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『時をかける愛/想見你』25話・最終回・スペシャル映像のネタバレ感想


台湾ドラマ『時をかける愛』の25話と最終話のあらすじと感想です。

台湾では全13話で、日本用に全26話に分けられているので、この2話が実質最終回となります。

昔の自分を全否定されて生きる希望を失ったユンルー。ゾンルーを伴って事件現場の廃ビルへ行ったけど、このあと何が起きる?

怖い。ドキドキする…

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キャスト

2019年の世界

黄雨萱ホァン・ユーシュエン:アリス・クー(柯佳嬿)
台北に住む明るい27歳OL。1998年にタイムスリップしようとするが、中継地点に閉じ込められる

1999年の世界

陳雨如チェン・ユンルー:アリス・クー(柯佳嬿)
台南に住む内気な18歳の女子高生。ズーウェイが好き

李子維リー・ズーウェイ:グレッグ・ハン(許光漢)
ユンルーの同級生。ユーシュエンが好き

莫俊傑モー・ジュンジエ:パトリック・シー(施柏宇)
ズーウェイの親友。ユンルーが好き

謝宗儒シエ・ゾンルー
ズーウェイのクラスの委員長。ユンルーが好き。弟の謝芝斉シエ・ジーチーが2019年からタイムスリップして意識が入り込む。

 

25話:旧正月の2日前

1999年2月14日

ユンルーはズーウェイに明るく挨拶する。

「二度とユーシュエンを演じるな」
(ズーウェイひどい…)

ズーウェイに突き放されたユンルーは屋上へ出て、頭の中にいるユーシュエンに話しかける。

このまま自殺すれば”不憫な子”として同情され、忘れられていく。しかし、1999年の旧正月の2日前に殺されれば、自分の死はみんなにとって特別なものになる。

ユンルーは理想の自分になれると喜び、ユーシュエンに感謝の気持ちを伝える。

向かいの建物にいたジュンジエがその様子を目撃し、ズーウェイと共に捜す。

廃ビルにて

ユンルーの前に謝先生inゾンルーが現れる。

「どうやって連れてってくれるの?」

死を覚悟したユンルーの首元に注射を打とうとしたその時!

「警察だ!動くな!!」

2019年で歌を聴いていた謝先生はその声で起こされ、元の世界へ戻る。正気になったゾンルーは逃げ出した。

そこにジュンジエが駆けつける。ガラス片を手に持ったユンルーに、自分の気持ちを伝えて思いとどまるよう説得する。

「君は愛されるべき存在だ」

しかしジュンジエの声は届かなかった。ユンルーはビルのキワに立ち、落ちていった。そしてジュンジエは警察に捕まってしまう。

2019年11月

全てを知ったユーシュエンは目を覚ます。ユンルーが死んだのは自分のせいだった…

すぐさまウォークマンを再生しようとするが動かず、テープもぐちゃぐちゃになってしまった…

2020年12月30日

ひとりで暮らすユーシュエン。時おりズーウェイと自分が高校生活を楽しむ夢を見る。そしてスマホにメッセージを送る。

<またあなたに会いたい…>

感想

泣きすぎてもーダメだー

こんな悲しいお話だとは思わなかった。ツラすぎる…。そんな事ならゾンルーが犯人のままで永遠に無限ループでよかったよ…

今までジュンジエに全く興味なかったけど、ここへきて株が急上昇。

実際は自殺だったけど、ユンルーの意思を尊重して殺されたってことにしてあげたのか。ズーウェイにも打ち明けずに黙っていてあげたなんて、健気すぎて泣ける…

てかズーウェイがガッカリなのよ。ユーシュエン、ユーシュエンってさ、好きになった人が目の前にいるんだよ。性格”だけ!”じゃなくて容姿とかも含めて好きじゃないの?自分が悲しいからって、あの態度は無いと思うの。まぁ10代のピュアな男子だから、自分カワイソって感じなのか。

廃ビルでは、てっきりジュンジエがゾンルーと格闘して、何かのはずみでユンルーが上から落ちたのかと思っていた。現代で警察に踏み込まれて元の世界に戻されたんだね。ほんと良く出来てる。

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最終話:時をかけた結末はいかに

ウォークマンは色んなお店に修理に出すが、動かないまま。テープだけ取り出してもらい、車で再生する。

目が覚めたユーシュエンは、ビルのキワに立つユンルーになっていた。落ちていく瞬間、ジュンジエが手をつかむ!!ジュンジエ!ナイス!助かったよ~

そこにズーウェイが駆けつけユンルーを抱きしめる。ひと目見てユーシュエンだとわかった模様。

帰宅したユーシュエンは、ユンルーに話しかける。

「消えたいと願うのは絶望したからではなく、多くの希望を持っていたから」

翌朝(1999年2月15日大晦日)

ユーシュエンはズーウェイと砂浜へ。

全てリセットされてしまい、ズーウェイはチュエンションとなって、未来のユーシュエンと出会うこともないだろう。心配するズーウェイにユーシュエンは、32レコード店から頂戴した新品のウーバイのテープが入ったウォークマンを渡す。

「私が消えたあと、会いたくなったらこの曲を聴いてみて。あなたを私のもとに連れてきてくれるかも」

優しい嘘をつくユーシュエン泣ける…。そして悲しむズーウェイを抱きしめ励ます。

「約束する。絶対忘れない」

そんなとき、ユーシュエンから頼まれたジュンジエは、タイムスリップ用のテープに火をつける。これで2019年の謝先生がここに現れることはなくなった。

チュエンションとの思い出は消えるけど、悪夢はなくなる。ユーシュエンはズーウェイに会う前に覚悟を決めていたみたい。

砂浜でキスをするズーウェイとユーシュエンは、塵となって消えていった…

1998年11月11日

ベッドの上で目が覚めたユンルー。お見舞いに来ていたジュンジエは、嬉しくてユンルーに抱きついた。

ちなみにユンルーは誕生日のお祝いをした日の夜に事故に遭ってケガをしたとか。

今までの出来事は、ユンルーが昏睡状態のときに見た夢だった。その夢のおかげでユンルーはなんだか吹っ切れたみたい。その姿を見守るジュンジエが優しい。

一方、ズーウェイは違和感を残したままユーシュエンを知らない人生を送っていた。

そんなとき、屋台で砂糖揚げ餅を2つ買うと、見知らぬ少女登場!!

