綺麗な響きの名前だね。
画面に新生児が2人いるの癒される~
女将は比羅夫の目が青いから、嫁が外国人と不倫して出来た子だと噂されることを心配していた。
「さしずめ水戸辺りのダンスホールへ遊びに行って、それでこんなヘンテコリンな子を産んだんだ。ふふっ、そうなんだぁ」
女将は口が過ぎるぞ。
昭和三十九年 春
そんなこんなで、赤ん坊2人はあっという間に小学校入学前に成長。かわいい。
夫婦の愛情&おたねの協力により、本当の兄妹としてのびのびと育ってる。
そんななか、7年経ってもなお、女将は捨て子を育てることに納得していなかった。
オープニングの歌がとっても好き。
全部おたねが世話してくれて、双子なのにあんなゆったりした子育ていいな。旅館も女将が仕切ってて手伝わなくても良さそうだし。旦那は優しいし。噂くらいどうってことない。
3話:7歳の比羅夫
女将のヒラフへの憎しみは増すばかり。何かと理由をつけては折檻をしていた。
さや子はそんな様子を見て見ぬふり。実子として育てると決心したんじゃないの?なんなのこいつら。
1学期が始まり、双子なのに顔が似てないという理由で、ヒラフは同級生からいじめられる。ふ~
「パパ、僕はパパの子だよね?」
「そうさ。そのとおりだ」
雄一は全力で守る宣言をするが、妻と二人で営業のため東京へ出かけてしまう。
独壇場となった女将はやりたい放題、ヒラフをいじめまくる。
ぜんっぜん楽しくない。早くアッくん出てこないかな。
4話:7歳の比羅夫
ヒラフは女将から虐待されまくり、ついに家出してしまう。
東京行きの列車で車掌に保護されたみたい。ちょうど営業を終えた両親が引き取って一緒に帰宅する。
昼ドラはイケメンが出てこないと見続けるの難しい。
このドラマと同時期にBS11で始まった「冬の輪舞」に出てるシンちゃんがかっこよくてね。そちらをレビューしようかしら。
5話:14歳の比羅夫
昭和四十六年九月
ヒラフがイケメンに成長。この時代が一番ハーフっぽい。鬼ババのいじめに遭っても真っ直ぐに育ってる。よかた。
「なぁ、どこのどういう人間なんだ?お前は」
鏡を見つめて自問自答してる。多感な時期だよね。
一方、美百合は遠目で見ると、三井のリハウスの宮沢りえ風。
双子なのに似てないし、祖母は「ヒラフは捨て子」だと言い張るし、兄は最近よそよそしいし、兄妹じゃないのかも…
母に尋ねると、「今が幸せなら生まれなんてどうでもいいじゃない」と誤魔化され、ピュアな美百合は納得した模様。
十月
ヒラフが陸上部の県大会で優勝。すごーい。イケメンで運動神経抜群なんてモテモテだろうな。
それを気に入らない上級生たちは、「変ジャパ(変なジャパニーズ)」とかバカにしてリンチしようとすると、逆にヒラフがボコボコに仕返してる。
ちょっとやりすぎ…
子供部屋の扉に貼ってあるヒラフの全力疾走の瞬間のポスターが、躍動感あって好き。
小柄だけど喧嘩のシーンでは力強くて男の子だね。
キレると手がつけられない感じがホラーだけど、まぁあの家庭環境ならまともに育つのは難しいのかも。
6話:使用人の比羅夫
「いいかい?比羅夫とは対等に口を利いちゃダメだよ。あいつはうちに拾われた使用人だ。召し使いなんだからね」
鬼ババが相変わらずひどい。
こんな状況なもんだから、ヒラフは殻に閉じこもりまくり。
それでも兄妹だと信じる美百合はどうにかして近づきたくて、荒療治で使用人として扱うことを思いつく。
一応、命令すると聞いてくれるけど、美百合の心は痛んでる。
モテモテの比羅夫
親友の船村さんがヒラフへの恋心を素直に語りまくるもんだから、美百合は嫉妬していた。
ヒラフが船村さんからもらった真っ赤なマフラーを何度も踏んづけてる!ひどっ!
次にもらってきた立派な木製の本立ては、「マフラーよりたちが悪い」とか言いながら、リビングの暖炉に放り込んだ。
美百合サイコパス…
「よく燃えるわね。お兄ちゃん…」
「あぁ、よく燃える」
怖っ!なんなのこれ…
船村さんドンマイ!
その後、船村さんが遊びに来た。
ヒラフは美百合の召し使いで、何でも言う事を聞くと言う。
「君がこないだくれた本立てだってね、こんなになっちゃったんだよ」
そう言いながら、ヒラフは暖炉から本立ての燃え殻を拾って披露する。
怖い!
さらにマフラーの燃えカスも拾って見せてる。
うそでしょ?!
この兄妹やべー。てか面白くなってきたぞ。
船村さんには心のケアが必要だと思う。誰かカウンセラー呼んであげて。
7話:18歳のヒラフ
昭和五十年四月 誕生日
高3になった美百合ちゃん(森下涼子)が別人になってる。あら美人さん。ちなみに船村さんは同じ人。どゆこと?
そしてヒラフ(佐藤アツヒロ)はさらにイケメンに成長!どうやらハーフではなさそう。美百合とは別の高校に通って、不良になってる。
夜
リビングでは、プレスリーの「好きにならずにいられない」にのせて、パパとママが手を取り合ってダンスしてる。
「こうやって軽く抱き合うんだよ」
今度ダンスパーティーがあるから練習だそう。だからって兄妹で普通やらないでしょ。パパン頭おかしい。
「スロースロークイックイッ」
2人の身長が同じくらいだから、顔がめっちゃ近くてこれは気まずい。美百合は耐え切れずに手を放して走り去ってった。だろうね。
比羅夫のアイデンティティー
脇役を全うする船村さんは、ヒラフのことを気にしないふりをする美百合に活を入れる。あんなことがあったのにとっても良い子。
そんなとき、ヒラフはヤンキーに絡まれ、美百合からもらったラジカセを奪われる。そしてまたまた乱闘騒ぎ。
その後、バーのお姉さんがケガの手当てしてくれてる。トランクスのヒラフ可愛い。
「きれいだよ~。内出血がまるで背中に花が咲いたみたいで」
お姉さんに襲われそうになるヒラフであった。
ヒラフがへったくそでぼーっと突っ立てる感じかわいいなー。
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