1994年公開の「ベスト・キッド４」を紹介します。
DVDのパッケージがダサくて観るのを躊躇していたのだけれど、いやいやどうして。主人公が女性だからか、共感できる部分がたくさんあって、ずっとウルウルしっぱなしだった。
少年ダニエルには理解できないことが多いので、私は４作目が一番好きかも。でも多分ベストキッドのファンは男性が多いだろうから、当時、興行成績が振るわなかったのはわかる気がする。
とりあえず主演のヒラリースワンクのおっぱいがデカいので、男性にはそこが見どころだと推しておきます。
年を重ねたミヤギさんは、さらに仙人感を増し、エロじじいっぽさも健在で目が離せない。なんだろあの魅力は…
| 『ベスト・キッド４』 | |
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原題：The Next Karate Kid |
キャスト
★ジュリー・ピアース
（ヒラリー・スワンク）
早くに両親を亡くし祖母宅で生活。反抗期
★宮城成義
（ノリユキ・パット・モリタ）
一人暮らしのカラテの達人
アルファ・エリート
校内を牛耳る肉体派風紀委員的グループ
★主導者：デューガン大佐
（マイケル・アイアンサンド）
軍人上がり
★リーダー：ネッド
ジュリーの同級生。ジュリーが好き
★メンバー：エリック
（クリス・コンラッド）
ジュリーの同級生。ジュリーが好き
出会い
ミヤギさん（ノリユキ・パット・モリタ）は亡き戦友の妻から、心を閉ざす孫娘のジュリー（ヒラリー・スワンク）を預かることに。ジュリーは両親を亡くし、荒れていた。
この辺の展開がサクサク進んで、あっという間に２人の生活が始まるんだけど、年頃の孫娘を赤の他人のじいさんに預けるなんて、どうかしてる。でもミヤギさんの風貌ならギリギリセーフってとこか。
着替え中にドアを開けたのは絶対に確信犯だよね。慌てたふりをする演技の演技がぎこちなくて笑える。
同居生活
ミヤギさんに漠然とした事ばかり言われて、意味がわからずイライラするジュリー。家を飛び出すと車が目の前に！するとジュリーは驚異的な瞬発力とジャンプ力で、ボンネットに飛び乗った。ケガしなくてよかった～
ギャグかと思ったら、ジュリーは真剣で目に涙を溜めてる。危険なことをしたから怒られると思ってるんだね。
でもミヤギさんは車をよけたことがすごいと褒めた。
ジュリーは少し心を開き始めて、両親の話をする。昔、パパにカラテを習ったとか。戦時中にミヤギさんがジュリーの祖父に教えていたんだね。それが父に伝わり、娘のジュリーに伝わった。
両親が死んで心が空虚になったジュリーに、ミヤギさんは「カラテがある」という。
ジュリーはいまいちピンとこないけど、ミヤギさんのペースにだんだん飲み込まれて、興味を持ち始めてる。
カラテの稽古
翌朝、ジュリーはミヤギさんにカラテを習いたいと申し出た。さっそくミヤギさんは
「ワックスオン、ワックスオフ」
でたー！！！
ダニエルさんは疑問に思いつつも素直に従ってたけど、女の子のジュリーはそんなことやらないよね。
ミヤギさんも「女の子は難しい。男の子は簡単だ」と言ってる。ウチにも息子と娘がいるのでわかるわ～
ショッピングへ行きたいからとお金を無心するジュリーに、ミヤギさんが仕事をあてがった。向かいの家の子守りを任されるんだけど、そこの男児たちがやんちゃで可愛いのなんの。綺麗なお姉さんが遊び相手でテンション上がったんだね。
スポンジのバズーカ砲で男児を全員やっつけてドヤ顔するジュリーがめちゃくちゃ可愛い。
特別な場所
ジュリーは美人だから厄介な不良男子ネッドから好きになられて、ほんと迷惑してる。
学校の屋上で羽が折れた鷹のエンジェルの世話をしようと夜中に忍び込んだら、ムキムキピタＴの自警団の男らに追いかけられてしまう。寄ってたかってこれは無いわ…
結局警察に捕まって、２週間の停学となってしまった。
自暴自棄になるジュリーに、ミヤギさんが特別な場所へ連れていってくれた。
途中に立ち寄ったガソリンスタンドで、怖そうな輩にいちゃもんつけられるんだけど、めちゃくちゃスマートにやっつけてくれるんだよね。ジュリーが尊敬の眼差しで見てる。
「ケンカはいかん。誰かがケガをする」
おいおい…
着いた先は、おとぎ話に出てくるような石造りの要塞みたいな場所。そこに和尚が住んでいる。庭には枯山水がある。なんやこの世界観…
禅の修行生活
枯山水の岩から岩へ飛び移れと指示を出すミヤギさん。綺麗な砂紋の上をズカズカ踏み入るなんて、日本人には無い感覚だよね。
ジュリーは素直だから、トンデモ和尚のしきたりにちゃんと従ってるし。健気でかわいい。おかげで本来の自分を取り戻すことができたみたい。よかったよかった。
