BS松竹東急にて再放送中のドラマ「砂の城」21話から30話を紹介します。
20歳のときの心中騒動で比羅夫が亡くなり、残された美百合は東京で人形作家として頑張っていた。
最近出会った中年の津田山と恋の予感だけど、全然興味ねーな感じで21話の幕が開けます。
原作:一条ゆかり「砂の城」 |
・登場人物
・21話:生母と比羅夫人形
・22話:まるで違う比羅夫
・23話:はーしんどっ!
・24話:伊佐ちゃん劇場
・25話:峰雄ーーー!!!
・26話:幸せな峰雄
・27話:ダンスする峰雄
・28話:思い出していた比羅夫
・29話:喪服の比羅夫
・30話:放置子の杉彦ちゃん
登場人物
★磐城美百合(26):森下涼子
両親と兄(比羅夫)を亡くし、莫大な遺産を放棄して東京で一人暮らし中。人形作家
★磐城比羅夫(享年20):佐藤アツヒロ
生後すぐに磐城家の庭で拾われ、美百合と双子として育てられる。美百合と心中して死亡
★船村伊佐子(26):八木小織
ユマニテ社編集部勤務。美百合の親友。比羅夫に片想いしたのち、現在、津田山に片想い中
★津田山:五代高之
ユマニテ社のカメラマン。美百合に片想い中
★大橋棚子:新藤恵美
製鉄所の社長夫人
21話:生母と比羅夫人形
津田山の「伊佐ちゃん」呼び可愛い。付き合ってあげればいいのに。
伊佐ちゃんたら、元々蚊帳の外なのに、ヒラフを譲ってあげたテイだし、今回も津田山を美百合に譲るとか言ってる。
美百合と一緒にいると絶対にヒロインにはなれないから、離れた方がいいんじゃないかな。
比羅夫の生みの親
美百合のマンションに棚子がやってきた。
棚子はヒラフ人形を貸してもらい、涙ながらに語り掛ける。
「ごめんね…許してちょうだい…」
やっぱりそうみたい。
当て馬の恋愛模様
「俺はやる。時間をかけてじっくりとやる」
伊佐子のこじらせで、美百合に距離を置かれてしまった津田山だけど、絶対にこの恋は諦めないらしい。おっさんきめー
その後、美百合のマンションに百合の花が届く。
あなたの名前の通りの美しい百合を
花屋で見付けましたので贈ります。
これからカメラを提げて行って来ます。
あなたが生まれ育った土地 五浦へ
津田山
書面だけだとなんかステキ。
津田山ったら心中の現場を訪れて、崖を激写してる。過去の恋を共有したいとか言って、やっぱり頭おかしい。旅館にも泊ってるし。
めんどくさいことになるから行くなよ~
26歳の美百合のヘアメイクが好き。服装もパンツスタイルですらっとしてる。ヒラフに見せてあげたい。
22話:まるで違う比羅夫
「比羅夫との三角関係でもそれでもいいんだ」
はぁ?
津田山は五浦へ行って思い出を共有したから、彼氏気取りで調子に乗ってる。
美百合も悪い気はしないみたい。プラトニックな付き合いならOKよ。とか言ってる。正気?
それなのに津田山がむりやりキスしやがった。美百合の話聞いてた?
2人のやりとりが頭おかしくて戸惑う。
生母に抱かれる赤ちゃん比羅夫
ヒラフ人形に面会に来た棚子が秘密を話してくれた。
米兵と知り合って身籠ったけど、その彼は発砲事件で本国へ送り返されたとか。堕ろすタイミングを逃して産んだけど、どうしようもなくて、あの崖へ行った。でも死ねなかった。
我が身可愛さで自由になりたくて、赤ちゃんをホテルの前に捨てたとか。
「因果なのかしら。私が死のうと思って飛べなかったあの絶壁に、あなたたちが飛び込んで、この子だけが死んでしまうなんて…」
ツラいですわ…
棚子も今さら懺悔しても遅いよ。迎えに来るタイミングはあったよね。ムカつく。でもイケメンに産んでくれたことだけは感謝。
バーにて
津田山はおたねから、ヒラフは死んだけど、似た人を見たという噂がよく流れると聞いたとか。
美百合はお兄ちゃんは生きていると言う。
「こうして津田山さんと話してる間にも、あなたと私の間には比羅夫が呼吸してるんだわ」
ちょっと何言ってるかわからない。
「俺の中に比羅夫が生き、比羅夫のおかげで俺はあなたのことが愛せる」
ついていけない…
「俺の体の半分は比羅夫だと思ってくれ」
ムリ~
「俺は比羅夫だ。比羅夫なんだ」
全然違うから~
津田山は身長高くて美百合とバランス良いんだけど、身長差にこんなにときめかないことってあるんだな。
23話:はーしんどっ!
