Netflixオリジナルドラマ「ヴァイキング~ヴァルハラ」のあらすじと感想を紹介します。
すごく楽しみにして待ってた。
とりあえず、スコール!
時は11世紀。イングランドに定住していたヴァイキングは、エセルレッド2世に排除される。その報復をするため、各方面にいるヴァイキングがカテガットに集結したよ。
ヒストリーチャンネル制作「ヴァイキング~海の覇者たち(全89話)」の100年後が舞台。
ネトフリ制作になったからキャスティングが心配だったんだけど、やっぱりねって感じ。私は圧倒的に華のある美男美女が見たいんだよー!
そんなこんなで新しいドラマを受け入れるのに時間がかかったけど、3話くらいからぐっと物語に入り込んで、いっき見してしまった。やっぱりヴァイキングの世界が好きなんだわ。
・キャスト
・前作のおさらい
・1話:ヴァイキング集結
・2話:世代交代
・3話:新生イングランド王爆誕
・4話:ロンドン橋落ちた
・5話:予言者現る
・6話:ノルウェー王
・7話:ウプサラの思い出
・8話:戦場のカテガット
・あとがき
キャスト
★ハーラル・シグルスソン王子(レオ・スーター)
ノルウェー王の王位継承第二位。まとめ上手な男。キリスト教徒のヴァイキング
★レイフ・エリクソン(サム・コートレット)
赤毛のエイリーク(グリーンランドに初めて入植した伝説の男)の息子。グリーンランド出身の船長で異教徒のヴァイキング
★フレイディス・エリクソン
レイフの妹
前作「ヴァイキング~海の覇者たち」のおさらい
まずは大好きな思い出を語ります。
カテガットに住むラグナルは、農業を営みつつ、下っ端のヴァイキングとして略奪に出かける日々を送っていた。
ある日仲間を募り、親友に作ってもらった船で、未開拓の西(イングランド)へ旅立った。
略奪は大成功をおさめ、どんどん地位をゲットしていった。
しかし栄枯盛衰で世代交代となり、次に4人の息子たちが奮闘する。
兄弟げんかで地元を取り合ったり、地中海の旅へ出たり、緑がないグリーンランドへ渡ったり、イングランドで戦争したり。
あれだけ行きたかったヴァルハラ(北欧神話における主神オーディンの宮殿)なのに、キリスト教に改宗したり。
それぞれが貪欲に人生を全うして、かっこよく散っていった。
めでたしめでたし
な物語です。
カテガットの位置関係
ここで前作の感想で載せた地図をもう一度紹介します(息子の中学の地図帳より)
カテガットはスカンジナビア半島の下あたりの海峡で、西へ海を渡るとイングランドがありますね。キエフに〇で囲んであるけど、前作のシーズン6で舞台になった場所。現実では今、大変なことが起こっていて心配です。
ちなみにレイフの故郷グリーンランドは左にもーっといったところ。よく手漕ぎの船で来たよね。
1話:集結したヴァイキング
それから100年後
イングランドに定住していたヴァイキングたちが追い出された。
各地にいるヴァイキングは、同胞の仇を討つためカテガットに集結する。
目的は一つなんだけど、キリスト教徒のヴァイキングと異教徒のヴァイキングはソリが合わず、なんだか上手くいかなそう。
そこにグリーンランドから来たヴァイキングもこっそり合流する。妹フレイディスに乱暴した男に復讐するために荒海を乗り越えてきたらしい。
その後、フレイディスが犯人の男を刺し殺し、捕まってしまう。ついでに兄のレイフも牢屋へ。
フレイディスという素敵な名のヒロインが美人じゃないなんて、どういうことだ?北欧の町の首長が黒人女性とか世界観が台無しだし。
1話は不満しか出てこなかった。
2話:国王の死
まとめ上手なハーラル王子が間に立ち、優秀な船長のレイフを旅のお供にすることで丸く収まった。
いよいよみんなでイングランドへ出発したよ。
1つの船にキリスト教徒と異教徒が乗ってるもんだから、いざこざが絶えない。宗教ごとに別けて乗ればいいのに、めんどくさい。
イングランド
年寄りのエセルレッド2世は床に臥せ、妻の王妃がローマ軍の要塞ロンドンの警備を強化する。
内向的な10代のエドマンド王子は隣のマーシアへ向かい、協力を求める。普段は敵対してるけど、敵の敵は味方ってやつね。兵を派遣してくれるってさ。
そうこうしているうちに国王の死を知らせる鐘が鳴り響く。