さよならのとき、僧侶が禅の弓道を見せてくれるとか。な、なんと、ミヤギさんが的になるんだって。なぜ？
ここの矢をかまえた院長が、呼吸とか間合いとか無く、ピューンと簡単に放つの。怖いわ～。しかもミヤギさんたら自分に向かってきた矢を右手でキャッチしてるし！
奇跡の動体視力の持ち主ミヤギさんにビックリだけど、仏像に向かって矢を放つ院長にもビックリ。
学校生活再会
ジュリーは色々ふっきれて、爽やかな笑顔。かわい～
友達以上恋人未満のエリックは、空軍士官学校の推薦を狙って校内の自警団に所属していたけど、デューガン大佐が頭イカれてるから足を洗ったみたい。
そんなとき、鷹のエンジェルがいなくなっていた。どうやらネッドが犯人っぽい。エリックがキレて屋上でつかみ合い。この２人がすごいムッチリムキムキで、高校生には全く見えない…
その後、動物保護所でエンジェルと再会。
ミヤギさんはエンジェルはもう飛べると言うけど、ジュリーはまだ早いと言う。ミヤギさんがハンドパワーを与えると、エンジェルが飛んでった！
でも１周回ってまたジュリーの腕にとまるんだよね。ここ号泣ですわ。
次は本当にさようなら。エンジェルは大空を羽ばたいて気持ちよさそうに飛んでった。寂しいけど嬉しい旅立ちだね。
プロム
エリックにプロムに誘われたけど、ドレスも無いしダンスもできない。
そんなジュリーにミヤギさんは、空手の型を教えた。なんだか気が付いたらワルツを踊ってるし！これはミヤギ発明のカラテワルツだとか、軽く冗談を挟みつつ、実はジュリーの祖父から戦時中に習ったらしい。
さらに露出度高めなドレスも選んでくれていた。
プロム当日、真っ白なドレスを身にまとったジュリーが、結婚式の前室にいる花嫁みたい。
急に涙ぐんでて、こちらも涙…。最初はミヤギさんの言葉が理解できなかったけど、今ならわかるってさ。ええ子やん。
うるうるした瞳のジュリーがとても美しい。
そして楽しいプロムが始まったかと思いきや、デューガン大佐の仕業で台無しになってしまった。
稽古の成果
しょんぼりジュリーを慰めながら、エリックが自宅まで車で送ってくれた。
キスしようとしたその時、ネッドが車の窓を金属バットで叩き割る。この時代の暴力ってすごいよね…
激おこのエリックは桟橋へ向かう。そこには火が焚かれたドラム缶が並んで、他の自警団らもいた。
もう本当にとっても悪いことが起こるような雰囲気の場所にて、まずはエリックの車に火をつけて大爆発（！）させる。尋常じゃない規模の爆発加減でビビるー。この子たち高校生だよね？
予想通りエリックがボコボコにされてから、ミヤギさんとジュリーが駆けつけた。遅いと思ったら、ドレスを着替えていたのか。
そしてジュリーはネッドと１対１の勝負に出る。ここのジュリーの戦い方が素晴らしいの。
力が無いから腕では戦わず、長い足を最大限に活かして、かかと落としや回し蹴りを炸裂。体幹がしっかりしてるから、ダニエルさんよりだいぶ見栄えする。
ネッドがやられて他のメンバーは攻撃を諦めるんだけど、デューガン大佐がミヤギさんに決闘を申し込んだ。やっぱり最後はミヤギさんだよね。
ケンカはいけない。とか何度も言っときながら、関節技やら足技を存分に披露して、ミヤギさんの大勝利～。パチパチパチ
最後はお決まりのドヤ顔ウィンクで終わり。かと思いきや、大空を羽ばたくエンジェル～！！！泣くーーーー
ー完ー
あとがき
まさか４作目でこんなに泣かされるとは思わなかったな。女性の成長物語だから、グッと入りこめた。
それにしても二十歳のヒラリースワンクがめちゃくちゃ可愛いね。
イライラ顔がキュートだし、ミヤギさんのトンデモ行動に驚く顔とか、次第に打ち解けて弾ける笑顔を見せてくれたり。コロコロ変わる表情に目が離せなくなった。
そして顔だけじゃなくてスタイルも素晴らしい。脚がスーッと長くてお尻がプリっと真ん丸でおっぱいがデカい。東洋人ミヤギさんとの違いをまざまざと見せつけられたわ～
涙を流すタイミングも絶妙で、このあとスター街道を歩くことになる片鱗を見せてる。
ミヤギさんはいつもと変わらずひょうひょうとして、すごい人格者かと思いきや、たまに「え？！」って引くような発言があったり。なんだか憎めなくて魅力的な人だよね。
映画自体は、ダニエルさんが主役の３作目までと比べて、だいぶ真面目な物語だった。感動したけどエンタメ性は低くなったような気がする。
愛すべきクソキャラ（クリーズ、チョウゼン、シルバーなど）がいなかったせいもあるかも。
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