ヒラフのいない世界がしんどすぎる。脱落しそう…
いよいよ津田山が美百合にプロポーズしようとしたとき、美百合はヒラフのことでいっぱいだから、一緒になれないと言う。
津田山は、ヒラフのことを思ってる美百合が好きなんだとさ。体目当てだからそう言ってるだけじゃないの?
純粋な美百合は嬉しくなって、ヒラフと愛し合ったベッドを紹介する。頭おかしい。
すると津田山は「俺は比羅夫」と何度も唱え、美百合を洗脳し、愛し合う。
オエー!
ぷよった体キモい…
二週間後
伊佐子のセットアップのオフィスファッション可愛い。
津田山がしばらくいないと思ったら、美百合と一緒に南の島へ式場の下見へ行ってたとか。
伊佐子はラブラブ状態の2人を見て、ヒラフを簡単に忘れて、生身の男を欲する美百合に激怒する。
「ホントにこんなんでいいの!?がっかりね!」
伊佐ちゃんよく言った!
美百合と津田山の会話の合間合間に、暗闇に座るヒラフ人形がインサートされるの好き。本当にヒラフがそこにいて呼吸しているみたい。
24話:伊佐ちゃん劇場
ヒラフと3人で愛し合ってると言う津田山に、伊佐子は理解できないと言う。私もー
どうやっても津田山が美百合の体目当てに、調子いい事言ってるだけに見えて気持ち悪い…
そしてそんな津田山の隣にいる美百合も気持ち悪くなってきた。
ダメだ…しんどい…
でも伊佐ちゃん、男の人の大声にも負けずに、きっちり言い返してかっこいいよ。
「私にとってはね、比羅夫のことはとっても恐ろしい思い出…」
伊佐子は7年前に潜伏先を密告して、間接的にヒラフを殺したと告白する。
贖罪のつもりで美百合をサポートしてきたけど、津田山と結婚するならヒラフを忘れてほしいと言う。
「いつまでも比羅夫のことを引きずって、私はいつまでも責め続けられて、もうイヤなのよ!」
伊佐子の怒りと悲しみの演技良かった!
マンションにて
真実を知って泣きじゃくる美百合。そばにいる津田山が励ますけど、やっぱり体目当てだけに見えてキモい。
その後、美百合は冷静になって、伊佐子を苦しめていたヒラフの骨を納骨して手放すことに決める。
6月
結婚式の準備が進む中、五浦のホテルにいる伊佐子から電話がきた。
な、なんと!漁村でヒラフを見たって!やったーー!!!!!
その様子を察したヒラフ人形が椅子からズッコケて、ガラスのガッシャーンていう効果音怖い。
明日の予告にヒラフきたー!後ろ髪伸びてる。かっこよ。楽しみ~
25話:峰雄ーーー!!!
「その骨は比羅夫さんのじゃないの。どこの誰だか分からない人の骨なのよ!」
怖い!急にサスペンスちっく。そういえば骨のペンダントを津田っちと口移ししてた。おぞましい…
明後日に結婚式を控えて戸惑う美百合に、伊佐子は会いに行くよう促す。今のヒラフを見ても、津田山が良いなら、スッキリするでしょ。だって。
いや、それは絶対に無い!断言する。
漁村にて
美百合がその漁村を訪ねると、日に焼けて髪が伸びたヒラフがいた。振り向くと、久々のイケメン!