王妃が厄介そうな女だね。ヴァイキング側は熟した大人たちだから、イングランド側の方が応援する気持ちで見てしまう。世代交代の時期って面白い。
シーズン2(あるのか知らんけど)で青年に成長した王子が見れるといいな。
3話:新生イングランド王爆誕
イングランドのケントにて
イングランドの地に降り立ったヴァイキングたちは、ロンドンへの道中で一戦を交える。グリーンランド出身のレイフは人を殺したことがないと言っていたけど、なかなか良い戦いっぷり。
その後、エセルレッド王の死を知り、息子のエドマンドに狙いを定める。
ロンドンへ渡る橋にたどり着くには、手前の湿地帯が厄介。少人数で偵察に出るが、奇襲されて命からがら野営地に戻ってきた。
そこで死んだかと思ったレイフ生きてた。ハーラル王子と2人でさらに奥へ進み橋をチェックする。
ロンドンにて
国王が逝去し、内気だったエドマンド王子がキャラ変。戦略が上手くいって調子に乗ってる。
義母の王妃は未熟な王子の即位に反対してたけど、即位式が行われたよ。教育係のゴドウィンは裏で手綱を握る宣言をする。
純粋な王子に死亡フラグ立ちまくりでとても心配。
4話:ロンドン橋落ちた
レイフは湿地帯を超えるために、木を切り出しサーフボードを作成する。パドリングで川を進み、見張りをやっつけた。
そして小舟で橋脚にたどり着き、柱を切り出した。
一方、橋の上ではヴァイキング王のクヌートが、城壁から見下ろすエドマンド王を挑発しまくり。我慢ならないエドマンドが軍を率いて出てきたよ。あらあら…
盾の壁!でたー!
先陣を切るエドマンドが戦いながら向こう岸に渡ったら、橋が崩されるかも!って気付いて、慌ててUターン。1人だけ逃げ足が速いこと。でも間に合わなかったー
4話すごい盛り上がった。
レイフが橋の下でじっとしてるから、もーなにやってんの。とかイライラが募って、最後の最後で上手くいったのスカッとした。盛り上げ上手だね。
大人たちが少年を寄ってたかって虐めるのはツラかったな。まぁだいぶ調子に乗ってたけどね。王妃は王の後妻らしいから、母はこの世にいないのかな?大変な運命背負わされて泣ける。
5話:予言者現る
見事ロンドンに侵攻したヴァイキングたち。
ハーラルは復讐を果たすため、エドマンド王を殺そうとするが、クヌートに止められる。利用価値がありそうだ。
その後、エドマンドに協力する予定だったマーシアのエドリクが、様子を見て遅れてやってきた。
自分こそが次期イングランド王だとか言い出し、クヌートは首を斬り落とす(!)。そして自分こそが次期イングランド王だとぬかす。
ウプサラの村にて
予言者でたー!
「あなたはだれ?」
「私は過去であり、現在であり、未来である」
はぁ?このイラつかせる答え方が懐かしい。もったいぶるのムカつく。
前作のシーズン1でもウプサラの巡礼へ行ったけど、あの村好きじゃない。神聖すぎてすんごい疲れる。
レイフが前作の三男ヴィドゼルクにすごく似てるよね。アル中で大変だったなぁ。ヴィドゼルクが少年の頃に授かって酒を買うために売った腕輪を、レイフがつけてるの。
グリーンランドでも少年の頃に授かったりするのか?それとも父から受け継いだものとか?あの腕輪かっこいい。
6話:ノルウェー王
クヌートはエマ王妃の息子たちを誘拐から連れ戻し、ラブが生まれる。イングランドにとどまって、エドマンドと共同統治するってよ。
そして現在のノルウェー王の座をハーラルに譲る約束をする。
一方、玉座を狙っていたハーラルの兄オラフは、デンマークで留守番中のクヌートの妻に報告する。怒ってるわー。そりゃそうだ。
その後、ハーラルはカテガットに財宝を持ち帰り、戦勝の祝杯をあげる。愛するフレイディスが女戦士になってる。
なんだか急激につまんなくなってる…
フレイディスの物語に全く興味が持てない。華がないし色気もないし、ずっと見たいと思えないんだよね。どうしよう…
クヌートが手紙を読んでたけど、この時代のヴァイキングは字が読めるの?
7話:ウプサラの思い出
クヌートはデンマークが攻撃されたとの知らせを受け、イングランドをあとにする。代わりにクヌートの父スヴェン王がやってきた。
そんなとき、エドマンドは御付きの罠で落馬させられ、殺されてしまう。えー!
