2018年中国制作のドラマ「将夜 戦乱の帝国」全60話の最終回を紹介します。
自ら冥王の子じゃないと明かした寧缺は、一市民として夏侯に復讐を果たすことを決意した。
たぶん…いや、絶対に勝つんだろうけど、とりあえず全60話の結末を見届けたいと思います。
「将夜 戦乱の帝国」 U-NEXTで観る |
・キャスト
・最終話あらすじ
・最終話感想
・勝手に名シーンランキング
キャスト
★寧缺 :チェン・フェイユー
武道と符道を身に着けた十三先生。16年前の林府事件の復讐を果たすため、夏侯将軍にタイマンを張る
★桑桑:ソン・イーレン
寧缺の妻。葉紅魚の手ほどきで技を身に着ける
★夏侯
王后の兄 兼 魔宗の残党 兼 唐国の将軍(現在隠居中)兼 西陵の犬 兼 16年前の林府事件の首謀者
最終話:結末やいかに
やーっと寧缺と夏侯将軍の一対一の対決が始まった。
凍った湖の上で、長い長い本当に長い戦いが続く。
そして予想通り寧缺が危機を迎え、桑桑ちゃんが攻撃する。
いつの間にかニ対一で戦ってるのズルくない?夏侯は文句言わずに偉いよね。
しかも西陵から「通天丸だけどちょっと違うかも」って渡された薬を飲んだら、具合が悪くなったみたい。
夏侯は西陵から寧缺と共倒れすることを願われていたことに気付く(今さら?)。寧缺に優しい言葉をかけて、体が散り散りに吹っ飛んで跡形もなく消えてった。
桑桑ちゃんは寧缺に覆いかぶさり、爆風から守る。
いつも背負わされて邪魔そうだなと思っていた傘を、今日に限って持っていない!
寧缺は目を覚ましたけど、桑桑ちゃんは意識がない…
「桑桑ーー!!!」
やっぱり永夜は来なかった…
ー完ー
最終回感想
もー、永夜も来ないし、冥王の子が誰かもわかんないし、唐国も燕国も西陵のトップも据え置きだし、60話もあったのに何をやっていたわけ?
製作陣は続編に目を向けすぎてるよね。
いったん続編の事は忘れて、そのシーズンの最終回は納得のいく結末を見せてほしいわけよ。
こんなんじゃ全然スッキリしない。
しかも戦えそうな役者さんがたくさんいるというのに、一対一の決闘を見学しているだけって、もったいなさすぎる。敵も味方も入り乱れた肉弾戦をみたかったな。さぞかし盛り上がっただろうね。
悔やまれる。
勝手に名シーンランキング!
不満ばかりのくせに60話も見続けるなんて、私どうかしてる。なんだかんだ楽しかったんだ。
そこで、60話も長すぎて見る暇がない…。というそんなあなたに、ここを見れば「将夜」をわかったつもりになれる、おすすめシーンをご紹介します。
※個人的な好みで偏りあり。
1位:柴刈り人の寧缺
渭城の兵士の寧缺が、颯爽と馬を走らせて馬賊退治に勤しむシーン(1話)
ドラマ冒頭の10分の力の入りようったらないよ。
砂漠を馬で爆走する寧缺一行がかっこいいのなんの。たぶん吹き替えだろうけど。
寧缺は色黒だから、雪景色より青空のもと荒原で暴れている方が似合う。この粗削りな青年役で、渭城での桑桑ちゃんとの貧乏生活を少し長く見てみたかった。
1話の寧缺は百点満点だね。
2位:春風亭の戦い
国の流通を担う魚龍幇のトップの朝小樹が、親王に目をつけられて軍に襲われるシーン(6話)
水はけの悪い商店街で、素晴らしい戦いを見せてくれたよね。水しぶきがよりドラマティックに魅せてくれた。
こんなワクワクするような白熱した戦いを最終回で見たかったもんだ。
朝さんの最後まで振り切る剣さばきが力強くて華やかだし、無駄のない動きに惚れ惚れする。
両側に垂れた前髪と、口元の傷跡が色っぽくて好きだー
3位:心の葛藤と戦う男たち
二層楼の試験で勝ち残った隆慶さんと寧缺が、夫子から出されたお題「心の葛藤と向き合う」シーン(21話)
このときの寧缺はかっこよかった。年齢的にも下っ端で頑張る姿が似合うし、応援したくなるよね。
光より闇を選んだから、永夜が来たら頼もしいわ~なんてワクワクしてたんだよ。ここからなんの進展もなく40話も続くなんて、誰が予想した?
4位:雪上での隆慶さんと彼女の熱演
寧缺に矢で射られて修行のできない体になってしまった隆慶さん。落ちぶれて荒れ狂う彼に、花の妖精の彼女が慰めすがりつく(42話)
それでも振り払うかー。それが隆慶さんってもんだ。
プライドが高いからこんな姿を見られることが屈辱なんだろうね。でも好きな彼女くらいには、素を見せてもいいんじゃないかな。たまには安らぐ場所も必要だよね。
隆慶さんは美人だから儚い白が似合う。
川の近くで深い雪の中、めちゃくちゃ寒かっただろうに。2人の熱演に釘付けでした。
5位:ラブラブな2人を見て涙する桑桑ちゃん
寧缺が唐国を代表して荒人を倒そうと出発して、桑桑ちゃんは老筆斎でお留守番だったんだよね(45話)
やっと長旅から帰ってきたと思ったら、自分より若くて超美人で家柄も良いお嬢さんを連れて帰ってきたからね!!