「お父さん!」
「ただいま」
そうきましたか~。ヒラフがお父さんになってる。奥さんもいるし、貧乏だけど幸せそうに暮らしてる。
美百合は奥さんに、死んだと思ってた兄とそっくりだから会わせてほしいと頼み込む。
晩酌時にお邪魔する美百合
「お兄ちゃん…」
美百合が呼びかける。
なんと、イケメンのヒラフは記憶喪失になって、峰雄として生きていた。7年前に砂浜に打ち上げられていたところを、今の奥さんが介抱してそのまま良い仲になったとか。
少年の年齢が、出会う前に産んだ子なのか、ヒラフとの子なのか、微妙なんだよな。
それにしてもヒラフ(峰雄)が画面にいると華やか。切れ長の瞳がキレイ。
これは予想外の展開。
砂浜にあんなイケメンが打ち上げられてたら、拾うわな。そして世話をする。
親子で幸せそうに暮らしてるんだから、美百合は邪魔すんなよ。
26話:幸せな峰雄
美百合が実の妹だと名乗り出るもんだから、峰雄の奥さんは記憶を取り戻すことに協力的。ほんと素直で良い人。
でも峰雄は今が幸せだから、なんだか心配みたい。
「記憶喪失っていうのは、それまでの人生があまり幸せじゃなかったからなんじゃ…」
ご名答!ヒラフはいつも察しが良い。
津田山の泣き落とし作戦
美百合は「記憶が戻ることだけが願い」とかキレイごとを言いながら、ヒラフにのめり込んでる。
津田山は「とにかく結婚してから考えよう」とか、既成事実を作って美百合を囲い込もうとしてる。
どちらもキモい。
そのうち津田ちゃんが泣き出して、ほんとぶちゃいくでさ~
美百合は中年の泣き落とし作戦に同情して、しぶしぶ結婚すると言う。
うん。それが良いと思う。頭おかしい者同士、お似合いだよ。
伊佐子の説得
せっかく丸く収まったというのに、伊佐子がやってきた。
「比羅夫をこのまま記憶の闇の奥に閉じ込めておくなんて、残酷なことだと思わない?」
余計な事しなくていいのに。
2人があーでもないこーでもないって言ってる間、暗闇に座るヒラフ人形が、静かに話を聞いてくれてる。
バーにて
急に場面が変わったと思ったら、伊佐子と美百合がダンスしてる。なにこれ…
伊佐子は「自分に素直になれ」とか美百合に言っておきながら、結局は津田山を返してほしいらしい。
演出も会話の流れもホラーすぎる。
翌朝、感受性豊かな美百合は、ウェディングドレスをベランダから投げ捨てた。
役者さんたちはどういう気持ちで演じてるんだろう…
峰雄とか杉彦とか、絶妙にダサいネーミングのセンス好き。
27話:ダンスする峰雄
美百合は簡単に津田山を捨ててヒラフのもとへ。
ヒラフ宅の玄関がボロすぎて毎回笑ってしまう。美術さんナイスだわ。
奥さんは身寄りがなくて、美百合の存在が心強いとか。まさか夫と愛し合ってた仲だとは思ってない。可哀相…
美百合もそのことは言わず、兄を慕う献身的な妹をアピール。
思い出のラジカセや、イケメンすぎる高校時代のスナップショットを見せたり、自宅からたくさん持ってきてる。
ぼんやりと断片的に過去の映像が見えたヒラフは、今とは別人のようで戸惑ってる。
それなのに、美百合がさらに畳みかけて、うるせーのよ。必死すぎ。
思い出のラブ・ミー・テンダー
その後、ヒラフはラジカセで「ラブ・ミー・テンダー」を流し、物思いにふける。
そして立ち上がり、両手を広げてステップを踏む。
「美百合…」
あら、思い出してる…?
そこに奥さんが帰ってきた。
「淳子、俺の妹っていうあの女のことだけど、もう来ないでくれって言ってくれないかな?」
急に我に返って、奥さんに念を押してる。
なんかイヤな予感がしてるみたい。思い出さない方がいい。とか言ってる。ほんとそう。その方がいいよ。
それなのにまた美百合がきた~。ヒラフにずっと思い出を語り掛けてる。うざ~
頭のおかしな叔母ちゃんの後ろで、テディベアでずっと遊んでる杉彦ちゃん可愛い。
今日はヒラフのドアップたっぷりで、10代の頃も見れたし、目が潤った。
28話:思い出していた比羅夫
津田山がこっそりヒラフ邸を見に来た。貧乏すぎてびっくりしただろうな。
家の中では、美百合が7年前に一緒に飛び降りた崖へ行こうと言って、しつこい。
「あんた、行ってあげなさいよ。妹さんがこんなに頼んでるのに」
何も知らない奥さんが気の毒…
思い出の崖にて
美百合は2人がここで心中したことを説明するけど、ヒラフは「思い出せない」の一点張り。
そのうちツラくなり、美百合を追い帰す。
「美百合…美百合…」
崖の裏で津田山がヒラフのつぶやきを目撃してる。そのことを美百合に報告する。
「こんなことをわざわざ言いに来る俺は、なんだろうと思うけど、知らせないわけにもいかないし…」
美百合が全然聞いていない。ヒラフの顔面を見て白旗上げたってよ。