その後、クヌートの妻がやってきた。クヌートの妻と妻の初対面。これは厄介。
キリスト教徒のコーレ首長は幼少の頃、ウプサラで兄が生け贄になったことを思い出し、神殿や村を破壊する。
オラフはノルウェー王になるため、コーレに加勢して、カテガット乗っ取り計画を立てる。
そこに何か考えのある弟のハーラルが会いに来た。兄弟だけど全然似てない。
エドマンドの死の扱いが軽すぎてショック。つい最近までイングランド王だった人だよ?私はこんなに悲しいのに、誰一人として落ち込んでる人がいない。こんな世界はイヤだ。
8話:戦場のカテガット
カテガットを黙って出たハーラルは、コーレの味方についた。1人だけ顔面偏差値が高い。
ハーラルはキリストの教えを例にあげながら、和平交渉を持ち掛ける。カテガットのホーコン首長を説き伏せて、改宗させると提案する。
まぁまとまりませんわ。
そしてカテガットが戦場となる。
ハーラルは重傷を負うが、フレイディスが馬を用意して逃亡する。
カテガットでは、オラフが勝利を確信していると、イングランドからスヴェン王の船団がやってきた。みんなビビって蜘蛛の子散らして逃げてった。
一方、レイフは彼女を殺されて激おこ。そんなに好きだったっけ?
あとがき
副題が「ヴァルハラ」なので、北欧神話を信じる人々が中心の物語かと思っていたんだけど、キリスト教の主張が強くて想像していたのと違った。
ウプサラの村は好きじゃないけど、前作で強く印象に残ってる場所だったから、めちゃくちゃにされたのが本当に腹立たしい。それなのにフレイディスやレイフは「へ~」って感じで他人事。拝んでいた神が真っ黒こげになってるんだよ?
よく冷静にコナン君みたいに犯人を分析できるね。エドマンドの死の時もそうだけど、愛が足りない。
あと残念だったのは、ハーラルがヴァイキングに見えなかったこと。小綺麗すぎて見た目が現代の男だし、求心力がなくて誰からも慕われてる感じがないから、ヴァイキングの王には向いてないと思う。
演技力の問題かなぁ?
そしてヒロインのフレイディスも、レイフの彼女も可愛くないし。荒んだ物語のすき間のオアシスにはならなかった。
私にとってはキャスティングミスなドラマだったな。
でもこのコロナ禍でクオリティーを落とさずに作ったのは素直にすごいと思う。ほとんど外だし、息も白くて足元はぬかるんでるし、とても厳しい環境だよね。
すごい人数の兵士のぶつかり合いとか、どれだけ時間とお金がかかっているんだろう。と思うと、言いたいこと言ったけど「作ってくれてありがとう」という気持ちにはなる。
ハーラルの名前がさ、前作に魅力的なキャラのハーラル美髪王がいたから、どうしてもそっちを思い出してしまって困った。そしてフレイディスも第2章の主役の彼女でめちゃくちゃ可愛い子の名前だったんだよ。
全然違う名前にしてほしかったな。
やっぱり前作好きすぎてダメだ。また1話から見返してみようっと。
こんにちは。
僕も前作の海の覇者たちが大好きで、このところキエフの名がニュースで取り沙汰されるたびにヴァイキングを思い出してたら、ちょうどスピンオフが配信されたので全話一気見してしまいました。
やどっきーさんとはツボるポイントがわりと似てるようなんですが、このドラマに関してはキャスティングミスはあまり感じなかったですね。
淡々とストーリーが進んで全体的に盛り上がりに欠けるのは脚本・人物設定のせいかな。前作があまりに良かったので。
全24話らしいので今後に期待です。
やんばるさんこんにちは。
全24話なんですね!新情報ありがとうございます。
ブツブツ文句言いながらもなんだかんだ楽しんでます。
ブレスレットのくだりは気になりながら気付かなかったとこなのでありがとうございます。
前作と比較するとキャラが薄目なのは否めませんが、美形のエマ王妃がイケメンの初代ノルマンディー公(ロロ)の末裔っていうのに納得したり、ライバル(?)のエルギフ王妃役の女優さんがウォーキングデッドのスクラップ山のリーダーだったなあと思いだしたりしながら楽しんでます。
ヴァイキングものだけあって今回も長身の役者さん揃いですが、エルギフ王妃役の女優さんと、前作のアスラウグ王妃役の女優さんは公式プロフィールによると二人とも180cmあるとか。
背筋のピンとした立ち姿がカッコイイですね。