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『ヴァイキング~海の覇者たち』シーズン6前半ネタバレ感想


歴史ドラマ「ヴァイキング~海の覇者たち」シーズン6の1話~10話を紹介します。

シーズン5では、ふるさとカテガットをめぐり、兄弟ゲンカでビヨルンが王の座を勝ち取った。末っ子アイヴァーは逃げて放浪の旅に出ている模様。

ずっと兄弟の仲が悪すぎて殺伐とした雰囲気のなか、さらにフロキの最期の後味の悪さたるや。

どんより落ち込んだ状態で最終シーズンへ突入しますが、頑張って終わりを見とどけたいと思います!

キャスト

ラグナルの息子たち

★長男:剛勇のビヨルン
(アレクサンダー・ルドウィグ)
最初の妻:元奴隷
2番目の妻:ボルグ首長の元妻トービ
3番目の妻:サーミ人の王の娘
4番目の妻:オラフソン首長の元妻

★次男:ウベ
(ジョーダン・パトリック・スミス)
妻は女戦士トービ。ビヨルンの子らを認知し育てる
一時期キリスト教に揺らぐが、ヴァルハラへ行くのが最終目標

★三男:ヴィトゼルク
(マルコ・イルソ)
彼女をアイヴァーに殺されアル中となる
仏教に目覚めかけるが、ヴァルハラへ行くのが最終目標

★四男:蛇目のシグルズ
シーズン4で他界

★五男:怒れるアイヴァー
(アレックス・アンダーセン)
兄たちに負け、カテガットを去る

 

1話:新たな始まり

キエフ

故郷を追われ、シルクロードを旅していたアイヴァーは、オレーグ公に捕まってしまう。ちなみにキエフはこちら↓

怒れるアイヴァーを噂で聞いていたオレーグ公は、自称神に興味を持つ。空遊びでスリルを味わったり、妻を殺した者同士意気投合したり。

そしてアイヴァーとの出会いは、祖先ヴァイキングのふるさとカテガットを襲撃しろとの啓示だと受け取る。

カテガット

おばあさんになったラゲルサは、隠居生活を希望し、田舎へ移り住む。

そんなとき、負傷したハーラル美髪王がオラフ王に領土を奪われたとの知らせが入る。ビヨルンはシーズン5で散々助けてもらったくせに、助ける義理はないと突っぱねる。

感想

よくあんな雑な装置で空に飛んだよね。着地で内臓破裂しなくて良かった。さすが神だけある。

 

2話:予見者

カテガット

チェ、チェ、チェ、チェ、チェーティルがフロキの国(アイスランド)から帰ってきた!!!!怖い!

ビヨルンは周りの反対を押し切って、ハーラル王を助けに行くことを決める。そしてチェーティルを遠征に誘う(やめときなってー)

ノヴゴロド(1話の地図ではキエフからずーっと上にいったところにある)

自伝の人形劇を見て涙を流すオレーグ公は、兄弟二人をやりこめて、唯一の王位継承者イーゴリ王子をゲットする。狂気なオレーグ公にドン引きするアイヴァーであった。

感想

キエフの立派な建物が雪景色と調和していて素敵。雪原を走る馬車馬がデカくて雰囲気が出てるし、寒そうな画面を暖かい部屋のテレビで見るの好きなんだよね。

まぁそこに出てくるオレーグ公が、イケメンじゃないのにキチってて、台無しなんだけども。

アイヴァーが着てるキラキラのラインが入った洋服がカッコいいの。王子が楽器を弾いたり、ヴァイキングより文化的豊かさを感じる。

 

3話:亡霊と神々と犬ども

カテガット

アル中のヴィトゼルクは、アイヴァーに焼かれた彼女トーラの幻覚を見る(怖すぎ!)