暴走する美百合
すっかり自信をつけた美百合は、母子不在時に、ヒラフに抱き着いた。
ヒラフもそれに答え、強く抱き合ってキスをする。これは最後までやっとるな。
数日後、またまた美百合がやってきた。
母子が出て行った途端、2人は愛し合う。
そこに奥さんが診察券取りに帰ってきた。あっちゃー。静かに扉閉めて見なかったことにしてる。
さらに暴走する美百合
「漁師を辞めて、東京で働けば?奥さんには仕送りをして」
勝手なこと言ってる。
ヒラフはさすがにそれは出来ないってさ。
奥さんはヒラフから、実母に会うためだけに東京へ行こうか考えてるとか言われて、反対できないような言い方でツラいなぁ…
美百合の悪女っぷりがすごいけど、ヒラフも根無し草な感じがよく出ててサイテーだった。
だからって「津田山の方が良いわ~」とは絶対にならないけど。
杉彦ちゃんが浮気現場を見なかったことだけが救い。
29話:喪服の比羅夫
美百合が貧乏なヒラフ邸に迎えに来た。
東京にいる実母に会うため2人で出発すると、杉彦ちゃんが慌てて駆けてきた。
な、なんと、畳の部屋で、奥さんが包丁で首を切って血まみれになってる。
抱き上げたヒラフが救急車を呼ぼうとして、奥さんをボトンと落としたのヒドい…
ていうか杉彦ちゃんが第一発見者だなんて、トラウマが心配。
青山のマンションにて
美百合は一人で帰宅し、とりあえず涙を流して反省してる。
伊佐子はそんな美百合を励まして、こんな状況でも愛を貫いてほしいと言う。どうかしている…
「あなたも黙ってないで、美百合に何か言ってあげて」
「俺は何も言えないよ…」
元はと言えば、全部、津田山のせいだからね。ヒラフが覚えていないフリをしてたのに。
奥さんのお葬式
自らの死をもって復讐するなんて、すごい仕返し。
遠くから親戚も集まってくれて、お葬式がしめやかに執り行われる。
その後、伊佐ちゃんに励まされた美百合がやってきた。
「あんたに線香なんか上げられて、仏が浮かばれるとでも思ってるのかね?!」
親戚の人たち事情を知ってるみたい。
記憶喪失の状況で拾ってもらって、元気になるまで世話してもらって、いっぱしの漁師にまでしてもらって、このざま。
「あんたは鬼かい?」
視聴者の声を代弁する親戚のおじさんナイスだわ。美百合を追い帰してくれた。
会いに来た実母
その後、東京から来た棚子は、自由に出入り可能なヒラフ邸に上がり込む。
ケーキを頬張る杉彦ちゃん可愛い。
帰宅したヒラフは、棚子を母とは認めなかった。
中島先生に女の図太さを描かせたら天下一品。
右往左往して何もできないヒラフがヒロインみたいになってる。
30話:放置子の杉彦ちゃん
東京へ戻った棚子が、ヒラフは美百合のことで頭がいっぱいだと報告する。
それで自信をつけた美百合がノコノコとヒラフ邸にやってきた。放置子の杉彦ちゃんを東京で預かりたいと言う。
「夜なんか杉彦もいないで、ひとりで過ごしたら…考えただけで耐えられそうにもない」
しっかりしろよヒラフ。
人生が上手くいかないヒラフは、そのうち美百合に抱き着いた。そして奥さんが首を切った部屋でキスをして押し倒す。正気か?
「ここじゃいけないわ。バチが当たるわ」
「そうか。バチが当たるか。まだ許されないのか、俺たちは」
え、ヒラフ…
美百合は一緒に東京へ行こうと誘うが、ヒラフは自分たちだけで幸せになれないと言う。今さら?
そんな矛盾だらけなヒラフは、美百合の制止も聞かずに、台風の海へ漁に出て行ってしまう。
2度目の行方不明
トラブルメーカーのヒラフは、またまた行方不明になってしまった。壊れた船が海上に浮かんでいたとか。
杉彦ちゃんは立て続けに両親を失い、親戚のおじさんが預け先を気にかけていると、美百合が申し出る。
「私、親子になります」
子育て失敗しそうな予感…
ヒラフが役立たずすぎて残念。
20歳までのハングリー精神があって自己主張がちゃんと出来るヒラフかっこよかったのに。
無一文の男が顔面の良さだけで妻子とマイホームと天職を簡単にゲットできたし、黙ってれば周りがなんとかしてくれると気付いたのかな。
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美百合を本当の妹だと信じて信頼しちゃってた奥さんが可哀想で見てらんなくなりました。
美百合もさ、散々嫌な思いさせられた伊佐子とまだ仲良くしてて、真剣に見ちゃうとイライラしちゃう。
あーちゃんさんコメントありがとうございます。
ほんと美百合はどうかしてますね。
天気悪い中、杉彦ちゃんに電球買いに行かせ、奥さんが首を切った家で美百合を抱こうした比羅夫にドン引きでした。美百合が拒否したからヤケになって荒波に漁出ちゃったんかなって思ってしまいました。