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昼ドラ「砂の城」31話~40話ネタバレ感想


BS松竹東急にて再放送中のドラマ「砂の城」31話から40話を紹介します。

7年間失踪していた比羅夫がやっと見つかったと思ったら、嵐の海へ消えてしまった。

全然悲しくないのはなぜだろう…

モンスターの美百合おばちゃんは、比羅夫が残した杉彦ちゃんを育てるらしいけど、心配でしょうがない。

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原作:一条ゆかり「砂の城」
脚本:中島丈博
制作:1997年東海テレビ 全70話
主題歌:バーストフルーツ「愛してる」

 

登場人物

磐城美百合いわきみゆり(27):森下涼子
人形作家。亡き比羅夫の息子・杉彦の養母となり、東京で2人で暮らす

磐城比羅夫いわきひらふ(享年20)/峰雄(享年27):佐藤アツヒロ
20歳で記憶喪失となり、漁村の娘に拾われて結婚。一児のパパとなるが、嵐の海へ漁に出て死亡

船村伊佐子ふなむらいさこ(27):八木小織
理想の美百合像を押し付けコントロールしがち。津田山が好き

★津田山:五代高之
美百合に婚約破棄されたカメラマン

★大橋棚子たなこ:新藤恵美
比羅夫の実母。金持ちの夫には未産婦のテイ

 

31話:キャパオーバーの杉彦ちゃん

美百合は東京のマンションで、杉彦ちゃんとの生活をスタートさせ、母親業を頑張っていた。

杉彦ちゃんはパパもママもいなくて、とても不安定。演技が上手。

翌日、美百合は人形工房へ行くため、訪ねてきた棚子に子守りを頼み、出て行った。

杉彦ちゃんは家族の思い出をばぁばに話す。

花火大会の日は、パパの船に乗って海から見たとか。へぇ3人で楽しく暮らしてたんだね。泣ける…

そうこうしているうちに、ケーキのおばちゃん棚子が、「私はあなたのおばあちゃんよ」と言い出した。

「ボク、やだ、怖いよー!」

まだ5歳くらい(?)なのに、ほんと可哀相。

荒ぶる津田山

そんなとき、津田山は仕事へ行かず、酒に溺れていた。

「つむじ風みたいね。みんな巻き込まれて、はじき飛ばされて、残された者だけがボロボロ」

伊佐ちゃん上手な例えする。

2人は選ばれなかった者同士、ベッドの上で慰め合う。ラブシーンノーセンキュー。

津田山は服を着てても脱いでも、なにしてもダサいんだよな。

工房にて

先生は美百合が人形制作に没頭できないのは、結婚が破談になったせいだと思ってる。

当の本人はどこ吹く風だけど、アドバイスして励ましてくれてる。泣ける…

「人形は作るものじゃなくて、産み落とすものよ」

先生の人形の概念が宇宙!

その後、美百合が帰宅すると、杉彦ちゃんが熱を出していた。ほんと可哀相に…

看病の合間、ダンスするヒラフと自分のお人形を作ろうとすると、奥さんの顔がよぎって手が止まる。

「お願いだから邪魔しないで!」

いや、それ、奥さんのセリフ!

感想

美百合が全然反省していない。

 

32話:とにかく可哀相な杉彦ちゃん

夜、勝手に気持ちがいっぱいになった津田山がやってきて、美百合に無理やりキスをする。

こいつ婚約破棄されたのわかってんの?

そこにフラフラな杉彦ちゃんが部屋から出てきた。うるさくてゴメンやで。

熱を出してたのに、まだ医者に診せてなかったとか。おたおたする美百合に、テキパキと夫気取りの津田山。

美百合の気持ちを繋ぎとめる活路を見いだしたみたい。

翌日

熱が下がった杉彦ちゃんが、キッチンで水を飲もうとして倒れてしまう。

「遠慮しないでお母さんに言いなさい」

「でも叔母ちゃん、怖い顔でお人形作ってるんだもん…」

確かに魂がどっか行ってて怖いよね。

そんなとき、棚子がやってきた。美百合は追い帰そうとするが、無理やり入ってきた。

「あの子が今、どんな境遇にいるかご存じでしょ?」

ぜんぶ美百合のせいだけどな!