ラゲルサの島に未亡人たちがわんさか訪れる。フロキの理想の国とは打って変わって、こちらはとっても幸せそう。

ウベはアイスランドに渡ろうとしてる。優しさで妊娠中のトービを置いて行こうとしたのに、トービは邪魔者扱いするなとか大激怒でこわー。

そんな気まずさを「スコール(乾杯)」でお茶を濁すラゲルサであった。

その後、女性ばかりのラゲルサの島が襲撃されてしまう。

オラフ王の国

ビヨルン軍は海を泳いで上陸しようとするが、作戦は全部バレていた。

感想

トーラとトービが怖すぎた。
オラフ王がこんなに出来る人だとは思わなかった。信仰心が強くて詩人だよね。

 

4話:捕らわれの者

アイヴァーはイーゴリ王子を手懐ける。オレーグ公はアイヴァーを利用してスカンディナビアを手に入れようとしていた。

オラフ王とは一旦休戦となり、野営地ではビヨルンがチェーティルにフロキ殺害について問いただす。意外と赤裸々に事実を語るが、チェーティルはフロキだけは殺していないと主張(こわやー)

その後、オラフ王が抽象的な話ばかりでめんどくさい。要するに、ビヨルンを王にしてノルウェーを統一したいらしい。

村を盗賊に荒らされたラゲルサは、女・子供・老人で立ち向かおうと作戦を練る(勝てる気がしない…)

そして男たちがやってきた。なんとか頑張って盗賊を追い払うが、孫のハリが殺されてしまう(涙)

感想

もーウベなにやってんの。護衛くらい置いていけよ。

トービが昔のラゲルサ的ポジションかと思うんだけど、華も演技力も無くて残念。
前半はアスラウグとかシギーとか唐王朝の娘とか、存在感がある女性がいたよね。今はみんな小者でつまんない。

 

5話:勝負の鍵

予知夢を見たグンヒルドがラゲルサの村にやってきた。次の襲撃に向けて警備を強化する。

キエフではアイヴァーが元嫁フレイディスとそっくりな王女と出会う。

ノルウェーでは、王や首長が一堂に会し、オラフ王司会のもと王の中の王を選ぶ会議が始まる。

ビヨルンの留守を任されたウベ代理王は、カテガットを交易で栄えさせるため、使節団を各地に送る。そこでルーシの国のノヴゴロドへ行った使いが、アイヴァーの生存を知らせる。

感想

村の子どもたちの弓矢の命中率がすごい。

ラゲルサの中の人を調べたらNetflix「五行の刺客」にメインで出ててビックリ。ヴァイキングに混じると華奢だけど、アジア人の中だとゴツいしデカいし一人だけ金髪で怖い女だったんだよね。同一人物だとは気づかなかった。

シラットという武術を使ったアクションシーンがオススメ。

 

6話:死神と蛇

投票にて初代ノルウェー王はハーラルに決定する。どうやら裏でチェーティルが動いていた模様(だから言ったじゃん!)。チェーティルはアイスランドの王になりたいらしい。

アイヴァーの元嫁フレイディスとそっくりな王女は、オレーグ公と結婚する。

瀕死のラゲルサは最後にビヨルンに会うために、カテガットへやってきた。そこにヤク中で幻覚を見るヴィトゼルクが現れ、めった刺しにされてしまう(えー!)

感想

老婆メイクが取れたラゲルサの肌が美しい。おっぱいの位置が高いから、若々しく見えるね。

ヴィトゼルクがラゲルサを殺したのは、亡霊のアイヴァーを恐れてやったことだから、アイヴァーは遠隔操作で復讐を果たしたってことか。

 

7話:美しき女戦士

冬のキエフで夢を語り合う食卓では、オレーグ公が母の子宮に戻って漂いたい発言をする(キモっ!)