「お兄ちゃん お名前は?」
「リーズーウェイだ。君の名前は?」
「ホヮンユーシュエン」

少女をバイクに乗せて海沿いを走るズーウェイ。いつの間にか後ろに大人のユーシュエンが乗ってる…

ー完ー

感想

へ~そっか~。そうきたか~

エンディングの海岸をバイクで走るシーンはとても綺麗だね。そして寂しい気持ちでいっぱい。

大学時代を一緒に過ごしたユーシュエンとチュエンションはパラレルワールドとかで生かしておいてほしかったな。主人公死亡END(死んではないけど)で物語がプツっと閉じてしまって、余韻に浸れない…

うっすら記憶が残ってるみたいだから、夢ではないにしても、虚無感がすごい。

まぁでも色々言っても、めちゃくちゃ楽しめたのは事実。とにかく先が気になったよね。ズーウェイとユーシュエンがとてもお似合いだったし。

最後の少女ユーシュエンとの出会いは余計だったね。ズーウェイの見た目だからイケメン無罪で爽やか風だけど、ゾンルー(例えに出してゴメン…)が同じことしたら通報されてるよね。

ユーシュエンが消えてなくなったところで終わってくれた方が良かったかな。

 

スペシャル映像:10年後の未来

解説

台湾で連ドラとして放送中に、最終回がネットに違法アップロードされた事件があったとか。そこで新しい撮影を決行して、視聴者のために「スペシャル映像」を作ってくれたんだって。

私は有料の動画配信サイトU-NEXTで観たのですが、そちらには入っていました!新作だから1話ずつ課金して見たよ(汗)

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思い出シーンのスライドショー

まずはドラマオープニング曲(Someday or One Day)のアカペラバージョンに乗せて、思い出シーンのスライドショー。撮影中のショットもある。

なんだかこれだけで涙があふれてくる…

デザイン事務所にて

仕事中のズーウェイ。そこに、ロウソクを挿したカップケーキをジュンジエが持ってきてくれた。どうやら今日はズーウェイの誕生日らしい。

ジュンジエはずっと台南に住んでいて、モーおばあさんが健在で今もお店をやってるとか!この情報はめちゃくちゃ嬉しい。

3つ目の願い事を心の中で唱えると、な、なんと!女子高生のユーシュエンが誕生日ケーキを持ってやってきた。

「28」のロウソクが立ってる。ってことは今は2009年あたり?ユーシュエンは17歳くらい?

えーーーー
28歳のロリコンズーウェイ、女子高生見て嬉しそうにするのやめて~
やっぱり年の近い同士の恋愛がいいなぁ…

取り合えずこのことは忘れて、ジュンジエとおばあちゃんが生きてたってことで良しとしよう。

 

あとがき

なんだかんだ言って楽しかったー!次が気になってしょうがなかったよ。

主演のアリス・クーさんは、最初なんでこんなガリガリで幸薄そうな女優さんが恋愛ドラマの主役なんだろ?とか思ったけど、それが逆に物語にめちゃくちゃ合ってた。

涙を流すタイミングが素晴らしい。同じ見た目なのに2人の人物をちゃんと演じ分けていた。

ちょんまげも可愛かったけど、女子大生時代が好きだったな。

VRゴーグルをつけて、ウーバイのコンサートでチュエンションの胸でわんわん泣く姿が印象に残ってる。何も知らない幸せそうなチュエンションが、頭ポンポンしながらリズムにのってるんだよね。はーー懐かしい…

そのチュエンション演じるグレッグ・ハンくんは、笑顔が明るくて可愛いね。笑ったときに口角がくるんと上がる大きな口が好き。

あと低めの声もいいよね。
「ちゅ~にしゃーるーくわぁいら~♪」が頭から離れない。中国語全くしゃべれないけどバースデーソングは覚えたよ。日本のように英語をそのまま歌うんじゃないんだね。

ユーシュエンに交際OKもらったときの、喜び方がめちゃくちゃ可愛かったな。生理1日目?とか勘違いするバカっぽさも含めて、は~かわいいかわいすぎる…。

アラサーなのに高校生役がこんなにハマるなんてすごい。普通の簡素な学生服でなぜあんなにかっこいいんだ?スタイル良いよね。

スポーツが出来て背が高くてイケメンって、学校に1人はいるようなモテ男だけど、ユーシュエンしか好きにならないんだよね。もったいない。

ユーシュエンの成長を虎視眈々と狙ってないで、もっと周りを見渡して年相応の素敵な女性を見つけてほしい。てかその気になれば速攻見つかるでしょう。

最後、急にジュンジエ派になってしまった私は、10年後に現れた時、ユンルーと夫婦で登場してほしかった。うっすらヒゲはやしてカッコよくなってたよね。牢屋に入っていたジュンジエしか知らないから、事件が無くなった人生でどのような進路を歩んだのか気になる。

なんだか永遠に感想が出てきてキリがない。心にポッカリ穴が開いて切ない気分。

他話数は別ページです
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グレッグハン出演ドラマ感想
Netflix『罪夢者/Nowhere Man』
(こちらでは短髪でタバコぷかぷか吸ってる悪~い役を演じてます)


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