美百合は杉彦が熱を出したのは棚子のせいだと責め、棚子は美百合が杉彦を独り占めしようとしてるとか言ってる。

2人の話が嚙み合っていない。

「あの子の忌まわしい過去の記憶を解き放ってあげたいんです」

どの口が言う~

数日後

津田山は元気になった杉彦と遊園地へ。すごく懐いていて、作戦は順調みたい。

美百合は人形工房へ。

作りかけのダンスする人形を見た先生の顔がめちゃ怖い。

「素人はダマせても、私の目は節穴じゃないわ」

こわー。気持ちの中に集中力ってものが無い、とかボロクソに言われてる。

感想

ヘンなおばちゃんばっかりで、津田山がマシに見えるのは気のせい?

ヒラフは両親がいなくて人一倍苦労しただろうに、自分の息子にも同じ目に遭わせてしまうなんて、だんだんヒラフがムカついてきた。

 

33話:懐かしの日出男と悦二郎

突然マンションに美百合の祖母(南田洋子)がやってきた。

留守番の杉彦ちゃんに悪態つきまくって、パパママの似顔絵をビリビリに破ってる。昔と全然変わってない。

分家の日出男と悦二郎親子にホテルを乗っ取られて、日の当たらない納戸に追いやられてるとか。ナイス!と思ったけど、そのせいで上京してきたのは残念。

杉彦ちゃんに「お前のパパは悪魔だ」とか言って、ふ~しんどい。

そのうち杉彦ちゃんの祖母の棚子(新藤恵美)が参戦して、ババァ対決で見てらんない。

ヒラフ同様、杉彦ちゃんは絶対に施設に預けた方が良かったと思う。

ヒラフのせいで不幸になったというけど、そもそも拾ったヒラフを実子にした雄一のせいじゃない?てかその雄一を養子にしたババァが元凶だと思うぞ。

感想

はぁ胸糞悪かった。子育てと人形制作を天秤にかける美百合にもムカつくし、この回は早く忘れよっと。

日出男と悦二郎さんが出てた時は、ほんとクズだと思ってたけど、津田山に比べたらだいぶ見た目が良かった。

 

34話:丸く収める杉彦ちゃん

人形工房の先生の古臭いアイラインが怖い。子育て中に中途半端な気持ちで来んな、とか言われてる。

自宅にて、反省した美百合は人形作りに没頭する。

「叔母ちゃん、ひとりじゃ寂しいよぉ」

「今はダメ。お願いだから、静かにしててちょうだい!」

ひっでーな。

天才子役の杉彦ちゃん

その後、津田山が訪ねてきて、杉彦がいなくなったことに気付く。

リュックサックもびりびりに破かれた両親の似顔絵も無い…

なんと、杉彦ちゃんたら電車を乗り継いで、家族で暮らしていた漁村に戻ってた(涙)

翌日、美百合が砂浜へ行くと、似顔絵の切れ端が飛んできた(悲)

名前を呼ぶと、気付いた杉彦が荒波に入っていった!本当に嫌いみたい。そりゃそうだ。

「この海の向こうにお父さんがいるんだ!お母さんと一緒に」

僕がいない方が叔母ちゃんは幸せになる。とか言ってる。津田山にも気を遣ってあげて、偉いわこの子。

美百合はとにかく杉彦を愛していると伝え、お母さんになりたいと言う。この期に及んでがめつい。

「お母さん…」

もうこれ言わないと終わんないと思ったんだろう。杉彦ちゃん優すぃ~

目が覚めた美百合

杉彦ちゃんの優しさに触れた美百合は、人形作りもやめて、津田山の再プロポーズもきっぱり断って、子育てに専念することにしたみたい。

でも、杉彦ちゃん、叔母ちゃん(お母さん)が作る人形が好きだって。

「そのダンスしてるお人形は、とっても嬉しそうだって、僕にもわかるよ。お母さん」

杉彦なんて良い子なの。

感想

杉彦ちゃんすごかったー!リュックを投げ捨てて荒波に入っていくときの覚悟を決めた顔が男前だった。泣ける。

一方、美百合の森下涼子さん、若くてとっても美しいけど、演技が一本調子でだいぶ飽きてた。

明日から大場久美子になるけど、丁度良い頃合いかも。とか思うようになってた自分に驚き。

 