村ではラゲルサの葬式が執り行われ、そこに帰還したビヨルンが参加する。

感想

やっぱりラゲルサはラグナルのもとへ行くのか。ヘフマンド司教やカルフ首長のことも思い出してあげて。

純愛風な演出だけど、ヴァルハラには先にアスラウグが行ってるし、ラゲルサは新しい恋をすると思う。

 

8話:ヴァルハラで会うまで

殺人を犯したヴィトゼルクがさぞかし落ち込んでいるかと思いきや、結果的に母親の復讐が出来て満足してるみたい。

ヴァルハラへ行きたそうなヴィトゼルクに、ビヨルンは生き地獄をさまよう刑を与え、カテガットから放り出す。

ウベはチェーティルを誘い、大勢でアイスランドの地を踏む。

ビヨルンが妻グンヒルドの侍女と繋がっているときに、妻がやってきた。嫉妬はしないと言いつつ、ラゲルサが襲われたのはビヨルンが解放した罪人だと、嫌味を言う。

キエフ

オレーグ公は、春にスカンディナビアへ襲撃する前に、少数部隊を派遣したいとアイヴァーに話す。

感想

フロキの地獄の国や、キエフのキチガイの国を見せられてウンザリしてる。ほっこりできるような息抜きシーンはないのか?とてもしんどい

 

9話:復活

アイスランド

上陸した村人たちは、生贄を捧げ豊穣を祈る儀式を行う。ウベが会いたがったさすらい人のオテールは、なりすましだった(!)。本名はアセルスタン(!)だと言う。

さらにフロキの形見を持っていた。人間に絶望して去っていった事をウベに伝える。

トービは難産の末、男の子を出産し、ラグナルと名付ける。

カテガット

ビヨルンは妻の侍女とも結婚し、ラグナルが成し得なかった夢の一夫多妻を実現する。

アイヴァーが偵察隊として訪れた森でヴィトゼルクと再会し、キエフに連れて帰る。

ルーシの動きを感じ取ったビヨルンは、ハーラル王に頼み込み、一緒に戦うこととなる。

感想

キエフの軍隊すごいね。ビシッと揃えた制服が、豊富な資金力を物語ってる。国際交易が盛んで儲かっていたんだね。

明らかにヴァイキングより文明が進んでて、勝てる気がしない。アイヴァーのドヤ顔が目に浮かぶわ。ビヨルンがんばれ。

 

10話:万全の策

ハーラル王は配下の王に加勢を求めるが、集まったのは少数だった。

身重のグンヒルドは作業中に海へ落っこちて流産してしまう。慰める第2夫人はビヨルンこそがノルウェーの王にふさわしいと言う。

それを聞いていたハーラル王は嫉妬して、第2夫人を無理やり犯す。

一方、キエフでは、生き返ったヴィトゼルクがやる気を出してる(よかったよかった)

それぞれの地にいるビヨルンとアイヴァーは、相手の出方を予想し、戦略を練る。

そしてルーシ族が大艦隊でやってきた。すごい数だ。アイヴァーが乗ってる船だけ手漕ぎじゃなくて、水かきの水車を回転させて進んでる(強そー)

そうこうしているうちに、ハーラル王とビヨルンは討ち死にし、ルーシ族が勝利する。

感想

丘から転がすウニみたいなでっかいやつ怖いー。最後に燃えるし、誰が考えたの?あんな武器。

ビヨルンもアイヴァーも他人のふんどしで相撲を取ってるだけで、ラグナルの七光りを利用しすぎじゃないかな。部下たちとの心の交流もあまり描いてないから、トップに立てるような人物だとは思えない。

まぁロングコートのアイヴァーはイケメンだけどさ。飛んできた弓矢をよけたり動体視力が凄いんだわ。

ヴィトゼルクも結構好きだから、見た目だけでこの2人を応援してしまう。2人は小柄に見えるけど、調べると180cm以上あるんだね。周りが大きいってことか。

 

外の世界へ旅立つ物語をもっと見たかったけど、あと10話しかないから復讐だけで終わってしまいそう。兄弟で協力し合えばもっと発展できただろうに、もったいない。

★「海の覇者たち」ネタバレ感想

シーズン【1】 【2】 【3】 【4-1】 【4-2】 【5-1】 【5-2】 【6-1】 【6-2】 【6-最終話】

★「ヴァルハラ」ネタバレ感想

シーズン【1】


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