これは桑桑ちゃん白旗あげるわ。今思い出しても切ない。このドラマで号泣するとは思ってなかった。
しかも寧缺が婚約者を地元に連れ帰った的な感じで、師兄たちに紹介したり、街を案内したり、あーむかつく。
何回「山山が好きだ」って言った?
それなのに、通天丸を飲ませてくれたのが桑桑ちゃんだと知ったくらいで、速攻で山山を捨てて、桑桑にプロポーズするんだよ。
ほんとサイテーな男。
あらオススメシーンを紹介するつもりが、寧缺への罵詈雑言になってしまった。興奮してすみません。
6位:恐怖の火の鳥
朱雀天街の門の上に飾ってある朱雀が燃えだして、寧缺を追いかけまわすシーン(14話)
あれは怖かった。そしてなんの意図があったんだ?
15年前の林府事件の関係者と一戦を交えて満身創痍で帰宅中だったんだよね。そこを襲われるなんて、珍しく寧缺に同情したわ。
「将夜 戦乱の帝国」 U-NEXTで観る |
7位:決意表明をする寧缺
寧缺が夏侯との戦いの場として湖を購入して、湖畔に桑桑との新居を設けた。一緒に戦いたいという桑桑に、長生きしてほしいと話すシーン(55話)
山山と色々あった後だったから、いまいち感動しなかったんだけど、ここだけ後で見返すと結構素敵なシーンだった。
不安な未来はとりあえず忘れて、今この時の幸せを満喫しようとする2人が儚げ。
「たぶん若君に拾われた瞬間から私たち結ばれる運命だった。これが師匠の言ってた”縁”だね」
もし夏侯に負けたら地元へ帰れという寧缺に、一緒に戦いたいと言う桑桑。相手を気遣いあって、愛情がさらに深まったね。
不安がって抱き着く桑桑を肩に乗せて、とりあえず帰ろうって。どんより曇り空も相まって切ない。
8位:隆慶さんのプロポーズ
西陵で紛失中の天書を探しに隆慶さんが魔宗の里へ出発する直前、花の妖精の彼女にプロポーズしたシーン(29話)
本人も悪い事が起こりそうな予感がしてたから、それを打ち消そうと未来の約束をしたんだろうね。
花に詳しいであろう彼女に、
「西陵で最も美しい花を贈るよ」
ってとてもロマンティックな言葉。
9位:天書を必死で読もうとする隆慶さん
修行が出来ない体になってしまったけど、知守観の観主が学びの場を与えてくれた。そこで清掃員をしながら、洞窟のじーさんにボロクソに言われたりしつつ、天書を読もうと毎日努力してたね(54~57話)
でもやっぱり昊天への信仰心が強すぎたみたい。
意外と常識人のじーさんや知守観の職員が、人としての道理を説くんだけど、なーんにも伝わらないの(58話)
我が道を行く隆慶さんには私もお手上げ。
10位:寧缺とのラブラブを妄想する莫山山
雪の中、山山が書道の練習をしていると、寧缺がわざわざ会いに来てくれた。
「山山が言った通り、好きだけじゃ足りない」
そう言って山山を抱きしめてグルグル回り始めたよ。(48話)
初めて見たときは「はぁ?!」と怒りがこみ上げたけど、これは期待した山山の妄想だったんだよね。実は寧缺は自分の本命物が桑桑だと知って、別れを告げに来たのであった。酷い話だ。
私は桑桑派だから山山が邪魔でしょうがなかったけど、このシーンは美しすぎてとても印象に残ってる。
2人のピチピチ感と背格好がお似合いで、雪が降り積もる夕暮れ時に、とても幻想的で絵になった。
手を繋いでグルグル回るのはタイタニック風で可愛かったな。
番外編:銀子を本命物にしたい寧缺
貧乏な寧缺が銀子に念を送って本命物にしようとしていたシーン。
うっすらしか覚えてなくて、どの話数なのか探したけどわからなかった。
この頃はおバカで愛嬌があったよね。偉くなる前の寧缺は好きだな。
まとめ
こうやって書いていくと結構細かく覚えていたりして、すごく楽しんでいた自分に気付いた。字幕だったから集中して見たよね。
楽しませてくれてありがとう。という気持ち。それにしてもずっと雪景色の中で、役者さんたち寒くて大変だったろうな。
なんと、主人公を演じたチェン・フェイユー君は、シーズン2には出ていないとか。スケジュールが合わなくて、別の方が寧缺を演じてるんだね。
私は寧缺にそんなに思い入れは無いので(ゴメン)、ガッカリ感もなくへ~って感じ。
全60話はパラビで見ていたんだけど、シーズン2の配信はまだ無いんだよね。見れる環境になるまでしばらくおあずけです。見るかはわかんないけど。