35話:世代交代

平成6年 あれから10年後

大場久美子と白石まるみが予想していたよりキレイ。

2人がいかにも言いそうな言葉を発してるから、美百合と伊佐子がそのまま年を重ねたよう。なんだか不思議な感覚。

そして美百合がクラブのホステスになってる。まさかねぇ…

18歳のときにヒラフの年上彼女のバーに乗り込んだりして、ピュアな女の子だったのに。まぁ女手一つで杉彦ちゃんを育てるために頑張ったんだろう。

杉彦ちゃんの近況

12歳のときにアメリカへ留学して5年間行ったっきり。音楽学校のピアノ科で学んでいて、今は17歳だとか。

ヒラフに似たクオーターだからさぞかしイケメンだろう、とか、伊佐子がゲスな発言ばっかりで、懐かしいわ。

成長したおかしな仲間たちの登場

10年ぶりの津田山(五代高之)キターー!!

30代の伊佐子(白石まるみ)と見た目のバランスが取れて、とても馴染んでる。前回までは気持ち悪さしかなかったのに…

そして風になびいたままのショートヘアの棚子も現れる。

たぶん美百合の太客が棚子の夫っぽい。

さらに17歳の杉彦(佐藤アツヒロ)が帰ってきた。ピアノを弾く手が完全におっさんだけど、顔は超イケメン。

「ほんとに比羅夫そっくり」

だろうね。

感想

大場久美子になったらすぐに脱落するだろうと思ってたけど、普通に見れた。脚本家は美百合の将来を見据えて20代を作っていたんだなぁ

 

36話:17歳の杉彦

ヒラフは学ラン着た不良だったけど、息子の杉彦はお坊ちゃま風にシャツをインして、髪も整えてお行儀が良い。

なんだか新鮮。

クラブのお得意様の大橋様が、杉彦のためにグランドピアノ(!)を買ってくれるとか。

「私にもああいう息子がいたら、もっと違う人生を歩んでたかもしれんな」

声がめちゃくちゃダンディ。

妻に隠し子(息子)がいたの知らないんだよね。棚子が暴露して小さいうちにヒラフを引き取っていれば、だいぶ違う人生だったろうし、ヒラフもマシな人生歩んでいたと思う(涙)

そんな不幸なヒラフの息子・杉彦は、とっても優しく、才能豊かに育っていた。

「あなたのお父さんとお母さんにやっと顔向けができる」

ほんと美百合は図々しくてあきれる。

そんななか、棚子は夫が美百合のパトロンやってることに気付いてしまった。どうでもよー

感想

世代交代は上手く行ったけど、視聴意欲の低下がはなはだしい。美百合の未来に全く興味が持てない。

 

37話:お荷物の杉彦

「あなたが私の夫を奪うなら、私もあなたの一番大事なものを奪うわ」

めんどくせーおばちゃん来た~

杉彦にとって棚子のことはトラウマだと思ってたけど、5歳頃のことは全く覚えてないみたい。よかた。

杉彦に尋ねられた伊佐子おばちゃんが、美百合の客の妻から因縁つけられてるとか説明してる。祖母なのにね…

そこに津田山が割り込んで、杉彦が贅沢にも留学なんかするもんだから、美百合が水商売で可哀相とか、身分をわきまえて母を自由にしてやれ、とか何様発言できんもー

そう言うなら、棚子の夫みたいに金の援助してやれよ。

「僕のせいだ」

今さら杉彦も気付いたみたい。確かにあの家で芸術家目指すなんて、分不相応だよな。

感想

つまんない回だった。

 

38話:何も知らない杉彦

10年の歳月が流れたら美百合が小柄になって、ヒラフ、もとい、杉彦の体が大きく見える。もうごっちゃごちゃでわけわかんない。

そんなとき、美百合の祖母(南田洋子)がマンションにやってきた。

今100歳くらい?

茨城県の端っこから東京の青山まで1人で移動してくるなんて、さすが体力あるわ。ホテル業務で足腰が鍛えられてたんだろう。

杉彦ったら美百合の祖母のことも全く覚えてないの。もしやおバカ?

居場所の無い祖母は良い人風を装って、杉彦が懐いてる。

そこに分家の悦二郎おじさんが迎えに来た。あの歳でまだホテルの権利を取り合ってる。

「この子はね、比羅夫の息子だよ。この子にだって財産を相続する権利があるんだ」

10年前に「悪魔の息子」とか罵ってたのは何だったの?

杉彦は過去の事情を全く知らないもんだから、家に置いてあげたいとか言ってる。ノー天気にもほどがあるわ。

いまいち納得がいかない美百合は酔っ払って、津田山にしなだれてる。

感想

清純な見た目の森下涼子さんがヘンテコなセリフを言うから、今までドラマが面白かったんだな。今は愛人風だから、あまりギャップが無くて、驚きも笑える場面も無い。

 

39話:比羅夫の面影

シャツインのヒラフ、ちがーう、杉彦かっこよ。

美百合のばぁばこと彩とすんごい仲良し。

その様子を見た美百合はジェラシー。伊佐子に話を聞いてもらってるうちに興奮してヒステリックを起こしてる。怖すぎ。

カフェのお客さん可哀相…

その後も、イライライライラずーっとイライラ。1人で空回りしとりますわ。

まぁ彩はあれだけヒラフをいじめたくせに、その息子に罪滅ぼしみたいに優しくしても、今さらねって感じはわかるけども。

とにかくイライラで金切り声でイライライライラそして金切り声&イライライライラ…

美百合かわいくない。

感想

南田洋子さんの上手さが際立ってる。美百合より華があって急に主役になってた。白髪に淡い色のお着物が綺麗。

 

40話:お迎えに来た比羅夫

rain

美百合の職業を知った彩はクラブに押しかけ、ダンスするヒラフ人形を投げる。すると津田山がキャーッチ!別にかっこよくはない。

孫をこんなところで働かせる金食い虫の杉彦 = 悪魔

と彩は結論付けて激おこ。あんなに仲良かったのに…

「あいつら親子2代で、磐城家をめちゃめちゃにしようとしてるんだ」

病室にて

彩さん興奮して倒れて死んだと思ったら、生きてたー

美百合は弱った彩に、自分は杉彦の両親を死に追いやった張本人だから、水商売で稼いで子育てを頑張っていると説明する。

「おかしなもんだねぇ」

な、なんと、彩が養子にもらって育てた雄一(美百合の実父)は、大旦那が愛人に産ませた子だったらしい。

だからあんなに仲が悪かったのか。でも跡取りだから、磐城家を守ろうとしてだいぶ我慢したみたい。

もー早く言ってよ~

愛した男と他の女との間に産まれた子を育てることが、あんなに悔しかったのに、孫は進んで育てたいと言う。

「これも因縁かもしれないね」

この彩の涙は、極悪非道な過去を許してしまいそうになる。

激しい雷雨の夜

<あんたのせいだ!>

雨に濡れる少年のヒラフと青年のヒラフが、彩を責め立てる。

すると病床で目を覚まし、杉彦を見るなりナイフを振りかざす。

すっかりヒラフだと勘違いして、地獄へ引きずり込みに迎えに来たと思ってる。

彩はそれなら一緒に地獄へ行こうと言う。どうしても美百合から離れてほしいらしい。

「おばあちゃん、杉彦だよ」

「地獄へ…」

彩は最後の力を振り絞り、杉彦の肩を掴んでそう言いながら、力尽きてしまう…

真実を知る杉彦

彩の死後、美百合はヒラフとの秘密を杉彦に全て語る。

20代の思い出の美百合がキレイだわ~

感想

すごい衝撃の最期だった。

まさかヒラフ(杉彦)と向き合って、苦しみながら死んでいくとは…。彩ばぁ本当に嫌いだったけど、なんだか切ない。

ただの精神病のばあさんだと思ってたら、こんな過去があって悪の人格が形成されていったのか。

杉彦が力尽きた彩の手を握ったとき、ヒラフが本当に迎えに来て、地獄へ連れて行くみたいで怖かった。顔が異次元に綺麗だから、天使にも悪魔にも見える。

ちなみに美百合がしゃべるときは、頭をミュートにする技を身に着けた。なかなかイイ感じ。

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昼ドラ「砂の城」31話~40話ネタバレ感想」への2件のフィードバック

  1. frau

    初めまして
    コメントさせて頂きます
    本当にこのドラマ、崖での心中で終わっておけば…と思っています。

    比羅夫が海へ行った後から脚本家も変わって…
    う~ん 

    返信
    1. やどっきー 投稿作成者

      frauさん初めまして。
      ほんとにう~ん。といった感じですね。
      先が長い!

      返信

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